いまのB.O.L.Tを見逃さないでほしい
──カップリングの“OUR COLOR”は、SonoSheetの渡辺裕貴さんの作詞作曲ですね。はじめて聴いたときの感想を教えてください。
高井 : いちばん初期に「星が降る街」を歌ったときを思い出しました。リード曲とはちょっと違った感じで。自分が歌うっていう目線で考えたら、高い音をロングトーンですごい延ばしていて、「これは苦戦しそう」って最初のボイトレで心構えしてたぐらいで。人それぞれ価値観とかも違うけど、でもそれでいいんだよっていうのを伝えてくれるので、それをしっかり歌に乗せたいなって思いました。
内藤 : はじめて聴いたとき、イントロを聴いて頭を抱えました。「あ、私がこういう曲を歌うときが来たか」と思ったんですよね。B.O.L.Tの曲の中でもパンクっぽい感じじゃないですか。私が好きなアイドルの系統とちょっと似たところがあるパンクなんですよ。「私もこのパンクを歌えるときが来たんだ」と思ってすごく嬉しかったです。そのときの感情で音に任せて歌を届ける曲だなってすごい感じたので、ライヴやレコーディングもすごく楽しみでした。
──ちなみにその好きなアイドルって誰だったんですか?
内藤 : BiSHさんです。初期の頃、ライヴに行くぐらい好きだったんですよ。ソロで歌うときにも“オーケストラ”をカヴァーで歌わせていただいて。
──スターダストの先輩の私立恵比寿中学もBiSHとツーマン・ライヴ(2017年10月13日)をしていましたよね。
内藤 : あの日も行きたかったんですけど、レッスンが入ってて、友達にグッズを代購してもらいました(笑)。
──いい話ですね。白浜さんは“OUR COLOR”を聴いていかがでしたか?
白浜 : サビとか音がすごい高くて、ライヴで「こんな声出るんだな」って気づかされるような曲だったり。レコーディングとかでは、膝をめっちゃ曲げて、すごいお腹から声を出しました。これを歌いあげるようになりたいなって改めて思いました
青山 : これから歌っていくなかでどんどん成長を見られるなと思ったし、“スマイルフラワー”とも、励まされて自然に笑顔になっていくような共通点があると思うんです。
──“OUR COLOR”はソロのパートが多いですが、歌うにあたって意識した部分はありましたか?
青山 : 体の重心を下げてます。お姉さんたちが体を倒しているのを見ると、かっこいいなって思って。それを自分もマスターして歌いやすくなるように勉強しました。
白浜 : 重心を下にして、「深さが違くても」っていうサビの高い音で力強さを表現しました。私はちょっと顎が上にあがりがちでボイトレの先生にもよく言われて、ライヴでも体の重心を意識してみました。
内藤 : イントロがめちゃくちゃかっこいいじゃないですか。頭のところでどう歌うかによって、この曲全体の雰囲気も変わってくるよって言われましたし、自分でもインパクトやイメージが変わってくるなって思いました。もしフェスでこの曲を歌うことがあったら、違うところを観に行こうとしてた方も、歌いだしのところで足を止めて戻ってきてもらえるような歌を届けたいと思いますし、自分にプレッシャーをかけて歌ったほうがいいのかな、って考えながら歌いました。
高井 : 「誰もが自分の世界の中で / 生きてはいるけど」って歌って、続くサビに私の声をかぶせているところは、るんぱん(内藤)の歌いだしから曲の世界に入りこんで、自分の出てきた声に任せて歌って、その日その日で違う歌い方になってもいいんじゃないかなって先生と話したり。これから毎回飽きさせないように歌えたらなと思います。
──4月18日には〈KANDA SQUARE HALL〉でのワンマン・ライヴ〈BOLTSPRING 2021〉もあって、有観客の単独公演もコンスタントに開催できるようになってきました。あえて無邪気に考えるとするなら、今後はどんなことをしたいでしょうか?
青山 : やっぱりコロナ禍で声を出せないかもしれないけど、参加型で一緒にゲームをしたり踊ったり、新しい企画をして、「楽しいよ」って発信していって、ファンの皆さんがそれを目当てに来てくださるみたいなことができたらいいなと思います。
白浜 : まだできないことなんですけど、ライヴ会場でいっぱいのお客さんと一緒に歌いたいなって。以前ライヴで観たアーテイストさんがファンのみなさんと一緒に歌っていて感動したので、いつかB.O.L.Tでもしたいです。
内藤 : ちょっと恐れ多いんですけど、B.O.L.Tの曲を作ってくださった方々と対バンをしたいと思ってて。生のライヴでしか伝わらないものってあるじゃないですか。そういうものを見て吸収したいなと思います。曲を作ってくださった方のファンの方にも、B.O.L.Tの曲を気に入ってもらえたらいいなと思います。
高井 : この状況が落ち着いたら、やっぱり全国をツアーで周りたいな。東京まで遠征してくださった方が「生で聴いたら本当にいいね、最高だね」みたいなことを言ってくださったので、私たちの生のB.O.L.Tのサウンドを早くいろんな方に全国で感じてもらって、知名度も上げて、グループとしても私たち自身も成長していきたいと思います。いまのB.O.L.Tを見逃さないでほしいので、早く全国に行きたいです。
編集 : 西田健
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PROFILE:B.O.L.T
ももいろクローバーZや私立恵比寿中学が所属するスターダストプラネットに所属する内藤るな・高井千帆・青山菜花・白浜あやの4人によるアイドルグループ。
青山・白浜は現在中学1年生でスターダストプラネットの中でも最年少(2021.4月現在)。
2019年7月結成。2020年7月にメジャーデビューアルバム「POP」をリリースし、10月にはZepp TokyoにてB.O.L.T初のワンマンライヴを開催。
12月発売のファースト・シングル『Don’t Blink』ではBSテレ東 真夜中ドラマ「どんぶり委員長」の主題歌を務めるなど、その勢いからは目が離せない!
2021年5月19日には待望のセカンド・シングル『スマイルフラワー』をリリース!
■公式HP https://www.sdp-bolt.jp/
■公式ツイッター https://twitter.com/bolt715official