野外ライヴをやって水をまきたいです
──4曲目の「D.T.F.」は、KNOCK OUT MONKEYの提供曲。こちらも爽快なロック・ナンバーで、ライヴでのフロアを想像してしまいますね。
高井 : 聴いていたら、すごくお天気のいい青空と太陽とB.O.L.Tが港でジャンプしてる映像が浮かびあがってきました。「考えるな感じろ」っていうのを省略したのが「D.T.F.」なんです。ライヴでもみんなで「わー!」って無邪気にはしゃげたらいいですね。
内藤 : 今回のEPの中のイメージだと、空に近い感じの曲だなって。夏に発売されるには、すごくちょうどいい感じだと思いました。あと、今回のEPのなかでも特に遊び心がある曲にもなっています。夏のライブで楽しめたらいいなと思ってます。
──5曲目の「夜を抜け出して」は、名古屋のBACK LIFTの提供曲。この疾走感をどう表現しましたか?
青山 : この曲は1曲が物語みたいな展開になっています。最初は自分のことを「BAD GIRL」「SAD GIRL」と言っていたのに、最後は、ハッピーエンドで終わって、どんどん展開が変わっていくんです。それを表現できるように、最初は自信なさげに歌って、最後に行くにつれて、声量やテンションを上げていったりしました。
白浜 : 最初は「かっこいい曲だな」って思ってたんですよ。でも、歌詞をよく見ていくと、「あなた」の声が届かなくて、自分も自分のことが信じられなくなっていくんですよ。でも、そこからだんだん明るい方向に行ってる感じがして、すごくいいなと思いました。この曲のサビを、最後はみんなで歌うんですけど、ひとりひとり歌ってるところがあって。ひとりで歌うときは自分の感情をポンと出しているので、そこに注目してほしいです。
──6曲目の「雨のち晴れ」は、開花俊介さん作詞作曲編曲による、とてもエモーショナルなナンバーです。歌のポイントを教えてください。
高井 : エモいロックなんですけど、暗くなりすぎず、私たちの明るさは保ちながら歌いたいなと思って、ライヴでは笑顔を多めにしています。歌詞が本当に全部好きなんですけど、特にサビの「早くしなきゃ / こぼれてしまうよ」っていうところがメロディーも含めて好きです。こぼれてしまう雨なのか、嬉し涙なのか、悔しい涙なのか、いろんな想像が聴くタイミングによってできるので。あと、一番最後のみんなで一緒に歌ってる「雨のち晴れ 晴れ 晴れ」っていう部分も、ライヴで歌ってると、希望の光が差し込んでくるような感じがすごくするので、みなさんも曲の聴き始めと聴き終りで感情が変わってくるんじゃないかなって思います。
内藤 : ゆったりした曲だなと思ったんですけど、短い歌詞の中に、歌の主人公の成長がすごいなと感じるし、お天気と自分の気持ちが、ぎゅっと歌詞に詰め込まれた曲だなって思えます。それを伝えていきたいです。
──最後に、みなさんが、この夏にやってみたいことを教えてください。
青山 : 夏休みが始まって、学校でプールが始まります。だからみんなと「めっちゃ楽しみ」と言ったりしてて、今年こそは泳げるようになりたいなって思います。
──そこまで楽しみにしてるから、めちゃくちゃ泳げる人なのかと思いました。
青山 : あはは! 泳げないんです。クロールもできないから、練習したいです。あとは、B.O.L.Tで野外ライヴをやって水をまきたいです。熱中症対策にもなるし、楽しいし、一石二鳥だから、みなさんに思いっきり水をまきたいなと思います。
白浜 : 私は、もうプールが始まっていて、みんなで楽しくパチャパチャしてます(笑)。
──泳げますか?
白浜 : 泳げないんですよ(笑)。でも、潜ったりとか、足の甲を伸ばしたりとか、少しずつできるようになってきているので、なのちゃん(青山)より先に行けるかなとか思ったりして(笑)、一緒に泳ぎを覚えていけたらいいなと思います。あとは、夏休みってやっぱり宿題があるじゃないですか。それがもうすごく嫌ですね(笑)。早く終わらせたいです。もう夏休み前なのに、読書感想文の宿題が出ていて、それがまだ全然終わってないので、「早めに終わらせるタイプなんだよ」って自分に思い込ませて、ガーっとできたらいいなって……希望です(笑)。
内藤 : 私は海の家とかでライヴをしたいです。ファンの方も砂浜で暑いけど、そこでやる楽しさって思い出にもなるし。私の中でも夏のライヴは思い出に残ってたりもするので、やりたいなって思いますね。いい「Weather」にもっともっと出会えるといいと思います。
──EPのタイトルにうまくかけてきましたね! 高井さんはいかがでしょう?
高井 : 夏フェスでB.O.L.Tが優勝したいです。とにかく暑くてめちゃくちゃテンションが上がるし、その夏のタイミングでEPを発売させていただきますし。野外で聴くB.O.L.Tの楽曲が私はすごく好きなので、夏フェスをきっかけに、B.O.L.Tのライヴの楽しさの輪がもっと広がって、どんどんどんどん好きになってもらえたらいいなって思うので、この夏はB.O.L.Tが優勝したいなと思います。
編集 : 西田健
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B.O.L.T ディスコグラフィー
PROFILE:B.O.L.T
ももいろクローバーZや私立恵比寿中学が所属するスターダストプラネットに所属する内藤るな・高井千帆・青山菜花・白浜あやの4人によるアイドルグループ。 青山・白浜は現在中学1年生でスターダストプラネットの中でも最年少(2021.4月現在)。2019年7月結成。2020年7月にメジャーデビューアルバム「POP」をリリースし、 10月にはZepp TokyoにてB.O.L.T初のワンマンライブを開催。12月発売の1stシングル「Don’t Blink」ではBSテレ東 真夜中ドラマ「どんぶり委員長」の主題歌を務めるなど、その勢いからは目が離せない!
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