“More Fantastic”はいまのB.O.L.Tの代表曲のひとつ
──そして、アルバム『Attitude』が9月1日にリリースされた後、サード・シングル「More Fantastic」がドラマ『ごほうびごはん』のオープニング主題歌として、早くも12月15日にリリースされますね。
高井:スパンが早くてびっくりしました(笑)。
──ですよね(笑)。“More Fantastic”をはじめて聴いたときの感想を教えてください。
高井:いままでのポップでロックな楽曲の中でのB.O.L.Tらしさは、今回も組み込んでもらえてるなって思います。今回は、グルメドラマ『ごほうびごはん』の主題歌ということで、食べ物にまつわるワードがたくさん出てくるんです。歌詞のなかで、どれもが恋愛してる女の子の恋心に絡められています。「かわいい」っていうジャンルにも含められるし、ライヴの盛りあげパートにももってこいだと思う。いまのB.O.L.Tの代表曲のひとつですね。私たちB.O.L.Tの弾けている部分を、歌声でも、ダンスのパフォーマンスでも見せられる1曲をいただけたなって思います。
内藤:いままで以上にかわいい曲が来たな、って思いました。『ごほうびごはん』というドラマからインスパイアされているので、お料理をテーマにしていて、B.O.L.Tの中で1・2を争うガールズポップな曲なんじゃないかなと。この曲を聴いて、かわいらしい曲が好きな方にもB.O.L.Tが気になってもらえるきっかけになるんじゃないかなと思います。
白浜:私も最初に聴かせてもらったときに、「かわいい系なんだ!」って思いました。そのなかでもB.O.L.Tっぽさがあるのがすごくいいですし、1回聴いただけで口ずさみやすい曲だなって思いました。「初恋煮込んで3分待てば」っていう歌詞が、頭から離れなくて。ほかにもキュンキュンするような歌詞があるので、そういうところも注目してほしいなって思います。
青山:「世界が輝く魔法」とか、空想的な意味の歌詞が並んでいて。この曲を聴いていくなかで、頭のなかで「どんな料理が作られていくんだろう?」っていう空想が広がって楽しくて、あっという間に終わっちゃうような曲だなって思いました。みなさんとも「この料理が空想で広がっていたよ」とか語り合えるような曲になっているので、ぜひ聴いてほしいです。
──歌いこなしで意識したポイントはありますか?
青山:「冗談だって 幸せの材料」っていう歌詞があるんですけど、私が昔お母さんと一緒に冗談を言いながらクッキーの型を抜いたとか、そういう思い出がどんどん広がっていって、その懐かしさや楽しさを皆さんに伝えられるようにしたいと思って歌ってみました。
白浜:サビが終わった後の「内緒のKiss」っていうところがすごく音程が高くて、メリハリをつけるために「ス」でちゃんと止めないといけないんです。レコーディングは、めっちゃ本気の顔で挑みました(笑)。ライヴではがんばってかわいく歌いたいと思います。
内藤:「信じる気持ちで明日はもっとFantasy!」で元気に歌わなきゃいけないと思って、ここ最近でいちばん目を開いて歌ってますね(笑)。ライヴではかわいく歌いたいです(笑)。
高井:「初恋煮込んで」という歌詞は、「恋」をちゃんと強調するように歌いました。ドラマのオープニングで流れるから、いつも以上に元気に、弾ける感じで歌ってみましたね。「私が自分で決めたの」のところも、現実は空想よりもっと楽しいというメッセージが歌詞に込められているので、ここはちょっとセリフを言うような気持ちで、ちょっと勝手ながら、自分がドラマの主人公になったような気持ちで語尾を伸ばして歌ってみました(笑)。
──MV撮影で印象的なエピソードを教えてください。
内藤:いままでのB.O.L.Tのミュージック・ビデオで、いちばんカラフルでポップな感じになりました。私たちの衣装の主張も激しいし、派手でもあるので、ミュージック・ビデオもすごくカラフルでかわいく仕上がっています。最後まで見ても飽きないし、見れば見るほどいろいろな発見があると思います。
──なるほど、メンバーのみなさんの衣装に、それぞれマスタード、ケチャップ、チョコレートソース、ホイップクリームと書いてあるんですね。
高井:私たちがレストランで、ファンタスティックでヤバめなお料理をお客さんに提供しちゃうみたいなおもしろいストーリーが組み込まれています。B.O.L.T史上いちばんかわいい物語のMVなんじゃないかなと思います。最初は、調味料から始まって、人間になって、この衣装で暴れるっていう感じで、いろんな表情が楽しめるんじゃないかなと思うし、画面からの圧がすごいかもしれません(笑)。
白浜:キッチンみたいなところに、オムライスにケチャップとマスタードとホイップクリームとチョコレートがかかっているものが置いてあって、それが衝撃的でしたね。スタッフさんに「え、これ、なんですか!?」って言ったら、「あとで使うみたいですよ」って言ってて、結果は私たちがかけた魔法でした(笑)。お客さんに私は「ドリーミーホイップ!」って、ホイップクリームをかけたのが、そのオムライスでした。誰にも知らせないで、私ひとりだけドキドキしていました。
高井:私は「おー、ファンタスティック!」と思って見てました。
青山:レストランで撮影をしたんですけど、小物にB.O.L.Tって書かれていたり、私はチョコソース担当だったんですけど、チョコソースに「Made in Aoyama」って書いてあったり、私たちが生まれた年に作られている設定になってたり。写真も100枚くらい撮りました。