2020/05/01 18:00

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.62

OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)


TEENAGE VIBEは枯れない

色々な楽曲の根底に潜む「どれだけ今がくだらなくても、みんなで飛び立つしかないだろ」という感覚を垣間見ることがある。特に先日リリースされたkZmの “TEENAGE VIBE” の「Teenage vibe ずっと持ってるDo it Let’s do it / 俺らもいつか星になってく 知らね I don’t care」というリリックはまさに、絶望慣れした世代が軽々と先に突き進んで行く態度を描いているように思えた。その態度は今の時勢においても、出口の見えない絶望の中で踊ってやるという覚悟として現れている。SUSHIBOYSによる「超おうち時間」やS亜TOHのリンナ、Ken Truth中心とした2021surviveというプロジェクトなど、自分の目にうつるユースによるムーブの速さと未来への眼差しからは “TEENAGE VIBE” を感じずにはいられない。直接的な支援につながる活動をされている方に敬意とできる限りのマネーを払いつつ、未来をがっつり見ていこうと思わされます。なんせまだ遊び足りていなければ、遊び足りる時がくるとも思えない。高級マンションも外車も元々どうだっていいけれど、創造的な場所がなくなってしまった先で、慣れ親しんだ虚しさを丁寧な生活で埋めるなんて勘弁。これを書いてる自分ももはやティーンではないですし、年代は関係なくそれぞれのティーンエイジ・ヴァイブスを抱えながらあの場所に人に思いを馳せているのではないでしょうか。帰りたいですね。

この記事の筆者
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