クラムボン20周年、でもまだまだまあだだよ――これまでとこれからを繋ぐ、菅野よう子とのコラボ新曲ハイレゾで!

2015年2月11日『クラムボン 祝! 結成20周年スペシャルフリーライブ at 代々木公園』 photo by yoshiharu ota

〈もういいかい? ん まあだだよ 諦めて 諦めきれなくて 朝だよ〉ーー柔らかくも決意を秘めた歌声からはじまる新曲「yet」。2014年から2015年にかけて、結成20周年アニバーサリー・イヤーとして、精力的にライヴやリリース活動を行ってきたクラムボンから、久々のオリジナル作品が届きました。今作は「サラウンド」に大胆なオーケストラ・アレンジを施し話題を呼んだ菅野よう子が再びクラムボンとコラボレーション。アニメ「カウボーイビバップ」や「マクロス」シリーズの名曲をはじめ、ゲーム、CM、ドラマ、そしてさまざまなアーティストへの楽曲提供、プロデュース・ワークで知られる菅野が「yet」に魔法のように鮮やかなストリングス・アレンジを施し、まさに「名曲」と呼べる作品の誕生です。カップリングにはその菅野がアレンジした「サラウンド」を新たにミトがフルRemixした「サラウンド-出戻Re-mix-」、そして「yet」のインスト音源を収録。24bit/96kHzのハイレゾ音源だからこそ感じる音の重なり、響きで、この作品をこれからずっと愛してください。そして、本日発表となりました9枚目のフル・アルバム『triology』(トリオロジー)の発売、3月25日をお楽しみに!!

さて、追加になりますが、『yet』の発売日である2月11日に行われた代々木公園野外ステージにて行われたフリー・ライヴ。その写真が届きました。5000人を超える観覧者が集まりリリースを祝福したこの日の模様も、あわせてじっくり味わってください。

クラムボン / yet

【配信形態】
WAV / ALAC / FLAC(24bit/96kHz)

【配信価格】(各税込)
単曲 432円 / アルバム 1296円

【Track List】
01. yet
02. サラウンド-出戻Re-mix-
03. yet-instrumental-

変わり続ける不変のクラムボン、その旅の道中

photo by yoshiharu ota

未来はのんびり待っててもやってこないもの。今をひたすらにただ重ねておくもの。そう教えてくれたのはアルバム『2010』に収録されている「NOW!!!」だった。焦りの時には心を落ち着かせてくれるし、だらけている時には心を逸らせてくれる。クラムボンにはそんな万能薬のような楽曲が多々あって、聴けば喜びは増し、悲しみは軽くなり、焦りは地を蹴り出す一歩となる。思春期からお世話になり続けて早10年以上、クラムボンの音と言葉を添えることで、なんとかこなせてきた日が幾度となくあった。そのかつての「今」の重なりが、今も少し先の未来を想像させてくれている。

そんな音楽の作り手である3人ももちろん「今」を重ねてきた訳で、音楽の専門学校で出会いセッションしたあの今、その集まりに「クラムボン」という名前を与えたあの今、今、今、今たちが積み上がったものの上に20年という文字が浮かんでいる。そしてさらにその上に置かれようとしているものが本作『yet』。クラムボンの歌詞にはいつも本人たちを直接連想させない匿名性があるが、本作は明らかにバンドのこれまでを思わせる内容になっている。歌詞だけでなく、楽曲も走馬燈のように思い出を含んで駆け巡るかのよう。彼らの本領発揮とも言える耳なじみの良い美しいメロディーが、様々な音を絡め取りながらドラマチックに展開していく。本作のストリング・アレンジはJ-POP、CM、アニメ、ゲームなど多分野で多くの音楽作品を世に出してきたプロデューサー、菅野よう子が担当。オーケストラのように壮大で感傷的な音色たちは、決して偶然ではなかったこの20年、3人それぞれあらゆる感情を経てのこの20年、クラムボンの20年の重みを伝えている。曲単体が持つ強さは、同作に収録されているインストゥルメンタルのヴァージョンを聴いて頂ければより伝わるだろう。

ここに来てまた新しいバンドの顔を見た。いや、それは作品が出る度に思っていることで、今までも各々のソロ活動を大事にしていたり、アルバムの枚数を重ねる度に実験的な曲が増えたり、最近ではトリビュート・アルバムをリリースするなど、彼らは解体と構築を繰り返し、自らを更新し続けてきた。それは姿勢でもあり、挑戦でもあり、シンプルに興味でもあっただろう。ただ今回のコラボレーションに於いては、絶対的ないい曲を生み出す為に菅野よう子を巻き込んだという、今までにないほどの強い意図を感じる。この曲を最初に聴いて込み上げてきたものは、喉につまって私の胸と頭を熱くした。あれはきっと、「ずっと信じてきたものが間違ってなかった」という安堵と喜びだったのだと思う。

曲の中で原田郁子はこう歌う。〈百年先で 待っていてね と 夢みたいに そう 思う〉彼らの作品群の中に、2000年にリリースされた『苦楽無凡』というタイトルのアナログ盤がある。ずっとダジャレだと思っていたが、彼らの活動をたった四文字で表せと言われたらこれ以外にはあり得ないだろう。苦楽を携えた平凡ではない旅の道中、彼らはこの曲の上に立って20年の過去と100年の未来を見渡している。来た道のでこぼこさと行く道の果てしなさを実感しながら、過去が今に繋がり今が未来に繋がることを確認し、先を進む覚悟をこの歌に記している。クラムボンは続く。「yet(まだまだ)」と繰り返しながら。(text by 水嶋美和)

クラムボン 祝! 結成20周年スペシャルフリーライブ at 代々木公園

photo by yoshiharu ota

日時 : 2015年2月11日(水・祝) 14:00〜
会場 : 代々木公園野外ステージ

【セットリスト】
01. Re-ある鼓動 / 02. シカゴ / 03. パンと蜜をめしあがれ / 04. 茜色の夕日 / 05. 波よせて / 06. アジテーター / 07. yet / en. サラウンド

クラムボン過去作

Why not Clammbon!?~クラムボン・トリビュート

結成20周年アニバーサリー・イヤー記念作品!!
ストレイテナー、蓮沼執太フィル、salyu × salyu、レキシ、ハナレグミ、NONA REEVES、Buffalo Daughter、downy、GREAT3、TOKYO No.1 SOUL SET、HUSKING BEE、青葉市子、マイス・パレード、そして最後に小室哲哉。結成20周年を記念した総勢14組による豪華すぎるトリビュート・アルバム。

>>全曲解説はこちら

クラムボン / NOW!!! (24bit/48kHz)

OTOTOYがハイレゾをはじめるきっかけとなった作品!!
2009年、OTOTOYの前身"レコミュニ"時代、高音質配信を検討していた我々とクラムボンより高音質で出したいという希望が合致し実現。24bit/48kHzのミックス・マスターをノン・マスタリングで配信。8ビートで刻まれるピアノが鼓動を高め、クラムボンとしては類を見ないほどアップ・テンポな曲に仕上がっている。

クラムボン他過去作

原田郁子 Works

原田郁子&ウィスット・ポンニミット / Baan

原田郁子(クラムボン)と、タムくんの愛称でお馴染み、タイの人気漫画家ウィスット・ポンニミットによるコラボレーション・アルバム。かねてより競演を重ねてきた2人による今回のアルバムは、タイのタム宅で録音され、ピアノ、アコースティック・ギター、ドラムによるシンプルな演奏に、やわらかく響く歌声で構成されている。ライヴで数回披露された曲と書き下ろしの新曲ばかり。

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独占音源!!!
原田郁子 / 「cocoon」サウンドトラック

マンガ家・今日マチ子の「cocoon」を原作に藤田貴大が主催する演劇団体「マームとジプシー」によって舞台化。舞台の音楽を手掛けたのはクラムボン、原田郁子。舞台のために書き下ろされた新曲「とぅ まぁ でぃ」をはじめ、ソロ曲「青い闇〜」や「風色夏恋」の新録、フィッシュマンズやbloodthirsty butchers、ニール・ヤングなどのカヴァー曲を含む、全32曲。

>>購入・特集ページはこちらへ

独占音源!!!
原田郁子+高木正勝 / TO NA RI (2.8MHz dsd + mp3)

レコーディング・スタジオでの一発録りをライヴとして公開し、そこでDSD収録した音源を配信するイベント“Premium Studio Live”。その第2弾として、クラムボンの原田郁子と、映像作家としても活躍する高木正勝の2人を招いて行われた際の記録。天井高のあるスタジオに2台のグランド・ピアノ… STEINWAYのフル・コンサート・サイズとセミコンサート・サイズを設置。良質な響きの中で、原田と高木がそれぞれ自由にピアノを弾きながら、お互いの作品を変奏し合うようなセッションが繰り広げられる。原田の力強いボーカル、高木の繊細なボーカルそれぞれの魅力を存分に味わうことができるほか、飛び入りで参加したOLAibiを交えてのリズミックなパートも聴きもの。

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ミト Works

配信限定
田上トパーズ! オリジナル・サウンドトラック

NHK-BSプレミアムで全国放映された滋賀発の地域ドラマ「田上トパーズ!」(たなかみトパーズ)。大人気アニメ「けいおん!」のモデル地である滋賀県・豊郷を舞台としたガールズ・バンドの物語であり、”リアル「けいおん!」”とも呼ばれるこの物語の音楽を担当するのがクラムボンのベーシスト、ミト。アニメ好きのミトが作り上げた珠玉のサウンドトラックがが配信限定リリース。

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mito / DAWNS

ソロ3部作を発表した前作からは、5年ぶりの新作。初となるmito名義の『DAWNS』は共同レコーディングに美濃隆章(toe)、マスタリングに砂原良徳、演奏他参加では柏倉隆史(toe)、徳澤青弦カルテット、コトリンゴ、Ametsub、agraph、haruka nakamura、Uyama Hiroto、益子樹(ROVO)、斉藤哲也(UooB)が参加。さらに、作詞では盟友である磯部正文(ex HUSKING BEE)、細美武士(the HIATUS)、 中川翔子や平野綾などの作詞・楽曲提供で活躍中のmeg rock(メグロック)、 そして、対訳にパーソナリティのクリス智子が参加。

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伊藤大助 Works

太陽と月、ひとつになるとき -EP(24bit/48kHz)

2012年の1月に高野寛とクラムボン伊藤大助で新結成された2人組バンドの音源が到着。バンド名も決まらぬうちに始まったツアーのライヴ会場で限定販売していた音源3曲に、新曲「太陽と月、ひとつになるとき」の新録が加わった4曲入りEP。

PROFILE

クラムボン

福岡出身の原田郁子(Vo, Key)、東京出身のミト(Ba)、北海道出身の伊藤大助(Dr)が専門学校で出会い、1995年に結成。シングル『はなれ ばなれ』で、1999年にメジャー・デビュー。当初よりライヴやレコーディングなどにおいて様々なアーティストとのコラボレーションを重ね、楽曲提供、プロデュース、執筆活動など多岐に渡る活動を続けながら、バンドとして独自のスタンスを築き上げている。2011年4月には2枚のベスト・アルバムをリリース。来年で結成20周年を迎えるにあたり、2014年よりさまざまなアニバーサリー企画を予定している。第1弾に初のPV集、第2弾にメンバー監修のバンドスコアを発売。12月3日にトリビュートアルバム『Why not Clammbon!?~クラムボン・トリビュート』を発売し、2015年初頭には5年ぶりとなるオリジナル・アルバムをリリースする。

>>クラムボン Official HP

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レヴュー

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