
The SunPaulo の圧倒的なライヴ・パフォーマンスを音質HQDファイルでお送りします!
佐藤タイジとSound Producerとして活躍する森俊之によるプロジェクトThe SunPaulo。エレクトロ、ミニマル、ロック等の様々なジャンルを融合させて、独自のダンス・ミュージックを追求する彼らの迫力の高音質ライブ音源が遂に発売! 録音からミックス、マスタリングをオトトイで行い24bit/48KHzのHQD音源で送るこのライヴ・アルバムは、2010年2月20日に渋谷club asiaにて行われた主宰のパーティ“WISDOM”の圧倒的なライヴ・パフォーマンスを記録。ハイ・テンションでアッパーなダンス・ミュージックを高音質ファイルでお届けします!
タイトル : Live Archives disc1 2010.2.20 WISDOM@club asia アーティスト : The SunPaulo
vocal、guitar : 佐藤タイジ
keyboard : 森俊之
recorded by 溝口紘美
mixed & mastered by 高橋健太郎
<トラックリスト>
1. Santeria Autillana
2. Who I Am?
3. Turn on, Tune in
4. Really really drop out.
5. Close To You
6. People Get Ready
"WISDOM" 2010.2.20@club asia LIVE REPORT by 水嶋美和

彼らのライヴを初めて見たのはRISINGSUN ROCK FES. 2007の一日目。明日に備えてもうそろそろ寝ようかとテントに戻った24時過ぎだった。寝袋に入った所で微かに聴こえてくるダンス・ミュージック。耳にして一分足らずでテントから飛び出し、ステージに走った。着いた先のステージには黒い衣装に被り物という奇妙な出で立ちの三人組。奏でるはギター、キーボード、ドラム。きらめいた電子音が脳のトランスを誘い、力強いリズムが地に体を繋ぎとめ、エモーショナルなエロディと声が胸を熱くさせる。突如現れたこのThe SunPauloというバンドが何者なのかを把握する間もなく、音に踊らされ熱に浮かされた。
衝撃の出会いの翌朝、そのメンバーがのボーカル兼ギターの佐藤タイジと、「日本で最も忙しいドラマー」と称される沼澤尚と、椎名林檎やスガシカオなどの名プロデューサー兼キーボーディスト森俊之だという事に再び衝撃を受ける。なるほど、かっこいい訳だわ! しかし、まさかロックでファンクな印象の強い佐藤タイジが、まさかこんなエレクトロ・ユニットをやっていたとは!
その衝撃のステージから約二年半が経った2月20日、再び彼らのライヴを見るべく渋谷道玄坂にあるclub asiaに訪れた。23時OPENのオールナイト・イベント‘WISDOM’。が登場するまでの逸る気持ちをDJに託して踊り続けるも、2時過ぎた辺りには襲い来る眠気に打ち勝てずトボトボとフロア後方に向かった。その瞬間、大音量のエレクトロと共に彼らはステージ上に現れた。約二年半前と同じ様に嬉々としてステージ前に飛びつく。さすがの眠気も疲労も、興奮には勝てないらしい。
現れたのは佐藤タイジと森俊之のみ。「日本で最も忙しいドラマー」は多忙の為2008年に脱退していた。沼澤尚の鳴らす人力のリズムが無くなった事でその即興性が失われるのではないかと懸念していたが、代わりに森俊之の鳴らす四つ打ち音が佐藤タイジのギターに映え、エレクトロ感が数倍にもなり音がよりきらめいて聴こえた。そしてステージ上で電子音に熱を加えフロアに放つ二人の姿は以前よりも自由に見えた。これほどまでに挑発的なグルーヴはエレクトロならでは! クラブのオール・ナイト・イベントという事もあってかの事を知らないという人も多数居たが、始まってしまえば彼らのもの。最初からその高揚感に飲み込まれるべく誰もが飛びはね体を揺らし、フロアの揺れは横から縦に変わった。3時前から明け方に向かう時間帯、いくら眠らない街渋谷と言えど、こんな時間にこれほどの熱狂が起きているのは、ここclub asiaだけだっただろう。熱狂は4時半まで続いたが、一瞬も落ち着く間は無かった。佐藤タイジが「みなさんはラッキーです」と言い残しライヴは終了する。色とりどりのライトに浮かび上がった妙な形の二つの影はステージから消え、熱冷めやらぬフロアの人々はすかさず始まった次のDJで踊り続けた。私はというと、緊張と興奮から解放されてへたった体でふらふらとクラヴを出て、早朝のくせに人通りの多い渋谷の中を歩き、耳に残る残響と余韻を始発の山手線で楽しんだ。(text by 水嶋美和)

PROFILE
The Sunpaulo(WISDOM recordings)
ロック・スター佐藤タイジと天才プロデューサー森俊之による謎のエレクトロ・ユニット。 結成はおよそ2000年。'03 1stアルバム『After the Eclipse』をリリース。'05 自ら主宰するパーティー "WISDOM" をスタート。'06 LIVEアルバム『Live WISDOM』 をリリース。'07 2ndアルバム『Electric Wisdom Sound System』をリリース。'08 Malicious Damage (UK) とライセンス契約。クラブ系のパーティーはもちろんのこと、フジロック、ライジングサン、サンセット等、国内の野外フェスでは、ハイ・クオリティな演奏とハイ・テンションなパフォーマンスがハイ・エンドな衣装と相まったステージで、フェスのハイ・ライトを演出し続けている。ドラマーの沼澤尚脱退後、よりエレクトロ度、ダンス度を増した新生The SunPaulo。2009年4月にリミックス・アルバム『PEOPLE GET READY』、6月フル・アルバム『ONE PEOPLE』をリリース。リリース・ツアーにおいては、ALTZ、RYUKYU DISCO、田中知之(Fantastic Plastic Machine)、KEN ISHII、桑田つとむ等と共演、更に奄美皆既日食音楽祭へ出演するなど話題を呼んだ。2010年10周年を迎えたThe SunPauloから引き続き目が離せない!
- 「The Sunpaulo」official site : http://www.sunpaulo.com/
The SunPaulo Discography
One People / The SunPaulo
ドラマーの脱退により音数が少なくシンプルになった結果、二人の持つ繊細さと大胆さが浮き彫りになったニュー・アルバム『ONE PEOPLE』は、エレクトロ、ミニマル、アコースティック、ロック、の要素。つまりELEKTROCKSTAR佐藤タイジとELEKTRODUCER森俊之の持てる力を存分に発揮した、まちがいなく彼らの最高傑作だ。
PEOPLE GET READY / The SunPaulo
今回で三作目となる『PEOPLE GET READY』はThe SunPauloが初めて挑むリミックスとオリジナルが混然一体となった意欲作だ。しかもさすがThe SunPaulo! リミキサーの豪華さったらとんでもない。JIMMY EDGAR (WARP)、YOUTH (The ORB、THE FIREMAN)、井上カオル、O.N.O。彼らの交友関係の広さが窺える。しかもダブ味あり、エレクトロ味ありダンス・シーンの宝石箱?!
激売れ中! 佐藤タイジ参加のTHEATRE BROOK LIVE ARCHIVES シリーズ!
Live Archives Disc1 2005.9.30@LIQUID ROOM / THEATRE BROOK
THEATRE BROOKの復活を記念し、2005年に恵比寿リキッドルームで行われた情熱的なライブ音源を、『Live Archives』シリーズとして4ヶ月連続で販売。この音源が聴けるのはOTOTOYだけです。
<トラックリスト>
1. opening
2. 欲望の轍
3. 大統領
4. 幸せと踊る時
5. 世界の終わり
Live Archives Disc2 2005.9.30@LIQUID ROOM / THEATRE BROOK
<トラックリスト>
1. 目覚めのLove song
2. 生理的最高
3. Reincanation
4. September
5. BABY