ソウル・フラワー・ユニオン 最新MVが完成!
' ソウル・フラワー・ユニオン / キセキの渚<ミュージック・ビデオ>
2011年12月にリリースされた最新アルバム『キセキの渚』より、リード曲「キセキの渚」のミュージック・ビデオが完成! バンドのエネルギッシュな演奏と、その合間に映りこむ被災地の風景や人々。ソウル・フラワー・ユニオンの2011年の活動を、彼らの軌跡を、どうかこの作品から感じとってみてください。
価格 : 300円
販売形式 : movファイル
ソウル・フラワー・ユニオン / キセキの渚
01. キセキの渚 / 02. ホモサピエンスはつらいよ / 03. ダンスは機会均等~内田直之の越境ダブ盆唄編 / 04. 斎太郎節 / 05. 郡上節(春駒~八竹) / 06. いちばんぼし / 07. 偉大なる社会 / 08. 雑種天国 / 09. キセキの渚<インスト>
※収録楽曲に関するおことわり
「キセキの渚」CDパッケージ4曲目に収録されています「おいらの船は300とん」は、オリジナル楽曲の著作権管理会社の都合により音源配信が認められておらず、購入できません。通常の配信価格より減額しております。ご了承ください。
★購入者には特典としてデジタル・ブックレットのPDFが付きます!
「2011年の活動をソウル・フラワー・ユニオンの作品としてちゃんとまとめておきたかった。何とか年内、間に合ったよ」
2011年12月に9曲入りのミニ・アルバム『キセキの渚』をリリースしたソウル・フラワー・ユニオン。リリース時のインタビューでバンドの中心人物である中川敬は、冒頭のように答えていた。なぜ、2011年が過ぎ去る前にこの作品をリリースしておきたかったのか。彼らのこれまでの活動記録を辿ればその理由はすぐにわかる。
1995年に起こった阪神淡路大震災で、ソウル・フラワー・ユニオンは被災地で「出前慰問ライヴ」を行うために別名義のユニット、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットを結成。エレキ・ギターを三線に、マイクを拡声器に持ち替え、電力を使わないチンドン・スタイルで老若男女問わず大勢の前で演奏して回った。そこの出会いを唄に刻み込み、同年震災の一カ月後に楽曲「満月の夕」を発表。そして2011年3月に起こった東日本大震災。その4日後、中川敬は制作中のソロ・アルバム『街道筋の着地しないブルース』に収録予定だった「満月の夕」のラフ・ミックスをオフィシャル・サイトに公開。その後、アルバムの制作を進めながら、4月にメンバーの高木克、奥野真哉たちと共に東北地方の被災地に赴き、5月以降、「ソウル・フラワー・みちのく旅団」として石巻、女川、南三陸、気仙沼、陸前高田、大船渡などの11カ所の避難所で演奏した。
その中でも象徴的なエピソードはやはり、蒲鉾会社『高政』の三代目代表、高橋正樹とのターン・テーブルを介した出会いではないだろうか。中川が女川街道沿いの波止場で見つけた、“瓦礫”に埋もれたターン・テーブル。それを写真に撮りTwitterに投稿したところ、彼のフォロワーでありファンであった高橋が「たぶん俺のです」と返信する。後日、共に女川の海岸沿いに確認しに行くも冠水が始まってしまい、「後日また来ます」と一瞬諦めるも、その後すぐに海の中のターン・テーブルの元へ走り出し「これ、俺のです!」と号泣しながらターン・テーブルを掲げたという。しかも彼は学生時代、阪神淡路大震災時の「出前慰問ライヴ」を手伝っていたというから驚きだ。いや、そこまで驚くほど運命的なことではないのかもしれない。震災の被災地のみならず、米軍基地問題に揺れる沖縄・辺野古での音楽フェス「Peace Music Festa!」、日本最大の簡易宿泊街・釜ヶ崎(旧名称。現大阪市西成区の一部)での野外ライヴ、東ティモール共和国の独立式典など、様々な“社会的な現場”へ赴き、そこでの出会いを唄に刻みつけ、発信し続けて来た彼らに、今回は運命の方が引き寄せられてきたのではないだろうか。
重ねられてきた現場での出会いと揺るぎない信念、人間のもつ逞しさと記憶の中の心象風景、想像力。ソウル・フラワー・ユニオンの音楽の魅力は「才能」なんて抽象的な言葉では説明できない。海の中でターンテーブルを掲げ号泣する青年。この光景は中川の脳裏に焼きつき、ずっと頭に残っていた。2011年に訪れた被災地での出会いを音楽に記録すべく、2011年に発表された作品『キセキの渚』。このキセキが「奇跡」なのか、「軌跡」なのか。そしてその「キセキ」が何を指しているのか。その答えはこの映像の中で流れてゆく音と言葉、映像の中に映り込む数々の被災地で撮影された写真を見て、あなたなりに見つけてほしい。(text by 水嶋美和)
>>『キセキの渚』リリース時の中川敬インタビューはこちら
ソウル・フラワー・ユニオン MUSIC VIDEO
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中川敬 / ソウル・フラワー・ユニオン DISCOGRAPHY
LIVE SCHEDULE
ソウル・フラワー・モノノケ・サミット
ソウルフラワー・モノノケサミット歌初め! 夢の歌謡ショウ! 2012
2012年2月9日(木) @京都磔磔
OPEN 17:30 / START 18:30
前売り 4,000円 / 当日 4,500円 (税込・ドリンク別・整理番号付)
2012年2月11日(土) @下北沢GARDEN
OPEN 18:00 / START 19:00
前売り 4,000円 / 当日 4,500円 (税込・ドリンク別・整理番号付)
両公演ともにゲスト : 二階堂和美、上間綾乃
中学生以下は入場無料(保護者同伴)
障がい者に付き添いの介護の方1名は入場無料とさせていただきます。( 障がい者手帳を必ずご持参下さい。)
「ソウルフラワー基金」について
長きに渡り阪神淡路大震災の被災地への寄付を続けてきた「ソウルフラワー基金」が、2011年3月11日の震災を受け、東日本の被災地への支援へと切り替わりました。
PROFILE
ソウル・フラワー・ユニオン
80年代の日本のパンク・ロック・シーンを語るには欠かせない存在であったメスカリン・ドライヴとニューエスト・モデルが合体する形で、'93年に結成。'95年、阪神淡路大震災を機にアコースティック・チンドン・ユニット「ソウル・フラワー・モノノケ・サミット」としても、被災地での演奏を中心に精力的な活動を開始。'99年には、韓国にて6万人を集めた日本語による初の公演を敢行。トラッド、ソウル、ジャズ、パンク、レゲエ、ラテン、民謡、チンドン、ロックンロールなどなど、世界中のあらゆる音楽を精力的に雑食、それを具現化する祝祭的ライヴは、日本最強のオルタナティヴ・ミクスチャー・ロックンロールと評される、唯一無二の存在として、国内外を問わず高い評価を得ている。
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>>「REVIVE JAPAN WITH MUSIC」中川敬インタビュー
>>9/28-29「ソウル・フラワー・みちのく旅団 被災地ライヴ・ツアー」レポート
中川敬参加の東日本大震災救済支援コンピレーション『Play for Japan Vol.7』の購入はこちらから