宇宙人、来襲! 無論、バンドのことである。昨年、高知県より突如として姿を現し、フジロックに出演する。今年7月には神聖かまってちゃんを輩出したレーベル、Perfect Musicよりシングル『アメーバダンス / あこがれのネクタイ』をリリース。相対性理論直系のポップでキャッチーな女性ボーカルとスペーシーなギター、なのにどこかぬるっとした得体の知れぬ音楽と正体不明のビジュアルが話題を呼んだ。そして今回はミドリ、あふりらんぽを輩出した関西の老舗レーベル、GYUUNE CASETTEよりフル・アルバムをリリース。タイトルは『お部屋でミステリーサークル』。ジャケット画像と合わせて、いよいよ怪しくなってきた。宇宙人は今、その全貌を世間にさらし始めている。人類の未知との遭遇の日は、もうそんなに遠くはないのだ。
その瞬間をどのようにして迎えようか。東京は高円寺で夜な夜な行われているSF飲み会(SF好きが集まってSFについて語るだけの会合)で、宇宙人について緊急会議が行われた。あ、いや、宇宙人といってもバンドの方のね。これから記す会話内容はその一夜の記録である。
文 : 水嶋 美和(ボビー)
参加者 : 水嶋美和(ボビー)、池田社長、カシマエスヒロ(BOSSTON CRUIZING MANIA)、久恒亮(Alan Smithee's MAD Universe)、ヤノアリト(TACOBONDS)、水嶋健(ボビー兄)
早くもアルバムが登場!
宇宙人 / お部屋でミステリーサークル
高地より突如現れた4人組「宇宙人」のファースト・フル・アルバム。これまでライヴも数えるほどしかないほどに地下活動を続けていた彼らだが、昨年「FUJI ROCK FESTIVAL '10」の出演が話題を呼び、2011年にその存在が徐々に明らかになってゆく。
【Track List】
1. アメーバダンス / 2. 点 / 3. キンバリー先生と朝食 / 4. ある日のできごと / 5. あこがれのネクタイ / 6. ヤノコーイチ / 7. ふりかえる、フレネミー / 8. 自分勝手にタイムコントロール / 9. 生活ガイド / 10. サイとんで、サイレン、ナイ / 11. ワー / 12. フリーマン先生と夕食 / 13. おばけ
彼女達のデビュー作もチェック!
宇宙人 / アメーバダンス/あこがれのネクタイ
【Track List】
1. アメーバダンス / 2. あこがれのネクタイ / 3. 脳がかゆい / 4. ヘヴィ〜メタルバイオレンス
SF座談会スタート
池田社長(以下、池田) : 最近宇宙のニュース多いよね。ダイアモンドで出来た星が見つかったり、銀河が衝突したり。
カシマエスヒロ(以下、カシマ) : その星がブラックホールに吸い込まれる瞬間の映像が流れてたね。で、今日はバンドの宇宙人の話? 宇宙人の話?
水嶋(以下、ボビー) : 両方しましょう。
池田 : 見たことはあるの?
ボビー : え、宇宙人? ないです。
池田 : バンドの方だよ!
ボビー : 両方見たことないです。
カシマ : 宇宙人っていうぐらいだから、グレイみたいな格好してんじゃないの?
ボビー : ひどい発想ですね(笑)。
ヤノアリト(以下、アリト) : アー写も絵しかないんだよね。
ボビー : 最近までHPすらなかったんですよ。
カシマ : 情報として、とっかかりが「宇宙人」ってとこしかないのね。
カシマ : ほら見て、この女の子だけ浮いてるよ。
池田 : これ、浮いてるんじゃなくて後ろに立ってんじゃない?
ボビー : いや… 腕のところが透けてるし、はっきりしないですね。
カシマ : そういうのすらかっちり見せない。絵が下手なのかわざとなのか。
池田 : でもこれ宇宙人じゃないじゃん。人間じゃん。
ボビー : でもいいアー写だと思うんですよ。三島由紀夫の「美しい星」を思い出しません? 自分達は宇宙人だって思いこんでる家族の話。盲信的で気持ち悪いけど、なんかきれい。
水嶋健(以下、水嶋(兄)) : 三島さんってそんな変な人なの?
ボビー : UFOを観測するための同好会に通ってたらしいよ。
水嶋(兄) : 僕らの親戚のおじさんがすごい宇宙人オタクだったんですよ。小さい頃おじさんの家に行くといつも宇宙人の本やUFOの写真集を見せられて… 。
池田 : 怪しい人だな。
ボビー : 怪しい人ですよ。
水嶋(兄) : そこに載ってた修道女のような宇宙人がトラウマになってるんです。
ボビー : 宇宙人総カタログ持ってきたから、そこに載ってるかも。
池田 : 宇宙人じゃないでしょ、これ。
ボビー : どうみてもコスプレした地球人ですね。
池田 : 右とか溶接工じゃん。
池田 : 下の絵、酷過ぎるよ!
カシマ : 何で急に手を抜くんだよ! ベルトしてるし!
ボビー : 修道女みたいな宇宙人は出て来なかったね。
アリト : こういう本を真面目に作る仕事って楽しそう。どこで買ったの?
ボビー : これは中野ブロードウェイの「まんだらけ大予言」で。UFOコーナーの横には美輪明宏コーナーがありました。
池田 : 何かわかる気がするね!
(久恒亮、登場)
ボビー : ミスターSFが来た!
池田 : ミスターSFってかっこいいな。
久恒 : いや、ダサいでしょ。今日は俺がSFにはまるきっかけになった本を持ってきました。「怪獣大百科」!
一同 : おおーーー!
池田 : 怪獣も宇宙人だよね。
カシマ : いや、怪獣はそれぞれに設定があるから宇宙人と宇宙人じゃないのがいるよ。
(怪獣の話がしばらく続くので割愛)
ボビー : で、宇宙人の話に戻ります。
水嶋(兄) : インタビューはNGなの?
ボビー : という訳でもないんです。ただ、まだ会いたくなかったんですよね。もうちょっと妄想で楽しみたくてこの会の議題にしようかなと。せっかく参加者がほとんどミュージシャンなのに毎回ろくに音楽の話してないし。もちろん純粋に宇宙人の音楽が好きなので、会いたい気持ちもあります。会いたいと会いたくないのせめぎ合いです。
アリト : 実は今まで、SF会で一度も宇宙人の話をしてないんですよ。
久恒 : だって、宇宙人は大前提じゃないですか。
ボビー : 久恒さんにとって宇宙人はSFじゃないんだ!
池田 : ノンフィクションなんだ!
カシマ : 宇宙人を何と定義してるか、人によって違うよね。
池田 : 未来人って説がある。
カシマ : あ、その宇宙人が未来人だって説を最初に思い付いたの、俺なの。
一同 : 爆笑。
アリト : だってカシマさん、言うても40年ちょっとしか生きてないじゃないですか。その説そんなに新しいの!?
カシマ : ほんとだって。
ボビー : 指先ばかり使うから指が長くなる。運動しなくてよくなるから体が小さくなる。脳だけ発達して頭でっかち。今の人間が進化したらグレイ型エイリアンの形になるって話ですよね。
カシマ : そう、そういうことを俺は小学生の頃から考えてたんだよ。
水嶋(兄) : でもこれ、僕、小学校の理科の先生から聞きましたよ。
ボビー : カシマさん… 。
カシマ : いや、俺は70年代生まれだから、その頃の宇宙人ってタコ型の火星人なんだよ。未来はきっとボタンを押すだけで全てが済む世界になってるから、指はなくても手がいっぱいある。それで脳だけ発達して、タコ型に行き着く。移動手段も機械に乗ってるだけでいいから足もいらない。で、この話が来てからまた考えたんだよ。コミュニケーション手段も今はTwitterがあるから、文字さえ読めればいい。口が小さくなって、目が発達する。じゃあ音楽は? って考えたんだけど、もう既に骨振動があるんだよね。だから耳も無くていい。そうすると、どんどんあの宇宙人の姿になっていく。
池田 : 説得力はありますね。
久恒 : でもタコはないですよね。
カシマ : 俺も歳をとるにつれて、タコは無いなって思った(笑)。
池田 : でもタコって、人間と同じぐらいの知能があるんですよ。
一同 : なにそれ!
久恒 : ゴキブリは死ぬ間際にIQ300になるらしいですよ。
一同 : なにそれ!!!
アリト : じゃあゴキブリは「俺はこいつに殺されるのか…」って思いながら死んでるんだ! きもい!
久恒 : 宇宙人=昆虫型っていう話はあるよね。
ボビー : 宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務めている日本科学未来館で、3年前に「エイリアン展」という企画展があったんです。その中で科学者たちが真剣に他の星の環境で生きられる生命体の形を研究・発表してて、昆虫みたいな形のエイリアンもたくさん居ました。宇宙人=昆虫型説は科学の目から見ても有力なんじゃないですかね。
久恒 : 哺乳類と昆虫は容姿が違いすぎるから、どんなに進化しても交わらない。昆虫は宇宙人が地球に放ったものだっていう説もあるよね。
カシマ : 放射能にも強いし。
アリト : 宇宙人=未来人説で思い出したんですけど、すごい昔の古文書にUFOと宇宙人のことらしき記述が残ってるんですよ。
ボビー : それ、見に行きました! でも一般公開はされてなくて、その写真だけ石川県羽咋市の「コスモアイル羽咋」で展示されています。羽咋市は未だに日本国内でもUFOの目撃例が多い場所なんですよ。
宇宙人って人なんですよね
(店内に宇宙人の音楽が流れ始める)
池田 : あ、今かかってるの宇宙人?
アリト : 相対性理論っぽいね。
久恒 : 顔出しはNG?
ボビー : NGというか、公表はしてない。相対性理論っぽいんだけど、そこからプロデュース力を抜いた感じがするんですよね。天然っぽいっていうのかな。
水嶋(兄) : 相対性理論からロックを抜いた感じだね。
ボビー : うん、ぬるぬるしてる。掴めないというか。でもエッジは効いてる。
久恒 : 演奏上手いね。ドラムとか。
ボビー : 高知出身なんですよね。… みなさん、音楽の話になると口数が少なくなってきましたね。
アリト : 真面目に考えてるんだよ!
久恒 : ライヴは?
ボビー : POLYSICSとの2マンが決まってますね。あと透明雑誌とも。
池田 : … 全然宇宙人ぽくないね。
カシマ : 相対性理論だってアインシュタインっぽくないじゃん!
久恒 : 不思議ちゃんっぽい感じがあるよね。
池田 : 宇宙人って不思議ちゃんなの?
ボビー : あ、え、どっちの(笑)? 宇宙人?
カシマ : 情報をあまり出さないところも宇宙人っぽいよね。
ボビー : どういう意図でこんな名前付けたんでしょうね。
池田 : でも… メンバーに一人ぐらい本物の宇宙人いるかもよ?
カシマ : そうだよ、宇宙人なんてどこに居るかわかんないよ。だからこれはメッセージかもしれない。
アリト : にしては「宇宙人」って言っちゃってるし、露骨すぎますけどね(笑)。
カシマ : こんぐらいやんなきゃ地球人はわかんないんだよ!
ティロリロティロリロティロリロティロリロティロリロ(UFO登場の音が鳴る)
一同 : … 。
久恒 : 電話だ… 。(席を立つ)
ボビー : 呼んじゃったのかと思いましたね。
池田 : 完全に宇宙と交信したね。さすがミスターSF!
カシマ : でも宇宙人の中に宇宙人がいるっていう空想はいいよね。
池田 : だから顔出さないのかな。
ボビー : でも見た目は地球人に似せてるかもしれないから、顔出しは関係ないんじゃないですか?
カシマ : 見た目人間に決まってるよ! 地球に居る宇宙人はみんなそうしてるよ。「They Live」(88年公開のSF映画)だね。
ボビー : こうやって普通に話してるけど、カシマさんも宇宙人かもしれない。
カシマ : その可能性もあり得るよ。ていうか、そもそも俺らも宇宙に居るんだから宇宙人じゃん。この人たちは地球に対してはどうでもいいんだよ! 宇宙に対して打っていこうとしてるんだよ! まあ、日本語で歌ってるけどね。
ボビー : まずは日本からってことですね。宇宙語ってどんなだろう。
カシマ : 「ワレワレハ…」
アリト : 発想が昭和すぎる!
ボビー : (笑)。でもそう考えると、宇宙に一番近い音楽はノイズになるんじゃないかな。
アリト : 俺、「M.I.B(メン・イン・ブラック)」の設定がすごく好きで、宇宙人と共存してる世界への憧れはありますよね。でも宇宙人だったら概念自体がもっと違うはずだから、地球人にわかる音楽はやらないと思うんですよね。
カシマ : それをすると作品にならないじゃん。
ボビー : 地球の概念に合わせないと地球人に伝わらないから。
水嶋(兄) : 宇宙人の住んでるところには重力があるかもわからないし。
池田 : 形があるかもわからない。
カシマ : ふと思ったけどさ、宇宙人って「人」なんだよね。
ボビー : そう! だから「宇宙人」って結局人間の発想でしかないんですよね。
カシマ : 宇宙人って言うの日本だけなんじゃない? エイリアンは?
久恒 : 「外から来たもの」って意味ですね。
カシマ : 俺が幼少期に一番最初に思った宇宙人ってタコでしょ。その概念は誰がいつ作ったんだろう。
アリト : 宇宙人っていうか、火星人だよね。
カシマ : 俺がその理論を組み立てる時にもうひとつヒントになることがあって。
ボビー : どんな幼少期なんですか(笑)。
カシマ : ノストラダムスなんだよ。1999年に地球は消滅するけど、火星人が選ばれた地球人を助けに来る。だから俺の中では火星人=未来人なんだよね。
水嶋(兄) : 未来人といえばニュースになってましたよね。えーと… ジョン・タイター! 「自分は未来から来た」って、アメリカのインターネットの掲示板(日本でいう2ちゃんねる)に未来の予言をどんどん書き込んでいったっていう。
久恒 : ああ、タイムマシーンの人だ!
カシマ : 結構当たってるんだよね。
水嶋(兄) : 全部当たってる訳じゃないんだけど、でも未来は変わるからって言って… 何か涙出て来た。
カシマ : 何の涙(笑)!?
水嶋(兄) : 感動して… 。
カシマ : 社長、その人本物の未来人なの?
池田 : わかんないよ! 俺も知んないよ!
水嶋(兄) : 彼は過去、というかこの世界にいる間は子供の頃のジョン・タイタ―と若い頃の母親と一緒に過ごしてて、帰る時に未来に関する重要な資料を母親に預けていったけど、母は平穏な暮らしを過ごしたいといって全資料を弁護士に渡したそうです。その時にも自分の息子だということは否定はしなかった。
アリト : 母親が生きてるってことはそんなにすごい未来の話じゃないんだ。2、30年で文明ってそんなに発達するの?
カシマ : なんだったら今、タイムマシーンは開発済みかもしれないよ。
久恒 : ピラミッドはどう思います? あれは宇宙人の指示ですよね。
アリト : 人じゃない? 人間の脳の構造自体は変わらない訳だし、どの時代も賢い人はいたと思うよ。
久恒 : でも長い年月をかけて経験を経た上で今の文明があるのに、エジプトだけずば抜けて早いっていうのは何かあると思うんだよね。
ボビー : ナスカの地上絵にも宇宙人らしき絵がありますよね。
池田 : 俺のとっておき、見せようか?
一同 : 何!?
池田 : 一昨年、アメリカのホピの村っていうインディアンの混血が一番進んでいない所に行ったんだけど、そこで壁画の写真を撮らせてもらったんだよね。その中に三本指の宇宙人みたいな絵があったんだよ。
池田 : 案内してくれたインディアンのおばあちゃんに「これ何ですか? 」って聞いたら「ここに描かれているものはコピの先祖が今まで実際に会ってきたものだ」って答えてくれて。
久恒 : こんなに手を強調して書いてるから、こういう3本指の奴がいたってことだよね。
アリト : 昨年のNASAの発表、みんなどう思った?
ボビー : リンの代わりにヒ素を食べて生きる細菌の話ですよね。
カシマ : みんな派手なのを想像してたから、ちょっとがっかりしてたよね。
ボビー : でもその発表直前のドキドキを味わわせてくれただけでも感謝したい。
カシマ : みんな、他の星って行ってみたい?
池田 : 行ってみたい!
カシマ : そりゃインディアンの村に行くぐらいだから行きたいだろうけど… 俺あんまり行きたいと思わないんだよね。空想とか哲学で考える方が好き。
ボビー : わかる… けど、行ってみたいな。ところでふと思ったんですけど、宇宙人=未来人説が正しいとして、宇宙人が時空を越えて来るものだとしたら、UFOが空を飛ぶ理由はないですよね。
カシマ : UFOって呼ばれてるところに瞬間移動できないのかな?
アリト : ドラゴンレーダーみたいに近付かないと詳細地図が出て来ないしくみなのかもしれない… いまいち文明発達してないね(笑)。
水嶋(兄) : あとは聞き込みするしかないから、宇宙人との接触があるんじゃない?
池田 : 宇宙人に会ったら人間はどうすると思う? 俺、怖くて殺すと思う。魔女狩りみたいに、異物なものとして排除されると思うんだよ。
ボビー : 一応バンドの特集なのに、すごい会話になってきてるな(笑)。
カシマ : オフィシャルで来たら殺さないでしょ。
池田 : オフィシャルって何ですか(笑)。
カシマ : ちゃんとNASAが「宇宙人です」って紹介すれば地球人も友好的に対応するんじゃない。その話でいくと、ゴキブリって人間よりずっと昔から存在してるじゃん。じゃあゴキブリから見れば人間の方がよっぽど侵略者だよね。だから、もしかしたら、俺たちの方が、宇宙人… なのかもしれない。どう? このオチ。
ボビー : 却下で!
(この後、朝5時までSF飲み会は続き、最終的に「宇宙人=神」説にまで至りました。)
INFORMATION
A Touch and Go!!! Vol.3
2011年10月2日(日)@下北沢 CLUB Que
出演 : POLYSICS / 宇宙人
open / start : 18:00 / 18:30
前売 : 3500円(ドリンク代別)
宇宙人「お部屋でミステリーサークル」レコ発
2011年10月14日(金)@大阪・難波 BEARS
出演 : 宇宙人 / HOSOME
open / start : 19:00 / 19:30
前売 / 当日 : 1800円 / 2300円(オマケつき)
HMV THE 2MAN ~ジャパンツアー(仮) 編 ~ 『宇宙人と透明雑誌』
2011年10月31日(月)@渋谷 CLUB QUATTRO
出演 : 宇宙人 / 透明雑誌
open / start : 18:00 / 19:00
前売 / 当日 : 3000円 / 3500円(共にドリンク代別)
PROFILE
宇宙人
高知県より現れた4人組、20代前半~後半。おそらく2008年に現メンバーにて結成。結成当初より県内でのライブは一切行なっていない。デモ音源の配布、販売、無し。ほんの数回のライブの経験を経て、2010年に大阪の老舗レーベル、GYUUNE CASSETTE須原氏が発見。時を同じくして「FUJI ROCK FESTIVAL'10 ROOKIE A GO-GO」に出演。翌年、GYUUNE CASSETTEより1stアルバムのリリースが決定(今秋発売予定)。伴ってPERFECT MUSICより先行シングルを発売。才能と場所が奇跡的に交錯したのか、生み出された楽曲は、宇宙の基準を提示しているかのごとく、上質で少しいびつなポップ・ソングとなっている。不思議な歌詞と、演奏に引き込まれる感覚は、新しい。