型破りバンド現る! _ _ _ _*(テイヘン)、ファースト・アルバムが完成
トランス&ロール・バンド、_ _ _ _*(テイヘン)。過激なライヴ・パフォーマンスでも名高い彼らが、待望のファースト・アルバム『Over Under Sky to hell'en』を完成させました! 彼らが凄いのは型破りなパフォーマンスだけではない! 演奏力の高さ、アレンジのクオリティは圧巻です。特集ページでは、テイヘンの盟友・打首獄門同好会との対談を実施。さらに、両バンドの楽曲をフリー・ダウンロードでお届けします!
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(ダウンロード期間 : 9月28日〜10月5日)
_ _ _ _* / Over Under Sky to hell'en
2011年10月5日発売
1. ゾンビパレード / 2. 解放区 / 3. オメガ・カマキライザー / 4. リタリン / 5. お宅の娘さん、僕がいただきます / 6. _ _ _ _*のテーマ / 7. Spiritual Number / 8. フールズ
ちんぱん(テイヘン)×大澤敦史(打首獄門同好会) 型破り対談
_ _ _ _*(テイヘン)というバンドが7月に500枚限定でシングルをリリースした。タイトルは「お宅の娘さん、僕がいただきます」で、歌っているのは端正な顔立ちの女の子。あまりに気になるので彼らのライヴに足を運んでみれば、ミニスカートのボーカルがステージからフロアに降り立ち、素足のままつかつかと奥に進み、客の中から狙いを定め人の良さそうな男性の胸ぐらをつかみ叫び倒し始めた。何だこれは!
そして彼らに続きステージ上に現れたのは打首獄門同好会だった。名前こそ激しい彼らだが、歌詞の内容は道端で見つけた猫のことや、静岡のげんこつハンバーグ炭焼きレストランのことなど、何ともゆるい。それに反して音は重低轟音。そしてうまい棒ソング「デリシャスティック」演奏時にはうまい棒のコスプレをした人がうまい棒をフロアにばら撒き始めた。よく見ればテイヘンのメンバーではないか。そんなにも仲が良いのであればと企画されたこの対談。何度も食の話題に逸れてしまい大変だったが、お互いの印象、ライヴと音源の意識の違い、ライヴ・ハウスとフードの関係性について、思う存分に語ってもらった。
インタビュー&文 : 水嶋美和
マイクをマイクの感覚で持ってなかったですね。どちらかというと、武器(ちんぱん)
――先日の打首獄門同好会のライヴで、「デリシャスティック」(うまい棒の味をひたすら唱える曲)の時に客席にうまい棒をばら撒いてたのって、_ _ _ _*(以下、テイヘン)のギターのジンプルさんですよね? 元々付き合いは深いんですか?
大澤敦史(以下、大澤) : 『庶民派爆弾さん』が出る前だったから2008年の頭かな? うちのドラムの河本(あす香)がテイヘンの噂を聞きつけて「すごいバンドがいるからレコ発に呼ぼう! 」って言って、それが最初の対バンですね。その時に初めてライヴを見たけど、いや~びっくりしましたね。
ちんぱん : それはお互い様ですよ。
――その時、河本さんはテイヘンについて何と言っていました?
大澤 : 「とにかくボーカルの女の子がめちゃくちゃぶっとんでる! 」
――ボーカルのcandyさんってどういう人なんですか?
ちんぱん : どうやって歌うかではなくてどうやって暴れるかでスタートした人なんですよ。4年前からは音楽的な事も考え始めたみたいだけど、その前はマイクをマイクの感覚で持ってなかったですね。どちらかというと、武器。
――危険人物ですね(笑)。でも先日のライヴ終了後に挨拶した時、すごく愛想のいい方でステージ上とのギャップにびっくりしました。
大澤 : 僕も最初怖くてなかなか話しかけられなかったんですけど、話してみると控えめな常識人なんですよね。
ちんぱん : 今はすごい外交的になりましたね。喋るのが好きになったみたいです。
――昔はそうでもなかったんですね。4年前に何があったんですか?
ちんぱん : バンド自体の意識が変わりましたね。ただの表現衝動で終わっていたのを、ちゃんと伝える方にシフト・チェンジした時期でした。でもあいつ、最近3メートルぐらいの高さから飛び降りたんですよ。
大澤 : 渋谷CYCLONEって結構ステージが高めのライヴ・ハウスがあって、あの人何を思ったのか、更に高い位置にあるスピーカーに登り始めたんですよ。「どうするんだろう」って思って見てたら客席に「どけどけ」って指示を出し始めて、びょーん! って。
――やっぱり飛んだ!
大澤 : フロアの人混みのシルエットの中に消えていきました。
ちんぱん : 普通にステージに戻ってきて歌い始めましたけどね。あともうかなり前だけど大阪のKING COBRAでライヴした時、ステージが2.5mぐらい、更に柵が50cmぐらいあるんですけど、ステージ奥から助走をつけて柵を踏み台にしてホールに飛んで行ったんですよ。
大澤 : ダイヴっていうか自殺ですよね! いつか骨折しそう。
――さっきから「何を思ったのか」がよく出てきますね(笑)。
大澤 : そのボーカルのインパクトに目が行きがちだけど、実は楽器隊の演奏力とアレンジのイカレ具合も半端ない。他のメンバーも強烈で、出会った時はギターの頭がヤシの実だったんですよ。
――先日のライヴではトウモロコシという印象でしたが。
ちんぱん : その前はちょんまげだったしね。あー、あの時代思い出したくないわ~。
大澤 : 当時のベースの髪型に至ってはあったりなかったりしてましたからね。
――ん? 落ち武者みたいな感じですか?
ちんぱん : というより、まだら模様でしたね。
大澤 : で、ギターの頭ヤシの実で腰ミノ付けて踊りまわる。存在感ガチンコバトルみたいな感じですよ!
――それが2008年で、最近ではほぼ毎月対バンしてますよね。
ちんぱん : 今年の4月からは途切れてないですね。
大澤 : 遠征に誘ってもらったり徐々に絡む事が多くなっていったんだけど、その後テイヘンのベースが抜けたりして。
――まだら模様の方が。
ちんぱん : そう。彼が抜けてから1年半ぐらい辛い時期過ごして、3月にマー君(Ba)が入って、その瞬間からレコーディングに入り始めました。
大澤 : 彼は元々ダムダム団というバンドで弾いていた人で、僕ら界隈のシーンではすごい人気があるバンドだったので「あそこのベースが加入とか強すぎない? 」と思いました。なので、出会った頃のテイヘンと今のテイヘンとでは印象が全く違うんですよね。
――ちんぱんさんから見た打首の印象は?
ちんぱん : こだわりの塊ですね、打首は。僕と大澤さんはバンド内でのポジションが似てて、演奏以外の部分を請け負わないといけない立ち場なんですよ。下手なレコーディング、ミックスなら自分で出来ちゃうし。だから大澤さんを見てるといかに打首がこだわって作られているのかがよくわかる。シンパシーを感じますね。
大澤 : 確かにポジションは全く一緒だね。だから、リリース前の今の多忙な状況は心中お察しします(笑)。
ライヴの疑似体験としての音源(大澤)
――テイヘンも打首も2004年結成ですが、共感する部分も音楽的なジャンルも近いけど出会うまでに5年かかったんですね。
ちんぱん : でもうちがちゃんと始動し出したのは2006年ぐらいなんで、打首の方が長い気がします。
――それまではどういう活動をしていたんですか?
ちんぱん : ライヴ・ハウスがブッキングしたイベントにしか出てなかったし、回数も月イチぐらい。虫の息でしたね(笑)。でもそういう下積み時代はどこのバンドでもあって、うちがそれを脱したのが2006年ぐらいだったんです。打首はいつぐらいですか?
大澤 : 僕らも大体同じぐらいでしたよ。名前も知らないバンドの人達と共演してみんな「初めまして」でしたね。いや、「初めまして」もないか。
――挨拶もしないんですか?
大澤 : バンドマンは社交的な人ばかりではないので。最近になってようやく繋がりが出来てきましたね。
ちんぱん : その中でたまに意気投合する奴に出会って「今度一緒にイベントやろう」って話になって、それを繰り返すとお互いのお客さん同士が繋がり始めるんです。
――シーンってそういう風に出来ていくんですね。テイヘンは今作を四谷にあるライヴ・ハウスOUTBREAKのレーベルから出しますが、普段はそこを拠点にして活動しているんですか?
ちんぱん : という訳でもないですね。一応ホームという感じではあるけど、ライヴ自体はそこら中でやってます。打首のホームはどこですか?
大澤 : うちは三軒茶屋のHEAVEN’S DOORですね。
――その「ホーム」というのは、結成初期によく出演していたライヴ・ハウスになるんでしょうか?
大澤 : というより、育ててくれたライヴ・ハウスのことですね。HEAVEN’S DOORはノルマが無くてバンドにすごい良心的で、なおかつスタッフのバンドを育てる意識が高い。強いて言うなら「心のホーム」というとこでしょうか。ただならぬ安心感があります。でも狭いライヴ・ハウスなんで、人が満員になるとちょっと居辛くなっちゃうんですよ。だから自主企画をそこでやる時は物販の位置を考えたり、ロッカーが無いから自己責任の荷物置き場を作ったりしてます。
ちんぱん : 打首はそういうことよくやってますよね。
大澤 : 冬場は特に、脱いだコードを手にかけてノリノリになる人なんていないですからね。荷物が足元にあるとモッシュも起こせないし。
――優しいですね。
大澤 : 優しさで言えば、テイヘンのフードですよ! 彼、焼き鳥を焼くんですよ。
ちんぱん : 焼き鳥って片手で食べれるから、もう片手でドリンクを持てるんですよ。で、喉が渇くからドリンクをおかわりするじゃないですか。そうするとすごいお金が回るんですよ。フードって実はすごく重要で、僕らが出る様なイベントで爆音を4、5時間聴き続けるのはなかなかしんどい話だと思うんですけど、合間に何かを食べる事で耐久力がすごい上がるんです。我ながら焼き鳥はいいアイディアだと思いましたね。
大澤 : うちは駄菓子に行き着いたんですよ。自主企画の時は無料の駄菓子コーナーを設置するんですけど、これがあるとないとでは客の酔っ払い率が全然違います。「デリシャスティック」の時に配るうまい棒も、食べたあとすごい喉が渇くでしょ?
――あ、あの後ドリンクおかわりしました!
大澤 : 狙い通りです。
――お2人とも、ドリンクを回すのになぜそんな一生懸命なんですか?
ちんぱん : 適度な酔っ払いが増えると会場が楽しくなるじゃないですか。ファニーな空間を作りたいんですよね。
大澤 : ドリンクで言えば新宿JAMと新宿Marbleはすごい革新的ですよ。JAMは4時間半1500円の飲み放題プランを設けていて、Marbleは300円っていう安めの値段でお酒が飲めるんですけど、「今月の売上が●●円を超えれば来月も安くします! 」って、お客さんにノルマを課しているんですよ。
ちんぱん : バンドじゃなくてハコにファンが付くのが一番理想的ですよね。その上でフードとドリンクのサービス性は欠かせないと思います。
――フードでいえば、秋葉原GOODMANは漁港の森田釣竿船長から届くまぐろが有名ですよね。
ちんぱん : あれすごいですよね。いや、僕の焼鳥も負けてませんね!
大澤 : 炭火で焼いてますからね!
――火災報知機は大丈夫なんですか?
ちんぱん : 外で焼いて中で売るんです。でもたまに外で買っていく人も居ますね。
――それはもちろんライヴのお客さんですよね?
ちんぱん : 違いますね、通りすがりの誰かさんですね。
――それはいいんですか(笑)? 焼鳥を焼いた後、すぐにライヴのモードに切り替えられますか?
ちんぱん : そりゃやりますよ! 何しに来てんだって話じゃないですか!!
大澤 : 9時間焼き続けてたこともあったもんね。相当疲れるだろうけど、その分会場は笑顔でいっぱいですから。アットホームもいいとこですよ。
――食の話に走り過ぎたので音楽の話に戻しましょうか(笑)。両バンドのライヴを見て、パフォーマンスがすごく派手だけどお客さんがちゃんとそこに付いていっている印象を受けました。以前ナタリーに掲載されたインタビューでcandyさんは「“音源もいいんだけど、ライブのほうが全然いい”って言われて、うれしい反面、それってどうなんだろうって思った」と話されていましたが、打首も以前OTOTOYでインタビューさせて頂いた時に「ライヴでは歌詞が聴こえないから、意味がない」と言われたと話していましたよね。そこのジレンマについて話を聞かせてください。
大澤 : うーん、言われますよねえ。そしてどっちを言われても複雑ですよねえ。
ちんぱん : CDの方がいいって言われる方が複雑じゃないですか? 目の前で汗流して頑張ってるのに、焼き増しも早送りも巻き戻しも出来てしまうCDの方がいいって言われたら、下手したら録音した時よりも今の方が下回ってるってことになってしまいますよね。
――ライヴと音源では演奏する時の意識は違いますか?
ちんぱん : うちは違いますね。音源はバンドが解散してもメンバーが死んでも残ってくれる墓標みたいなもの。そしてこの先何年何十年経った後に何度聴き返してもらえるかが重要なんです。一方、ライヴはいかにステージ上で全力を注げるかが重要になってくる。もっと瞬間的なものですね。
――ライヴは今、音源は未来に向けているということでしょうか。
ちんぱん : そうですね。やることは変わらないんですけど。大澤さん、言っている意味わかります?
大澤 : 実はあんまり… (笑)。うちは音源をライヴの予習復習版という意識で作ってますね。さっき話していた「ライヴでは歌詞が聴こえない」というのもCDを先に聴いていればちゃんと聴こえるはずだし。ライヴの疑似体験としての音源ですね。だからライヴで再現できないことは極力音源に入れないようにしてる。うちにとってはライヴの方がプライオリティが高いんです。
――なるほど。テイヘンはcandyさんが高いところから飛び降りますが、打首のパフォーマンスの中で一番派手なものは何ですか?
ちんぱん : 派手というか… やはり「88」じゃないですか?
――四国八十八カ所の札所の名前をひたすら唱える曲ですよね?
大澤 : あれ、四国ではお遍路さんの服を着て歌うんです。
ちんぱん : 3人とも漫談しながらぬけぬけとステージ上で着替え始めますからね。ゆるい!
大澤 : うまい棒といい、僕らは小道具に頼りがちなんですよ。
――「デリシャスティック」もすごいですね。ライヴ後のフロアにあんなにうまい棒が散乱しているのは初めて見ました。
大澤 : ジンプルさんはうまい棒の扱いが特に荒々しくて、歌ってる僕の口に無理矢理うまい棒を突っ込んでくるんです。ふがふがしながら歌いました。
ちんぱん : そういう事故的なことが起こってもおいしい方向に持っていきますよね、大澤さんは。
――(笑)。お2人とも深い付き合いだとは思いますが、最後にとっておきのエピソードを聞かせてください。
ちんぱん : と言っても、バンド内の立ち位置が似てるから事務的な話ばっかりしてますよね。
大澤 : だって、俺がどんな猫が好きかとか知らないでしょ? そういえばこの間彼、犯罪的なことをしたんですよ。一緒に遠征で静岡まで行った時、車に子猫を乗せていたんです! それによってうちのメンバーは骨抜きにされました。
ちんぱん : 生まれたてだったから怖くて家に置いておけなかったんですよ!
大澤 : あと、今度アシュラシンドロームと打首でツーマンをやることになったんですけど、アシュラシンドロームのメンバーが「テイヘンの焼鳥屋に出店してほしいんだけど、出演もないのに無理だよね… 」って相談してきたんです。それを彼に伝えたら「いいっすよ、やりますよ。」の二つ返事でOK。「あれっ? バンドありきの焼鳥屋だったんじゃないの!? 」って(笑)。
ちんぱん : 避けたい事態ではありましたが… その日は焼鳥屋に専念します(笑)。
大澤 : いよいよ友情の為だけに焼き鳥を焼くことになったんだね… いい話だ。
――そこまで愛される焼鳥もすごいですよ(笑)。10月1日のレコ発で食べれることを楽しみにしています!
ちんぱん : 是非来てください! 自信はありますんで!
LIVE SCHEDULE
_ _ _ _*(テイヘン)
_ _ _ _*Presents〜レコ発に憧れて…2年越しの宴〜『OverUnderSkytoHell'en』アルバム・リリース先行レコ発イベント!
2011年10月1日(土)@四谷OUTBREAK!
w / 385 / 打首獄門同好会 / CANNIBAL RABBIT / フェミニン☆ / ロックンロールサービス
余興 / The★想いで/ヨーヨーパフォーマー☆マーフィー
司会 / ギン(悪戯をして捨てられてしまった子供達の楽団from大阪)
展示 / ANARCHY BONE
FOOD / _ _ _ _*より焼鳥&丼など各種 / junko(from打首獄門同好会)よりグリーンカレー(超激辛数量限定)
_ _ _ _*Presents〜レコ発に憧れて…2年越しの宴〜
※の公演には、打首獄門同好会も出演します。
2011年10月9日(日)@桐生VAROCK
2011年10月14日(金)@高崎clubFLEEZ(群馬)
2011年10月15日(土)@難波ROCKETS(大阪)
2011年10月22日(土)@????(静岡)
2011年10月23日(日)@栄DAY TRIVE(愛知)
2011年11月6日(日)@古河SPIDER(茨城)
2011年11月13日(日)@仙台FLYING STUDIO(宮城) ※
2011年11月18日(金)@都留ギブソンハウス(山梨)
2011年11月19日(土)@郡山FREEWAY JAM(福島) ※
2011年11月26日(土)@中津川????(岐阜) ※
2011年11月27日(日)@名古屋????(愛知)
2011年12月24日(土)@浜松メスカリンドライブ(静岡)
打首獄門同好会
2011年10月15日(土)@渋谷O-Crest
2011年10月29日(土)@渋谷CYCLONE
2011年11月5日(土)@下北沢GARDEN
2011年11月10日(木)@渋谷チェルシーホテル
2011年12月18日(日)@渋谷屋根裏
2011年12月29日(木)@三軒茶屋ヘブンスドア
PROFILE
_ _ _ _*(テイヘン)
2004年都内にて結成。2006年バンド名を_ _ _ _*へと改名。これを機に活動を本格化。これまで3枚の音源と映像作品を自主制作にて発表。2011年から現体制になり、初の全国流通音源リリース。独特の歌詞世界から繰り広げられるナンバーは理性と本能の境界線を弄ぶかのように自由な往来を可能にし、これまでライヴ・ハウス・シーンに限定して活動してきた。感情の迸りを体現するリズム、嬉々と蛇行し続けるベース、テンション任せに掻き鳴らされるギター、それらを呑みこみ全身で吐き出すヴォーカル。当初は東京アンダーグラウンドと揶揄されるも、いつしか誰しも意図せぬ形容し難いスタイルが確立されていた。
打首獄門同好会
2004年に結成された男性一人、女性二人の逆ドリカム編成の3ピース・バンド。自主制作盤として3枚のアルバムと1枚のベスト・アルバムをリリース。生活密着型なある意味誰もが共感出来るテーマを歌詞を重低音に乗っけた音楽を武器にゆるく荒々しいライヴ・バンドとして活動。2009年、FUJIROCK FESTIVAL’09出演。