瑞々しくて人間臭い。魅惑のアーティスト、トンチに迫る
まずは出来立てのミュージック・ビデオをチェック!
スティール・パン奏者として自身の活動を続けながら、数々のバンドの作品に参加し、UA、原田郁子(クラムボン)、七尾旅人、知久寿焼(たま)ら著名アーティストともライヴで共演してきたトンチが、フル・アルバム『おたから』をリリース。今作は、なんと初の「うた」のアルバム! 彼女がこつこつ生活して築いてきた人とのつながりによって、石橋英子、オオルタイチ、山本達久ら豪華アーティストが参加したとっておきの一枚が完成しました。瑞々しいスティールパンの響きとともに、人柄が滲み出したかのような味わい深いメロディーとうたが、心と体をほぐしていきます。OTOTOYでは、CDの発売に先駆けて2週間先行で販売開始。購入特典として、トンチ特製の歌詞画像付きでお届けします!
トンチ、初のうたのアルバムを先行販売開始
トンチ / おたから 1. 米つぶ / 2. すもぐり / 3. たね / 4. 2002 / 5. おたから / 6. PO / 7. 生活 / 8. イナズマドン! / 9. うどん / 10. アイヤ / 11. omake / 12. そっ / 13. ラニマノウ
参加アーティスト : 石橋英子、オオルタイチ、山本達久、波多野敦子、須原敬三、YTAMO、カメイナホコ、ピカチュウ、小島誠也
★アルバム購入者には、トンチ作 : 歌詞画像をプレゼント!
トンチ INTERVIEW
本作を初めて聴いたのは深夜の3時。憑依されるかのように、空っぽの心と体に音と声が沁み入った。「トンチ」。スティールパン奏者としては知っていたけれど、彼女が唄をうたう人間だということはこの時初めて知った。幼いようで核心をつく歌詞。感覚的でありながらも地に足を付けた優しい音。彼女の目に、世界はどんな風に映っているのだろう。
UAのサポートを務め、OOIOO、bonobosなどの作品に多数参加。クラムボンの原田郁子、七尾旅人、知久寿暁など、多くのミュージシャンとのセッション・ライヴも頻繁にこなし、様々な声や音をスティールパンの音色で彩ってきた。スティールパン発祥の地、トリニダード・トバゴで100人編成のチームに参加し、カリブの国々を演奏して周った経験ももつ彼女だが、彼女の根底にはスティールパンに出会うずっと前から「唄をうたいたい」という気持ちがあった。そして生まれた本作、『おたから』。激しさと優しさ、瑞々しさと温もりと人間臭さ、あらゆる要素がこの作品には詰め込まれて、それら全てを合わせてトンチという人間になるのだろう。どのようにして本作は生まれたのか、そしてどんな出会いと経験と発見を経て、彼女は彼女になったのか。過去を振り返りながら、じっくりと話してもらった。
インタビュー&文 : 水嶋美和
自分の中にある作曲スイッチを押してくれた楽器
――トンチさんはスティールパン奏者のイメージが強かったので、今作を聴いて驚きました。スティールパンが入っていない曲もあるし、何より歌がいい。
本当ですか? それを聞けただけで満足。今日はもう帰っていいや(笑)。
――もうちょっと詳しく話を聞かせてください(笑)。最初に触った楽器はピアノということで、音楽への入り口は一般的なんですよね。スティールパンに出会ったのはいつ頃ですか?
大学に入ってからですね。誰かのライヴでスティールパンの音を知って、ピンと来たんですよ。
――歌や作曲を始めたのはスティールパンに出会ってから?
そうなんですけど、歌を歌いたい、曲を作りたいという気持ちはクラシック・ピアノを習っている時からずっと根底にありました。
――ピアノはどれぐらい習ってたんですか?
4歳から始めて20歳ぐらいまでやってたから、15、6年かな。でも、ピアノで曲を作れたことは一回もなかったんですよ。漠然とやけど「歌を歌いたい」という気持ちははっきりとあって、でも作られへんしなーって途方に暮れてて、そこでスティールパンの音に出会って、ピンときた。スティールパンの教室を関西で見つけて、そこで初めて触った時にいきなり曲を作れたんですよ。まだドレミファソラシドも分かってない状態でですよ。体に電撃が走るぐらいの衝撃で、メロディーがどんどん出て来て、「やっぱこれやったんやな」って思いました。そこであたしの中の作曲回路みたいなのがカチっと噛み合って、他の楽器でも作曲できるようになったんですよ。ここ最近ではピアノでも作れるようになったし、ギターで作った曲もあるんです。
――ギターもできるんですね。始めたのはいつですか?
できないです。始めてもないんです。
――えっ?
だって、コードも知らないんですよ! あたしは上の弦だけを使って曲を作っていて、それで出来たのがOORUTAICHIくんに参加してもらってる「そっ」、「生活」。「すもぐり」もそう。
――ライヴでもギターは弾きますか?
やらないですねえ。ギターを弾くとなぜか毎回手が血まみれになるんです。
――なぜ!? ピックは使わないんですか?
使ってみたら手がつったんですよね(笑)。ギターは危険なので年に1、2回しかライヴではやりません。
――じゃあ、見れたらラッキーですね(笑)。スティールパン、ピアノ、ギター以外を使って作曲することはありますか?
お風呂に入ってて、水道の蛇口からしたたる水の音のリズムから作ったりもします。それに乗せて鼻歌を歌って、ICレコーダーに録ってあとでスティールパンを触りながら音階を探す。そうやって作ったのが、このアルバムの中やと「種」とか。
――トンチさんにとって、スティールパンはあくまでも手段なんですね。
そうですね。すごく感謝はしていますけど。スティールパンという楽器にすごいこだわりがある訳じゃなくて、自分の中にある作曲スイッチを押してくれた楽器として捉えてます。他の人がピアノやギターで目覚めるように、あたしの場合はたまたまスティールパンやったって感じ。もちろん他の人とセッションをしたり作品に参加して演奏するのも大好きなんですけどね。
――前にzAk、大野由美子、飴屋法水のセッションでスティールパンの音を聴いた時、ものすごく瑞々しい音だなと思ったんです。水の波紋が見えそうなぐらい。でもトンチさんが鳴らすスティールパンの音はもっと人間の中から出て来た音、声、そういう印象がありました。それは根底に「歌」というものがあるからなのかもしれないですね。
ありがとうございます。嬉しいな。
スティールパンとタイ式マッサージが根幹で繋がってる
――スティールパンを始めたのが大学生の頃。その後すぐに楽器の発祥国、トリニダード・トバゴへ行きましたよね。
18、19歳ぐらいかな。その国のことは知らんかったけど、その楽器が生まれた国やし、スティールパンのチームもあるみたいやし、行ってみようって。その頃奈良に住んでたから、まあ鹿児島行こかぐらいの気持ちで。
――そんな気軽な(笑)。
だって知らんから(笑)!
――そこでの経験は今の自分の音楽性に反映されていると思いますか?
感覚に影響した経験といえば、少し話がずれてしまうんですけど、タイ式マッサージの勉強をしたことの方が大きいと思います。スティールパンを始めたものの、ちゃんと叩けるようになるまで10年はかかるやろうなと思って、それまでどうやって食いつなごうって考えた時、身ひとつで色んな国の人と老若男女問わずコンタクトがとれて、自分も人も楽しくなれるものって音楽の他にマッサージがあるなと思ったんです。で、大学卒業と同時にタイにマッサージの免許を取りに行きました。
――タイ式マッサージと音楽の共通点って、どういうところにあるんでしょうか。
タイ式マッサージって普通のマッサージよりも体を密着させるんですよ。一点を指圧するとかではなくて、自分の体のいろんな部分を使ってその人の体をほぐしていく。これを習った時にスティールパンを初めて触った時みたいな衝撃が走って、音楽もマッサージも根幹にあるものは同じだなと思ったんです。人の体も楽器みたいで、ここ(腕)を押したらここ(肩~首)も響くでしょう? 触れることでほぐれていって、どんどん調子が整っていく。そこが繋がった時に、あたしはマッサージで習ったことをすごく音楽に活かせたんですよ。ヘレン・ケラーでいう「ウォーター! 」のシーンみたいな。
――「ガラスの仮面」でしか知らないんですけど、あれはどういうシーンなんですか?
私も「ガラスの仮面」で読んだだけなんですけど(笑)。ヘレン・ケラーって耳も目も言葉も不自由な中で、手のひらに水が触れた時にこれが水だって分かって、体と頭と心が初めて繋がったんです。その時に言った言葉が「ウォーター! 」。私にとっての「ウォーター! 」は、スティールパンとタイ式マッサージが根幹で繋がってるってわかった瞬間でした。やっぱりそれ以降は明らかに音の鳴りが変わった。人も楽器も、触れてきれいに響かせることができるツボを持っている。ていうか、トリニダードの話をしろって感じですよね(笑)。
――なるほど、面白い話ですね… でもトリニダードの話も聞かせて欲しいです(笑)。
最初、インベイダーズというチームに弾丸で飛びこんで、そこのキャプテンに毎日3、4時間楽器を教えてもらって、すごく優しくしてもらったんです。音のきれいな楽器も買えたし。それで2週間が過ぎて、「また来た時に上手になっていたら入れてあげるよ」と言ってもらって別れたんですよ。で、大学卒業してタイに行ってタイ式マッサージの勉強をして、日本に戻ってもう一度行った時にチームに入れてもらえて。向こうの人たちって基本的に楽譜を読めない人が多いんですよ。でも100人で演奏したりするから、伝言ゲームで演奏していくんですよね。オーケストラでいう指揮者の立ち位置にアレンジャーという一番偉い人がいて、その人が一つのセクションに「このパートを叩いて」って演奏して見せて、それを一回見ただけで演奏して、周りに伝えていく。だから、私は向こうの言葉を話せなかったけど演奏時はそれは必要なくて、その代り空気を共有するんです。それが自分の感覚にすごく合ってました。
――かなり原始的な方法ですよね。
うん。人間臭いんですよね。伝言ゲームだから一人が間違えると全員間違えるし、それが重なるとぐちゃぐちゃになるし。そうなったらアレンジャーがもう一回仕切り直して、めちゃくちゃ面倒くさい作業やけど、それって全部必要やなって思ったんです。間違えるのも楽しいし、人と音楽だけでやりとりするのも楽しかった。
――じゃあ、向こうの人と仲良くなるのもそんなに時間はかからなかった?
いや、向こうはシャイな人が多くて、3カ月後にやっと喋りかけてくれるようになりました。だから最初の3カ月はめっちゃ孤独で、孤独に耐えるために予定のない日は縫い物をしようと思って生地屋さんに行ったんです。でも向こうのファッションってボディコンばっかりやから派手な生地しか売ってなくて、3日間チクチク裁縫して出来たのがピチピチのボディコンで、何であたしトリニダードで3日間かけてボディコン作ってるんやろうって (笑)。
――孤独ゆえにボディコンを作った(笑)。
そういうことです(笑)。
今はまず土壌を作った
――では、作品の話を聞かせてください。石橋英子さんやOORUTAICHIさんなど豪華なメンバーが参加していますが、彼らに声をかけようと思ったのはなぜですか?
みんな普段から仲良くさせてもらってる人ばかりで、曲を作る時にはその人と一緒に演奏してるイメージが完成してたんですよね。だから「もう頭の中であなたの音が鳴っているんで、お願いします」って感じで依頼しました。
――本作の制作にかかった期間はどれぐらいですか?
十月十日ぐらい? 出産並みにかかりました(笑)。
――前回発表したミニ・アルバム『すもぐり』が2008年8月リリースだから、3年半ほど開いてますね。フル・アルバムを出そうと思った時の気持ちを教えてください。
作ろう作ろうとは思ってて、ほんまにふつふつと… 「そろそろ今やな」って。3年間、ずっと頭の中に音が鳴っていて、それを煮込んだりいらんところをそぎ落としたりして、丁寧に時間をかけて人に聞いてもらえる形にしたかった。
――本作はトンチさんがどういう人間なのかがすごく伝わる作品だと思います。だから、実は制作中の気持ち以上に、今の、吐き出しきった後の気持ちを聞きたいです。やっぱり達成感?
いや、精神面でも体力面でも金銭面でも燃えつきました(笑)。でも自分がしたくてしてることやし、今出来ることは全部やったから。自分の中にあった音を色んな人の力を借りて、自分も全力でとりかかって、それが形として残る。作品の善し悪しは置いておいて、これが自分にとって今後特別な作品になることはもう間違いないです。
――最初にも話しましたが、トンチさんってスティールパン奏者のイメージが強かったし、トリニダード・トバゴで演奏していることも知っていたので、もっと異国っぽい音を想像していたんです。でも本作の音には日本特有の情緒や郷愁があって、トンチさんの思い出の中の風景を覗いている感覚がありました。
あたし、小さい頃の記憶がすごく残ってるんです。どこで誰と遊んだとか、今でもはっきりと思い出せる。そういう記憶が今の自分に影響しているのは確実にそうで、大人になるにつれてものの見方や感じ方は変わっていくんやけど、変わらないものもある。そこが歌に反映されていると思います。歌詞の中にもこっそり忍ばせてて、「おたから」の歌詞にあるとおり、牛乳キャップ集めてたのもほんまやし、校庭の砂場で見つけたダイアモンドみたいな石をコツコツ集めてたのもほんま。石は今も実家に残してあって、実家に帰ったらさらっと手のひらに出して、頷いて納得して戻すっていう作業を何回もやってます(笑)。
――大事にしてたものを、ずっと大事にするんですね。
大事にしてたものは… ずっと大事ですよね(笑)。
――でも、小学校の時の宝物なんて今手元に残ってないですよ。記憶の中にあって、本当のたまに思い出すだけ。だからトンチさんの歌を聞きながら、小さい頃の色んな思い出をすごく久しぶりに引っ張り出すことが出来たんです。その中にはもう会わなくなった人もいるし、会えなくなった人もいる。会い続けている人も大人同士になってしまうと関わり方も変わってしまいますし。なんか個人的な気持ちで喋ってしまっていますが(笑)。
ううん。個人的な気持ちや思い出って、人からすればどうでもいいっちゃいいことなんかもしれへんけど、そういうものこそが大切やと思う。
――歌詞について一点気になったんですけど、ほぼ全曲の作詞作曲を自身でこなしている中で、「種」の歌詞だけは福田誠吾という方で。調べてみると、この方はミュージシャンではなく図画作家なんですね。
そう、この歌詞は8年前に書いてくれたものなんですよ。でも曲を付けることが出来ずに、ずっと寝かしてたんです。彼は私の音楽人生においてものすごい重要人物で、私がスティールパンを始めて間もない頃に出会って、まだ全然叩けない時から「歌いながら叩きなよ」って自分のイベントに呼んでくれたりして。そこから全てに繋がっていったといっても過言じゃない。だから、自分の作品を作る時は絶対に関わってほしい。前作もそうなんですけど、今作のジャケットも彼にお願いしたんですよ。
――前半は「2002」や「おたから」などのセンチメンタルな曲が多いけど、中盤は「生活」「イナズマドン」のようなアヴァンギャルドな曲や、「うどん」のような感覚的な歌詞の曲が集まっているのが気になりました。
「2002」、センチメンタルですか?
――私はそう感じたんですけど、作った本人としてはそうでもない?
こでは単に目の中にホコリが入って、視界がぼわんとしてる傍を電車が通過していっただけって曲ですよ… 種明かしするべきじゃないかなあ(笑)。
――なるほど、失礼しました(笑)。
でもこれにセンチメンタルを感じたという事は、私が無意識的に込めたものに気付いて、拾ってくれたということなのかもしれない。人に聴いてもらうとそういうことがあるからいいですよね。
――トンチさんの根底には「歌」があるということで、アルバムも出したことだしこれから人前で歌う機会が増えていくと思います。歌い手として、意識していることはありますか?
まだめっちゃ緊張するし、歌うの怖いなあ、歌っていいんかなっていうのはあります。でも、歌う上で、ずっと飛んでるだけでは自分にも人にもよくないなあとも思います。
――飛んでるだけ?
うん。楽器の演奏においても同じことが言えるんやけど、意識を飛ばして歌って、ふとした瞬間にハッと我に返るっていうのは違う気がする。意識も心もちゃんと自分の中に入っている状態で、地に足を付けて立った上で歌いたい。それはすごく気を付けています。
――では、最後にこれからの話を聞かせてください。本作を出したことで次の作品やこれから向かいたい場所は見えてきましたか?
今はまず土壌を作ったって感じ。ここから芽が出てくることもあるだろうし、腐っていくものもあるかもしれない。まだ今後の構想を練れてはいないんですが、新しい曲は生まれてきるし、今まで通りライヴや音楽活動をコツコツと丁寧にやっていくことが大事かなあと。その中でまた『おたから』みたいに段階を踏んで作品を作ることもあるだろうし。まずはこのペースで歩いたり、たまに怪我もしつつ、進んで行きます。
LIVE SCHEDULE
- 2012年2月25日(土)@名古屋 Music Bar BOB
- 2012年3月1日(木)@八丁堀七針
- 2012年3月6日(火)@Book Cafe “Breathe” 宮古島
- 2012年3月8日(木)@Vegetarian cafe choukrane 糸満
- 2012年3月10日(土)@【沖縄】
- 2012年3月11日(日)@名護 21世紀の森公園
- 2012年3月12日(月)@桜坂セントラル
大阪と東京でアルバム再現ツアー!
2012年4月8日(日)@梅田 シャングリラ
出演 : トンチ・フルバンド・セット(石橋英子、オオルタイチ、YTAMO、カメイナホコ、山本達久、波多野敦子、須原敬三、ピカ☆、小島誠也) / オオルタイチ
場内BGM&お客様サポートセンター : 水内義人
謎の出店ブース : DODDODO商店 / chill mountain mt-chills / MZ商会(なかおまーやん、びび)
時間 : open 18:00 / start 18:30
値段 : 前売 2,500円(ドリンク代別) 当日 3,000円(ドリンク代別)
チケット(2月25日発売) :
■ぴあ/Pコード:164-180
■ローソン/Lコード:55097
■e+ (http://eplus.jp)
■Shangri-La予約 (info(at)shan-gri-la.jp / 06-6343-8601)
2012年5月1日(火)@六本木SuperDeluxe
出演 : トンチ・フルバンド・セット(石橋英子、カメイナホコ、山本達久、波多野敦子、須原敬三、小島誠也) / キセル / BING a.k.a Toshio Kajiwara
時間 : open 19:00 / start 19:30
値段 : 前売 2,300円(ドリンク代別) 当日 2,800円(ドリンク代別)
チケットお問い合わせはwww.super-deluxe.comまで
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トンチ PROFILE
小さい頃からピアノを習う。1998年からスティールパンを始め、2ヶ月後に訳も分からず発祥国トリニダード・ドバゴへ。「上手くなったらチームに入れたるわ」と言われ日本でがんばる。2003年再びトリニダードへ。約1年間、インベイダーズというチームに入り活動。エクソダスのメンバーとカリブの国々でカーニバルの演奏ツアーetc.をし… 帰国。帰国後、ソロ活動・作詞作曲・セッションやサポートetc.をして2008年初ソロ音源『すもぐり』リリース。