ロック・テイストとフュージョンって、すごく相性がいい
──今作は、ハード・ロックとフュージョンが掛け合わさったサウンドの“Stray Bullet”から始まります。最初に作る曲は「本当にやりたいことを詰め込んだ曲」とのことですが、北川さんはどんな想いを込めたんでしょうか。
北川:自分が書くからには「自分が書いた意味がある曲」にしないといけないと思っていました。だからギタリストとして、ルーツであるハード・ロックの要素は入れたいなと思っていました。
──ハード・ロックはもともとお好きなんですか?
北川:親の影響で小学生の頃から洋楽のロックをよく聴いていました。レッド・ツェッペリンとかホワイトスネイクとか80〜90年代のアメリカンロックやブリティッシュ・ロックが好きですね。そのあとジェフ・ベックの存在を知って、そこからジャズの世界にも興味を持つようになったんです。
──実際に完成してみてどうでしたか?
北川:ただのロックでもただのフュージョンでもない感じにはできたかなと。サビはジャズやフュージョンっぽいコード感で、少し知的な構築になっているんですけど、パッと聴いた印象はノリノリのロック。バランスはいい感じにできたかなと思います。
──メンバーとして、このハード・ロックな曲が来たときはどう思いましたか?
山本:DEZOLVEってロックテイストはそこまで多くなかったので嬉しかったですね。音色的にロックっぽい曲はあっても、曲の形としてロックっぽいものは少なかったんです。それに、この曲はBPM的にはDEZOLVE史上一番速い曲なんですよ。こういうビートの音楽は今までなかったので新鮮でした。
兼子:僕もハードロックのルーツはあるから演奏してみて楽しかったですね。ロック・テイストとフュージョンって、個人的にはすごく相性がいいと思っていますし、体には入りやすかったですね。ギタリストが作る曲って、同じ弦楽器でもやっぱり発想が違うんですよ。「それ思いつきそうなのに、めちゃくちゃかっこいいな」って思いましたね。

──北川さんの曲でいうと、7曲目の“Func and Sync”ですね。なぜここまで壮大なユニゾンをやろうと思ったんですか?
北川:以前リリースしたアルバム『PORTRAY』に収録されている“Jammin' and Crammin' ”という曲のなかに、最後にすごく難しいユニゾンが出てくるんですよ。今回は、その進化系みたいなものをやりたいなと思って作りました。
ただ、“Jammin' and Crammin'”はゆったりしたファンクっぽい曲なんですけど、今回はユニゾン以外のところも難しくなっちゃいましたね。DEZOLVEで曲を書いていると、難易度の感覚がちょっと麻痺してくるんですよ(笑)。譜面にしたときにとんでもないことになってしまって(笑)。でも、聴いた感じはそこまで難しそうに聞こえないんですよ。お客さんにはそこまで伝わらないのに、演奏する側はめちゃくちゃ大変っていう。
──個人的には、DEZOLVEの曲って全ての演奏が難しそうに聞こえますし、軽々と弾いているように見えますよ(笑)。具体的にはどういうところが難しいんですか?
北川:曲によりますけど、単純に運指が難しいとかですね。普段あまり弾かないフレーズだったり。理論的な部分だったり、リズムの把握だったり、グルーヴだったり、いろんな難しさがあるんですよ。
兼子:もう正直、僕以外の3人は難しさに麻痺しすぎてますよ(笑)。僕も麻痺している方だと思うんですけど、彼らは僕より10年分くらい麻痺している感じですね(笑)。
一同:(笑)。
山本:大学のサークルとかでコピーしようとしたときに、「あ、この人たちすごいことやってたんだ」って気づいてもらえたら嬉しいですね。でも僕ら、コピーしてくれる人の演奏を見るのが好きなんですよ。そういう上手い人がどんどん出てくるのも楽しいですし、自分たちもそうやって上手くなってきましたから。






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