2024/04/22 19:20

先週のオトトイ(2024年04月22日)

OTOTOYスタッフが先週の事を振り返るコーナー。先週のオトトイ。

OTOTOY NEW RECOMMEND

毎週月曜更新中、OTOTOYスタッフが自信を持ってオススメするSpotifyプレイリスト、「OTOTOY NEW RECOMMEND」。

ー 第二期始動、「太陽のオルタナティブ」への第一歩 (草鹿)

ー6年ぶりのアルバムリリース、「ベランダの6年間を余す所なく詰め込んだ」傑作から (高田)

ー メジャー・ファーストEPから。インタヴューもぜひ。(梶野)

その他の収録曲は、田島ハルコ “誰 (了└/ 了ナ・勹″ラ・/〒")”Laura day romance “リグレットベイビーズ”音速ばばあ “キラメク”Helsinki Lambda Club “Good News Is Bad News (Swim Deep Slowcore Remix)”Klang Ruler “ロストインメモリ”

Spotifyで試聴の後はぜひぜひOTOTOYで音源の購入を。

OTOTOY MUSIC STOREから

3月末に第1期の放送を終えたTVアニメ、『葬送のフリーレン』のオリジナル・サウンドトラックが先週4月17日(水)にリリースされ、先週のOTOTOY MUSIC STOREにおいて利用者にもっとも聴かれた一枚となりました。Evan Callが手がけたこちらのサウンドトラックはオーケストラや古楽器がふんだんに用いられ、清閑な情緒あふれるアニメにさらなる彩りを添えています。邦楽バンド周辺では、サニーデイ・サービス のライヴ・アルバム『Live! (LIVE AT YOKOHAMA BAY HALL 10/29/2023)』や、カネコアヤノの約1年3ヶ月ぶりの新曲「ラッキー/さびしくない」なども嬉しいリリースとなった先週でした。
 今週は、トゲナシトゲアリ『棘アリ』、小沢健二, スチャダラパー「ぶぎ・ばく・べいびー」、橋本絵莉子 『街よ街よ』などが24日(水)にリリース予定です。

編集後記

疲労困憊のRDC
Rainbow Disco Club (RDC) に行ってきた。U-23チケットを使えるラストイヤー、そして、何よりHessle Audioが来日ということで、勢いそのままいくことに。Hessle Audio周辺からダンスミュージック、特にベースミュージックやUK解釈のテクノにハマっていったので是非とも観たいアクトだったが、金曜の深夜から車を走らせ向かった影響で着く頃には相当へとへと。肝心のHessle Audioも体に鞭を打ちながら観たが、正直あんまり記憶ない……。とはいうもののBen UFOをはじめ、3人ともトランジションがうますぎて唖然としたし、3時間飽きさせないさすがの展開で素晴らしかった。そして、少し仮眠をとり元気になったあとに観たMr. Hoがこれまたすごい。レイヴィーなブレイクビーツとエレクトロを淡々と重ねていき、最後は大ネタだらけのバイレファンキやテクノで、完全にフロアを掌握していた。そこで自分のエンジンは切れ、テントの中で爆睡してしまうという結末に……。と、散々だったRDCだが、せっかく伊豆に来たからと帰りに食べた金目鯛の煮付けはめちゃくちゃ美味しかった。3月末〜4月は毎週のように地方やフェスに行ったので、体が悲鳴をあげています。(草鹿)

羊文学を横浜アリーナでみた
さすがに感慨深いです。100人前後のライヴハウスからみていたひとを武道館をみるケースは何度もありますが、その先 (武道館飛ばしてるけど) をみるのは、自分にとって結構レアなケース。3人が3人のままであのドデカイ空間を羊文学の音で満たすには、何を変えて何をそのままでいるか。それを考え尽くして、おそらくは納得づくでやった。そんなライヴだったと思います。何を変えて何を変えないか、それはこの数年の羊文学が挑んできた道筋でもあります。自分たちが譲らないものと取り入れるべき周囲の意見と。「譲らない」ものも決して頑固ではなく、厳しく自問自答しているのでしょう。横アリを埋め尽くす人々をみて自分も山ほどのことが考えさせられました。このあいだのZepp Hanedaもそうでしたが、最近はMCで大事なことをフクダさんが言う傾向(笑)。次は東京ガーデンシアターですね。そして、さらにその先へ! 楽しみです。(高田)

ラッシュ
木曜日は先週の後記にも書いたCodeineを見に渋谷WWWXへ。スロウコアの祖と呼ばれるバンド、あの絶妙なタメ感とスリーピースで削ぎに削がれた鋭い音に完全にやられました。遅いロック=ストーナーとかドゥームではなく “スロウコア” ってこういうことなんだなと深く腑に落ちた次第。続けて金曜は仕事を終えて横浜へ。LAの黒人5人組によるハードコア・バンド、Zuluの来日へ。早いパートと遅いパートのグルーヴの作り方、そこにソウルやメロウな曲も織り交ぜる感じはBAD BRAINSあたりが引き合いに出されると思うんですが、より進化というかモダンなセンスを感じる音作りは、完全に “今しかないでしょ” という感じ。フジロックにも出るTURNSTILEよろしく、このままバンドが続いていくなら確実にもっとビッグにになる気がするので、今回のこの規模感で見れたのは貴重な可能性が高そう。(高木)

リリース
先日、長いこと体内にて温め続けて、何度も苦しめてきた尿管結石をリリースいたしました。大きさは1センチ級。大学病院の先生も看護師さんもビビるレベルのサイズでした。永きに渡る戦いでしたが、やっと終わりました。今後も健康には気をつけます。(西田)

読書習慣
毎月少なくとも2冊は小説を読もうと昨年終わりごろに決め、いまも継続中。「読まなきゃ」という焦りに近い気持ちがいまではすっかり「読みたいなぁ」という好奇心に変わり、漫画ばかり買っていた頃よりも本屋さんに行くのがさらに楽しくなりました。思いつきで本を読むことは学生時代からあったけど、大人になってからはとても遠い存在になっていた小説。本当に詳しくないし読書家というわけでも全くないんですが、読んだことのない著者の作品にはじめて触れたり、大好きな作家さんの作品をたくさん読んでもっと好きになったり、「こうやって考えれば楽ちんなのね」「この人には世界がこういう風に見えているのね」みたいな発見があったり、そういうのがただ楽しいです。先週はいちばん大好きな作家さんのなかでも飛び抜けて大好きだと思える小説に出会えました。入店するなり目当ての著者の棚へそそくさ向かって、まるで運命的な出会いかのようになんとなく手に取った本が自分史上いちばんのお気に入りになりました。こういうの本当に嬉しいんですね。(梶野)

先週の特集記事

クロちゃんによる、豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOLへの熱血アドバイス!

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.269 昨夏、あの場所で

「一瞬のインパクトに懸ける瞬間がある」──イサム(かずき山盛り) × るいまる&冬也(ビバラッシュ)

ギター初心者、最初の1曲──〈アーカイ奉行〉第34巻

【忘れらんねえよの全作品を振り返る vol.4】~明日とかどうでもいい‐孤独なハートの放浪期

伝説的なライヴから早4ヶ月──憂鬱も衝動も皮肉も全部持ったまま、bokula.はメジャーへ

REVIEWS : 076 ポップ・ミュージック(2023年3月)──高岡洋詞

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