ヴォーカルのMIRUとサウンド・プロデューサーのSUNによる2人組JaccaPoP。現代の隙をついた愛と脱力感満載、独特のチープ & キュートなポップネスが飛び出した最新作『Champion』が好評な彼ら。特集第2弾では、自身のアーティスト活動の他、CMや映画音楽の制作やプロデュース・ワークなど、多方面で活躍する中塚武との対談を敢行。音作りやライヴにまつわる話からお菓子トークまで!? 無邪気に真面目に語ってもらいました。更に、JaccaPoPの未発表音源「ゆめののしか 夢野の鹿remix」が到着。OTOTOY独占で販売します。更に更に、ツアー・ファイナルのチケット・プレゼントもあり! てんこ盛り特集のはじまりはじまり〜!
OTOTOY限定! 未発表remix
「ゆめののしか 夢野の鹿remix」
販売形式 : HQD(24bit/44.1khzの高音質wav) / wav
販売価格 : HQD : 250円 / wav : 200円
約3年振りとなる2ndアルバム
『Champion』
独特のチープ & キュートなポップネスが、更なる進化を遂げた、3年振りの2ndアルバム。JaccaPoPの摩訶不思議ポップ感が炸裂するオープニング・トラック「テラピー」を筆頭に、女ヴォーカル版group inou とも言える「Janglira」「TOKYO SOUNDS」、普遍的なポップネスでリスナーを虜にする「Wonder Around」まで、3年待った甲斐のある秀逸なトラック揃いの名作です。
1. テラピー / 2. Wonder Around / 3. Janglira / 4. シース / 5. TOKYO SOUNDS / 6. ゆめののしか / 7. Jacarico / 8. ゆめのまにか / 9. エーデルワイス / 10. 愛に10 / 11. ピカソトラ / 12. ラーテル
「Champion」ツアー・ファイナル・ワンマン・ライヴ in TOKYO にご招待!
活動休止を経て、約3年ぶりに新作をリリースしたJaccaPoPが、いよいよ東京ワンマンにて新生JaccaPoPをお披露目! 新たなステージでMIRUの身に何かが起こる!? Twitterで、jaccapop staff(@jaccapop_mate)をフォロー後、この記事をRT +「ワンマン行きたいー!」とつぶやいていただいた方の中から、2名4組を渋谷Gladでのツアー・ファイナルにご招待致します。当選者には後日、ダイレクトメールにて当選した旨をお知らせします。
記載例 : 「ワンマン行きたいー! RT JaccaPoP×中塚武 対談 https://ototoy.jp/feature/20120911 #ototoy #JaccaPoP 」
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JaccaPoP「Champion」ツアー・ファイナルin東京
2012年10月14日(日)@渋谷Glad
OPEN:18:30 / START:19:00
対談 : JaccaPoP×中塚武
ビックリした。対談を始めるにあたって、JaccaPoPの2人があまりに緊張していることに、いきなりMIRUがおみやげにお菓子を用意していたことに、そして、中塚武がとても嬉しそうな顔で身を乗り出してお菓子の話をしていることに。対談2日前、JaccaPoPと中塚武は渋谷WOMBで同じライヴに出演していた。ステージ上で堂々とした演奏でお客さんの身体をゆらしていた中塚武のライヴに対し、少し長めのトーク(トータル10分くらいはしゃべっていたが、これは彼らにとっては短い)と飛び跳ねたり身体全身を使ってライヴをするJaccaPoP。ライヴでの立ち振る舞いは対照的かもしれないが、どちらの楽曲も、ここではないどこかを描くファンタジー的な色合いを持っているのが印象的だった。そして、両者が描こうとしているものが、現実とは違う世界への入り口なんだということを対談を通して確信した。少し奇妙なポップを奏でるJaccaPoPと、SMAPや広瀬香美など、多くのアーティストへの楽曲提供、CM音楽、映画音楽を手掛ける中塚。両者がお菓子好きということも、お菓子が持つファンタジー的な世界を感じているからに違いない。きっとお菓子好きな方は、聴いた瞬間ビビビと来るはず!! そうじゃない方も、現実とは違った少し変わった世界をのぞいてみませんか?
インタビュー&文 : 西澤裕郎
写真 : 畑江彩美
テーマ・パークを意識してます(SUN)
――JaccaPoPのお二人は、なぜ対談相手に中塚武さんを指名されたんですか?
SUN : 対談をするのであれば、2人が共通して好きなミュージシャンにお願いしたくて、2人の意見が一致したのが中塚武さんだったんです。
中塚武(以下、中塚) : ありがとうございます。
――あれ、緊張してますか?
SUN : 僕、前回と全然違いますよね…(笑)。デビューする前から第一線でやられている中塚さんが目の前にいるから緊張しているんです。
MIRU : 私も、たじたじです。前回のインタビューではぎゃーぎゃー言ってたのに(笑)。(中塚さんに)見つめられると喋れなくなっちゃう。
――あははは。いきなりですけど、憧れの中塚さんに「これだけは聞きたい! 」という質問はありますか?
(沈黙。2人とも少し考える)
MIRU : 好きなお菓子はなんですか?
中塚 : (笑顔で)お菓子はキットカットが好きです。
MIRU : 私も歌詞に入れるくらい好きなんです!
中塚 : そうなんだ! 僕はホワイトのキットカットが好き。キットカットは全部で100種類以上あって、そのうちのほとんどが日本でしか売られてないんだって。
――そういえば、中塚さんはお菓子のサイトでインタビューを受けていらっしゃいましたね。そこでもキットカットの話をされていたから、よっぽど好きなんですね(笑)。
中塚 : そうそう、キットカット大好きなんですよ。
MIRU : 実は、甘党と聞いてお菓子持ってきたんですよ。
中塚 : まじですか!? いやー、嬉しいな。
(高級和菓子店の袋から、マシュマロと一口ダンゴを取り出して試食)
――いきなり意外な展開です(笑)。最初にみつかった共通点が、お菓子なんですね。こじつけではないですけど、お菓子から音楽の着想をえることもあるんですか?
中塚 : 僕がデビューしたQYPTHONE(キップソーン)ってバンドでは、お菓子の曲ばっかり作っていましたね。
SUN : うちらも一緒です。どっかで出しておきたいんですよ、お菓子のことを(笑)。
中塚 : JaccaPoPは、歌詞とか音の感じがテーマパークっぽいんですよね。僕は、音楽でも映画でも漫画でも、リアルな世界とはまったく別の世界が作られているものが好きなんです。2人が作った作品には、"この世じゃない世界"を感じますよね。
SUN : ありがとうございます! 実はモロにテーマ・パークを意識してます。それこそ、中塚さんに言って頂いた"現実じゃない"、一歩入り込んで日常を忘れられるくらいのものが好きなんで。
――JaccaPoPの楽曲は、それを意識して作っているんですか?
SUN : それしかできないって感じというか。僕ら、幅がそんなにないじゃないですか…。
――そんなに縮こまらないで下さい!
SUN : 中塚さんは作品に幅があるのが本当にすごいですよね。どうやって作っているんですか?
中塚 : なんだろうな。CMの音楽をやっていたからかな。例えば、クライアントから「こういう音楽を」と言われたら、自分の好みや得意分野とは関係なく作りますよね。だからデッサンというか、強制的に練習してたような感じ。それはよかった反面、今言ってくれたみたいに、自分の名義で作る時に知らない間に幅が出ちゃうことがあって。もっとコンセプチュアルにしたいなと思うことはあるんだよね。
本当のゼロから何かを産み出すのは"幻想"(中塚)
――――幅を広げたいJaccaPoPと、絞りたい中塚さん。対照的ですごく面白いですね。
中塚 : 僕もCMをやる前は、コード進行の幅がすごい狭かったんですよ。いつも同じになっちゃって。だから、半ば強制的にコピーやカバーする機会も必要なのかなと思ったんだよね。自分だけでは絶対に思い付かなかったアイデアがストックされるから。
――JaccaPoPの2人は今でもコピーはしますか?
SUN : やらないですね。
中塚 : そうそう、やらなくなっちゃうんだよね。音楽を始めたての頃はコピーしか出来ないからやるんだけど、仕事になってからだとプロ目線の聴き方になってしまう。だから景色がちょっと違って感じますよね。
――作曲家目線としての見方に変わってくるということですか?
中塚 : というよりも、"その時の興味"目線じゃないですかね。自分で歌詞を書くようになると、今まで音像にしか興味がなかったものを聴いた時に、「あ、この曲こんなに詞がよかったんだ」とか。曲って立体的だから最初に聴いた時には気付かなかった盲点、裏側が絶対あるんですよね。
――テーマパークという話もでましたけど、中塚さんがJaccaPoPの作品を聴いた時の率直な感想はどうでした?
中塚 : メロディーも歌詞も、すごく変わったことをやっているなって感じました。「ここでちょっとだけマイナー・コード出すんだ」とか「ここ半音なんだ」とか面白いなあとずっと聴いてました。
MIRU : ありがとうございます。嬉しいです。
中塚 : すごく面白かった。今度パクろうと思います(笑)。
SUN : マジすか!? 光栄です。僕ら、結構半音進行が好きで、しつこいくらいやっちゃう時もあって。
中塚 : あれは良いですねー。他では聴いた事がない感じです。
SUN : 今日、来て良かったです。もうこれで十分です。
――あははは。中塚さんは、クライアントから依頼を受ける事によって、自分の音楽を客観的に見ている部分もあるんですか?
中塚 : んー、客観的に見ることができる時って自分が暇な時が多いんですよね。忙しい時ってその仕事に没頭してるじゃないですか。あまり引いて見ちゃうと考え過ぎちゃって「そもそも作んなくていいんじゃないかな、他人の曲を聴いてるだけでもいいんじゃないか」という感じになってきちゃうんで(笑)。作っている時はガーッとその曲だけに没頭しますね。
――例えば「車のCM」といった目的が決まっているものでも、作ってる時はそんなにとらわれないで作るんですか。
中塚 : そうですね。打ち合わせしていると、その打ち合わせが終わる頃にはもうイメージが湧いているから、後は作るだけですね。そこで考えちゃうと手が付けられなくなるから、とにかく手を付けて、作って、全然ダメだったらもう一回作ればいい。早く作っちゃえばそれがダメでもまたもう一曲作る時間が出来るから。
――お二人の曲の作り方はどうですか?
SUN : 結構、作ってる時の感覚は一緒ですね。
MIRU : SUNは客観性はゼロになっちゃって、入り込んじゃうんですよ。1つのものにいくら時間が掛かっても諦めてくれないタイプ。
――中途半端にしたまま先に進めないんですね。
SUN : そうなんですよ。だから、色んな事を同時進行で出来ないです。小説を読み始めたら、他の小説を読む事も出来ないんで。ドラマも1本見たら同時に他は見られないですね。
MIRU : だから、本当に「これはダサいよ」と言わないとやめてくれない。
SUN : 「ダサい」という言葉が一番傷つくじゃないですか。だから一応それは最後までとっておいてくれているんですよね(笑)。
――最終的に「ダサい」まで言われたらやっと諦めるわけですね。
SUN : そうですね。そこでやっと(笑)。
MIRU : でも、一ヶ月は諦めないよね。
――中塚さんはそういう感覚はありますか?
中塚 : 確かに最後まで作りきらないと何だか気持ち悪いというのはあるよね。せっかくすごく良くなってきた段階に入ったのに、違う事をやっているうちに、良くなるはずのものを忘れちゃうことはあるから、事情が許せば一つの曲にずっと没頭していたい。ちなみに僕から質問してもいいの?
――どんどんお願いします!
中塚 : 2人はどういう風に音楽をやってきたの?
SUN : 僕は高校の時にバンドでベースを弾いてました。大学生になって、DTMに興味を持ち出して、ちょこちょこ始めた時にMIRUに出会いました。
中塚 : 大学の頃に出会ったんだ。
SUN : MIRUの先輩が僕の友達で、当時MIRUが曲の作れる人を探してると知って僕が手をあげたんです。
中塚 : 歌はずっとやってたの?
MIRU : 専門学校へ行くと決めた時に歌い出して、2人でやるとなってからしっかりやり始めたんです。
中塚 : やり始めてどうだった?
MIRU : 一番最初にもらった曲がベースもコードもなかったんです(笑)。
中塚 : コードもない!
MIRU : ウワモノとビートだけで渡されて。それで関西の大会に出て賞をとって。
中塚 : 何もない状態で賞とったの!? 斬新だったのかな!? あははは。
SUN : (笑)。始めのコンセプトは"ベースのないダンス・ミュージック"を作ってみようって感じだったので、全然のれなくて、皆ぽかーんとしてました。
MIRU : ヴォーカルもどこで音をとればいいのかわからなくて適当で。
中塚 : あははは。
MIRU : それで関西代表くらいまで行って、そこからやり始めました。だから、土台がないまま一から一緒にやってきた感じなんです。
――面白いですね。いつぐらいから今の形に変化していったんですか?
MIRU : デビューする1年くらい前ですかね。徐々に変わっていって、まず1stの『Parsley』をリリースしたんですよ。
――とにかく前のめりになって作っていくうちに徐々に変わってきたと。
MIRU : 影響されちゃうから、作っている間はあまり音楽も聴かずにやってたよね。
中塚 : それ、あるよね。「あれ、この曲、誰の曲っぽいんだっけ」とか思っちゃうんだよね。
MIRU : そうなんですよ(笑)。
中塚 : 「いま作り始めた曲が初めからこんなに良いわけがない。他の曲に違いない! 」と思ったり(笑)。
――中塚さんもそういう時があるんですね。
中塚 : あります、あります。そういう時は(他人の曲と同じだったら)本当に怖いんで少しだけ変えるんです。そうすると半年後とかに、ふと自分のiPodのプレイリストからシャッフルで出て来たりするんだよね。
MIRU : ありますね! わかります!
――それって、はっきりと意識はしていないけれども、"良いメロディー"が自分の中にストックされているんでしょうか。共通したメロディの源泉みたいなものをみんな持っているというか。
中塚 : 僕が思っているのは、(幼くて知識・経験の少ない)子供が急に良いメロディーを書く事はないんですよね。ちっちゃい子が一見自由に鼻歌を歌っていてもそれはほとんど何かしら既存の曲だし、それは大人になっても変らない。だから本当のゼロから何かを産み出すのは"幻想"だと思っているんです。色々なものを自分の血肉にしていく作業の集大成というか、好きな音楽、映画、本、その他の好みの総和がその人の好きなメロディーとなって顕れるのかなと思うんですよね。
SUN : そうですね。僕はパンクから聴いていて、ビートルズとかダンス・ミュージックなど、全部の要素をちょっとずつつまんで混ざったのが自分の作品だと思っています。
MIRU : 染み付いたものが出てくるのが作品という感じだよね。
ライヴまで見てもらって完結(MIRU)
――先日観させて頂いたJaccaPoPのライヴからは強い身体性、肉体感を感じて、そういう所も音楽の大きな要素だなと思ったんです。お二人はライヴについてはどういう風に考えていらっしゃいますか?
MIRU : 感情的なライヴをしたいなと思っています。私は歌詞でどストレートに言わないぶん、体で表現する事が多くて、見た目と違うねとよく言われます。
――僕も意外でした。力強さと躍動感があってびっくりしました。
MIRU : 自分としては皆と一つになりたい気持ちがあって、結構煽っちゃうし、皆も来てくれ! とかロックみたい感じになります(笑)。
SUN : たぶん、CDだけで聴いてくれている人のイメージと、ライヴへ来てCDを買ってくれた人のイメージは全然違うんだろうな、と思いながらライヴしてますね。
MIRU : 私の中ではライヴまで見てもらって完結。音源だけで表現するよりは自分達を見てもらってCDに戻ってもらいたい。
SUN : 表現としてCDという枠組み、音という枠組みだけではちょっと少ないかなと思っていて、ライヴも情報源になるようなくらいでやっと完結ですね。
MIRU : だからライヴに来て欲しいですね。
――中塚さんはライヴに関してはどう考えていますか?
中塚 : いくつかあるんですけど、まずライヴに専念するためにDJをやらなくなったんです。DJの方が盛り上がるだろうなという現場ももちろん沢山あるんですけど、そういう現場でもあえてライヴで臨んでいます。DJって1曲かけ始めたら2、3分はそのまま曲が進むじゃないですか。その間、DJはすでに次の曲のことを考えてたりするんです。ウオーーとか盛り上がって見せるけど、絶対に次の曲のことを考えてるんです(笑)。ライヴでは今まさに演奏している曲のことしか考えませんから、そこはDJとライヴとでは全然違うんですね。ライヴに専念することで、それに気が付けて良かったなと思ってます。
SUN : それはすごい発見ですよね。確かに次の曲考えてますよね。
中塚 : 他のDJを見ててもたまにぼーっとする瞬間があるんですよ。視点がどこにも合ってなくて、そういう時って絶対ビート合わせてますね。
MIRU : あははは。めっちゃわかる。
中塚 : たとえ一瞬でも自分自身がステージに立ってぼーっとする瞬間っていうのは格好悪いなと僕は思っちゃうんですよね。もちろん素晴らしいDJは沢山いるけど、僕自身は楽器も出来ることだし、やっぱりライヴの方が良い。エモーショナルになれるというか。
――JaccaPoPのお二人は、アクシデントではないですけど、すごいよく喋るんですよね。それは何か意図はあるんですか?
SUN : 持ち前の関西ノリですね。オールナイトだったら普通、曲って止まらないじゃないですか。全部止めますからね(笑)。だから、この前のライヴは喋れなかった方だと思います。
――結構、喋っているように感じましたよ。
SUN : あれはいつもの2割くらい。
MIRU : ワンマンだと2時間のうち1時間くらい喋ったりするもんね。
中塚 : まじで!? それいいね。
SUN : だから「トークショーなのかライヴなのかわからん」と皆から言われます。
――そんなに長い間、何を喋っているんですか?
MIRU : なんともない事を喋ってます。今日あった事とか。
中塚 : 今日あった事!?
MIRU : 出演者なのに中に入れてもらえなかったとか、リハしたのに「早くリハして下さいー! 」と言われたり。そういう事を文句にならないように面白く伝えたり。
中塚 : いいね、トーク。僕もトークやろうかな。関西の人はやっぱり皆面白いの?
MIRU : いや。私達面白くない方です。
中塚 : 面白い人ってどんな感じなの? もっと喋るの?
MIRU : もっと面白い。常にどっかんどっかん。皆が常につっこむし狙っているんですよ。
SUN : お客さんまで笑いをとろうとしてくるんでそれとの対決もあったり。
中塚 : あははは。
MIRU : それでどんどん前のめりになる。
SUN : テンポが速くなりますね。
中塚 : へえ、それちょっと見てみたい。じゃあJaccaPoPが関西でやる時もそうなるの?
SUN : そうですね。前のめりになって向こうがツッコんできて「いやいや、今俺が喋ってるから。黙って」とか(笑)。
中塚 : 面白い(笑)。JaccaPoPが関西でやるとき連れて行って。
SUN : あははは。まじっすか。
――あははは。話はつきませんが最後にMIRUさんから中塚さんに質問があれば。
MIRU : え、じゃあ… 一番おすすめのお菓子は何ですか?
中塚 : あははは。「ふわふわケーキ」って知ってる?
MIRU : 大好きです。
――なんで小声なんですか(笑)。
MIRU : 塩キャラメル味が好きです!
中塚 : 僕は今、カフェオレ味が好きだな。
MIRU : おいしいですよね!! 実は今日も探したんですけど、なくって。
中塚 : 本当? 時たまあったりなかったりするんだよね。あれ美味しいよね。
――最後はそこへ戻るんですね(笑)。じゃあ、中塚さんからお二人に向けてお言葉をいただけますか。
中塚 : 是非関西へ連れて行って下さい!
SUN : まじですか!? 何か企画したいですね。
中塚 : 関西でJaccaPoPのライヴを見たいです! 何もなくても予定を教えてくれれば普通に行くから。
SUN : それは恐縮すぎます!
――是非それが実現するように楽しみにしています(笑)。
LIVE INFORMATION
2012年9月18日(土)@大阪 北堀江club vijon
OPEN : 17:00 / START : 17:30
ADV : 2,000yen / DOOR : 2,500yen
2012年10月14日(土)@渋谷Glad
OPEN : 18:30 / START:19:00
ADV : 3,000yen / DOOR : 3,500yen
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PROFILE
JaccaPoP
現代の隙をついた、愛と脱力感満載の歌詞を、無邪気なビジュアルと甘い歌声で解き放つ"MIRU"(Vocal)と、 バラエティーに富んだ独特の世界観を持つ"SUN"(Programming / Sound Produce)によるユニット"JaccaPoP(ジャッカポップ)"。
2009年9月9日、タワーレコード、HMV、TSUTAYAなどのCDショップだけでなく、VILLAGE VANGUARD、ITS'DEMO(イッツデモ)などの 雑貨店でも売り切れ店が続出し、新人としては異例のヒット作となるった1stアルバム『Parsley』でデビュー。 同年11月にiTunesにて配信された、くるりの名曲「World's End Supernova」のカバーでは、iTunesエレクトロニック・チャート第1位を獲得し、 2010年1月リリースのアナログ盤「JP EP」は、DMRのチャートで第1位を獲得。名実共トップ・アーティストの仲間入りを果たした。
そして2012年8月8日、全国各地のライヴ・ハウス~クラブ・イベント、ファッションショー等、様々な場で3と36の最大公倍数で、 初めて流れる摩訶不思議なJaccaPoPワールドを展開してきた2人が、約3年振りとなる2ndアルバム『Champion』を遂にリリース! 独創性を突き詰めた、オフェンシブ且つ切ないエモーションが共存する"This is JaccaPoP!"と言える世界をどうぞ。
中塚武
1998年、自ら主宰するバンドQYPTHONEがドイツのコンピレーション・アルバム『SUSHI4004』で海外デビューを果たす。国内外での活動を経て、2004年にアルバム『JOY』でソロ・デビュー。以後、オリジナル・アルバム『Laughin'』『GIRLS & BOYS』『Kiss & Ride』を次々とリリース。
ジャズやラテンを基礎にしてブラック・ミュージックやエレクトロニックなど様々な要素を取り入れたサウンドは、日本の音楽、映像、広告業界において高く評価されている。SMAPや広瀬香美など、多くのアーティストへの楽曲提供、「POs-Ca(グリコ)」「金麦(サントリー)」などのCM音楽、「緑玉紳士」などの映画音楽、「セクシーボイスアンドロボ」「ハガネの女 season1」「バラ色の聖戦」などのTVドラマ音楽と多方面で才能を発揮。
2010年リリースの『ROCK’N'ROLL CIRCUS』はiTunes Storeエレクトロニック・チャート1位を獲得。その後に音楽活動の基盤を自身のレーベル「Delicatessen Recordings」へ移行させた。配信限定アルバム『53512010』、そしてオルビスCM曲「キミの笑顔」が収録されたコンピレーション・アルバム『歌うピアノ男子』をリリース。全国各地でのライヴや野外フェスにも多数出演する中、「音楽×映像×食」が融合された自身主催のライヴ・イベントBEAT COMMUNISTもスタートさせた。
2011年の元旦から、書き下ろしの新曲を定期的に無料配信するサービス「TAKESHI LAB」をサイト上に開設し話題を呼んだ。6月には docomo AQUOS PHONE のCM曲として話題になった「Black Screen」を配信限定でリリースし、そのミュージック・ビデオがiTunes Storeエレクトロニック・チャートで1位を獲得した。