解散から10年のときを経てあのガールズ・バンドが"blue chee's"として再集結。え、誰かって? その正体とは、チェキッ娘現役活動時に存在したグループ内ユニット、伝説のガールズ・バンド“chee's”! 現在は2児の母(新井)、フリーター(藤岡)、オタクOL(アネモネ)と、二足の草鞋をはきながら活動する姿は、女性たちに共感と勇気を与えています。現在は台湾に在住するメンバー(新井と藤岡)もおり、ワールドワイドに活動する彼女たち。活動3年目を迎えた今年、待望の1stフル・アルバム『out of the blue』を完成。「サガ」シリーズ、「パズドラ」などのゲーム音楽を手がける作曲家・伊藤賢治や、「ロマンポルシェ。」の掟ポルシェ。が参加。掟ポルシェは本作でギターも演奏しており、音源として収録されるのは初!! また、10年前、"chee's"時代に演奏され、音源化されていない幻の楽曲「Stray Cats」もコラボレーションにより復刻、そしてもちろん収録!! そんなメモリアルなアルバムを、1週間先行でHQD(24bit/48kHzのwav)で配信いたします。これまでの活動を振り返るインタビューとともに、その歌に耳を傾けてください。

1週間先行、HQD配信スタート!!

blue chee's / out of the blue

【販売形式】 : HQD(24bit/48kHzのwav) / mp3

【販売価格】 : 単曲 200円 / まとめ購入 2,000円

【収録曲】
1. DASHIッ!! / 2. Stray Cats / 3. 荒野のLullaby / 4. Only One Chance / 5. メトロノーム / 6. As One / 7. BLT / 8. らーめんたべたいな / 9. ハッピースマイリー / 10. This is not a love song

INTERVIEW : blue chee's

ある日OTOTOY宛に届いた「初めてのアルバムがリリース!」と書かれた1通のメール。そのメールの差出人こそ、blue chee'sのキーボーディスト、アネモネ・モーニアンだった。通常、こうしたプレスリリースというのは、事務所の宣伝担当者だったり、マネージャーが送ってくるものだ。ましてや、チェキッ娘メンバーからなるバンドのメンバーがメールを送ってくるなんて想像もしなかった。

本インタヴューを読んでもらえればわかると思うけれど、彼女たちは僕らが思っている以上に、blue chee'sを自分たちの手で運営し、活動している。さらにいえば、3人のメンバーのうちの2人は台湾に住んでおり、全員がそろうことはなかなかできない。それはすなわちライヴも簡単にできないということを意味する。それでも彼女たちは泣き言をいわない。それどころか、それを好機とさえ捉えている。もともとメジャーで、そしてテレビにも出演するなど大舞台で活躍していた彼女たちは、なぜ、そこまで力強い活動ができるのか。TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)出演のために日本に帰っており、3人がそろっている時間をいただき、話を訊いた。

取材&文 : 西澤裕郎

左から、新井利佳、藤岡麻美、アネモネ・モーニアン

女だからってできないことはないってことを証明しましょうって

ーーはじめに、blue chee'sを再結成することになったきっかけを教えてもらえますか。

藤岡麻美(以下、麻美) : 2009年、チェキッ娘の再会ライヴをやったときに、お客さんから「chee'sも復活してほしい」って声があったんです。みんな状況がバラバラだから再結成は難しいかなって思ってたんですけど、再会ライヴのリハのとき、利佳ちゃんが、当時別でやってた私のユニットについて「麻美たちのユニットって楽器弾いてないの?」って聞いてきて。そのとき「おっ? 利佳ちゃん、そろそろやりたいのかな?」って感じて。あと2~3年したら子供たちも段々手が離れてるだろうから、一緒にやれたらいいんじゃないかなと思って、企画書を書いて(笑)。当時のメンバーに声をかけました。

ーー企画書にはどういうことを書いたんですか?

麻美 : (コンセプトに加え)3回ライヴをやってみて続けるかどうか判断をするということ、すぐに辞めると言わないってことを書きました(笑)。それぞれの仕事、生活、家庭など、二足の草鞋を大事にしながら、バンドも頑張るっていうコンセプトで。
新井利佳(以下、利佳) : 「すぐ辞めると言わない」って言葉にはドキッとしました(笑)。
一同 : (笑)。
利佳 : chee'sをやっていたころの自分って、仕事に対しても自分に対しても甘かったし、そういう部分を後悔していたので、また投げ出してしまったら同じ後悔を繰り返すことは確実にわかっていて。blue chee’sが始まって1年半位経った頃、旦那の転勤で家族で台湾に行くことになったときも、みんなに「続けさせてほしい」ってお願いして、賛同してもらいました。
アネモネ・モーニアン(以下、アネモネ) : 「迷惑を掛けるかもしれないけど」ってお願いする形で伺ってくださって… 旦那さんの転勤なんて仕方ないことだし、それでも続けてくれるって言ってくれたことがうれしくて。

ーー最初にその文言があったから、いまこうあるんですね。

麻美 : バンドにとって、一番難しいことって続けることだと思うんですね。投げ出そうと思えば簡単に投げ出せちゃうじゃないですか。

ーー確かに辞めることは簡単ですからね。アネモネさんはオーディションを経て加入されたんですよね。2次面接のことをブログで書かれていて、なかなかインパクトがありました。

麻美 : そう、3次面接は逆に私たちがオーディションされる側だったんですよ。

ーーえ? どういうことですか?

アネモネ : 2次面接が終わったあと合格通知がblue chee’s面接スタッフ名義で来て、顔合わせに行ったら「今度は私たちが面接される番です」って。「私たち、どこにも所属していなくて、リハ代も自分たちで折半してます。資金もないです。それでも入りますか?」って。企画書も見せられました。

ーーそうだったんですね。逆プレゼンされた時はどんな気持ちだったんですか?

アネモネ : 私は逆に安心しました。企画書を見て、初めて「2足の草鞋のアラサーガールズ・バンド」と言うコンセプトで進めていこうとしていることを知ったので、沢山いらっしゃる候補の中から私を選んでくれた理由に納得することができました。

ーーどういうことですか?

アネモネ : それまでは勝手に憶測で、バンド的に、ヴィジュアル面でも強い若い可愛い娘を探していると思っていたので。スタッフさんからもらうオーディションのメールのドメインが”Yahoo”だったりして、スタッフさんがいないことには薄々きづいていたんです。なので、その部分には驚きもなく、まったく問題ありませんでした。それより、このメンバーの中で活動ができて、それを自分たちの手で大きくしていけるチャンスを手にできたよろこびのほうが大きかったです。ただ、当時お金がなかったので、リハ代を折半していると聞いて「マズイな…」と、密かにバイト生活を決意していました(笑)。

ーーかなり覚悟を持って臨まれたわけですね。

アネモネ : ただ、実際、納得できない部分もあったんです。私はライヴの構成や見せ方、アラサーガールズ・バンドなどコンセプトが固まっているなかで、ライヴの1ヶ月前に加入したんですが、最初は様子を見ながらのっかっていました。正直、2足の草鞋というコンセプトに反対していたんです。インディーズでは、あえてみんなそこを隠してカリスマ性を出したり純粋なエンターテイメントとしてパフォーマンスしたりしているじゃないですか。確かにママである利佳さんや、ずっと芸能活動も続けてきた麻美さんがアルバイトをしながらバンドやることにはすごく意味があると思うんですけど、自分の立場で考えると全然魅力を感じなくて。「普通じゃん! むしろ集中しろよ!」みたいな。アラサーの部分も普通隠すところだし、あえて出すところでもないんじゃないか、とか。でも「女性だからってできないことはないってことを証明しましょう!」というコンセプトには「そのとおりだ! やってやろうじゃん!」と感じました。実際、働いていて、女性だからというだけの理由でナメられ、悔しい思いをすることも残念ながら多々あるので。

ーーただ、実際に、みなさんはいろいろな積み重ね方をされてきて、資格をとったり、音楽以外の仕事もされてきたわけじゃないですか。それでもやっぱり音楽とか人前に立つという方でなにかをやりたいという気持ちがあったんですか?

麻美 : 私の場合は、芸能活動を辞めずにずっと続けてたんですね。20代後半に体調を崩したりしたこともあったけど、自分らしく活動を通じてなにかを伝えたり、自分自身を見つけていきたいっていう気持ちもあって。blue chee'sは活動当初、キャラクター設定があって、私はリズというアロマショップで働く女の子の役だったので、自分の中で説得力を持たせるために、勉強してアロマテラピーの資格をとって。

ーー役作りのために資格をとられたんですね!! 利佳さんは一度芸能活動から離れたんですよね。

利佳 : CMの仕事とかをしていたんですけど、一回芸能界を離れて、専門学校に通って保育士とか幼稚園教諭の資格をとって幼稚園の先生をしていたんです。そのあと結婚して、仕事を離れて、自分の結婚生活、子育て生活に入りました。子供が少しずつ手が離れることになって、次にやりたいことってなんだろうなってなったとき、もう一回表の舞台に立ってみたいと思ったんです。そんなとき、麻美から声をかけてもらって、家族も「ママいってらっしゃい」って心よく送り出してくれる感じだったので、ここしかないと思ってはじめました。

ーータイミング的にはピッタリだったんですね。アネモネさんは人前で活動したいという気持ちはずっとあったんですか?

アネモネ : はい。自分はそういうことをするんだと、もうずっとバカみたいに信じて中二病のまま20代後半に突入という(笑)。

ーー(笑)。例えばコスプレ、ゲームとか自分の好きなことどんどん追求してるんですよね。

アネモネ : 好きなことしかできないんです、私(笑) 。好きなことは気持ち悪いくらいとことんやる。

ーーアイドル横丁夏祭りも、アネモネさんが連絡をしたことがきっかけで出演が決まったんですよね。実際すごく好きだったchee'sの中に入って、自分をすぐ出せました?

アネモネ : アイドル横丁の時は、丁度ヴォーカル・メンバーの脱退が決まって、次のワンマン・ライヴ以外での活動が制限されてしまって… でもそのワンマンの前売券を売る機会も設けないといけないし、止まっていられなかった。そんなとき、Twitterで丁度アイドル横丁開催のニュースが飛び込んできて、次の瞬間もう電話していました。「まだブッキング間に合いますでしょうか」って。今までは「アイドルじゃなくてバンドだから」というメンバーの意向もあって、アイドル関連のイベントへの出演を敢えて避けていたんです。でも、私は良い意味で「アイドルはいつまでもアイドル」だと思っていて、blue chee’sはアイドルとしてもバンドとしても活動できるのにもったいないと思っていたので、こんなにいい機会はないと(笑)。好きなこと、信じたものに対する行動力だけは異常に突出しているかもしれません。自分を出すということに関しては、加入当初は、ファンとしての視点と、メンバーとしての視点から見て、その中間の立ち位置になるべきだって感じていました。いまはわりと前に出てしゃべったりしますけど、昔はそんなに出さないようにしてたんです。
利佳 : 前はそうだったね。
アネモネ : どうやったら、みんなを1番いいかたちで見せられるかっていう点に心掛けて動くようにしていました。憧れのchee’sのなかに入って、もちろん緊張はしたんですけど、「どうしよう3人に会える!」って気持ちのほうが強くて。オーディションのときも「あぁ~本物の利佳ちゃんだ、ヤバい!」って気持ちのほうが強くてそれを押さえるほうが大変でしたね(笑)。

音源制作は全国どこにいてもつくり上げられると思っている

ーーこうして個性的なメンバーがそろうわけですが、初期はヴォーカルの方も含めた4人で活動していたんですよね。それが、いざこれからだというときに、ヴォーカルが脱退されてしまったそうで…。気持ちが折れそうになったりしなかったですか?

利佳 : 折れそうになりますよね(笑)。

ーーそこからいまの3人のバランスへはどうやって作っていったんですか?

麻美 : ヴォーカルがいなくなっても、作ってきた曲を死なせたくなかったので、どうにか生かしたいと思って。わたしはドラム担当なんですけど、ピアノを弾いて、利佳ちゃんが日本に来れなくてもアニモと2人でパフォーマンスできるようにして。以前、アニモがソロでボサ・ノヴァを歌っていて、それがすごく声に合っていたから活かしたくて、元々ある曲をジャズ・アレンジに変えてみたり。それが活きて、今回のアルバムにもジャズの曲が1曲入っているんです。
アネモネ : いろんな曲があったけど、彼女のイメージをもとに作った曲も多かったから。だから… 大変だったよね。こんなこと言うと色々な波紋を…。
一同 : (笑)。
アネモネ : 巻き起こすけど、ある意味いい機会になりましたよね。
麻美 : ステージを上げてくには飛び降りるようなことも必要だったんだと。
アネモネ : ポジティヴに捉えられています(笑)。

ーーさらに麻美さんも台湾に行かれることになったんですよね。

麻美 : 海外を視野に入れて活動していったほうがいいなっていうのが前々からあったんです。で、去年縁があって台湾に3ヶ月ごとに行くことになって、いろいろな方とお話をしてアジアでも活動して行きたいという結論を出したんです。兄が台湾を拠点にアジアで俳優をずっとやっていて、兄の家に住むことができるって状況もあったので。

ーー最初言っていた二足の草鞋じゃないですけど、女優業を台湾から世界を視野にやっていくと決めたと。アネモネさんは日本に1人になってしまいましたが、どういう思いだったんでしょう。

アネモネ : 最初、利佳さんが台湾に行くって決まったとき、私と麻美さんは「ラッキー!」って気持ちが強くて(笑) 。「やった、海外進出。台湾でもライヴができる」みたいな。麻美さんに関しては、お兄さんの家に音楽する環境があったんだよね。だから音源制作に関してはまったく問題ないな、と思いました。今回リリースする作品は、麻美さんが台湾に行ってから生まれた初の作品なんです。

ーーじゃあ、2人が台湾で録音したものをアネモネさんがデータでもらってまとめていったんですか?

アネモネ : 私のほうでデータをもらってまとめたものをエンジニアさんに提出するというかたちでやりました。チェックしながら録り直しをお願いしたり、「ここ歌詞間違ってるんですけど」みたいな感じで(笑)。
利佳 : 細かい指示が飛ぶわけですよ。「終わったと思ったらアニモからメールきてるよ」みたいな(笑)。

ーーあははは。全体のディレクションはアネモネさんがとっていったんですね。

利佳 : アニモがまとめてくれて引っ張ってくれてできあがった作品です。
アネモネ : ライヴは場所の不安があるけど、音源制作は全国どこにいてもつくり上げられると思っていて。私自身、家庭の関係で母の実家に住まなきゃいけなくなったことで、音楽を頻繁にする場から離れてしまって。でもどうしても音楽から離れたくないという気持ちがあって、すぐに機材を買い込んで宅録をし始め、東京の仲間とデータのやり取りだけで音源をつくることを続けてきたんです。
利佳 : 宅ロッカーだ(笑)。
アネモネ : だから彼女たちが台湾にいようが、どこにいようが、ネット環境さえあれば心配ないです。データさえあれば、どうにでも料理できると思ってました。

メジャーでやってたときと真逆のことをしたかった

ーー心強いですね! 3人にはいろんなつながりや支えてくれる人たちがたくさんいると思うんですけど、手伝ってくれるスタッフにお願いしてやってもらおうって考えはないんですか?

アネモネ : 最初に企画書に「メジャーじゃなくインディーズで自分たちでできることをやる」って書いてありましたよね。
麻美 : そうなんですよ。メジャーでやってたときと真逆のことをしたかったんです。手作りで、時間と労力をかけてサービスをするじゃないですけど(笑)。かなり大変だと思うんですけど、いまもう一度やって続けていくってことを考えたときに、そっちじゃないと無理って思ったんですね。もちろんメジャーだといいこともいっぱいあるんですけど、それだと捨てなきゃいけないこともいっぱいあるので。

ーー実際それで自分たちでやってみて、インディであることのよさを感じられていますか?

麻美 : はい。当時は裏でスタッフの人たちがどれだけ動いてくださっていて、そのおかげでステージに立てているのかってことが全然理解できていなかったです。だからblue chee'sを立ち上げたとき、「スタッフの人たち本当にすごい!」って思いながら、ひとつひとつ自分たちでやりはじめました。いま思うのは裏を知ることで、表に立ったとき自分たちのやりたいことがやれるんだってことなんです。

ーー確かに、裏のことをわかんないと自分たちのやりたいことやりようがないですよね。

麻美 : アニモは制作とか、宣伝とか、ブッキングとか、私たちにはなかったいろいろな経験があるから、私たちをひっぱってってくれて、教えてくれて。
アネモネ : いままで私はスタッフとして勤務したり、インディーズで1人で活動していたので、自分なりにblue chee'sの裏の部分でできることはやっていこう、他の2人にはできるだけステージに集中してもらおうって思うようになって。2人には、楽曲制作であったりそういう部分に力を入れて欲しいので。彼女たちにはできるだけ輝いていてほしいという気持ちがあります。ただ、いまの私はメンバー同士の物理的な距離もあり、当初の「自分たちでできることをやる」の「できること」ほぼ全てを1人で担当してしまっている状態で、フルタイムの会社員、バンド、バンド・マネージャーの3足の草鞋になっているんですよね。メンバーが台湾にいる時は1人DJとしてブッキングのイベントに出演させていただくのですが、割とどんなインディーズ・バンドでも1人マネージャーがいるんですよね。それを見て、「いいなー、マネージャー…」と思ったりして。ありがたいことに大きなイベントに呼んでいただける機会も増えて、そうすると比例して提出する書類や前準備も増えて来て。バンドをより大きくして、さらにそのために自分もパフォーマンスに集中できるように、いまの解決策としては早く会社を辞めれる状況になって、3足のわらじを別の2足のわらじに履き替えて、blue chee'sだけでまわしていけるようになれたらいいなとはどこかで思っています。私はずっとインディーズでやってきているので、逆にメジャーに対して憧れがまだあったりして。最初は意向もあって、あえて別にスタッフがいる体をとっていたのですが、最近は徐々に「自分たちで営業もすべてやっています」という面を出してきていて。そこをあえて出すことによって「自分たちも頑張ろう」と誰かの勇気になるかもしれないと思うと、いまの状態はすごく大変だけど、もうちょっとこの体制でがんばろうとも思っています。

ーー次の段階としては、どういうことをblue chee'sとしてやっていくか、見せていくか、作っていくかってとこだと思うんですね。blue chee'sとしてどんなことを表現していきたいと考えていますか?

麻美 : 今回のアルバムもノン・ジャンルでいろんな種類の音楽が入っているんですけど、ママの気持ちとか女の気持ちとかは出していきたいです。
利佳 : いま出ているアイドルだったりバンドの人も恋愛とかは歌えるかもしれないけど、ママとか女の人の気持ちってなかなか歌えるものではないと思うので、そういう部分は私たちにだせる強みだと思うので大切にしていきたいです。

ーー例えば、「ハッピースマイリー」を聴いて、「やっぱりママとして自由になりたい気持ちなんだなぁ(笑)」と思ったり、新鮮でした。

利佳 : ママだったら「子供寝た! 天国~!」って絶対思うし、時間を気にしないでいろんなことやりたいなと思っているママも多いと思うし。そういうのわかっていたうえでみんなに共感してもらえるのはうれしいし、私たちだからこそできるかなと思います。

ーーそういうのもあって、今回歌詞の比率は均等にわかれているんですか。

麻美 : そうですね。今回は楽曲提供もしていただいたので、その曲、その曲で、どんなテイストの歌詞が合うかって考えました。「これはアニモが日本語で書いたらきっといいだろう」とか。ずっと英語版が欲しいなと思っていた曲もあって、先にアニモに英語版にしてもらったりもしていたので「他の曲もあるけどお願いできますか」って。
アネモネ : そう麻美さん、誰がどの詩を書くって分担してくれたんです。

ーー先に楽曲があって、それに誰が詩を書いたらいいかってのを考えて振り分けるかたちなんですね。

麻美 : そうですね。いろんな味のchee'sができました(笑)。
アネモネ : そう、このアルバムで本当に3人体制のblue chee'sができあがった感じなんですよね。あえていろんなものに挑戦したらこうなって。いろいろなジャンルがあってバラバラだけど、いろんな意味で新しいblue chee'sとしてまとまったよね。
3人 : うん。

ーー他の人には歌えないものだと思うのでそれを曲に書いていただいてまた新しい音源を聞くことやライヴを見ること楽しみにしています。

アネモネ : 女性にもただの”劣化”だけじゃなく、年齢を重ねていくことで生まれてくる魅力、知恵、深み、楽曲がその都度あると思うし、いまのこの状態もモデルとしても新しいし、人によっては励みにしてもらると思うし元気がでてがんばらなきゃって気持ちになるきっかけになるといいなと思います。
麻美 : ただ無理は禁物だよ!(笑)

RECOMMENDED

つしまみれ / つしまみれ

つしまみれ1年3カ月ぶりのフルアルバム「つしまみれ」は、とっつきやすく、離れがたい最高傑作。結成14年目にして、遂に自らのバンド名を名乗る看板作品の完成。中村宗一郎と共に作り上げた誰もが聴きたい「つしまみれ」の形。

つしまみれの特集はこちら

Negicco / Melody Palette

Negiccoが、結成10周年にして初のオリジナル・フル・アルバム『Melody Palette』を、タワーレコードのアイドル専門レーベル、T-Palette Recordsよりリリース。彼女たちの活動を10年間支えてきたconnieが全体のプロデュースを務め、小西康陽、西寺郷太、サイプレス上野とロベルト吉野、tofubeats、長谷泰宏(ユメトコスメ)、吉田哲人、RAM RIDER、grooveman Spot、banvoxという豪華アーティストが制作に参加。ジャケット・アートワークのクリエイティヴ・ディレクターにはTomato n' Pineを手掛けた音楽プロデューサーのジェーン・スーを起用。まさにNegiccoが満を持して発信する最高傑作。

>>>Negiccoの特集ページはこちら

伊藤賢治 / リ:バース II/ロマンシング サ・ガ バトル アレンジ

ゲーム音楽作曲家“伊藤賢治”が手がける「Re:Birth」シリーズの第2弾。第1弾である前作『Re:Birth/聖剣伝説アレンジアルバム』に続き、本作は生誕20周年を迎える『ロマンシング サ・ガ』シリーズの楽曲を本人の手によるバトル・アレンジで収録。全曲新録・新アレンジの内容を彩るカバー・アートには、「サ・ガ」シリーズのイラストを手掛ける“小林智美”による新規描き下ろしを使用。目で耳で、そして記憶で心を焦がす熱い一枚をお届け!

>>>リ:バース II/ロマンシング サ・ガ バトル アレンジの特集ページはこちら

LIVE SCHEDULE

2013年8月7日(水)@タワーレコード新宿店
2013年8月8日(木)@タワーレコード秋葉原店

blue chee's LIVE 2013 夏
2013年8月10日(土)@秋葉原CLUB GOODMAN
開場 / 開演 18:00 / 18:30
前売券 : 3,000円 当日券 : 3,500円(ドリンク代別)

2013年8月11日(日)@新星堂サンシャインシティ アルパ店

blue chee's プロフィール

フジテレビ「DAIBAッテキ!!」から生まれたチェキッ娘メンバーによる伝説のガールズ・バンド"chee's"。

解散から10年、新メンバーにオーディションにて加入したキーボーディスト・アネモネを迎え、元メンバーである新井利佳、藤岡麻美により、時を経て熟成した"blue chee's"として再集結。装いも新たに生まれ変わる。

2010年12月12日にデビュー・ライヴ実施。ほぼノープロモーションだったが渋谷CLUB CRAWLは満杯の盛況。以後、定期的にライヴ活動を続けている。

バンド形式ながら3人ともヴォーカルをこなし、3人それぞれの声質の魅力を存分に発揮するアカペラも好評。アコースティック形式でのパフォーマンス等、型に捕らわれない面白さも魅力。

メロウなサウンドと甘い歌声で独特のライヴ空間を醸成する癒し系ミュージシャン。汗をかきに行くと言うより、幸せな気持ちにさせてくれるステージが売り。

2児の母(新井)、フリーター(藤岡)、オタクOL(アネモネ)と、女だてら二足の草鞋で夢を追い掛ける姿が従来のチェキッ娘・chee's の時代からのファンに加え、女性達に共感と勇気を与え、各層の注目を着実に集めている。

国内最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」等大きなイベントにも出演。2013年3月にはアメリカのイベントに招致され、2,000人の観客をライヴにて熱狂させる。 現在は台湾に在住するメンバーもおり、ワールドワイドに活動の幅を広げている。

blue chee's Official Web

o

 
 

インタヴュー

8ottoの新たな旅立ち──ゴッチ・プロデュースによる6年ぶりの新作『Dawn On』をハイレゾ配信
[CLOSEUP]・2017年10月18日・8ottoの新たな旅立ち──ゴッチ・プロデュースによる6年ぶりの新作『Dawn On』をハイレゾ配信 2004年の結成から、ドラム・ヴォーカルを含む4ピースという個性的な編成で活動、そこから鳴らされるグルーヴで多くのロック・ファンを魅了しているバンド、8otto(オットー)。各種フェス出演や海外アーティストとも多く共演するなど、もはやベテランの風格も備えたベテランといっていいだろう。 このたびASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文をプロデューサーに迎え、なんと6年ぶりの新アルバム『Dawn On』をリリース! OTOTOYでは今作のハイレゾ配信も実施中。このインタヴューと合わせてお楽しみください。 8ottoがついに本格再始動! 6年ぶりの新アルバム! 8otto / Dawn On'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC>>>ハイレゾとは?'【配信価格】単曲 250円(税込) / アルバム 1,800円(税込)【収録曲】1. Ganges-Fox2. SRKEEN3. Romance4. It's All Right5. 赤と黒6. Rollin
by 鈴木 雄希
fulaから届いた、新しい旅の報せ──新体制後初のアルバム『ノート』をリリース&インタヴュー掲載!
[CLOSEUP]・2017年10月13日・fulaから届いた、新しい旅の報せ──新体制後初のアルバム『ノート』をリリース&インタヴュー掲載! 雑多な音楽性をポップにまとめあげ、耳にする人の心と体を踊らせる4人組、fula。2016年にギター・石川、ベース・安本、ドラム・髙木が脱退し、それまでのメンバーと作りあげた「楽しい音楽」「踊れる演奏」「情熱」を受け継ぎ、新たにドラム・遠藤、ベース・馬場、ギター・ピギーが加入し。再出発を始めた彼らの新体制1発目となるアルバム『ノート』の発売を記念し、インタヴューを敢行。新譜とともにお楽しみ下さい。 新体制初となるアルバムをドロップfula / ノート'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(16bit / 44.1kHz) / AAC【配信価格】単曲 216円(税込) / アルバム 2160円(税込)【収録曲】''01. Circle of Flame02. スターショア03. のあ 04. Catwalk 05. 航海日誌06. グレイヴダンス 07. よあけ08. クラップユアハンズ09. 散歩道10. 夕焼け 11. 恋のスーパーケイデンス INTERVIEW : fula 突然メンバー3人の脱退
【INTERVIEW】朝も夜も、あなたの心にドッコイセ──Dokkoise Houseの変化し続ける「郊外型」シティ・ポップ
[CLOSEUP]・2017年10月11日・Dokkoise Houseの変化し続ける「郊外型」シティ・ポップ──先行&フリー曲配信開始 cero、そしてSuchmosらの登場によってシティ・ポップの一大ムーブメントが巻き起こった2015~16年。その隆盛を経て、一旦落ち着きつつあるライヴ・シーンのなかで、一層際立つバンドがいる。それがDokkoise House。シティ・ポップを都市から郊外に移したグッド・ミュージックは、都会的な側面と土着性を兼ね備え、HOLIDAY!RECORDSやモナレコードから一気に火が着いた。早耳のリスナーを虜にするその音楽性は、果たしてどこが源流となっているか。また、そのユニークなバンド名の由来は? ジャケットに込められた意味とは? バンド初となるインタヴュー。結成から音楽的なルーツ、そして現状と未来。Dokkoise Houseのそのすべてを露わにする。OTOTOYでは本作を1週間先行で配信するとともに、まずは最初の名刺とも言える彼らのリード曲「Trolly」をなんとフリーで期間限定配信。 毎日の生活にそっと寄り添う郊外型シティ・ポップを1週間先行配信!Dokkoise House / Pilotis Grow'【配
by 中の人
祝! メジャー・デビュー! BRADIOが日本中のファンキー・パーティ・ピープルを虜に!
[CLOSEUP]・2017年10月11日・祝! メジャー・デビュー! BRADIOが日本中のファンキー・パーティ・ピープルを虜にする! いま日本で1番ソウルフルでファンクなロック・バンドといえば…… そう、BRADIO! 今年の夏には〈ROCK IN JAPAN FES〉をはじめ、〈SUMMER SONIC〉、〈SWEET LOVE SHOWER〉など数多くのフェスに出演、さらに4月に行われた中野サンプラザワンマン公演をソールドアウトさせるなどその勢いはとどまることを知らない! そして〈WARNER MUSIC JAPAN INC.〉よりメジャー・デビューを果たし、その勢いはさらに加速するばかり。メジャー1作目となる今作『LA PA PARADISE』は、桑田佳祐や、玉置浩二、布袋寅泰を手掛けた藤井丈司をプロデューサーに起用し、BRADIOの力を最大まで引き出した作品となっている。OTOTOYでは今作の配信開始とともに、メンバー4人へのインタヴューを掲載。メジャー・デビューを果たした、いまの彼らに迫った。 祝! メジャー・デビュー! 初シングルをハイレゾ配信開始 BRADIO / LA PA PARADISE(24bit/96kHz)'【配信形
by 岡本 貴之
コーネリアス『Mellow Waves』待望のハイレゾ配信ーーエンジニア高山徹ロング・インタヴュー掲載
[CLOSEUP]・2017年10月09日・コーネリアス『Mellow Waves』待望のハイレゾ配信ーーエンジニア高山徹ロング・インタヴュー掲載 2017年6月、Cornelius(コーネリアス)が、『sensuous』以来11年ぶりとなるオリジナル・アルバムをリリースした。坂本慎太郎を作詞に迎えた「あなたがいるなら」、「未来の人へ」をはじめ、“メロウ”と“ウェイヴ”に満たされた全10曲。銅版画家の中林忠良によるモノクロームのジャケットも含め、2017年ひいてはテン年代の代表作になるであろう本作をハイレゾ配信開始する。それを記念し、22歳でフリッパーズ・ギターのレコーディング・エンジニアを務め、今作でもミックス、マスタリングを担当しているエンジニア・高山徹にインタヴューを敢行した。本インタヴューとともに、この大傑作をハイレゾでご堪能ください。 2017年を代表する作品を待望のハイレゾ配信スタートCornelius / Mellow Waves (24bit/96kHz)【配信形態】FLAC、ALAC、WAV(24bit/96kHz)>>ファイル形式について>>ハイレゾとは?【配信価格】アルバム価格 : 2,571円【収録曲】1. あなたがい
「2」の新たな幕開けを告げる1stアルバム『VIRGIN』を配信開始&インタヴュー!
[CLOSEUP]・2017年10月04日・さぁ、やつらの復讐劇のはじまりだ! ──エピソード「2」の幕開けを告げる『VIRGIN』を配信開始! 現在無期限活動休止中のThe SALOVERSのヴォーカリスト、そして最近では俳優として連続テレビ小説『ひよっこ』への出演など、多岐にわたって活躍をする古舘佑太郎。そして銀杏BOYZとしても活動をしている加藤綾太。このふたりを中心に結成された4人組ロック・バンド「2」が〈Youth Records〉より1stアルバム『VIRGIN』をリリース。初期衝動的でありながらストーリーテリングな古舘の歌と、それを彩る、加藤綾太(Gt.)、yucco(dr.)、赤坂真之介(ba.)が織りなすキレ味抜群のオルタナティヴかつ疾走感満載のサウンドは、聴いたものの心にストレートに突き刺さるだろう。さまざまなことがあった過去はもう振り返らない! 4人の若者が紡ぎ出す新たな物語のはじまりを見逃すな! 2(ツー)として初の音源を配信中! 2 / VIRGIN'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC【配信価格】単曲 207円(税込) / アルバム 2,488円(税込)【収録曲】''1. A
by ?
【EMPiRE】Epsode0.1 外林健太(PHOTOGRAPHER & COSTUME DESIGNER)
[EMPIRE]・2017年10月06日・【EMPiRE】Epsode0.1 外林健太(PHOTOGRAPHER & COSTUME DESIGNER) BiS、BiSH、GANG PARADEを手がけるプロダクション・WACKによる、4組目のアイドル・グループが誕生した。 その名は、EMPiRE!! エイベックス・エンタテインメント株式会社とタッグを組んだプロジェクト「Project aW」として生まれたEMPiREは、BiSHを手がけているチームが担当を行うという。当初はTwitter“10,000フォロワーで顔の公開”という条件で活動が始まったが、謎のフォロワーの買収などにも見舞われつつ、9月28日、ついに全員の顔が公開された。 少しずつ見え始めたEMPiREの動向に迫る連載第2回目は、EMPiREの衣装制作、そしてアーティスト写真などの撮影・デザインを手がける外林健太へのインタヴューを行なった。BiSHでの衣装制作、撮影を通してクリエイティヴ欲求が高まり、次のステップへと向かう外林はEMPiREでどのような活躍を見せ、どのような役割を担うのか。EMPiREへの期待は高まるばかりだ。 インタヴュー&文 : 西澤裕郎 Epsode0.1 :
by 西澤 裕郎
【伝説再来?!】10月の京都には竜が登る!──飯田仁一郎&成田大致〈ボロフェスタ2017〉開催直前対談
[CLOSEUP]・2017年10月06日・【伝説再来?!】10月の京都には竜が登る!──飯田仁一郎&成田大致〈ボロフェスタ2017〉開催直前対談 2017年10月20日(金)から22日(日)にかけて、京都KBSホールとMETROの2つの会場にて開催される〈ボロフェスタ2017〉。 〈ボロフェスタ〉は、知名度の有無やジャンルに関係なく主催者が「観たい! 呼びたい!」と思うアーティストのみをブッキングし、ボランティア・スタッフと主催者が一緒になって、会場設営から一切のイベント運営までを行う、いわゆる“D.I.Y”の精神でつくりあげられている。 16年目を迎える今年は、ヘッドライナーを務める大森靖子やクリープハイプをはじめ、ペトロールズ、H ZETTRIO、BiSH、yahyelをはじめ、ほかにも注目の若手バンドも多数出演。まさにジャンルや世代、シーンをも越えた新しい出会いがあるだろう。OTOTOYでは〈ボロフェスタ2017〉開催を目前に控えたこのタイミングで、主催者のひとりである飯田仁一郎(Limited Express (has gone?))と、数々の伝説的なエピソードを生んできたロック・フェス〈夏の魔物〉を主催する成田大致(THE 夏の魔物)の対
by 西澤 裕郎