根っからのミュージック・ラヴァーたちが創る音楽!ーーCICADA、1stフル・アルバムを先行フル試聴

ヒップホップやR&Bといったブラック・ミュージックと、トリップ・ホップやエレクトロニカのミニマルな要素を組み合わせたサウンドに、紅一点の女性ヴォーカリスト・城戸あき子の歌声が乗る、都会的で上質なポップ・ミュージック。そんな音楽的嗜好性を明確に持った5人組バンド、CICADA(シケイダ)が、1stフル・アルバムをリリースする。2014年には〈りんご音楽祭〉に出演したり、DE DE MOUSEやコトリンゴと共演するなど、各地のフェスやクラブで反響を呼んでいる。そんな彼らの同作をOTOTOYでは2月4日よりハイレゾ配信、それに先駆け全曲フル試聴を行なう。メンバー全員のルーツに迫ったインタヴューとともに、新しいポップ・ミュージックのはじまりに耳を傾けていただきたい。

まずは下記から全曲フル試聴してみよう

レーベル para de casa  発売日 2015/02/04

※ 曲名をクリックすると試聴できます。

ハイレゾ配信は2015年2月4日スタート!!


CICADA / BED ROOM(24bit/48kHz)

【発売日】2015年2月4日(水)

【Track List】
1. ふたつひとつ
2. Naughty Boy
3. 君の街へ
4. 夜明けの街
5. フリーウェイ
6. 月明かりの部屋で
7. Colorful
8. 雨模様
9. あなたの影
10. 熱帯魚
11. door


INTERVIEW : CICADA

2014年は、森は生きているやYogee New Wavesなど、はっぴいえんどをルーツにあげる若いバンドたちが大きく飛躍した年だった。それと同時並行的に、ブラック・ミュージックを取り入れ、日本人ならではの感覚で昇華したSuchmosやSANABAGUNといったバンドも少なくない数産まれていた。2015年は、そうしたバンドたちが日本の音楽シーンを彩ってくれそうな予感がしていて、いまから楽しみで仕方ない。本特集にて紹介するCICADA(シケイダ)という5人組もまた、ブラック・ミュージックの感覚を現代風に変換し、ポップ・ミュージックとして描いてみせたモダンでセンスに溢れるバンドである。マッシヴ・アタックをキーワードに集まった5人の音楽ルーツは、ほとんどが海外からの音楽、そしてヒップホップやファンク、AOR、フュージョンといった、ロック・バンドとは違うところから来ている。そして、とにかく探究心が旺盛で根っからの音楽好きという言葉がぴったりのメンバーたちである。そんな彼らの音楽嗜好に、無機質なミニマル性、艶っぽい女性ヴォーカルが加わることで、都会的なサウンドとアダルトな雰囲気を醸し出している。インタヴューでは、彼らに影響を与えた音楽について、本作についてじっくり話を訊いた。これからが非常に楽しみなバンドが、世の中に飛び立つ。音楽がとにかく好きで仕方ないという人にこそ、彼らの音楽が伝わることを願ってやまない。

インタヴュー & 文 : 西澤裕郎
写真 : 雨宮透貴

マッシヴ・アタックとか、日本でいうとACOのような音楽をやりたくて

ーーCICADAは2012年冬の結成ということですが、この5人はどういう繋がりで集まったメンバーなんでしょう?

若林とも(以下、若林) : mixiですね。

若林とも

ーー mixiの掲示板ですか?

木村朝教(以下、木村) : そうです。募集版みたいなところで若林が募集を始めたんですけど、及川だけはちょっと違って。
及川創介(以下、及川) : 僕は木村から誘われたんですよ。間にもう1人知り合いがいて、知り合いの知り合いという感じで繋がっていきました。

ーーちなみに、掲示板にはどういうことをやりたいと書いていたんですか?

若林 : トリップホップをやりたいって書いていました。マッシヴ・アタックとか、日本でいうとACOのような音楽をやりたくて。トラックは無機質だけど、ヴォーカルは柔らかいメロディーが乗っている。そういう音楽をやりたくて募集をしたら、彼女(城戸あき子)から応募がきて、カラオケに行って歌ってもらった約100人のなかから決めました。

ーー100人ってすごいですね。ちなみに、ゲスの極み乙女。の川谷絵音さんも、mixiで募集してindigo la Endを作ったって以前話してくれて、音楽で食っていくってことをすごく意識していたんですけど、CICADAをはじめるにあたって、そういう食っていこうみたいな部分も考えていましたか?

若林 : ばりばりに売れたいのでメジャー志向とか書いてましたね。本当に音楽でご飯食べたいので、そういう気持ちです。もちろん、いい曲を作ればどうにかなんだろうって想いが一番強いですけど。
及川 : 僕も曲資本でしか考えていないというか考えれないです(笑)。木村は"CICADA外交官"みたいな感じなんで、いろんな人とのネットワークを作れたりするけど、若林は外交力が皆無なんで。そういう意味でもメンバー間で役割が分かれているからバランスは取れてると思うんです。まぁ、でも曲のことしか考えてないです。

ーー楽曲に対する自信が原動力にあるわけですね。そうしたCICADAの核となる楽曲製作は、若林さん発信になるんですか?

若林 : そうですね。創介くんもやってますけど。
及川 : 半分づつくらいですね。
若林 : 創介くんは、DTMですっごく上手に曲作るタイプ。僕は弾き語りで、お願いしまーすってメロディーだけ投げるっていう感じですね。

ーー最初にマッシュヴ・アタックって名前が出ましたが、みなさんがそれぞれ普段聴かれている音楽を教えてもらえますか。


Massive Attack「Teardrop」

木村 : 新しい音楽が一番好きなのは若林で、いつもタワレコの袋を持っていて「買った買った」って言っています。

ーー最近買ったもので、おもしろいと思うものはありましたか?

若林 : 最近買ってよかったのは、アリエル・ピンクとアリアナ・グランデですね。

ーー逆に日本だと誰を聴きますか?

若林 : UAさんとか一十三十一さんとか青葉市子さん。あとASIAN KUNG-FU GENERATION、くるりとかかな。基本的に日本は女性ヴォーカルが好きです。海外には女性も男性もいい声だなと思う人がいますけど、日本で特にいい声だなって思う男性ヴォーカルはいなくて。だから女の人ばっかりですね。柔らかい声が好きなんですよね。

ーー櫃田さんはどんな音楽が好きですか?

櫃田良輔

櫃田良輔(以下、櫃田) : 僕はこのバンドでヒップホップを教えてもらって。ロバート・グラスパー・エクスペリメントの『ブラック・レディオ』っていうアルバムから自分のドラムが変わっていた感じがしています。そこからザ・ルーツが好きになったりもしましたし、ヒップホップや決まったループのトラックのものを聴いています。本当に突き詰めていくとリズムももちろんなんですけど、音のよさっていうのが自分のなかでわかってきたなと思っていて。ヒップホップの人が作るトラックの音って、シンプルなのにかっこよくて濃い感覚がして。それが僕のなかで憧れになっています。


Robert Glasper Experiment feat. Yasiin Bey "Black Radio"@the Highline Ballroom 2/28

ーードラムの肉体感というよりも、そこでの鳴りとかに関心があるわけですね。

櫃田 : そうですね。後ろで鳴ってるサウンドのかっこよさを、このバンドでももっと追求していって誰もできないようなトラックを作っていけたらいいなとすごく思っていて。いまそういう音楽が好きでよく聴いていますね。

ーー城戸さんはどんな音楽を聴いていますか?

城戸あき子

城戸あき子(以下、城戸) : 私はエリカ・バドゥですね。今まではJ-POPの女性ヴォーカル・アーティストばっかり聴いてたんですけど、メンバーからすごく勧められて。エリカ・バドゥは表現力がすごくて。〈StarFes.'14〉に木村と行ってきたんですけど、出てきた瞬間からステージの上で放つ圧倒的な表現力とか主役感が、すばらしいなと思っています。


Erykah Badu「Window Seat」

ーー他にそういうアーティストはいましたか?

城戸 : 他はケンドリック・ラマーを教えてもらって。自分でも最近ヒップホップを歌う曲が出てきたりしたので、ヒップホップのアーティストも最近聴いています。

ーー木村さんはどうでしょうか。

木村 : 僕はソウルとファンクとフュージョンが元々好きで、レッド・ホット・チリ・ペッパーズとランシドが好きでベースを始めました。レッチリとかで昔プロデューサーをやっていたジョージ・クリントン経由で、パーラメント、スライ&ザ・ファミリー・ストーンとかを好きになって。後期のスティーヴィー・ワンダーとか、ソウル・ミュージックとかジャズ・ファンク、ベイカー・ブラザーズとか、そういう白人・黒人問わずソウルのある音楽というのがすごい好きで、今でもそういうのはよく聴きますね。

木村朝教

ーーどういうところに惹かれたんですか?

木村 : フュージョンとかは、難しいことをやっている部分よりも、ドラムとベースがピタッとハマったときの気持ちよさ。グルーヴっていってしまえばそうなんですけど、そういうのが気持ちいいんですよね。


Sly & the Family Stone LIVE ! on soul train「Thank you」

ーーでは、及川さんの聴いている音楽を教えてもらえますか?

及川 : 考えていたんですけど、最近あんまり音楽を聴いてないんですよね。「NARUTO」の動画ばっかり観てました。

ーー「NARUTO」の動画?

及川 : 戦闘シーンばっかり集めたやつ。
一同 : (笑)。
及川 : 九尾のチャクラがかっこいい。
櫃田 : 黒くなるやつ?

及川創介

及川 : そうそう。音楽に関しては、ぱっと出てこないんですけど、プロエラはかっこよかったですね。おれもヒップホップが好きなんで、ジョーイ・バダスとかスクールボーイ・Q とか、トラック色のある最近はやりのやつは聴いています。ケンドリック・ラマーの一番新しいのが、カントリーとかアコースティックっぽい感じでよかったなあ。でも、レディオヘッドが一番好きで、サブモーション・オーケストラとかエレクトロニカも好きです。ビョークとかエフタークラングとか。


Radiohead「Planet Telex (Live at Coachella 2004)」

ーーちなみに、それぞれが好きな音楽って、メンバー間でどうやって共有していますか?

木村 : LINEにYouTube貼ったりとか。
城戸 : ひたすら貼られてるから、貼られたらとりあえずすぐ見るみたいな感じで、それを観て「ほお」ってなります(笑)。

5分間ノリをキープするっていうのはCICADAの一つの美学

ーーインタヴュー前に立ち話で聞こえてきたんですが(笑)、いい曲は書けるけどオリジナリティーっていうところで苦戦しているって言ってましたよね。CICADAは現在オリジナリティーっていうところで模索してる部分ってあるんですか?

若林 : リリースするアルバムに入ってる曲は上手にできた曲が入っているんですけど、上手にできるっていうのがコンスタントにできていないのと、あんまり曲作るの早くないのでっていうところが課題ですね。

ーーただ、本作に収められている11曲は、結成してからの集大成じゃないですけど、それくらいの感覚はあるんじゃないですか?

木村 : いや、そんなかっこいいものじゃないですよ。
櫃田 : とりあえず限界です、これが。
木村 : そのときの限界。
若林 : もっと上がるけど、これを作ったときの限界まではやったっていうアルバムです。


CICADA「Naughty Boy」

ーーちなみに一番新しい曲っていうのは、どれですか?

城戸 : 一番最後にでてきたのは…「雨模様」?
及川 : いや、一番最後にできたのは7曲目。
城戸 : 「Colorful」か。そうだ。

ーーこれは、いつくらいに作った曲なんですか?

櫃田 : レコーディングの1週間くらい前。
若林 : たしかに暑かったな、レコーディング。
城戸 : 夏だっけ?
若林 : そうだよ。扇風機が回ってて。
城戸 : そうだ。めっちゃ暑かった。
若林 : だから8月ですね。

ーーじゃあ、レコーディングしてから半年くらい経ってのリリースってわけですね。なんでこんなに時間がかかったんでしょう?

及川 : レコーディングをしてからが大変だったんです。
若林 : 今回ミックスは全部、及川がやってるんですよね。
木村 : 地獄だったよね。
若林 : 絶望的なミックスしてたよね。

ーーどこが大変だったんですか?

及川 : なんて言えばいいんですかね…。いろんな理想とするものっていうのがあるじゃないですか? それに対して実際の音のズレがある。それを埋めすぎてしまうとバンドで表現しているものとは遠ざかってしまうし、遠すぎてしまうものは作品にならない。そこの距離をどのくらいまで縮めるかっていう作業をしたって言い方をしておきます。ロバート・グラスパーがライヴをしている音源やレコーディング映像とかがあるんですけど極めて一発なんですね。ただ、それは揺れないんですよ。1曲5分だったら5分間ノリを続けられる。そういうようにして5分間ノリをキープするっていうのはCICADAの一つの美学なんですね。でも、いざそれをやってくださいってなったら難しいことで。上手な人たちは、機械的にやるんじゃなくて温度感はちゃんとあるんですよね。そこを出したかったんですよ。そういう作業がめちゃくちゃ大変だったんです。


CICADA「door」

ーー揺れの部分と無機質な部分との間で、落とし所をみつけるのに時間がかかったわけですね。

及川 : このアルバムを作る前に6曲1発録りの音源を無料配布したんですよ。それは本当にマイクを立てて、せいので鳴らしてっていう生感があって、多少のズレとかはむしろよく感じられるものだったんですけど、いざしっかりと録っていくと、そのズレはいい温度にはならなかったですね。でも、いいところもすごく多かったんで、それを基準にやっていったんですけど、なかなか難しかったです。

ーーその間、メンバーのみなさんはそこに立ち会ったり、聴いたりもしつつやったんですか?

若林 : 立ち会ってっていうわけではなくて、例えば「door」って曲だったら、「door1」「door2」「door3」って形でデータでわーって送られてくるんですよ。自分のなかでも「どうしよう?」っていうのが出てくると、みんなのところに投げてっていくって作業が行なわれて。
木村 : かなりやったよね。
一同 : うん。
及川 : いつの間にか外の気温が寒くなってたからね(笑)。
木村 : 季節が変わった。

ーーさっきおっしゃってたように、それがCICADAの美学に近づく作業であったってことですよね。

及川 : そうですね。

ダサいアレンジにしたくなります(笑)

ーーそれこそ、フライング・ロータスとかって、敏腕のジャズ・ミュージシャンがレコーディング収録した演奏をコンピューターで切り刻んで再構築したりするわけじゃないですか。そういうのに近い作業でもありますよね。

及川 : そうですね。そこまではいかないけど、その気持ちはよくわかります。プレフューズ73とかも同じ手法じゃないですか。ヴォーカルをかなり崩して、原曲がわからなくなるくらいまで構築して新しい曲を作るとか、マシュー・ハーバートとかの気持ちもわかりますね。すぐ脱線したくなっちゃうというか、若林よりいいアイディアすぐ出ちゃうんで。
若林 : でも、おれの方がかっこいい!

ーー(笑)。若林さんと及川さんはプライドのぶつかり合いみたいなのがバンド内ではあるんですか?

城戸 : よく、お互いの力は拮抗していると信じてますよね。
若林 : 俺は詞も書けるじゃん。
及川 : 詞だけじゃね? 彼がいい曲を作ると嫌ですね。ダサいアレンジにしたくなります(笑)。

ーー足の引っ張り合いですよ、それ(笑)。それは冗談としても、そういう関係っていいじゃないですか。バンド内で曲を作るために切磋琢磨するっていうのは。

及川 : そうですね。みんな役割がすごく分かれてるというか。でも、みんな向いてる方向は一緒なので、こういうぶつかりっていうのはすごくいいなって思います。

ーー本作は2月4日のリリースですけど、録ったのは半年以上前ということで、バンドとしては次のところに向かっているんじゃないですか?

木村 : そうですね。次の早く出したいくらいですね。
若林 : 早く作りたい。もっとすげーし!! っていうのを人に見せたいですね。

ーーまだまだもっとできるっていう感じですか?

若林 : これで限界だったら、音楽でご飯は食べていけないので。

ーー次の作品はいつくらいに出せそうですかね。

木村 : 今年中にはもう1作出したいなっていうのはあるんですけど、どういうふうになるかな…。
櫃田 : 夏かな。すぐレコーディングしようよ!
木村 : 本当は『BED ROOM』を出すまでに、次のレコーディングを終わらせようって勢いはあるんですけど、いまは頑張って作曲してるのでね。それ次第かな。
若林 : …。
城戸 : 声がちっちゃくなっちゃった(笑)。

ーー全然聞き取れなかったです(笑)。最後になるんですけど、CICADAっていう名前には何か意味はあるんですか?

若林 : 僕、ゲームが大好きで。「フロントミッション」っていうゲームの機体がヴァンツアーっていうんですけど、シケイダっていうのがあって、それがめっちゃかっけーなと思って。字に書いたらシャネルのロゴみたいじゃないですか? それで、これだ!! と思って。
櫃田 : 以上。
木村 : そこだけはほんと頑なに変えなかった。

ーーそうなんですね(笑)。変えようっていう案もあったんですか。

木村 : ガンガン言いましたよ。
櫃田 : もう一個なんだったっけ?
城戸 : エンリケ。
一同 : (爆笑)。

ーーエンリケってどういう意味ですか?

若林 : エンリケは日本でいうスペイン語の太郎みたいなものです。ジョンとか太郎とかエンリケ。

ーーCICADAは「好きだから」「かっこいいから」っていう理由がわかるんですけど、エンリケってよく意味がわからないなあ、と…。

若林 : もっと深く考えてください!! かっこいいっていうのがわかるので。
一同 : (爆笑)。

RECOMMEND

Suchmos / Twice(Day)(24bit/96kHz) / Twice(Night)(24bit/96kHz)

FUJI ROCK FESTIVAL '14「ROOKIE A GO-GO」2日目のトリを務め、各地のライヴハウスには関係者が集うなど、耳の早いリスナーから注目を集めている湘南・茅ヶ崎出身のバンド、Suchmos。ディアンジェロ、ジャミロクワイ、J・ディラの3アーティストをファイバリットにあげ、ソウルやジャズ、ヒップホップからの影響をバンドに落としこんだクールでモダンな高い演奏技術はまさに本物。このたび、2014年ライヴ会場限定でリリースされた2作のEPを、OTOTOYにてハイレゾ配信スタート。

>>特集ページはこちら

Especia / GUSTO

色とりどりのオシャレな洋服で身をまとい、最高にクールなシティ・ポップ、ディスコ・トラックに乗ってかけ巡る、大阪は堀江系アイドルEspecia(スペイン語で“スパイス”を表す)。このたび彼女達にとって初であるフル・アルバムが完成!! スペイン語で“味”を意味するアルバム・タイトル『GUSTO』の名の通り、奥行き豊かなで清涼感のある風味に、ほどよい“スパイス”が散りばめられた今作からは彼女達のこれまでとこれからが凝縮された一品である。

>>特集ページはこちら

us / QUARTZ

結成から5年、試行錯誤を繰り返し育まれたバンドの個性と、その多様性が存分に詰め込まれた1stアルバム。一曲一曲が強烈な個性を持ちながら、普遍的なメロディーを内包している。エレクトロニカを表現の基盤としながらも、”歌”を重視した本作は、多くのリスナーに受け入れられることだろう。

>>特集ページはこちら

LIVE INFORMATION

CICADA×MISTAKES presents『Scene I LOVE』
CICADA : ~1st Full Album『BED ROOM』release party~

2015年2月6日(金)@Shinjuku MARZ
料金 : ADV / DOOR ¥2,500 / ¥3,000 (1drink)
時間 : OPEN / START 18:00 / 18:30
【LIVE】CICADA / MISTAKES / Fragment(guest) / TAMTAM(guest) / 阿佐ヶ谷ロマンティクス
【DJ】星原喜一郎(DJ) / KOTOBA SELECT(DJ)

PROFILE

CICADA

2012年12月 サポート・メンバーを迎えCICADA活動開始。
2013年2月 1stシングル『ep』を発売。(sold out)
2013年4月 ドラム櫃田、8月、キーボード及川が加入し現在のCICADAとなる。
2013年9月 ミニ・アルバム『Eclectic』を発売。初のツアーを行い、下北沢にて初の企画ライヴを行う。
2013年12月 ROCK IN JAPANのRO69JACKに入賞。
2014年4月 DE DE MOUSEやCharisma.com、YMCKのO.Aで出演し、クラブ・シーンからの強い支持を受ける。
2014年6月 SAKAE-SPRING2014出演。
2014年6月 初の2マン・ライヴを行う。
2014年7月 限定無料アルバム『BLUE NUDE』配布開始。
2014年9月 りんご音楽祭出場。
2014年11月 代官山LOOP × DE DE MOUSE × コトリンゴにO.Aで出演。
2015年2月 1st Full Album『BED ROOM』発売決定。

HIP HOPやR&B等のブラック・ミュージックと、Trip HopやElectronicaのミニマルな要素で作られたサウンドに、城戸のボーカルが上質なJ-POPを構築する。東京のアンダーグラウンドから生まれた新しいサウンドは各地のフェスやクラブで反響を呼んでいる。

>>CICADA Official HP

o

 
 

"Close Up"の最新アーカイヴ

レッツポコポコ〈オトトイのススメ!〉でのライヴ音源をハイレゾ配信ーー千歳ちの、琴海りおインタヴュー
[CLOSEUP]・2016年11月22日・レッツポコポコ〈オトトイのススメ!〉でのライヴ音源をハイレゾ配信ーー千歳ちの、琴海りおインタヴュー ゆるめるモ! プロデュース・チームが手がけるアイドル・グループ、レッツポコポコが、2016年10月12日(水)、渋谷TSUTAYA O-nestで開催された〈オトトイのススメ! vol.8〉で披露したライヴ音源を独占ハイレゾ配信スタート。「なつかしくて新しい」をテーマにした昭和歌謡リスペクトな楽曲と、ファンによる声援と掛け声が一体になった初めてのライヴ音源を聴けば、当日の臨場感が蘇ること間違いなし。本作のリリースを記念し、ゆるめるモ! から移籍した千歳ちのと新メンバー琴海りおへのインタヴュー、〈オトトイのススメ! vol.8〉のライヴレポートを掲載。音源を聴きながらお楽しみください。 レッポコ初のライヴ音源をハイレゾ配信レッツポコポコ / LIVE at オトトイのススメ!(24bit/48kHz)'【収録曲】1. ポコトロ2. セイセイマゴマゴ3. mc4. 風風サマー5. 恋は蜃気楼6. ああ、リチャード7. mc8. 魔法の「カギカッコ」9. 君と空飛べらりるれろ【配信形態】24bit/48kHz
OTOTOY AWARD 2016──2016年、年間ベスト、50位〜31位
[CLOSEUP]・2016年12月05日・OTOTOY AWARD 2016──OTOTOY特選年間ベスト作品、50位〜31位を発表! 2016年もあと少し。ということで、今年もやってまいりました。その年の音楽総決算、OTOTOY AWARD。2016年のOTOTOY AWARDは、ジャンルの垣根をぶち抜いて、総合チャートとして、アルバム、シングルに関わらず50枚を選出しました。まずは50位から31位までの20作品を発表いたします! >>30位から11位はコチラ>>10位から1位はコチラ 50. Predawn『Absence』【作品詳細】Predawn (プリドーン=夜明け前)を名乗る、女性ソロ・シンガー・ソングライターの2ndアルバム。UKロック、オルタナティヴ・ロック、ルーツ・ミュージックを独自に昇華し、少々ひねくれつつもドリーミングかつヒーリング的な聴き心地が融合。初のゲスト・ミュージシャンを迎え、より奥行きのある作品に。>>本作に関する特集ページ【配信形態】24bit/44.1kHz WAV / FLAC / ALAC / AAC【アルバム配信価格】 1,650円(税込) 49. ART-SCHOOL『Hello darkness, m
OTOTOY AWARD 2016──30位〜11位編──
[CLOSEUP]・2016年12月07日・OTOTOY AWARD 2016──OTOTOY特選年間ベスト作品、30位〜11位を発表! その年の音楽総決算、OTOTOY AWARD。今年はジャンルをぶち抜いて、アルバム、シングル含めて総合チャートとして、2016年にイキの良かった50枚を選出しました。こちらでは30位から11位を発表します。今年の音楽、ちゃんとチェックしてから2017年へいきましょうぞ。 >>50位から31位はコチラ>>11位から1位はコチラ 30. HIROSHI WATANABE『MULTIVERSE』【作品詳細】KAITO名義でのジャーマン・テクノ名門〈コンパクト〉からのリリースでも知られる、HIROSHI WATANABEのデトロイト・テクノの伝説的レーベル、デリック・メイの〈トランスマット〉よりリリースされたアルバム。まっすぐにエネルギッシュなテクノ・アルバム。>>本作に関する特集ページ【配信形態】24bit/48kHz WAV / FLAC / ALAC / AAC【アルバム配信価格】 2,700円(税込) 29. ミツメ『A Long Day』【作品詳細】インドネシア、台湾、テキサス、ニューヨークなどでの海外公演も含
OTOTOY AWARDS 2016──気になる1位は? 10位から1位を発表──
[CLOSEUP]・2016年12月09日・OTOTOY AWARD 2016──気になる1位は? 10位から1位を発表── 50位から発表してまいりました、OTOTOY AWARD 2016。アルバムやシングルなど、とにもかくにも2016年を印象付けた作品を50枚選出して発表しています。そして、こちらのページは映えある2016年の、OTOTOYが配信するさまざまなジャンルから選んだ、2016年の10枚。さて、1位は????????? >>50位から31位はコチラ>>30位から11位はコチラ 10. おやすみホログラム『2』【レヴュー】八月ちゃんとカナミルによる2人組ユニット・アイドル・ユニット、おやすみホログラムの2ndアルバム。初期衝動に満ちたガレージ・ロック調の1stから一転、プロデューサーの小川晃一が指向したのは2ndらしい2ndアルバム。キクイマホ(HOMMヨ、ex うみのて)、高石晃太郎、小林樹音(THE DHOLE)、吉嶋智仁、タカスギケイ、上野翔(毛玉、箱庭の室内楽)といった叩き上げのミュージシャンたちがアルバムに参加、八月ちゃんとカナミルのコーラスワークにも磨きがかかり録音作品としてのレベルも一気に向上した。バンド・カルチャーを塗
壊れかけのテープレコーダーズ『Silent Sunrise』配信スタート&ハバナイ浅見を迎え対談を敢行
[CLOSEUP]・2016年10月14日・壊れかけのテープレコーダーズ『Silent Sunrise』配信スタート&ハバナイ浅見を迎えた対談記事を掲載 男女ツイン・ヴォーカルとヴィンテージ・オルガンをフィーチャーしたサイケデリックな音像で唯一無二なサウンドを奏でるバンド、壊れかけのテープレコーダーズが、約2年ぶりとなる5作目のフル・アルバム『Silent Sunrise』をリリース。録音とミックスを馬場友美が、マスタリングを中村宗一郎が担当し、これまでのバンドの集大成的なサウンドが収録された作品となっている。本作の配信を記念し、壊れかけのテープレコーダーズの遊佐春菜がキーボードを担当し、東京アンダーグラウンドを象徴するバンド、Have A Nice Day! のフロントマン、浅見北斗を迎え対談を敢行した。 2年ぶりとなるフル・アルバムを配信スタート壊れかけのテープレコーダーズ / Silent Sunrise1. go to2. virgin insanity3. idiot o'clock4. ゴールドラッシュ5. サイレント6. 水瓶座の時代7. MECHANICAL HEART8. METALLIC DREAM9. rising sun10
by 西澤 裕郎
Maison book girl、メジャー・デビュー作『river (cloudy irony)』をハイレゾ配信
[CLOSEUP]・2016年11月30日・Maison book girl、徳間ジャパンよりメジャー・デビュー!! 現代音楽とアイドル・ポップスの融合を聴け! コショージメグミ、矢川葵、井上唯、和田輪による4人組アイドル・グループ「Maison book girl」がシングル『river(cloudy irony)』にて、徳間ジャパンコミュニケーションズよりメジャー・デビュー。音楽家・サクライケンタが楽曲制作、総合プロデュースを行い、映画出演、ファッションブランドとのコラボレーションなど多岐にわたって活動を展開してきた彼女たちによる渾身のデビュー作。アイドルファンのみならず様々なジャンルのアーティスト、評論家からも支持を得ている現代音楽とアイドル・ポップスを融合させた独自の美学に貫かれた作品をハイレゾでお楽しみください。 メジャー・デビュー作をハイレゾ配信Maison book girl / river (cloudy irony)【Track List】1. cloudy irony2. karma3. 14days4. cloudy irony instrumental5. karma instrumental6. 14days instru
by 西澤 裕郎
カネコアヤノ1st EP『さよーならあなた』発売記念対談 : カネコアヤノ × 林宏敏(ex.踊ってばかりの国)
[CLOSEUP]・2016年12月07日・カネコアヤノ×林宏敏(ex.踊ってばかりの国)対談──可能性を広げた幸せな邂逅の産物 2016年は劇団ロロの三浦直之の作/演出舞台『光の光の光の愛の光の』へ出演、次いで東京国際映画祭スプラシッシュ部門に選出された今泉力哉監督作品『退屈な日々にさようならを』の主題歌&挿入歌を監督オファーにより提供。同作へ俳優出演も行い、その独特の空気感をまとったアーティスト性に音楽界隈以外から声がかかることも多かったカネコアヤノ。もちろん4月にリリースした弾き語り作品『hug』も彼女のソングライターとしてのセンスを遺憾なく発揮したものであった。それから半年経たずながら待望されていた新作がこの度リリース。4曲とボーナストラックが収録されたEP『さよーならあなた』がハイレゾ音源含めて配信スタートした。 11月19日のライヴをもって踊ってばかりの国を脱退したギタリスト、林宏敏がバンド・メンバーとして参加したタイトル曲「さよーならあなた」は、暢気さと不穏さが織り交じった奇妙な快感で惹きつけるキラーソング。もう1曲バンドで録音された「退屈な日々にさようならを」は前述した同タイトルの映画主題歌であり待望の音源化となる。さらに弾き語り2
by 西澤 裕郎
Alaska Jam、3rdミニ『BE YOUNG! BE HAPPY!』&過去作配信開始
[CLOSEUP]・2016年12月07日・バンド・マジックの第2章へと至る「原点回帰」──Alaska Jam、3rdミニ&過去作配信開始 それぞれ、さまざまバンドやソロ・アーティスト、サポート・メンバーなどで活躍するアーティストたちでもあるAlaska Jam。そのサウンドは、森のラップが、ソリッドで軽快なファンク・ビートとともに疾走する、ミクスチャーとも違った軽快感とともに、ラップの言葉の力とロックのダイナミックな演奏が結実する、そんなサウンドだ。そんな彼らが2年半ぶりに新作として、3rdミニ・アルバム『BE YOUNG! BE HAPPY!』をリリース。OTOTOYでは本作を配信するとともに、過去2作も同時に配信開始する。2年半を経て彼がたどり着いた境地とは? 金子厚武によるインタヴューとともにお届けしよう。 最新作、3rdミニ・アルバムAlaska Jam / BE YOUNG! BE HAPPY!'【Track List】01. カミナッチャ! 02. 東京アンダーグラウンド03. Hello from Asia04. FASHION05. Champagne06. スーパースパイシー07. BLUE【配信形態 / 価格】''16bit
by 金子 厚武
筆者について
西澤 裕郎 (西澤 裕郎)

1982 年生まれ。ファンジン『StoryWriter』編集長。http://storywriter-magazine.com/

同じ筆者による他の記事