目標は「横浜スタジアム」ーーSuchmos、メロウでソウルフル、アーバンな新作EPをハイレゾ配信

ディアンジェロ、ジャミロクワイ、J・ディラをフェイバリットにあげ、ソウル・ミュージック、アシッド・ジャズ、ヒップホップ等のエッセンスを取り入れた楽曲で、熱いライヴ・パフォーマンスを繰り広げる若き6人組、Suchmos。ライヴ・チケットは常にソールド・アウトという怒涛の勢いで音楽シーンを沸かせている彼らの新作『LOVE&VICE』は、洗練された色気漂う全4曲を収録。OTOTOYでは、本作をハイレゾ配信するとともに、勢いに乗るSuchmosの現在に迫るべく、メンバー全員へのインタヴューを行った。横浜スタジアムでのライヴを目標に突き進む彼らから絶対に目を離すな!


進化し続けるSuchmosの”今”の音をハイレゾで!

Suchmos / LOVE&VICE(24bit/96kHz)


【配信形態】 FLAC、ALAC、WAV(24bit/96kHz) / AAC / MP3

【配信価格】 単曲 324円(税込) / まとめ価格 926円(税込)

【収録曲】
1. STAY TUNE
2. FACE
3. BODY
4. S.G.S.2



Suchmos / STAY TUNE


茅ヶ崎出身の6人組バンド、We are “Suchmos”

「スタジアムが似合う音楽をやりたいというか、そういうバンドになりたいですね」。

久しぶりに顔を合わせたSuchmosのフロントマン・YONCEは、まっすぐな眼差しで、惜しげもなくそう言ってのけた。他のメンバー5人も当然のようにそれを聞いて頷き、隙があれば言葉を発しようとしてくる。終始、言葉が切れる瞬間がない。その発言に対し、筆者である僕もまた驚くことはなかった。

左から、TAIKING、HSU、YONCE、KCEE、OK、TAIHEI

茅ヶ崎出身の6人組バンド、Suchmosは、そうした発言が現実味を持って響いてくるポピュラリティと、ヴァイタリティ、メンタリティを持ったグループである。メンバー自身も、周りのスタッフも、そうした素質を持っていると感じている以上、スタジアムでライヴをすることが、このバンドが成功を手にしたかどうかの基準となるだろう。

思い返してみれば、筆者が彼らと初めて対面し話したのは、約2年前のこと。当時、〈FUJI ROCK FESTIVAL '14〉の「ROOKIE A GO-GO」に出演したこと以外、ほとんど情報がなかったため、「会って話がしたい」とメンバーにメールを送ると、間髪置かずにOTOTOYの会議室にやってきた。どこか警戒した態度をみせながらも、彼らはやんちゃで前のめりな若者たちであることを隠そうとしなかった。

1時間半くらいのとりとめのない会話のなかで、「メンバーそれぞれの地元が近く、ファミリーのような関係であること」「週に1日はサチモDAYという日を設け、メンバー全員で集まって、遊んだり、音楽を聴いたり、練習したりしていること」を教えてくれた。とはいえ、それがどのようなものかは頭の中で想像することしかできなかった。筆者自身も変な部分で疑い深いところがあったので、一度彼らの地元に行ってみたいと話し、地元であるセンター南の駅前で取材をすることにした。そのときの記事はOTOTOYにて掲載されている

Suchmosの苦悩、そして決断

それから約1年半。彼らにはいくつもの変化があった。1st EP『Essence』、1stアルバム『THE BAY』のリリース、それに伴う耳のはやいリスナーからの高い評価。それだけではない。ラジオなどで偶然耳にした人たちからも大きな評判を得て、渋谷WWWでの『THE BAY』リリース・パーティはSOLD OUT。2015年末には〈COUNTDOWN JAPAN 15/16〉に出演して約7,000人規模のステージに立つなど、目に見えて状況はよくなっていっている。

とはいえ、筆者からしてみると、一番大きな変化は別のところにあった。それは、メンバー構成の変化である。あまり語られないことだが、Suchmosは活動にあたっての大きな決断をしている。ギターのoka Ayustatが脱退し、新メンバーとしてTAIKINGとKCEEが加入、それまでサポート・メンバーだったTAIHEIが正式メンバーになっている。その時期、Suchmosは苦悩していた。このままやっていても、大きなステージへ飛び出せないのではないか? そんな閉塞感のなか、彼らは大舞台に立つ未来を描き、メンバーの脱退と加入という決断をすることを選んだ。とはいえ、YONCE、OK、HSUの3人は、新メンバーを迎えても気持ちの停滞から抜け出せなかったという。そこから抜け出したのは、KCEEとTAIKINGが持ち込んだフレッシュな空気だった。

KCEEはドラム・OKの弟で、もともとSuchmosのMV制作をしたり、写真撮影をするなど、クリエイティビティ部分で参画してきた人物だ。筆者がセンター南に足を運んだときの写真もKCEEによるものである。TAIKINGは、OKと幼稚園からの幼馴染。高校時代には一緒にバンドを組んでいたこともある。その後、TAIKINGは編曲家として活動していく。主にJ-POPの編曲家としての活動をしていたというが、OKやHSUをプレイヤーとして起用し、音源制作をしていたこともあり、Suchmosの制作現場や反省会にもごく当たり前のように遊びにきていたという。

同時に、サポート・メンバーのTAIHEIも正式メンバーとして迎入れられた。ちなみに、TAIHEIとHSUは、SANABAGUN.のメンバーでもある。このときのことを、ベースのHSUはこう語る。

「『Essence』を出したとき、次のアルバムを出すことが決まってたんですけど、何曲か持ち曲ある中で、4人だと俺らの出したいアレンジの幅に届かないかもしれないと思っていて。6人になって最初に「YMM」のセッションをしたんですけど、それが完全にハマったんです」


Suchmos / YMM

セッションを経て、メンバー全員が「根拠のない何かに勝った感覚が芽生えた」「昔、バンドやってた時の俺たち最強っていうのをこの歳で取り戻せた」という。

1stフル・アルバム『THE BAY』の制作秘話と評価

メンバーの脱退と加入という決断による痛みを伴いながらも、新しい風をとりいれ動き始めたSuchmosは、よりドープな音楽表現に向かうこととなる。YONCEは「契約とか作品をたくさん売ることよりも、ライヴをよいものにしないことには何も始まらない。そう思えたのが爆発のきっかけだったかなと思います」と当時を振り返る。

そんななか制作されたのが1stフル・アルバム『THE BAY』 である。彼らの出世作であるが、制作の途中でTAIKINGとKCEEが加入したこともあり、6人での制作という意味でベストを尽くせなかったという。

そんな本作の制作過程を聞いてみると、なんとプリプロをすることなく、10数曲を約1ヶ月でレコーディング、TAIKINGの自宅の一室でPro Toolsを使用してラフ・ミックスの作業をしていったことがわかった。編曲家として活動してきたTAIKINGとOKが一台のPC画面を2台のモニターでみながら作業し、DJ音源や上ものや足りない音素材は同宅の別室を使ってレコーディングしていった。HSUは椅子にもたれかかって、背もたれを思い切り倒しながら演奏したりしたともいうし、ウワモノのサンプリング・ループをダラリとした格好で押したりと、まさに家にいるような状態で加えていったそうだ。完成された肉体的なサウンドからは想像できないくらい、リラックスして収録されたことに驚きを隠せない。とはいえ、抜けがよく、自然体なグルーヴは、意外とそういうところから生まれているのかもしれないと妙に納得してしまった。

レーベル SPACE SHOWER MUSIC  発売日 2015/07/08

01. YMM 02. GAGA 03. Miree 04. GIRL feat.呂布 05. Get Lady 06. Burn 07. S.G.S 08. Armstrong 09. Alright 10. Fallin' 11. Pacific 12. Miree BAY ver.

※ 曲名をクリックすると試聴できます。


そのようにして、売れる音源を作るという意識ではなく、自分たちが満足いく音楽を追求していった結果、同作は評価されたと、彼らは認識している。「契約のこととか、もっとビジネス的に考えないといけないところはあったのかもしれないけど、音楽に集中させてくれる状況をスタッフが作ってくれたので、俺たちは音楽のことだけ考えてればいいと思えたんです。それまでは、音楽以外の無駄なところを考えすぎてた可能性があって。音楽に集中したら結果がついてきたんですよ」

「SANABAGUN.が隣にいてよかったなと思っています。あいつらが同じ時期に、同じように道を歩いてきてたから、負けられねえわっていう気持ちでやってこれたところがある。最近思うのは、音楽に集中するってことは、自分に集中することなのかなって。結局、自分がいいと思うものをたくさん取り入れて、一意見としてメンバーに出した時、それぞれが蓄えたいいものが合体して、新しい音楽ができていくのかなと思う。元々目標があって、こういうふうにしたいっていうところから産まれるものではないのかなって感じはしますね。俺たちはオリジナルをやりたいから、自分として正直な意見を言うしかない」。メンバーは、代わる代わるそう語り、話が尽きることはなかった。

目標は、横浜スタジアムとオリンピックでのライヴ

そんな変遷を経て、最初から最後まで6人で完成させた初めての作品が、このたびリリースされた2nd E.P『LOVE&VICE』である。DJとギターも一緒に制作をはじめたのは今回が初めてだという。

「Suchmosの音楽って、特に色が決まっていなくて、いろんなことやるんですけど、単純に小さい音楽はやりたくない。そういう気持ちが『Essence』から『THE BAY』へと変化して、そして『THE BAY』から『LOVE&VICE』になるにつれて明確になっていっているんです。だから、聴いてもらったらわかるんですけど、どんどんサウンドが大きいところに向かっているというか。マインドがそうなっているので、音にも表れてると思うんですよ。そこは成長だなって」。

ディアンジェロ、ジャミロクワイ、J・ディラといったアーティストをフェイバリットにあげ、ネオ・ソウルだったり、アシッド・ジャズと形容されることは多いものの、YONCEは「音楽的なことより、キャパとして自分たちがどこでやりたいか。それこそ浜スタ(横浜スタジアム)とかに似合う音楽をやりたい。スタジアムが似合う音楽っていうかバンドになりたいですね」と堂々と語る。

なぜ、スタジアムのような大きな場所でライヴをしたいのか? 筆者がそう尋ねると「広い家に住みたいのと一緒っすね」「男だからっすかね」と、屈託のない笑顔で全員が答えていた。6人のしゃべる姿は無邪気にふざけあう男子高校生のようでもあるが、学校という枠を越えてその関係性が続いているのはファミリーそのものだからこそであろう。

そして、本作の楽曲制作においてもう一つのポイントは、自分のだけではなく、他の楽器のアイデアを全員で出して作ったということだ。「ギターとベースがユニゾンしてとか、ドラムのパターンこうしてとか、ここでスクラッチを入れてとか、ここでコーラスをしてとか、ここは歌わない方がいいとか、遠慮せずに言い合ったんですよ。それを言われても怒るわけじゃなく、そうしたほうがいいかもねってなるんです。自分の楽器のことを考えてるだけじゃないのが、俺たちの一番の特徴かもしれないですね」と、Suchmosの音楽制作の秘訣を教えてくれた。

また、YONCEは歌詞について「ピリっと効くくらいというか、そこまで具体的に誰かを批判したり、誰かに届けみたいなスタンスではないですね。あーそうかも、くらいになればいいなって感じですかね(笑)」と話す。「最近は、誰かに影響された意見としてではなく、本当に自然に出てきたものを重視しています」。そうした姿勢は、サウンドだけではなく、歌詞にも表れている。暗喩のような歌詞は、スマートでピリリとしていて、風刺的である。

最後に「横浜スタジアムでのライヴはいつやるか?」と尋ねてみた。「2020年までにはやりたいですね。オリンピックの前に。確かに、アイドルは日本を象徴するカルチャーかもしれないけど、アイドルには負けられないですよね。俺たちが大舞台でやりたい気持ちがあるから」と、横浜スタジアムとオリンピックでのライヴを目標にあげた。

果たして、それは夢物語なのだろうか? 筆者はそう思わない。Suchmosのポテンシャルは、大きな舞台でこそ花開く。情報やデバイスが多様化し、それぞれがそれぞれの時間と趣味を生きる今の時代にカウンターとなるのは、自分たちの信念を貫きながら最大公約数のなかで表現をしていくアーティストだ。それはSuchmosの同世代である水曜日のカンパネラのコムアイしかり、きゃりーぱみゅぱみゅしかり。そして、同世代の男性アーティストの中で、最もその位置に近いのは、Suchmosだと筆者は確信している。その無邪気で、やんちゃで、無敵な気持ち、熱きヴァイブスをもっとデカい舞台の上でガツンと驚かせてくれ、Suchmos!!(text by 西澤裕郎)

写真 : 大橋祐希

Suchmos配信中の過去作品

Suchmos、堂々の1stフル・アルバム

Suchmos / THE BAY

【配信形態】 FLAC、ALAC、WAV / AAC / MP3

【配信価格】 単曲 205円(税込) / まとめ価格 1,697円(税込)

【Track List】
1. YMM
2. GAGA
3. Miree
4. GIRL feat.呂布
5. Get Lady
6. Burn
7. S.G.S
8. Armstrong
9. Alright
10. Fallin'
11. Pacific
12. Miree BAY ver.


Suchmos、デビューEP

Suchmos / Essence(24bit/96kHz)

【配信形態】 FLAC 、ALAC 、 WAV(24bit/96kHz) / AAC

【配信価格】 単曲 257円(税込) / まとめ価格 1,028円(税込)

【Track List】
1. Miree
2. Fallin'
3. Life Easy
4. E.E.E.


会場限定EPをハイレゾ配信中

Suchmos / Twice(Day)(24bit/96kHz) / Twice(Night)(24bit/96kHz)

【配信形態】 FLAC 、ALAC 、 WAV(24bit/96kHz) / AAC

【配信価格】 単曲 250円(税込) / まとめ価格 500円(税込)

【Track List】
Twice(Day)
1. Pacific
2. Life Easy

Twice(Night)
3. So High
4. Gaga


>>過去の密着特集はこちら

PROFILE

Suchmos

2013年1月結成。ACID JAZZ&HIP HOPなどブラック・ミュージックにインスパイアされたSuchmos。メンバー全員神奈川県育ち。Vo.YONCE.は湘南・茅ヶ崎生まれ、レペゼン茅ヶ崎。

都内ライヴハウス、神奈川・湘南のイベントを中心に活動。Suchmosの由来は、スキャットのパイオニア、ルイ・アームストロングの愛称サッチモからパイオニアとなるべく引用。普段からバイブスを共有していた、YONCE(Vo)、HSU(Ba)、OK(Dr)、TAIKING(Gt)、KCEE(Dj)、TAIHEI(Key)の6人グループ。

FUJI ROCK FESTIVAL ’14「ROOKIE A GO-GO」2日目のトリを務め注目を集める。ロック、ソウル、ジャズ、ヒップホップからの影響をバンドに落としこみ、クールでモダンな高い演奏技術で支持を集め、2015年4月にはデビューE.P.『ESSENCE』がタワレコメンに、2015年7月には1st Full Album『THE BAY』をリリースしロング・ヒット中!

音源だけではない彼らのパフォーマンスは、一気に音楽LOVERの心をとらえ、出演するLIVEは常にチケットはSOLD OUTに。今最もチケットが取れない若手バンドと話題になっている。

彼らは固まったジャンルをやろうとしているわけではない。あくまで“よい音楽”を追求している。

>>Suchmos official HP
>>Official Twitter

o

 
 

インタヴュー

その男、天才につき──折坂悠太、この世と別世界を繋ぐ歌声、ライヴ音源をハイレゾ独占配信
[CLOSEUP]・2017年08月10日・その男、天才につき──折坂悠太、この世と別世界を繋ぐ歌声、ライヴ音源をハイレゾ独占配信 新しい才能が世の中に羽ばたく。折坂悠太のことだ。独特の歌唱法にして、ブルーズ、民族音楽、ジャズなどにも通じたセンスを持ち合わせ、それをポップスとして消化した稀有なシンガー。そんな彼が、彫刻家・平櫛田中の旧邸にて収録したライヴ・レコーディング音源『なつのべ live recording H29.07.02』をリリース。OTOTOYでは本作のハイレゾ版を8月23日より独占配信、発売日に先駆けて予約スタートする。そして折坂悠太へ初めてとなるロング・インタヴューを敢行した。その歌い方、歌詞の描き方、折坂の歌への向かい合い方とともに、ぜひその才能の片鱗を目の当たりにしてほしい。 平櫛田中の旧邸にて収録の音源、ハイレゾ独占配信折坂悠太 / なつのべ live recording H29.07.02'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz) / AAC単曲 250円(税込) / まとめ 1,000円(税込) 2017年8月23日(水)より配信スタートになります。配信日に先駆けて予約販売もスタート。>>ハイレ
by ?
callme、挑戦的なパフォーマンスが冴えわたる6曲入りEPをリリース
[POWERPUSH]・2017年08月13日・挑戦的なパフォーマンスで「今」を感じる2017年夏ーーcallme、最新シングルをリリース 3人組ガールズ・ユニットのcallmeが今年2作目のシングル『One time』をリリースした。ポップに振り切った前作『Bring you happiness』のカラーは踏襲し、歌唱少なめ& ダンスが映える表題曲「One time」、この夏のアイドルイベントやフェスでも話題となった、超攻めの1曲「Way I am」、そして3人それぞれが制作を担当した楽曲も含め、全部で6曲も新曲がうまれた。CDは各盤ごとに収録曲が異なるが、配信ではすべての曲が収録されたEPタイプでのリリース、OTOTOYではもちろんハイレゾ・通常と配信中。 新陳代謝のごとく次々に新曲を作り出す意味、そして、制作の裏話から気になる共同生活のこと(!)まで南波一海がインタビュー。 【まとめ購入者対象】抽選でポスタープレゼント!callme / One time -EP-'【配信形態】24bit/48kHz ALAC / FLAC / WAV / AAC【価格】単曲 540円(税込) アルバム 1,800円(税込)【Track List】01. One t
いまはもの作りが楽しくてしょうがないーー鈴木茂や伊賀航らも参加、南壽あさ子が作り上げた最高傑作の2ndアルバム
[CLOSEUP]・2017年08月09日・いまはもの作りが楽しくてしょうがないーー鈴木茂や伊賀航らも参加、南壽あさ子が作り上げた最高傑作 2017年に活動5周年を迎えたシンガー・ソングライター南壽あさ子が、ヤマハ移籍第1弾となる2ndアルバム『forget me not』を完成させた。絵本作家・酒井駒子による描き下ろしジャケットも印象的な本作は、南壽自身が初めてセルフ・プロデュースした作品性の高いアルバムに。リード・トラックとなる「勿忘草の待つ丘」、「八月のモス・グリーン」はロサンゼルスでヴォーカル・レコーディングとミックスを敢行、エンジニア / プロデューサーとしてグラミー賞を12回獲得しているラファ・サーディナがレコーディング&ミックスを担当するなど、サウンド面においてもこだわり抜いた作品となっている。プレイヤーには、鈴木茂や伊賀航など名うてのミュージシャンたちが参加。南壽あさ子史上最高傑作と言っても過言ではない本作をハイレゾ配信とともに、南壽へのロング・インタヴューを掲載する。 ヤマハ移籍第1弾となる2ndアルバムをハイレゾ配信南壽あさ子 / forget me not【通常盤】'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/96k
by 西澤 裕郎
あらゆる周りの環境にビビットに感化された、竹上久美子の最新作配信開始
[CLOSEUP]・2017年08月08日・ゆっくり、しかし着実に船を漕ぎ出す──あらゆる周りの環境にビビットに感化された、竹上久美子 このインタヴューのなかで「幼少より音楽に囲まれた環境で育ち、職業としての“音楽家"を意識する前に、呼吸や排泄と同じように作曲を開始した」と語ってくれた竹上久美子。自然と音楽をつくり続けていた彼女が6年ぶりとなるフル・アルバムを完成させた。京都の片隅で粛々と制作された今作『Slow boat』は、オーヴァーグラウンドとアンダーグラウンドの垣根を自由に飛び越え、ルーツ・ミュージックを主軸に、USインディ / オルタナ / プログレ / チルウェイヴなどの絶妙なフレイヴァーを散りばめた渾身のアルバム。今回はOTOTOYでの配信とともに、竹上久美子へのインタヴューを掲載する。 様々なジャンルのフレーヴァーを散りばめたアルバム竹上久美子 / slow boat'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(16bit/44.1kHz) / AAC単曲 230円(税込) / まとめ 2,300円(税込) 【収録曲】''1. Good bye, girl2. many many many3. roundabout4. FESTIVAL
【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー
[CLOSEUP]・2017年07月27日・【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー カクバリズム設立15周年記念! 2002年の3月にYOUR SONG IS GOODの1st7inch single『BIG STOMACH, BIG MOUTH』をリリースし、それ以降もシーンの最前線に立ち続けている“メジャーなインディ・レーベル”カクバリズム。15周年を迎えるにあたり、OTOTOYでは4つの企画とともにお祝いします! まず第1弾企画として設立15周年を迎えるカクバリズム代表である角張渉と、今年25周年を迎えるLess Than TV主宰の谷ぐち順のアニバーサリー対談を敢行! 長年シーンを支え、共闘してきたふたりが思う“インディ・レーベル”とは…… を語ってくれています。そしてさらに、さらに〈オトトイの学校 村詩野音楽ライター講座〉より、これまでにカクバリズムからリリースされた楽曲のレヴューをお届け! 8月には第2弾インタヴューも掲載予定! カクバリズムを昔から知っている方、最近知った方、そしてカクバリズムを知らなかった方もこのページを見ればカクバリズム通に?! >>15周年をたど
diskunionからの刺客〈第3弾〉──発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?
[CLOSEUP]・2017年08月02日・発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?──ディスクユニオンからの刺客〈第3弾〉 人力サラウンド楽曲や、ミニマル × ジャズなどで新たな音楽の可能性を追求する、人力ミニマル楽団“東京塩麹”。まず目につくのが“東京塩麹”という、そのバンド名! さらに塩麹を然した食品サンプルを入れたビンに音源のダウンロードコードを入れた“ビン詰め音源”『21世紀の塩麹』の発売や人力 Remix ライヴなどなど、なにやらよくわからない活動もしているという。この東京塩麹ってバンドは一体何者なんだ?! 実はこの東京塩麹、2016年に開催されたディスクユニオン主催による初の本格的オーディション〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉の合格者なんです。これまでunizzz…、ペドラザとインタヴューを行ってきた〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉特集も今回で第3回目、そして最終回です。オーディション合格者として8月9日(水)に1stフル・アルバム『FACTORY』をリリース、OTOTOYでは今作を1週間の先行ハイレゾ配信! さらにリード曲「Tokio」を8月10日(木)までの1週間
by 岡本 貴之
ローレル・ヘイロー、『DUST』を語る
・2017年07月17日・ホコリには特定の場所や原点がない──ローレル・ヘイロー『Dust』を語る 〈Hyperdub〉からリリースされたローレル・ヘイローのニュー・アルバム『Dust』。新たな境地へと達した感のある作品で、キュートなエレクトロ・ポップ、電子音響、さらにはフリー・ジャズやアフロ・パーカッションなどがゆるやかに結びつき、アルバムを構成している。穏やかな表情でいながら、その背景に広がるイメージはよくよく見てみると奇怪、さまざまな要素のプリコラージュで構築されている。そんな濃密でいながら、軽やかなポップさも持っている質感のアルバム。まぁ、とにかくいい塩梅のアルバムなのだ。これがあまり日本で話題になっていないのは正直どうかと思うぞ! ということでOTOTOYではローレル・ヘイローの貴重なインタヴューをここで公開。ハイレゾ配信中の『Dust』、いまからでも遅くはないのでぜひとも聴くべきではないかと思いますぞ。いや、とにかくその音響の世界観は気持ち良いのです。 ハイレゾ版はCDと同様のライナーノーツ付きで配信Laurel Halo / Dust(24bit/44.1kHz)'【Track List】01. Sun To Sola
by 河村 祐介
Age Factory『RIVER』を期間限定ハイレゾ独占配信──世間に向けて“バケモノ”が牙をむく新作ミニ・アルバム
[CLOSEUP]・2017年07月26日・世間に向けて“バケモノ”が牙をむく──Age Factory『RIVER』を期間限定ハイレゾ独占配信 いま、Age Factoryにとって大きなターニング・ポイントである。前作『LOVE』のリリース以降、“破壊的”とも称されるライヴでの圧倒的なパフォーマンスと、強烈なメッセージ性を含んだ彼らの楽曲は、多くの人に伝わることとなった。そんな彼らから、全曲セルフ・プロデュースで制作されたミニ・アルバム『RIVER』が届いた。OTOTOYでは今作を、7月26日より2週間のハイレゾ独占配信をスタート、そしてこのタイミングでメンバーへのインタヴューを敢行した。前作『LOVE』を超越するために、Age Factoryが選んだ答えは、ストレートでよりシンプルな作品をつくることだった。バンドにとっての転機とも言えるいま、そのような選択をくだし、『RIVER』をリリースした意味はなんだったんだろうか。インタヴューとともに紐解いていく。 “ストレート”をテーマにした全曲セルフ・プロデュース作品 Age Factory / RIVER'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/96kHz) / AAC>>>ハイレゾとは
by ?
筆者について
西澤 裕郎 (西澤 裕郎)

1982 年生まれ。ファンジン『StoryWriter』編集長。http://storywriter-magazine.com/

同じ筆者による他の記事