【予約受付中】水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念!!ーーその②コムアイに翼を与えた振り付け師・竹森徳芳へ初インタヴュー

2014年に入り、急速に注目を集めているアーティストといえば、そう、水曜日のカンパネラ。最近では、山田孝之や大塚愛がTwitterでこのユニットの名前をつぶやいたり、「桃太郎」「千利休」が収録された100円CDがオリコン・デイリー・チャートで8位を記録したり、BAYCAMPやりんご音楽祭といった野外フェスにも出演したり、その活動の範囲を大きく広げています。そんな水曜日のカンパネラが、待望の4thミニ・アルバム『私を鬼ヶ島に連れてって』を完成!! OTOTOYでは、ハイレゾで、そしてCDのリリースより1週間先行の10月29日(水)に配信開始。しかし… それさえ待ちきれず、アルバムの予約を開始いたします!! 予約してくれた方には、OTOTOYでしか手に入らない特典がついてきます。そして、その特典が決定しました!! それは… 〈水曜日の視聴覚室 Vol.2〉での「ミツコ」のライヴ動画です!! 映像編集は「マリー・アントワネット」や「千利休」のMV監督を務めている藤代雄一朗!! 10月28日(火)22時までに予約した人しか一生手に入らない貴重な映像作品となります!! 必ずご予約を!!
そして、先週からお送りしている4週連続企画の第2週目は、水曜日のカンパネラにコンテンポラリー・ダンスという武器を授けた、竹森徳芳がメディア初登場!! 2007年に総合表現グループ「発電NOTE」を結成し、ダンスにこだわらない映像や音声を使った表現方法を組み込んだ創作活動を行なっている彼が、どのように水曜日のカンパネラと出会ったのか? そして、竹森のダンスのルーツとは? じっくりと彼のルーツと水曜日のカンパネラでの動きについて探りました。そして、このタイミングで、新作MV「インカ」が完成。座頭と化したコムアイが謎の追ってに追われ… というストーリーの中でコムアイが魅せる型は、竹森による創作ダンスによるもの。そして、映像監督は藤代雄一朗。これはもう、『私を鬼ヶ島に連れてって』を予約して、MVを観て、インタヴュー読んで、先行リリース日にはハイレゾ音源と予約特典のライヴ映像を楽しむしかない!! 配信開始まで、あと1週間です!!
OTOTOY独自特典つき!! 待望の4th・ミニ・アルバムの予約を開始!!
水曜日のカンパネラ / 私を鬼ヶ島に連れてって(24bit/48kHz)
【配信形態】
WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 208円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. 千利休
2. 桃太郎
3. エンゲル
4. チャイコフスキー
5. インカ
6. デーメーテール
7. ジャンヌダルク
8. ドラキュラ
10月28日(火)22時までに予約してくださったお客さまには、
藤代雄一朗監督編集による〈水曜日の視聴覚室 Vol.2〉での「ミツコ」のライヴ動画が特典としてつきます!!
>>予約注文についてはこちら
『私を鬼ヶ島に連れてって』収録曲「インカ」のMVが解禁!!
INTERVIEW : 竹森徳芳

竹森徳芳(たけもりのりよし)
1981年生まれ。剣道三段。大学でダンスに出会い、卒業後2006年よりコンテンポラリーダンスカンパニー「Leni-basso」に参加。東京をはじめとしてNY、ルーマニア、ハンガリー、中国、ジャカルタなどの国内外の公演に出演。2007年に総合表現グループ「発電NOTE」を結成。同年9月に初の自主公演を開催し、毎年単独公演にて新作を発表。2014年には演出家の野沢トオル(ベニバラ兎団)と一緒に「ダーウィン☆ハナガエル」ユニットを結成し、ダンス×演劇×プロジェクションマッピングの舞台を作り出す。振付家としてはIZAM氏が主宰を務める劇団ベニバラ兎団の舞台の振り付け、サンリオピューロランドでのショーの振り付け、NYのカーネギーホールで行われた国際フラワーアレンジメント協会のフラワーショーの振り付け等を手がけている。
Official HP
取材 & 文 : ねるねるね〜るね西澤
発想で勝つというか、劣等感から来る強さみたいなものがあった
ーーOTOTOYでは『私を鬼ヶ島に連れてって』のリリースを記念して、水曜日のカンパネラの4週連続特集をしているんですけど、前回のバイヤー座談会に続き、今回はどうしても竹森さんに取材をお願いしたくて。というのも、竹森さんがダンスの指導するようになってから、コムアイの動きに明らかな変化がみられて、水曜日のカンパネラが変わったと思うんです。
竹森徳芳(以下、竹森) : ありがとうございます。
ーーなので、竹森さんがどんな方なのかということからお訊きしていきたいんですけど、水曜日のカンパネラ以外には、どのようなことをされているのでしょう?
竹森 : 発電NOTEという自分のグループと、今年のはじめにできたダーウィン☆ハナガエルというグループがあって、その公演で作品を作って発表するのが主な活動だと思っています。それをやりながら、特に演劇のなかのダンスの振付けをいくつかやらせていただいたりしているっていうのが現在ですね。
ーー竹森さん自身は、小さいころからダンスとかをやっていたんですか?
竹森 : いや、全然(笑)。最初はサッカーをやっていて、そのあと剣道をやり始めたくらいで。大学に入った頃、最初にできた友達がダンス部に入りたいと言っていたので一緒に見学に行ったら、なんだかおもしろそうだったので、やりはじめたんです。
ーーそうなんですね(笑)。たとえば、小さい頃からダンスをやっている人に対して、20歳くらいからダンスをはじめた人が、パフォーマンスや身体能力で上回るということは、ダンスの世界ではありうることなんでしょうか?
竹森 : そこは(自分が)勝るものを見つけていかないとと思ってやっていました。僕はモダン・ダンス部というところに所属していて、そこはテーマをもとに作品を作る自由度の高い部活で、動きはなんでもよかったんです。さらに僕の代は14人中10人が男子で、ほとんどがダンス未経験者ということもあり、ダンスをしてきた人たちに対する劣等感と敵意があって(笑)。ダンスの常識を知らない強さというか、当たり前なことを知らずに作るおもしろさや奇抜さが出てくることを一番に考えてやっていました。あと、僕が入ったダンス部は前年に日本一になって伝説になっていて、他の大学からも噂になっていたんですよ。だから、あえてダンス部の映像を観ないようにしていたんです。僕らは、自分たちがおもしろいと思う情報を集めて、ダンスをやってきた人たちが知らないものを作ろうと。発想で勝つというか、劣等感から来る強さみたいなものがきっとあったと思います。

ーーそういう思考に至ったのは、劣等感もあると思うんですけど、それ以外にもなにかあったりしますか?
竹森 : 学生のときは皆目立ちたがり屋で、人のやらないことをやるのが好きだったというのもあるかもしれないです。僕は物を創ることに興味があったので、アイデアを出すことが多かったと思います。他のみんなは踊ることに興味を持ってダンスのビデオを見漁ったり真似したりしてたんですけど、僕はダンスが楽しいとか、技術はそっちのけで、これをやったらおもしろいんじゃないかな? っていうことばっかり毎日考えてました。
ーー発電NOTEもその考えの延長線上にあるんでしょうか。
竹森 : そうですね。大学を卒業してから、僕自身はダンサーとして活動するつもりはあまりなかったんですけど、2006年からコンテンポラリー・ダンス・カンパニー「Leni-basso」に所属して、しばらく活動していました。しばらくして、そこの北村さんという方に「自分でもグループを作りたい」と相談したら、カンパニーとしてはいくらでも協力するので、どんどん名前も出してファンを増やしたほうがいいよと言ってくれて。カンパニーに所属しながら、大学の頃に一緒にやってた人たちを集めて、僕の“創る場”として2007年頃、発電NOTEを立ち上げたんです。
ーーちなみにそのころ、ミュージシャンの振付け等を担当されたことはあったんですか?
竹森 : ないんですよ。ずっとやりたい気持ちはあったんですけど、どうアプローチしたらいいものかわからなくて。あと、まだやれないなという感覚もずっとありました。一度、サンリオピューロランドでショーの振付けをさせていただいたことがあって、そのとき演出家の方に「お子様が見に来るものを作るときは、お子様が飽きないものを作るんだ」って教わったんです。そのキャラクターがなにをすれば、見る人の気持ちを掴み続けることができるかっていう組み合わせの重要性を学びました。あと、その後の打ち上げで、モーニング娘。さんの振り付けの方に偶然お会いして。ちょうどその頃、周囲の人にモーニング娘。さんの振り付けがすごいと言っていたので本当に驚いたんですけど、それから一緒に飲みに行かせていただかせたりするなかで、アーティストへの振り付けの話も聞いて、自分もやりたいという気持ちがどんどんつのっていきました。
これは踊りたい、踊らなきゃダメだって思いました
ーー水曜日のカンパネラとの接点はどこで生まれたんですか?
竹森 : Dir.Fさん(水曜日のカンパネラのディレクター兼何でも屋)の会社に、大学時代のダンス部のコーチが勤められていたんですよ。その方から「水曜日のカンパネラというアーティストがいて、おもしろいから一回見においでよ」と誘っていただいたのがきっかけです。その後、YouTubeで水曜日のカンパネラを探して観たんですけど、不思議な女の子だなと思って。それで初めて観にいったのが〈水曜日の視聴覚室〉だったんです。
ーーそれを観てどう思われましたか。
竹森 : 曲を生で感じた時に、体が熱くなったんですよね。普段、そんなことは思わないんですけど、これは踊りたい、踊らなきゃダメだって思いました。あとは彼女のキャラクター、存在感、言葉の並びにも、すごく衝撃を受けました。ライヴ後に紹介していただいたので、このチャンスは逃してはいけないと思って、その日の夜に長文のメールをDir.Fさん送りました。

ーーどんな内容のメールを送ったか教えていただけますか。
竹森 : コンテンポラリー・ダンスが好きという情報は聞いていたんですけど、ステージ上で嘘のない立ち方をしていたんですよね。やっぱり人って、人前に出ると、カッコつけてしまったりするんですけど、彼女そのものが立っていたんですよね。それがすごく印象的でした。それでも、まだ中にエネルギーがあるような気がしたので、これはぜひなにかお手伝いしたいという想いと感想を書きました。そしたら、すぐに返答をいただいて、そこでお話をさせてもらったという感じですね。
ーーその頃って、コムアイのパフォーマンスは素人な部分が多かったと思うんですけど、それを見ても、エネルギーを引き出せる可能性を感じたんですか?
竹森 : そうですね。その当時、おそらく本人も問題視していたのが、曲ごとのイメージが伝わりにくいということと、パフォーマンスの引き出しが少ないということだったと思うんです。そこで、まずは単純に、体の仕組みから教えました。力の抜き方だったり、アクセントのつけ方だったり、重心のとり方であったり、リズムのとり方など。きっと、普通の人なら退屈するような地味なレッスンだったんですけど、本人はことのほか喜んでくれて。元々、コンテンポラリー・ダンスが好きで、ダンス自体を見るのも好きだったみたいで。「アーティスト活動をしていて、体の使い方を学べる日が来るとは思わなかった」と言ってくれました(笑)。そうした彼女の意欲に助けられました。
ーー具体的には、週に何回くらいレッスンをしていたんですか?
竹森 : 週に1回やっていました。いままでやっていなかった分、飲み込みがすごく早かったし、最初の方なんかは放っておいてもずっと一人で練習をしていました。なので、週一回でもいろいろ吸収して覚えてくれましたね。
ーー最初から、水曜日のカンパネラの曲を練習していったんですか?
竹森 : 本当に最初のころは、体の使い方を教えなきゃ振り付けもできないくらいの感じだったので、まずは僕の大事にしていることから覚えてもらって、そこから自分ができそうなことにチャレンジしてもらいました。この曲でこういうことをやりたいから、こういう動きも覚えていこうね、と。ステージを一つずつクリアーしていく感じで、このスキルがないとこの曲はクリアできないよって感じに。水曜日のカンパネラで最初にやった曲は、たぶん「二階堂マリ」だったと思います。
表現したいことがないと、動きは生まれない
ーー竹森さんは、どういうふうに振り付けを考えていっているんですか?
竹森 : 僕は、本来は表現したいことがないと、動きは生まれないという考えを持っているんですね。例えば、発電NOTEだったら、最初は「発電」と「想像力」をテーマにしました。想像から体につながるものを「脳と筋肉」と結びつけて、脳と筋肉がつながるものは電気だ、ということで、電気信号をモチーフにしたんです。要するに、例え話みたいなものですよね。そういうものに例えて、体の動き方を創りだしていく。でも水曜日のカンパネラの場合は僕がこの曲から感じ取ったエネルギーをとにかく信じて、あとは本人がその曲でなにをしていたらお客さんがワクワクするだろうってことも考えたうえで、曲のよさを見せれる動き、あと本人がやったら盛り上がるであろう動きを作っていっています。
ーー最初の振り付けが「二階堂マリ」というのもおもしろいですね。あの曲にはキン肉マンのキャラクター名がたくさん出てくるから、最初からキャラクターのイメージが強いのかなって思うんですけど。

竹森 : 絶対に戦うような動きは必要だと思ったので、ファイティングポーズをとるようにしました(笑)。あと、音がすごく特徴的だったので、動きで音の感じを出したほうがいいなと思いました。やりはじめたら、コムアイ自身からもこういうのやりたいってアイデアが出てきて。多分、本人は本人なりに目指しているものがあったと思うんですよね。本人は誰にもわかってもらえなくても、元々そういった動きをやっていたんですよ(笑)。だから、振り付けも100パーセント完成型を創っているんじゃなくて、彼女が踊っているイメージに寄り添って、ヒントを与えて、だんだんなじませていく。だから振り付けているというより、一緒に創っている感じですよね。
ーーそういうコムアイの興味を喚起するようなやり方だと、本人の飲み込みも早かったですか?
竹森 : そうですね。練習しながら、本人は「わたしできてない」って思い続けているんですよね。だから僕がいないときは一生懸命練習してくれる。もちろん僕がぜひともやってほしい動きもあるんですけど、それができないときはとことんやり方を試行錯誤して、彼女がやりやすいように考えてやっていきます。だんだん家に帰ったら練習をやらなくなっていったので、宿題制度を設けたんです(笑)。っていうのも、僕が行くと前のレッスンの状態からはじまるので、もったいなと思って。レッスンのときあれだけ伸びるんだから、一週間のうちに1回でも2回でも練習してくれれば、もっと伸びるのにと思って。この動きを家で練習して、1分間でいいから動画に撮って送りなさい、ってことをやっているんですけど、それを観ても一日ごとにすごく成長していくのがわかるんですよ。たぶん、本人もそれを感じているはずです。
ーー本人もイメージできているっていうのは大きいかもしれないですね。
竹森 : そう。いままでは、ただやり方がわからなかっただけなんですよ。
ーーあと、「ミツコ」のダンスも印象的ですよね。
竹森 : あれは完全にみんなでイメージを話し合ってというか、コムアイもDir.Fさんも映画をすごく大事にされていたので。あと、3月4月くらいのコムアイは、わりとやんちゃな部分が多かったので、ちょっと色っぽいというかミステリアスな女の人の部分も見せたいねって話をしていたんです。二面性というか、乱暴なところとミステリアスなところを見せれたらいいなって。すごくそういう部分があって、魅せれる曲なので、最初の静かなところから盛り上がるところで体の使い方はわけたほうがいいなと思って。間奏部分で手を出したりしているのは、繁華街というか夜の道を人の間をぬって流されるように通り抜ける、自分の意思ではないけどなにか隙間をぬって歩いているようなイメージです。歌っているときは「おまえはきちんと落ちてこい!!」って暴れている感じが見えて、そこの映画の物語というかイメージがつきやすかったですね。たぶん、本人もあれが一番やりやすいんじゃないかと思います。
ーー本人の動きが変わったなっていうのは、すごくわかります。妖艶な感じとステージを大きく使っている感じがすごく出てるんですよね。「桃太郎」はまた毛色が変わってきますよね。
竹森 : 「桃太郎」は曲を聴いたときの衝撃がすごくて、〈きっびだーん〉という歌詞が一発で頭に残ったんですよね。この楽しさをダンスで消してはしまわないかと思ったんですけど、どうにか楽しんでもらいたいなと思って。曲をぼーっと聴きながら考えていたら、きびだんごからピンポン球が思い浮かんで、それを客席に打ち込んでいるイメージがわいたんですよ。リズムにあわせてかこーんかこーんって。僕、中学校1年生のときだけ卓球部だったんですよ(笑)。基礎練習をしていて、三角打法っていうのを教わって。縦におろして、直角にひいて、斜めに打つ。それが〈きっびだーん〉にすごく合うなと。個人的には、コムアイのかわいさみたいな部分も魅せたいなと思っていたのと、振り付けるときにどういう反応をするかと思ったんで、腰をふって三角打法をやってほしいって言ったら、すごくキレイにやってくれたので、絶対にこれだ!! と。元々ああいう感じではなかったんですけど、彼女がノリ乗りで腰も手もつけてやってくれたので、かわいいコムアイを三角打法で魅せれるんじゃないかなって、そこだけですね。卓球をやってもらいたいっていうのと、腰をふってもらいたいって(笑)。
ずっと刺激を与えていないと置いていかれる気がしたんです
ーーそういう独創性なところがいいですよね(笑)。ミスマッチがおもしろいっていうのが水曜日のカンパネラのひとつの魅力だと思うので。実際、BAYCAMPとかでも初めて観るらしきお客さんたちが一緒に踊っていましたし、反応がすごい。
竹森 : 彼女自身が楽しんでやっているのが一番ですからね。あとは勝手に魅力が出てくると思っています。僕が振り付けたとき以上に魅力が出てくるので楽しいですよね。その発想が出てきたのも、kenmochiさんとかDir.Fさんが冗談を言っている中でのことで、それがすごく心地よくて。なんでもアイデアを出せるというか、いいエネルギーが水カンにはあって、それをやりきる行動力もある。だからこそ、僕もやらなきゃっていう気合いも入るし、いい意味で力が抜けるって部分もありますね。
ーーそういう意味でも、4thミニ・アルバム『私を鬼ヶ島に連れてって』の振り付けも楽しみです。
竹森 : 「桃太郎」のときもそうだったんですけど、このアルバムは倒しがいがあるっていうか(笑)。素でコムアイが歌っているのもおもしろいんですけど、それだけじゃ、もうお客さんも満足しないんだろうって思うんですよね。あとコムアイ自身も満足しない。最初のころ、お客さんから「振り付けが増えるとコムアイさんも大変ですよね」って言っていただいたんですけど、本人はステージを盛り上げたい想いでいっぱいなので、いまは一緒にその方法を探しています。とにかく今回の曲はとてつもないエネルギーがあるので、それが伝わるようにどう出していこうかと頭がいっぱいです。
ーー最初は竹森さんから与えていたものが、いつの間にかコムアイがクリアしていって、こちらのハードルが高くなってくるみたいな刺激の与え合いも、水カンにはありますよね。
竹森 : 前、振り付けをしているとき「刺激をもらえる人たちと一緒にいたい」ってボソっとコムアイが言っていたんですね。それを聞いたときに、すごくドキッとして。ずっと刺激を与えていないと置いていかれる気がしたんです。だから、どんどん彼女に新しいことをやってもらいたいなってのもあります。彼女が知らなかった世界や広がり方みたいなものを見せるために、僕たちが武器をつくって与えてあげるのが、彼女の成長にもいいのかなって。
ーー竹森さんにとってもやりがいがありますよね。
竹森 : 彼女は、どん欲で新しいことをどんどん知ろうとしていて素直だから、あっという間に方向転換する可能性もあると思うんですね。こういう話もあるよっていうと、すぐ受け入れる素直さが彼女にはあって、頑固であるんだけど頑固でない。吸収もはやいし、みんなと通じているのも魅力だと思うんですよね。
ーー水曜日のカンパネラを追いはじめたころは、コムアイが一人で大きい舞台に立つイメージってまったく見えなかったんですよ。でも当時に比べると、その絵がみえてきた気がして。それは竹森さんの力も大きいんだろうなってすごく思います。
竹森 : 僕が観てもらいたいのは、水曜日のカンパネラという世界観と楽曲の素晴らしさで、ある意味通訳みたいなことをしていると思っているんですよね。ライヴでお客さんに、彼女が言っていることとやっていることが受け入れれらるヒントが伝わったらなって。ここが盛り上がるんだぞとか、そういうヒントになればいいなと思ってます。コムアイの動きが好きっていってくださったりして嬉しいんですけど、あまり我が出過ぎないように支えていけたらなと思っています(笑)。
>>水曜日のカンパネラ、4thミニ・アルバム完成記念企画①ビレバン、タワレコ、OTOTOYバイヤー座談会はこちら
LIVE SCHEDULE
YEBISU MUSIC WEEKEND
2014年11月2日(日)@恵比寿ガーデンプレイス
水曜日のカンパネラ初の全国ツアー『平成26年度鬼退治行脚!』
2014年11月22日(土)@名古屋「リゾームビルディング」
※イベントですがツアー・ノリ
2014年11月24日(月・祝)@京都 nano
共演 : 【LIVE】TRIPMEN / THE FULL TEENZ
【DJ】426(mogran’BAR) / I♡NY/ LADY GAYA
2014年11月25日(火)@兵庫・神戸 太陽と虎
共演 : ポタリ / Rhythmic Toy World / Anny / L'fin.
2014年11月29日(土)@北海道 Sound lab mole
共演 : PARKGOLF / and more…
2014年12月7日(日)@長野・松本 ALECX
共演 : 夜の本気ダンス/ and more…
2014年12月15日(月)@宮城・仙台 CLUB JUNK BOX
共演 : Fragment×DOTAMA / and more…
2014年12月19日(金)@福岡・天神 voodoo lounge
共演 : TEMPURA KIDZ / and more…
2014年12月20日(土)@沖縄 Output
共演 : Seiho / 2源色 / OA:あーくまじっく
2014年12月21日(日)@沖縄 Output
共演 : 【LIVE】メカルジン / caino【DJ】亮哉(踊ROCK)、しゅうHATE
スペシャル
2015年1月18日(日)@大阪・梅田 Shangri-La
共演 : Seiho / and more…
2015年1月21日(水)@東京・代官山 UNIT
共演 : Charisma.com / and more…
2015年1月25日(日)@岡山 PEPPERLAND
共演 : クリトリック・リス / and more…
水曜日のカンパネラ “私をレジに連れてって” キャンペーン
タワーレコードの一部対象店舗にて『私を鬼ヶ島に連れてって』直前イベントが開催決定!!
①「旧譜を知らないなんて絶対正気じゃない!」旧譜キャンペーン
10/22(水)〜
対象タイトル「羅生門」または「シネマジャック」をお買い上げのお客様に、特典 : 缶バッチプレゼント!
特典:缶バッチは無くなり次第終了となります。お早目に!
②「鬼が島行前夜祭」先行試聴
10/22(水)~11//3(月)
「私を鬼が島に連れてって」の収録曲をコムアイのコメント入りで全曲チラリズム♪
③「水曜日のカオパネラ展」顔抜きパネル展
11/4(火)「私を鬼が島に連れてって」
「私を鬼が島に連れてって」のジャケットにちなんだ、顔抜きパネル展を開催!
顔をあてて写真を撮るもよし! 遠くから眺めるだけでもよし! 絵柄は開催日までのお楽しみ!
◆詳しい対象店は水曜日のカンパネラのHPでチェック下さい。
水曜日のカンパネラの作品をチェック!!
ヴィレッジヴァンガード限定のカバー・ミニ・アルバム、ハイレゾ版!!
水曜日のカンパネラ / 安眠豆腐(24bit/48kHz)
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 249円 / まとめ購入 800円
【Track List】
1. カンフー・レディー / 2. めぐる季節 / 3. 月灯りふんわり落ちてくる夜 / 4. 星めぐりの歌
映画をテーマにした3rdミニ・アルバム、ハイレゾ版!!
水曜日のカンパネラ / シネマジャック
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. ミツコ / 2. 二階堂マリ / 3. 義経 / 4. モスラ / 5. ラオウ / 6. ダ・ヴィンチ / 7. ニキータ / 8. ランボー
CD版とはミックス違いの2ndミニ・アルバムをハイレゾ配信中!!
水曜日のカンパネラ / 羅生門
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,234円
【Track List】
1. モノポリー / 2. 素子 / 3. 星一徹 / 4. シャア / 5. マリー・アントワネット / 6. アリババ神帝 / 7. 不二子 / 8. 竹久夢二
>>コムアイ、Dir.Fへのインタビューはこちら
お待たせしました!! ヴィレッジバンガード下北沢店限定の1stミニ・アルバムをハイレゾ配信スタート!!
水曜日のカンパネラ / クロールと逆上がり
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz)
【配信価格】
単曲 205円 / まとめ購入 1,440円
【Track List】
1. パフ / 2. お七 / 3. ゴッホ / 4. テンテン / 5. 浮雲 / 6. ヒカシュー / 7. マチルダ / 8. マルコ・ポーロ / 9. ネロ
エロスの連載を振り返っておこう
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第一弾シングル
水曜日のカンパネラ / モスラ(幼虫Ver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メイカー、Kenmochi Hidefumiによるモスラをテーマにしたトラックと、そこに乗っかるコムアイのエロスをモチーフにしたリリック。連載第一弾配信シングルにして、すでに最高傑作ともいえる湿気たっぷりのエロス・ソング!! 怪しくくぐもったサウンドにエモーショナルな鍵盤が絡まるロマンティックでエロティックな楽曲にときめきを感じてみては? 水曜日のカンパネラが羽化していくことを予感させる名曲!!
>>第一回『モスラ対ゴジラ』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第二弾シングル
水曜日のカンパネラ / ラオウ
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メイカー、Kenmochi Hidefumiによる北斗の拳をテーマにしたトラックと、そこに乗っかるコムアイのエロスをモチーフにしたリリック。連載第二弾配信シングルにして、エロス・ソングとしては最大の問題作。
>>第二回『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第三弾シングル
水曜日のカンパネラ / ミツコ(セーラー服ver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メーカーKenmochi Hidefumiによる『恋の罪』をテーマにしたトラックと、コムアイのエロスをモチーフにしたリリックが結実した、連載第3弾配信シングル。水カン至上最も難産となった1曲にして、現時点での最高傑作。不穏なイントロとくぐもったサウンドでスタートする本曲は、ぐるぐる城の周りを歩いているように、辿り着きそうでつかない雰囲気が醸し出された内容となっている。水曜日のカンパネラが、新境地を切り開き、次のフェーズへ踏み出すためのきっかけになるであろう作品。
>>第三回『恋の罪』の考察ページはこちら
本連載から生まれた、水曜日のカンパネラのエロス第四弾シングル
水曜日のカンパネラ / ニキータ(若気の至りver.)
【価格】
wav / mp3 : 単曲 200円
水曜日のカンパネラのトラック・メーカーKenmochi Hidefumiによる『ニキータ』をテーマにしたトラック&リリック、それをコムアイが歌った連載第4弾配信シングル。静かにゆったりはじまるサウンドスケープから一転、軽快なドラムンベースが疾走感をもたらす。映画のストーリーを示すリリックとあわさることで妙な哀愁がただよう、これまでの水曜日のカンパネラにはない1曲。
>>第四回『ニキータ』の考察ページはこちら
OTOTOY限定のSPECIAL Editionも配信中!!
ここでしか手に入らない限定版
水曜日のカンパネラ / ノルウェイの盛り
【価格】
wav 単曲 200円 / まとめ購入 400円
mp3 単曲 150円 / まとめ購入 300円
【Track List】
1. モノポリー
2. ものぐさ太郎
3. 素子
PROFILE
水曜日のカンパネラ
2012年、夏。初のデモ音源「オズ」「空海」をYouTubeに配信し始動。
「水曜日のカンパネラ」の語源は、水曜日に打合せが多かったから… と言う理由と、それ以外にも、様々な説がある。当初グループを予定して名付けられていたが、現在ステージとしてはコムアイのみが担当。それ以降、ボーカルのコムアイを中心とした、暢気でマイペースな音楽や様々な活動がスタートしている。
コムアイ
担当 : 主演 / 歌唱
1992年7月22日生まれ。
神奈川県出身。
成人しても未だ「クロール」と「逆上がり」ができないという弱点を持つ。
高校生時代には、いくつかのNGOやNPOに関わり活発に動き回る。
サルサ・ダンスに毒され、キューバへ旅し、同世代100人のチェキスナップとインタヴューを敢行。
その後は、畑の暮らしを体験したり、たまに海外へ。
最近は、鹿の解体を習得中。
好物は、今川焼と明石焼といきなり団子。
また、“サウンド・プロデュース”にKenmochi Hidefumi。
その他、“何でも屋”のDir.F。
などが、活動を支えるメンバーとして所属。