音大出身の女性3ピース・バンド、シェリーズが、約6年ぶりとなるシングル『彩雲ままならぬ』を、HQD(24bit/48kHzのwav)でリリース。轟音で変拍子を多用したアバンギャルドな歌ものバンドとして話題を集めていた彼女たちが、長い充電期間を経て活動を再開。まったくブランクを感じさせない一曲入魂のサウンドを高音質で堪能してほしい。

シェリーズ / 彩雲ままならぬ

【販売形式】
HQD(24bit/48kHzのwav)

【販売価格】
200円

ご購入の方にはWEBブックレットがつきます。



【シェリーズから届いた6年ぶりのコメント】
こんにちは。シェリーズです。久しぶりに音源を制作しました。「彩雲ままならぬ」といいます。6年程前から原曲はあったものの音源化する事無く、気付けば2012年。忘年会にて「録っちゃうー!?」なんてノリでスタートし、1月と2月にザザーっと録音&編集をし出来上がりました。もし以前の私たちの音源を聞いた事がある人なら、イントロからしばらくの間は10拍子のループが淡々と続いたりしてちょっと意外に思うかもしれません。けれどサビ以降は大好きなウルサいサウンドへシフト。もちろん歌を乗せて。歌ってる張本人は否定するでしょうが、少なくとも他のメンバーはこの曲を「歌モノ」として捉え、自信を持っています。想像もできなかった未来というのがあるのだなと感じています。こんなに三人の音が向き合えた音源は初めてだと思っています。まさに手作りだね。最後まで読んでいただきありがとうございます。皆さまの音楽ライフがこれからも益々素晴らしいものとなるよう祈っています。愛を込めて!

一瞬にかけるエネルギー

今から6年ほど前、国立音大出身の女性3人によって結成された3ピース・バンド、シェリーズ。現役女子大生が轟音で変拍子を多用したサウンドを鳴らしているという要素も相まって、耳の早いリスナーの注目を浴びることとなった。もちろん、そのサウンドがエッジーで勢いがあったことは間違いなく、3曲入りのCD-R『浮く足』は、新進気鋭のレーベルとして動き始めていた残響recordよりリリースされた。しかし、まさにこれから本格始動すべきと思われた最中、シェリーズは活動を休止してしまう。

その理由が何だったのかはわからない。大学卒業とともに進路の相違があったのかもしれない。メンバー間に亀裂が走ったのかもしれない。しかし、そんなことはどうでもいい。6年近くシェリーズの活動が途切れてしまった事実には変わりがないのだから。それをもったいないと思うかどうかは人それぞれだけれど、6年ぶりにリリースされることになったシングル『浮雲ままならぬ』を聴いて、期間があいたことなんて関係ないと思ってしまった。シェリーズはシェリーズだった。6年経とうが、シェリーズはエッジーで挑戦的でキレキレなサウンドを鳴らしていた。

今回の音源は、2012年12月からわずか2ヶ月という短さで制作された。6年ぶりのシングルが1曲のみというところに潔さを感じる。わずか4分半ほどの時間に、彼女たちの6年が凝縮されている。そこに執着のようなものは見えない。シェリーズはどこかに属することもなければ、自分たちに縛られることもない。この距離感の取り方と、一瞬にかけるエネルギーこそ、シェリーズをシェリーズたらしめている要因なのだろう。そうした彼女たちの本質が失われない限り、シェリーズは時代にとらわれることなく、我々を刺激し続けるだろう。それは6年前も、今も、そしてこれからも変わらないだろう。(text by 西澤裕郎)

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PROFILE

シェリーズ

日々妄想とワルノリを企む現役音大生3人、Vo&G/nakamu、B&cho/みやこ、Dr&cho/前田 紗希でやっている轟音アバンギャルドな歌ものバンド。のはすが、今や母ちゃんに、旅人に! 曲はオルタナ、ギター・ロックを中心に様々だが、テンポが変化したり、サビが出てこなかったりと、一風変わったプログレッシブな曲作りを絶妙な感覚で行っていく。以前発売の自主制作盤がdiskunion下北沢店で、三ヶ月連続の1位を飾る。また、2006年3月の大学卒業時にはワンマン・ライヴを敢行。ライヴ・バンドとして、全国リリースやツアーを行っていた事も、思ひで。花のアラサー、趣味はインターネット。

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筆者について
西澤 裕郎 (西澤 裕郎)

1982 年生まれ。ファンジン『StoryWriter』編集長。http://storywriter-magazine.com/

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