アイドルがオルタナティヴ・ロックで描く2ndアルバム、おやすみホログラム初ハイレゾ配信&インタヴュー

左から、八月ちゃん、カナミル

八月ちゃんと望月かなみ(カナミル)からなる2人組ユニット・おやすみホログラムが、前作より約半年ぶりとなる2ndアルバムをリリース。キクイマホ(HOMMヨ、ex.うみのて)、小林樹音(THE DHOLE)、高石晃太郎、吉嶋智仁、タカスギケイ、上野翔(毛玉、箱庭の室内楽)といったインディ・ロック・シーンを支える重要なミュージシャンたちがアルバムに参加、アイドル・シーンの中で異彩を放つオルタナティヴ・ロック・サウンドとグッド・メロディーに磨きがかかった作品となっている。そんな本作をハイレゾ配信。そして、おやすみホログラムの2人とプロデューサーの小川晃一へインタヴューを行った。アイドルとオルタナティヴの融合の先に見えるものとは?

おやホロ、2ndアルバムを先行ハイレゾ配信

おやすみホログラム / 2(24bit/48kHz)

【配信形態】
ALAC / FLAC / WAV、AAC

【価格】
単曲 250円 / まとめ購入 1,500円

【トラック・リスト】
1. 帰り路
2. too young
3. 11
4. underwater
5. our future
6. strawberry
7. ニューロマンサー

※アルバムまとめ購入のお客さまには、歌詞ブックレットがデータでついてきます。

INTERVIEW : おやすみホログラム

おやすみホログラムが、前作よりわずか半年たらずで2ndアルバムを完成させた。初期衝動に満ちたガレージ・ロック調の1stから一転、箱庭的な世界を描いた歌詞とループ・サウンドなどを取り入れた作品となっている。プロデューサーで楽曲製作者の小川晃一に訊けば、すでに3rdアルバム、その先のアルバムまで構想しており、本作はその流れにおける2ndアルバムっぽさを追求したのだという。ライヴではアイドルらしいダンスをするわけでもなく、客席にダイブしクラウドサーフしていく。そんなおやすみホログラムの姿勢について、楽曲について、メンバーの2人と小川に話を訊いた。

インタヴュー&文 : 西澤裕郎
写真 : 雨宮透貴


おやすみホログラム「帰り路」

アイドル活動自体をアート・ワークにしたい気持ちがずっとある(カナミル)

ーーおやすみホログラムのオルタナティヴ・ロックをベースにした楽曲や、客席にダイブしていくような激しいライヴを観ていると、もはやアイドルということにこだわっていないのかなとも思うんですけど、2人はどういう感覚でやっているんでしょう。

八月ちゃん : もちろん前提としてはアイドルだと思っています。ただ、一般的なイメージとは違うアイドル像を作るのがおやホロの役割かなとは思っていて。壊すっていうよりも広げていくと私は思っているんですけど、どうですかカナミルさんは?

八月ちゃん

カナミル : 同じだと思います!

一同 : (笑)。

カナミル : 自分の考えを話すのが難しいのでわからない。あまり考えていません。もともと私はアイドルがよくわからないから。

八月ちゃん : 逆に私はほとんど音楽のことを知らなくて、ライヴハウスに足を踏み入れたのもおやホロが初めてなくらいなんです。アイドルに関してもAKB48とかを聴いたことがあったくらいで、でんぱ組.incを聴いたときにアイドルができることの幅の広さにびっくりして。当時、私は美大の油絵を描く学科にいたんですけど、絵を描くことに対して限界を感じていたこともあって、自分の幅を広げるためにアイドルを始めたんです。なので、アイドル活動自体をアート・ワークにしたい気持ちがずっとあって、今もその途中って感じです。

ーー1stアルバム『おやすみホログラム』の反響は大きかったんじゃないですか。

八月ちゃん : 周りの人が安心していました(笑)。アンダーグラウンドでアイドルをやっているって伝えていたので心配されていたんですけど、CDを出したことで周りの友だちから「買ったよ」とか「こういう音楽やってるんだね」って言ってもらえて。私の父と母も安心していました(笑)。

カナミル : 私は周りに(おやホロを)やっているってことは言っていなくて。友だちにも親にも言っていないし、本当にごくわずか3人とかにしか言っていない。だから、周りの反応は全くわからないですね。

ーー周りにあまり知られたくなかった?

カナミル : 知られたくないっていうか、うーん… いろいろ言われるのが面倒臭いなと思って。出身が田舎のほうだから、こういう夢を追いかけるような仕事をしていると、親とかもそうなんですけど、ちゃんとした目で見てくれない人も結構いるから。なので私にとっては、ファンの人の反応が全部です。

カナミル

ーー4月10日に新木場スタジオコーストで開催された〈ギュウ農フェス Road To 栃木!!! 栃木県への道 大キックオフ~満開!春のギュウ農アイドル祭り~〉では「古臭いアイドル・ソングなんて聞いてないでさ!」とMCで言っていましたよね。

八月ちゃん : あの日はアイドル・フェスだったじゃないですか? もちろん、いろんなアイドルさんがいていいんですけど、私たちはそこの枠からちょっとはみ出ないといけないって気持ちが強い。そういう想いからの言葉だったと思います。

ーーカナミルさんも「はみ出す」っていう気持ちは持っていますか?

カナミル : そうですね。アイドルっていう括りになると詳しくないので偉そうなことは言えないんですけど、最近のロック・バンドはおもしろくないと思っていて。本来ロック・バンドがやることをアイドルがやったら、また違う感覚でおもしろくなるんじゃないか。そういう気持ちから始めたので、他のアイドルに対抗するというよりは、かっこいいバンドと張り合えるようになりたいって感じです。

ーー先日(4月9日)の六本木Super Deluxeでは、アヒトイナザワさんと一緒に演奏をしていましたよね。それこそナンバーガールはオルタナティヴの象徴的バンドですし、それが実現したこと自体に驚きました。


おやすみホログラム バンド with アヒトイナザワ - omoide in my head イントロ 〜 drifter

カナミル : 私はナンバーガール世代ではないんですけど、ずっとYouTubeで観ていたような人だから緊張しちゃって。でも、テンションが上がりましたね。グッときちゃったし、今までのライヴで1番楽しかった。アヒトさんは、アイドルに関わるなんて… っていうレベルの人だから、すごく胸が熱くなりました。

急に狂いだして太鼓を叩き始める動画を見せられこれですって(カナミル)

ーーおやすみホログラムはプロデューサーの小川さんと二人三脚でやってきているのも大きな特徴ですよね。なんだったらライヴのステージに小川さんもいますから。もはやメンバーですよね。

カナミル : ライヴの様子を画像で見るとめっちゃウケる。後ろにおっさんがいるから(笑)。

小川晃一(以下、小川) : オケだけ流すのってライヴ感がないじゃないですか。ライヴ感を出すために機材をいじっているんですけど、暇なときはTwitterとかも見ています(笑)。

カナミル : は~? ほんとにクソですね(笑)!

小川 : 「Drifter」とかは、いじる必要がないんですよ。あと、アイドルってリハがないから、ライヴ中にサウンドを調整しています。

ーー(笑)。最初に八月ちゃんが言ったように、前提がアイドルである以上、アイドル的な活動もするわけじゃないですか。その1番象徴的だったのがバス・ツアー(※)で、ネット上で話題を呼びましたよね。

(※2016年3月5日から6日にかけて開催されたおやすみホログラムと共に行くスキー・スノーボード・バス・ツアー。参加費は4万円。メンバーの2人が参加者とは別の車での移動、質素すぎる夕食、タイトすぎるスケジュールなど、参加費に見合わない内容がTwitterを中心にネットで話題となった。)

カナミル : 私たちがバス・ツアーをやったのは、みんなでスキーに行ったら楽しいよねっていうのが発端で、スノボをやってみたいって話になって車で行こうというところからはじまったんです。

八月ちゃん : ライヴがいっぱい入っていてスケジュール的に休むのも難しいから、お仕事にしちゃえばみんなで行けるし楽しいしって単純な理由でした。

ーーそれがTwitterでも大きな話題になってましたね。

小川 : で、話題になってテレビにも出てしまうという(笑)。

ーー(笑)。今作は前作のリリースから短いスパンで完成したイメージがあるんですけど、いつぐらいからレコーディングをやられていたんですか。

カナミル : 2月後半からですね。

小川 : かなりいっきに録ったよね。

カナミル : 1日で全部録りました。

八月ちゃん : 1人ずつだから、2人合わせたら2日。

カナミル : ノイローゼになりました…。

ーー楽曲自体、前作と大きく色が変わったなと思うんですけど、実際に歌ってみていかがでしたか。

八月ちゃん : 前回は明るい感じだったけど、今回は暗い感じと思いました!

小川 : 小学生か(笑)。

ーーあははは。曲を歌う際、小川さんから指示みたいなものはあるんですか? この曲はこういう曲だからみたいなのって。

カナミル : 私はトム・ヨークの動画を観せられました。急に狂いだして太鼓を叩き始める動画とかを見せられて「これです」って言われて「は?」って(笑)。アイドルにそんなこという人いないんじゃないかって。

八月ちゃん : 私、その動画観せられてないです! 完全に何の情報もなかった。

小川 : 最初に歌入れしたのがカナミルだったから。最初に録るほうが大変なんですよ。イメージを作ってから、それに合わせて次のヴォーカルが入るんで、八月ちゃんはカナミルのイメージに合わせているというか。

カナミル : 大変だったんですけど、私はヴォーカルとして曲の枠組みを作るのは嫌いではなくて。小川さんの理想の仮歌とかも含めて、ここで息継ぎをしたほうがかっこいいかも、ってことは言いながら歌いました。

ーー試行錯誤しながら1日で7曲も録ったから、かなり疲弊したんじゃないですか。

カナミル : 疲れました。しかも、小川さんは感覚でやっているから、音の指示とかもピアノの鍵盤じゃないんですよね。音符じゃなく、なんとなくこうって言われてハモったりするので超大変というか。

小川 : わざとズレたりするもんね。

カナミル : そう。ちょっと不協和音っぽくなっているところもあるから難しい。そういう人とやるのって難しいなって思います。

ーーそういう苦労もありながら、小川さんが望むものと2人のいいと思う部分がクロスしてできていったと。

小川 : そうですね。それがないとおもしろくないですね。

家でもイヤホンでちゃんと聴いて涙が出てきてしまったんです(カナミル)

ーーそれぞれ1番思い入れのある曲だったり、大変だった曲を教えてもらえますか。

八月ちゃん : 大変だったのは「too young」かな。小節がわからなくて大変だった。私、曲を流れで覚えているから、これは7小節目だよって言われても「は?」ってなって、ブチ切れました!

ーーブチ切れた(笑)?

八月ちゃん : ちゃんと教えてください! と思った(笑)。「ニューロマンサー」もそうなんですけど、タイミングがつかめない。 今までは「あー、くるぞー」って感じで歌っていたんだけど、今回はそうもいかなくて。ちょっとずつ歌っていくうちにできるようになっていったんですけど、初めてレコーディングで歌った時は「どうしよう…」ってなりました(笑)。

ーーなるほど(笑)。好きな曲はあります?

八月ちゃん : 好きな曲は「ニューロマンサー」です。踊れそうな曲なんだけど、何にもない人たちの話で。ちょっと悲しさもある歌詞だから、グッとくるというか。気持ちを入れて歌いたくなるけど、あまり歌に表情をつける感じの曲でもないし、そこらへんが好きですね。小川さんの歌詞って自分のこと歌ってるわけじゃないから、誰にでも当てはめられると思うんですよ。そのなかでも特に「ニューロマンサー」がぐっときました。

ーーカナミルさんはどうですか?

カナミル : 「帰り路」のドラムって歌入れのあとに録ったんでしたっけ?

小川 : あれはドラムを先に録ってる。

カナミル : そっか。ミックスが終わって出来上がった曲を聴いた時、「帰り路」がすごくよくて。キクイさんがドラムを叩いているんですけど、すごくはまっていて。今までのおやホロでは、女性のドラマーが叩くことはなかったんですけど、しっくりときて感動して。家でもイヤホンでちゃんと聴いて、涙が出てきてしまったんです。すごくいい曲なんで聴いてください!

ーーちゃんと聴いて取材してますよ(笑)。歌を入れる前に聴いても感動したんですね。

カナミル : そう。歌を入れる前もはまっていたんですけど、歌を入れてミックスもされて完成したのを聴くと、やばかったですね。聴く状況とか歌う場所にもよると思うんですけど、それぞれの曲にいいところがあって、歌詞もそれぞれ世界がある。別にどれがすごい特別とかは私はあまりないんですけど、「帰り路」にはそういう思い出があります。

INTERVIEW : 小川晃一

ーー1stアルバムのガレージっぽい音作りと比べると、今作は大きくサウンドが変わりましたね。

小川晃一(以下、小川) : 前作は1stアルバムらしい1stを作ろうと思って、今作は2ndらしい2ndアルバムを作ろうと思って作ったんです。

小川晃一(おやすみホログラム、プロデューサー)

ーーガレージっぽいサウンドからシンセっぽいウエットな質感への移行は、ストロークスの1stから2ndへの移行に近いなとも思ったんですけど、今作はレコーディングしたバンド・メンバーも前回とは違いますよね。

小川 : 音源とライヴは別物だと思っていて。今まで人にウワモノを任せたことはなかったんですけど今回はたくさん任せています。1曲目の「帰り路」以外の生ベースはほとんど(小林)樹音くんが弾いていて、「帰り路」に関しては、下手なベースが必要だと思って僕が弾いたんです(笑)。これは、アイドルが羅針盤(※元BOREDOMS、現在はROVO、PARAなどで活躍する山本精一が中心となって結成されたフォーク・ロック・バンド)を演奏したらどうなるのかってことをやりたかった曲です。

ーー2曲目「too young」は、歌詞で描かれている世界と時間軸が最終曲の「ニューロマンサー」と同じになっているということですね。

小川 : 去年、Have a Nice Day! に作ってもらった「エメラルド」のアンサー・ソングにしたかったんですよ。ディストピアのなかで前向きな歌を作ろうと思って作った曲です。

ーー続く「11」は雨上がりに夜明けを歩き海に辿りつく話ということで、かなり楽曲に対して細やかなイメージを持たれているんですね。

小川 : これはイメージがありますね。何も歌っていないようなんですけれど、3曲目で「11」ってタイトルを付けていて、そこから8ヶ月後の話っていう裏設定があります。でも、それは僕のスタンスであったり題材を書いているだけで、おやすみホログラムとしての指標ってわけではないんですよ。

ーーいくつかのインタヴューでも答えていますけど、小川さんは中学時代に受けたヒップ・ホップ・カルチャーの影響が大きいですよね。それと同時にオルタナティヴ・ロックの影響もすごく感じていて。おやホロを通してオルタナティヴなスタンスを出したいって思いもありますか?

小川 : さっきカナミルも言っていたけど、バンド・カルチャーが今はおもしろくないから、それを塗り替えてくような存在としてのオルタナティヴになっていきたい気持ちはあります。でも今って、アイドルとかバンドとかあまり意識しないで来るお客さんもけっこういるんですよ。

ーー4曲目の「underwater」は「Drifter」の別視点の楽曲ということですね。

小川 : 僕の歌詞って世界観が全部一緒なんですよ。箱庭の中で起きてることを描いている。要するに、頭の中で描いている世界で起きてることを歌詞にしているような感じなんですよ。なので、「Drifter」と同じような場所で起きてることなんだろうな? と想像して書いてたりしているんですよね。

ーー抽象的な質問ですけど、小川さんが見てる箱庭ってどういう世界なんですか?

小川 : 松本隆さんの『風街ろまん』の歌詞で描かれていたような雰囲気が1番わかりやすいかな。パラレル・ワールドっぽい世界ですね。僕の歌詞って、たぶん誰のことも歌っていないんですよ。そして何をしろとも言っていない。だから、そこに感情移入することができる人もいるだろうし、いろんな解釈があっていいと思います。僕もよくわからないで書いているので、どう捉えてもらってもいいなって。

ーー「our future」は、元ネタの映画がある曲なんですね。

小川 : ありますね。それも、元ネタを箱庭に持ってきて、その中でその人が考えていることを描写している感じです。楽曲的にもその映画をトレースしたらこんな感じになった。さっきカナミルがトム・ヨークっぽくって言われたのはこの曲です。

ーー「strawberry」は、V6の「WAになっておどろう」のアンサー・ソングということを言ってらっしゃいましたけど、どういうことなんでしょう(笑)。

小川 : 歌詞に出てくる〈We dance alone〉って、僕のソロ名義での3rdアルバムのタイトルなんですよ。むしろ、そのラインにしか意味がない。そこだけ意味があって、歌詞や他の部分は意味がないんですよ。

ーー1人で孤独で踊るってことですか?

小川 : 我々はそれぞれの場所で1人で踊り続ける。人生を生きるみたいな意味なんです。

ーーそれは、小川さんがおやホロにかぎらずテーマにしていることですか?

小川 : テーマですね。1人っていうのは。

ーー楽曲的にはベース・ラインが、ザ・ラプチャー「ハウス・オブ・ジェラス・ラヴァーズ」を想起させるポスト・パンク的な楽曲ですね。

小川 : あとは、!!!(チック・チック・チック)とかのイメージですよね。ああいう曲を最近やっている人があまりいないなと思って、普通に4つ打ちのブリブリした曲が聴きたくて作った曲です。

ーーそして最後が「ニューロマンサー」です。これは、残されたものの歌ということですが、小川さんが1人だったり孤独をテーマにしているのはどうしてだと思います?

小川 : 嬉しかったり楽しかったら、曲なんで書かないからじゃないですかね。

ーーこれだけ曲を作っても満たされない?

小川 : いやー、全然満たされないですね。次のアルバムの曲も6曲ぐらいできちゃいましたし(笑)。

ポップでバカで3分の名曲が15曲分入っいてるアルバムを作りたい

ーー(笑)。小川さんにとっての3rdアルバムってどういうイメージですか?

小川 : グリーン・デイの『Dookie』みたいにめっちゃポップな作品が僕のなかでの3rdアルバムなんですよね。ポップでバカで3分の名曲が15曲分入っいてるみたいな。そういうアルバムをすごく作りたいなって。ただ、2ndが思ったよりまともにできたんで、ちょっとまたイメージが変わるのかなって。完成度を上げるのは4枚目かなとも思ってたんですけど、どうなるかはやってみないとわからないですね。

ーーちなみに、いま何作目くらいまで見据えてる感じなんですか?

小川 : 5作目くらいまで考えてるんですけど、おやホロも形態がいくつかあるので。アコースティック・ギターだけのアルバムも今作っていて、それを出したときは別の扱いにするので、それがどうなるかにもよりますね。

ーーアルバム・タイトルを『2』というシンプルなものにしたのは、何か理由はあるんですか?

小川 : 本当は名前を付けたくないんですよ。あぶらだこ(※1983年に結成された日本のロック・バンド。オリジナル・アルバムのタイトルがすべて『あぶらだこ』であり、それぞれジャケットのアートワークに即した通称がある)みたいにしたいというか。ただ、それだと管理がめっちゃめんどくさいんで『2』にしたんです。

ーー名前を付けたくないのは、なんでなんですか?

小川 : うーん。名前をつけるほど、曲のすべてが繋がっていないんですよね。繋がっていたらアルバム・タイトルを与えるんですけど、コンセプト・アルバムじゃないからタイトルを付けないって感じですかね。

ーー小川さんは、今後のおやホロをどういう方向に持っていきたいと考えていますか。

小川 : よくわからないまま2人をおやすみホログラムというグループに引きずり込んだという思いがあるので、まずは2人がちゃんと食えるようにしなきゃなと思っています。自分たちでいろいろ仕事がとれるとか、いろいろな人と一緒に仕事ができるような活動の仕方をしていくのが第一ですね。

ーー小川さん自身はどうしていきたい?

小川 : そこを踏まえた上で、やりたいことを好き勝手やりたいなと(笑)。

ーー(笑)。3rdアルバムは名盤といわれるものが多いので、次作がいまから楽しみです。

小川 : 今年はいろんな名義でめっちゃ音源を出そうと思っていて。アコースティック・スタイルもそうだし、ジャズ・セットもレコーディングしたくて。今年中に3rdも着手して出したいなと思います。さあ、どこまでいくかなっていう感じですね(笑)。

関連作品も配信中

おやホロ、初フル・アルバム

おやすみホログラム / おやすみホログラム

【配信形態】
ALAC / FLAC / WAV、AAC / MP3

【価格】
単曲 250円 / まとめ購入 2,000円

【トラック・リスト】
1. Plan
2. Before
3. Drifter
4. Machine song
5. note
6. 揺れた
7. 夜、走る人
8. forever young(Have a Nice Day! cover)
9. tab song
10. 誰かの庭

※アルバムまとめ購入のお客さまには、歌詞ブックレットがデータでついてきます。

「エメラルド」のレコ発にして封印パーティをハイレゾにて配信スタート!!

おやすみホログラム / エメラルド〜おやすみホログラム×Have a Nice Day! "エメラルドEP" リリースパーティー@渋谷WWW(24bit/48kHz)

【配信形態】WAV / ALAC / FLAC / AAC

【配信価格】 まとめ価格 1,000円

収録曲 :
1. Befotr
2. 夜走る人
3. Last Dance
4. Note
5. Machine Song
6. Drifter

Have a Nice Day! / エメラルド〜おやすみホログラム×Have a Nice Day! "エメラルドEP" リリースパーティー@渋谷WWW(24bit/48kHz)

【配信形態】WAV / ALAC / FLAC / AAC

【配信価格】 まとめ価格 1,000円

収録曲 :
1. ソンビパーティー
2. too long vacation
3. fuck yesterday
4. 秘密警察
5. Are You Ready?(suck my dick)
6. フォーエバーヤング
7. エメラルド

ハイレゾについてはこちらから

「エメラルド」のハイレゾ配信もしています!!
Have a Nice Day! × おやすみホログラム / エメラルド(24bit/44.1kHz)

【配信形態】WAV / ALAC / FLAC / AAC

【配信価格】 単曲 200円 / まとめ価格 1,000円

収録曲 :
1. エメラルド
2. Drifter(Have a Nice Day! remix)
3. ロックンロールの恋人
4. 夜、走る人
5. フォーエバーヤング(おやすみホログラム cover.)

>>>トップ・ヲタ座談会はこちらから

LIVE SCHEDULE

おやすみホログラム セカンド・ワンマン・ライブ「2」
2016年6月15日(水)@渋谷TSUTAYA O-WEST
時間 : OPEN 19:00 START 20:00
料金 : 前売 3,500円 当日 4,000円

PROFILE

おやすみホログラム

2014年9月より現体制で活動を開始。

八月ちゃんと望月かなみからなる二人組ユニットだが、オルタナティヴなバンド・セットやアコースティックセット、ラッパーのハハノシキュウとのコラボなど、ライムベリーのMC MIRIと八月ちゃんのユニット「8mm」など、様々なジャンルをまたいで活動中! また個人として八月ちゃんは美術家として個展やTシャツなどのデザインを手がけ、望月かなみは趣味のゲームを活かしたイベントを組んでいる。

>>おやすみホログラム OFFICIAL HP

o

 
 

インタヴュー

松本誠治と巡る「おふろcafé」ーー音楽フェス〈おふろ café MUSIC SHOWER〉が8月26、27日開催!!
[CLOSEUP]・2017年08月19日・松本誠治と巡る「おふろcafé」ーー音楽フェス〈おふろ café MUSIC SHOWER〉が8月26、27日開催!! 埼玉県でおふろcaféを運営する株式会社温泉道場と、同じく埼玉で運営されているkilk reocordsによるライヴハウス「ヒソミネ」。その両者がタッグを組み、8月26日におふろcafé utatane、翌27日におふろcafé bivouacにて音楽フェス〈おふろcafé MUSIC SHOWER〉を開催する。「地域コミュニティでハブ機能を担う温浴施設・ライヴハウスをもっと知ってもらい、地域をもりあげたい」という気持ちから、埼玉出身アーティストをはじめ、ヒソミネが厳選した6組以上のアーティストが出演。料金は各店舗の入館料のみ!! お風呂に入って、マンガを読んで、ライヴを見て、と複合的な楽しみ方も可能だ!! イベント開催を前に、出演者でもある松本誠治(the telephones、FINAL FRASH、Migimimi sleep tight)とともにおふろcafé utataneを体験。その様子を写真とともにお届けする! 8月26日(土)、27日(日)の2日間、大宮と熊谷のおふろca
by 西澤 裕郎
その男、天才につき──折坂悠太、この世と別世界を繋ぐ歌声、ライヴ音源をハイレゾ独占配信
[CLOSEUP]・2017年08月10日・その男、天才につき──折坂悠太、この世と別世界を繋ぐ歌声、ライヴ音源をハイレゾ独占配信 新しい才能が世の中に羽ばたく。折坂悠太のことだ。独特の歌唱法にして、ブルーズ、民族音楽、ジャズなどにも通じたセンスを持ち合わせ、それをポップスとして消化した稀有なシンガー。そんな彼が、彫刻家・平櫛田中の旧邸にて収録したライヴ・レコーディング音源『なつのべ live recording H29.07.02』をリリース。OTOTOYでは本作のハイレゾ版を8月23日より独占配信、発売日に先駆けて予約スタートする。そして折坂悠太へ初めてとなるロング・インタヴューを敢行した。その歌い方、歌詞の描き方、折坂の歌への向かい合い方とともに、ぜひその才能の片鱗を目の当たりにしてほしい。 平櫛田中の旧邸にて収録の音源、ハイレゾ独占配信折坂悠太 / なつのべ live recording H29.07.02'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz) / AAC単曲 250円(税込) / まとめ 1,000円(税込) 2017年8月23日(水)より配信スタートになります。配信日に先駆けて予約販売もスタート。>>ハイレ
by ?
callme、挑戦的なパフォーマンスが冴えわたる6曲入りEPをリリース
[POWERPUSH]・2017年08月13日・挑戦的なパフォーマンスで「今」を感じる2017年夏ーーcallme、最新シングルをリリース 3人組ガールズ・ユニットのcallmeが今年2作目のシングル『One time』をリリースした。ポップに振り切った前作『Bring you happiness』のカラーは踏襲し、歌唱少なめ& ダンスが映える表題曲「One time」、この夏のアイドルイベントやフェスでも話題となった、超攻めの1曲「Way I am」、そして3人それぞれが制作を担当した楽曲も含め、全部で6曲も新曲がうまれた。CDは各盤ごとに収録曲が異なるが、配信ではすべての曲が収録されたEPタイプでのリリース、OTOTOYではもちろんハイレゾ・通常と配信中。 新陳代謝のごとく次々に新曲を作り出す意味、そして、制作の裏話から気になる共同生活のこと(!)まで南波一海がインタビュー。 【まとめ購入者対象】抽選でポスタープレゼント!callme / One time -EP-'【配信形態】24bit/48kHz ALAC / FLAC / WAV / AAC【価格】単曲 540円(税込) アルバム 1,800円(税込)【Track List】01. One t
いまはもの作りが楽しくてしょうがないーー鈴木茂や伊賀航らも参加、南壽あさ子が作り上げた最高傑作の2ndアルバム
[CLOSEUP]・2017年08月09日・いまはもの作りが楽しくてしょうがないーー鈴木茂や伊賀航らも参加、南壽あさ子が作り上げた最高傑作 2017年に活動5周年を迎えたシンガー・ソングライター南壽あさ子が、ヤマハ移籍第1弾となる2ndアルバム『forget me not』を完成させた。絵本作家・酒井駒子による描き下ろしジャケットも印象的な本作は、南壽自身が初めてセルフ・プロデュースした作品性の高いアルバムに。リード・トラックとなる「勿忘草の待つ丘」、「八月のモス・グリーン」はロサンゼルスでヴォーカル・レコーディングとミックスを敢行、エンジニア / プロデューサーとしてグラミー賞を12回獲得しているラファ・サーディナがレコーディング&ミックスを担当するなど、サウンド面においてもこだわり抜いた作品となっている。プレイヤーには、鈴木茂や伊賀航など名うてのミュージシャンたちが参加。南壽あさ子史上最高傑作と言っても過言ではない本作をハイレゾ配信とともに、南壽へのロング・インタヴューを掲載する。 ヤマハ移籍第1弾となる2ndアルバムをハイレゾ配信南壽あさ子 / forget me not【通常盤】'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/96k
by 西澤 裕郎
あらゆる周りの環境にビビットに感化された、竹上久美子の最新作配信開始
[CLOSEUP]・2017年08月08日・ゆっくり、しかし着実に船を漕ぎ出す──あらゆる周りの環境にビビットに感化された、竹上久美子 このインタヴューのなかで「幼少より音楽に囲まれた環境で育ち、職業としての“音楽家"を意識する前に、呼吸や排泄と同じように作曲を開始した」と語ってくれた竹上久美子。自然と音楽をつくり続けていた彼女が6年ぶりとなるフル・アルバムを完成させた。京都の片隅で粛々と制作された今作『Slow boat』は、オーヴァーグラウンドとアンダーグラウンドの垣根を自由に飛び越え、ルーツ・ミュージックを主軸に、USインディ / オルタナ / プログレ / チルウェイヴなどの絶妙なフレイヴァーを散りばめた渾身のアルバム。今回はOTOTOYでの配信とともに、竹上久美子へのインタヴューを掲載する。 様々なジャンルのフレーヴァーを散りばめたアルバム竹上久美子 / slow boat'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(16bit/44.1kHz) / AAC単曲 230円(税込) / まとめ 2,300円(税込) 【収録曲】''1. Good bye, girl2. many many many3. roundabout4. FESTIVAL
【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー
[CLOSEUP]・2017年07月27日・【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー カクバリズム設立15周年記念! 2002年の3月にYOUR SONG IS GOODの1st7inch single『BIG STOMACH, BIG MOUTH』をリリースし、それ以降もシーンの最前線に立ち続けている“メジャーなインディ・レーベル”カクバリズム。15周年を迎えるにあたり、OTOTOYでは4つの企画とともにお祝いします! まず第1弾企画として設立15周年を迎えるカクバリズム代表である角張渉と、今年25周年を迎えるLess Than TV主宰の谷ぐち順のアニバーサリー対談を敢行! 長年シーンを支え、共闘してきたふたりが思う“インディ・レーベル”とは…… を語ってくれています。そしてさらに、さらに〈オトトイの学校 村詩野音楽ライター講座〉より、これまでにカクバリズムからリリースされた楽曲のレヴューをお届け! 8月には第2弾インタヴューも掲載予定! カクバリズムを昔から知っている方、最近知った方、そしてカクバリズムを知らなかった方もこのページを見ればカクバリズム通に?! >>15周年をたど
diskunionからの刺客〈第3弾〉──発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?
[CLOSEUP]・2017年08月02日・発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?──ディスクユニオンからの刺客〈第3弾〉 人力サラウンド楽曲や、ミニマル × ジャズなどで新たな音楽の可能性を追求する、人力ミニマル楽団“東京塩麹”。まず目につくのが“東京塩麹”という、そのバンド名! さらに塩麹を然した食品サンプルを入れたビンに音源のダウンロードコードを入れた“ビン詰め音源”『21世紀の塩麹』の発売や人力 Remix ライヴなどなど、なにやらよくわからない活動もしているという。この東京塩麹ってバンドは一体何者なんだ?! 実はこの東京塩麹、2016年に開催されたディスクユニオン主催による初の本格的オーディション〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉の合格者なんです。これまでunizzz…、ペドラザとインタヴューを行ってきた〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉特集も今回で第3回目、そして最終回です。オーディション合格者として8月9日(水)に1stフル・アルバム『FACTORY』をリリース、OTOTOYでは今作を1週間の先行ハイレゾ配信! さらにリード曲「Tokio」を8月10日(木)までの1週間
by 岡本 貴之
Yun*chi、ミニ・アルバム『Canvas*』リリース記念リミックス・コンテスト開催!
[INTERVIEW]・2017年08月02日・未来を自由な色で描こう! Yun*chi、『Canvas*』リリース記念リミックス・コンテスト開催 2年ぶりのミニ・アルバム「Canvas*」をリリースしたYun*chi。ナチュラルな雰囲気を身にまとった新ビジュアルにも注目です。OTOTOYでは本作のリリースを記念してリード曲「今僕のいる場所が理想と違っても」のリミックス・コンテストを開催! 本日から8月30日(水)まで作品を募集します。グランプリはOTOTOYで期間限定フリーDLをおこないます。詳しくは応募要項をチェック! 2年ぶりのミニ・アルバム!Yun*chi / Canvas*'【配信形態】WAV / ALAC / FLAC / AAC【配信価格】(税込) 単曲 257円 まとめ購入 1500円【Track List】 ''01. 今僕のいる場所が理想と違っても / 02. HIMAWARI* / 03. Trendy Night* / 04. Kare Kano* / 05. Again* / 06. Seaside In Dream* / 07. Thank U* 「Canvas*」リリース記念リミックス・コンテスト応募要項応募用素材はこちらY
筆者について
西澤 裕郎 (西澤 裕郎)

1982 年生まれ。ファンジン『StoryWriter』編集長。http://storywriter-magazine.com/

同じ筆者による他の記事