にじみだす「和」ーー世界のコンテストを制したロックンロール・バンド、花ト散るらんが、2ndアルバムを持って凱旋デビュー!!

こんな形の叩き上げバンドがいただろうか? 大きな舞台に立ちたいという動機から応募した世界最大級のアマチュア・バンドのコンテスト「Emergenza Festival」の日本大会で優勝し、ドイツの「Taubertal Festival」でも日本人初の世界優勝、そしてドイツ、フランス、イタリアとツアーを敢行、カナダ・ケベック州のロック・フェスへも出演するなど、世界を舞台にライヴを重ねながら活動を続けてきた4人組ロック・バンド、花ト散るらん。バンドのテーマとして「和」をかかげているものの、安易な日本的要素を取り入れるのではなく、現代の日本の「和」がにじみ出るような試行錯誤をしながら、いまのスタイルを作り上げた。そんな彼らによる渾身の2ndアルバム『S×M=』を配信開始!! 日本における本格的デビューを果たす。一体どのような旋風を巻き起こすのか? 日本での本格始動を目前とした4人にインタヴューを行い、バンドについて迫った。彼らの快進撃は、ここから加速していく。

「和」がにじみだす本格的ロックンロール

花ト散るらん / S×M

【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV、mp3

【価格】
単曲 250円(税込) / まとめ購入 1,350円(税込)

【Track List】
1. C.A.N.D.Y / 2. 散らしてるだけ / 3. 東京エデン
4. DANCE / 5. what’s up / 6. メリーゴーラウンド
7. JUMP / 8. しんとして / 9. 花の散るらむ

INTERVIEW : 花ト散るらん

ーー「花ト散るらん」というバンド名がとても印象的ですよね。これは、いつ頃つけられたバンド名なんでしょう?

夕美帆 : たしか、2008年頃ですね。ギターのコケシさんの実家が四国なんですけど、みんなで車で遊びに行く道中、百人一首の句から取ったんです。その前は縁(えにし)ってバンドをやっていたんですけど、バンド名を変えようって盛り上がって。

ーーそもそも、夕美帆さんとコケシさんの出会いはいつ頃になるんでしょうか?

竹内コケシ(以下、コケシ) : 元々自分が別のバンドをやっていて、彼女はR&Bシンガーをやっていたんです。当時、彼女の事務所の方針で「ロックをやろう」ということになり、僕がギターとして呼ばれたんです。リズム隊も別の所から引っ張ってきたので、正直組まされたような感じで最初は始まりました。

夕美帆

ーーとはいえ、そこからずっと一緒にやってきたってことは、お2人の相性がよかったんでしょうか?

夕美帆 : そうですね(笑)。
コケシ : 彼女はR&Bをやってたんですけど、ロックの気質にあっていて。いろいろ参考にしようとCDを貸したら飲み込みが早いし、彼女が好きだっていうアーティストや曲も僕の感性と似ていて。

ーーちなみにどんなCDを貸していたんですか?

コケシ : あの頃は個人的にUKが好きだったので、レディオヘッドとクーラシェイカーとか。特に、ちょっと民族的な要素があるのが好きだったんですよね。だから、このバンドにおいて共有したい音は洋楽ばっかりでしたね。

ーーバンド名もそうですけど、日本的要素を前面に出そうとしていると思っていたので、それは意外ですね。和洋折衷じゃないけれど、新しいものを作ろうということは考えていましたか。

コケシ : それは、相当意識していましたね。彼女に和風なところがあったので、そこは意識したんですけど、和風のバンドって、やってみるとすごく難しくて。こってりしちゃうし、そうなると変な感じになってしまうんです。誰もやってないような和風バンドってどういうものだろう? って考えて、こってり和風の演奏にファンクとかを取り入れたりとか、演歌を混ぜるとか試行錯誤しました。
夕美帆 : あと、ただ着物を着たり正装したりするだけじゃおもしろくないじゃないですか? せっかく違うジャンルが好きな人たちが集まってるので、なにか組み合わせてみたいなっていう想いがあったんです。

ーーなるほど。和っていうのが一つのテーマにあったとしても、バンド名を変えるっていうのは大きなイメージの変化になると思うんですね。新しい風をバンドに吹き込みたいタイミングでもあったということなんでしょうか?

竹内コケシ

夕美帆 : そうかもしれないですね。縁って漢字が読めなくて「みどり」って呼ばれたり、着物を着ていることによってジャンルを特定されてしまうというか、そこから抜け出したい気持ちはありました。

ーープロフィールには、ミュージカルやヒップホップとのコラボレーションをしてきたと書かれていますが、これはどういうことをされたんでしょう。

コケシ : 例えば、下北沢って劇団が多いじゃないですか? そこの舞台で弾き語り役として彼女が参加したり、その経験を楽曲に取り込んで、劇調のライヴをやっていた時代もありました。ヒップホップに関しては、対バン相手に自分たちの楽曲にラップで参加してもらったりとかですね。当時の楽曲が、だいぶこってりとした和の曲だったんで、合うかな? っていう不安もあったんですけど、カッコよく決まって。

ーーこってりした和を出さないようにしてたっていうことは、意識してもやっぱり出ちゃうものだったんですか?

コケシ : そうなんですよね(笑)。僕たちは「和風を意識したバンド」じゃなくて、「和風がにじみ出るようなバンド」になりたくて。和ってなんだろう? って考えていた頃は、狙ってそうしていたんです。でもいまは、ほっておいても出てくるものだと思っていて。それこそ着物じゃなく、スーツでやってたりもしますし。そういうふうに考えを変えていったんですよね。
夕美帆 : あと、海外に出ることによって、日本に対する気持ちは強くなりましたね。

忍者がスーツを着てスマホを操作しているような、そんな混ざり方

ーーいま話にでましたが、花ト散るらんは、世界25カ国100都市で開催される「Emergenza Festival」の日本大会で優勝、そしてドイツの「Taubertal Festival」で日本人初の優勝されていますよね。なぜ日本のライヴハウスを中心に活動するのではなく、海外に出て行こうとしたんでしょうか?

夕美帆 : それは、たまたまですね(笑)。
コケシ : 詳しく話すと、コンテストを受けたのがきっかけなんです。それもコンテストの決勝が渋谷のO-EASTだったから、というくらいの理由で。そこまで大きいステージに立ったこともなかったし、ノルマもなかったんで、気軽に申し込んじゃったんです。そしたら知らぬ間にドイツのステージ立ってましたね(笑)。

ーーあはははは。それだけ実力があったうえで、気負いなくできたのが、パフォーマンスに繋がったのかもしれないですね。そのコンテストで評価されたのはどこだったかは聞いたりしましたか?

夕美帆 : ステージ・パフォーマンスはとにかく評価されましたね。あと、外国の人たちからみたらやっぱり着物を着てたりっていうのはおもしろかったんじゃないかなと。

柳山カルタ

ーーパフォーマンスっていうのは着物着る以外にはなにかされたんでしょうか?

夕美帆 : 踊ったりしましたね。
コケシ : 飛んだり跳ねたりステージの上ゴロゴロ転がったり。着物とのギャップがよかったんだと思います。このコンテストの世界大会の決勝の評価を見たんですけど、すべての項目がほぼ満点で圧勝だったんですよね。

ーーそれはすごいですね。世界を舞台に評価されたことによって、バンドをどうしていこうとか考えましたか?

夕美帆 : うーん。どちらかというと、周りのお客さんや家族の方が期待が大きかったりして。自分たちはそこまで意識しなかったですね。
コケシ : むしろ、あまりにも評価が高すぎたので、課題が見つからなかくて、おもしろくなかったですね。

ーー逆にどこを目指せばいいかわからないみたいな?

コケシ : そうですね。もちろん嬉しかったんですけど。評価されたことによって、後は気楽にやればいいのかなって思うようになりましたね。

ーー2011年にはドイツ、フランスツアーを行っていますがこれはどういう経緯で?

夕美帆 : それがいわゆるコンテストのご褒美みたいなやつですね。ジプシーじゃないですけど、一個のトラックに4人で乗って、ずっとツアーをまわりながら生活していたので、おもしろかったですね。
カルタ : 最初がドイツのミュンヘンで、最後もミュンヘンだったんですよ。最初のときとは違うお客さんが最後は見にきてくれたりして。そういうのを観ていて盛り上がったのかなって思いました。

ーー2012年のイタリア・ツアーは賞は関係なく行ったんですか?

コケシ : それは今の事務所を通じて知り合った音楽専門のイタリアの弁護士の方が気に入ってくれて、それでツアーを組んでもらったんですよね。

小林ロッシ

ーーそういうリクエストもそうですけど、「和」の部分が海外でも評価されるようになった実感はありましたか?

コケシ : そうですね。日本の女の子も、和っていうのよく知らなかったりするじゃないですか? 例えば、自分で着物を着れる子がそんなにいなかったり、作法とか全然知らなかったりするんですよね。だから和を意識すると、侍とか忍者を演じるかのようになっていくんですけど、僕が意識したかったのは忍者がスーツを着てスマホを操作しているような、そんな混ざり方で。だからこそ伝わったのかなって。忍者や侍になると海外の方のほうが詳しかったりするんですよね(笑)。
夕美帆 : あと、いまの日本のロックみたいなのは意識してますね。タトゥーとかが入ってたりするのが分かりやすいロックじゃないですか? でも女の人の演歌とかもすごいロックだと思うんですよ。あの「待つ」とか「耐え抜く」精神みたいなのって。日本のロックの形っていうのを向こうに持っていって、少しでも評価されたらいいなって思いはありますね。

過激にSMというものを繋げてみて、足さずに掛けてみたんです

ーー曲作りについて聞きたいんですけど、夕美帆さんとコケシさんでそれぞれクレジットがありますよね。どういうふうに作られているんでしょう。

夕美帆 : 私が作るときは、弾き語りで作ったものを持っていって、そっからアレンジをしていく感じですね。
コケシ : 自分もギターのコードとメロディだけですかね。僕の場合はだいたいの歌詞を付けてから持っていきます。

ーー曲中にあるファンクのような要素は意識して取り入れているんでしょうか?

コケシ : 作曲のときには意識しないですけど、編曲する時には相当意識していますね。

ーーそこにはどういう意図があるんでしょう?

コケシ : スピードのあるファンクと日本の歌謡、演歌の組み合わせって、あまり聴いたことがなかったので、それを合わせてみたかったんですよね。僕たちって、編曲にとにかく時間がかかるんですよ。誰かがこれを試したいってなったら、全部試していくので。僕も作曲って、そんなに難しくないと思っていて。そこに対して「どういう服を着せるか?」が大切だと思っているので、編曲にはすごい時間をかけてますね。

ーーちなみに今回5曲目の「What' up」は4 Non Blondesのカヴァーですが、なぜこの曲を選んだんでしょう。

夕美帆 : 結成前に1人で歌いたいと思ったときに、当時カヴァーしてたのがきっかけですかね。最近は自分で曲を作るようになって歌わなくなったんですけど、海外に行くようになって、新しいアルバムを作るってなったときに、なにかカヴァーが入っててもいいかもねって話になって。で、この曲を選んだんです。


4 Non Blondes「What's Up」

ーーなるほど。アルバム・タイトル『S×M=』にはどんな意味があるんでしょう。

コケシ : 1stアルバムのタイトルが『汚い美人』っていうんですけど、これは夕美帆がパッと出したタイトルなんですね。それが自分はすごく気に入って。

ーーたしかに、どっちなんだろうっていう違和感がありますよね。

コケシ : そのときに思ったのが、自分たちは、世界観が真逆のものや、本来みんなが合わせないようなものを合わせたりとかしてるので、それをタイトルにしたらいいんじゃないかって。ちょっとセクシャルな歌詞もあったりするので、過激にSMというものを繋げてみて、足さずに掛けてみたんです。なのでイコールの先が謎のままっていう。だから、次も真逆のものの組み合わせになるかも知れないですね。

ーー今後の花ト散るらんはどんな方向に進んでいきたいと思いますか。

夕美帆 : とにかく日本でがんばりたいですね。行ったことない国も沢山あるし、知らない人たちも沢山いるんですけど、海外に行ってる場合じゃないというか。

ーー逆にまだ日本は全然回りきれてないということですか?

夕美帆 : そうですね。ほとんど東京でしかやっていないので、この間千葉で初めてライヴをやったのが新鮮でした。

ーーそれは逆に珍しいですよね。これだけ海外でライヴしているのに、日本はほどんどやっていないっていう。これから日本を回っていく上で、意気込みみたいなものはありますか。

ロッシ : とにかくコツコツがんばっていこうと思います。
夕美帆 : やってやるぞって感じですね。YouTubeや音源では体感出来ない部分をやっぱりライヴハウスで届けたいと思っています。
カルタ : いろんなところにいって、いろんな人に聴いてもらいたいっていうのが1番ですね。とりあえず見てもらわないと始まらないんで、やっぱり生で見てもらいたいです。僕らもこれからどんどんいろんなところに出て行きたいです。
コケシ : 時間をかけて、ゆっくりこういうふうに変化をしてきて、いま、いいものができていると思うんです。実際評価も頂けるようになったので、後は広めるだけですね。とにかくそれ一心です。

インタヴュー&文 : 西澤裕郎
写真 : 雨宮透貴

RECOMMEND

つしまみれ / つしまみれまみれ シングルカット

15周年を機にリリースされたベスト・アルバム『つしまみれまみれ』に収録されている新曲「スピーディーワンダー」と、初回限定盤スペシャルCDに収録された同曲の別アレンジ・バージョンをOTOTOY配信限定でシングルカット!! 2014年、いまのつしまみれを知りたいならここから!!

>>特集ページはこちら

WHERE'S ANDY / SECOND SHOCK

ラウドでキャッチーなガールPOPバンド、WHERE’S ANDYのセカンド・アルバム。初の男子メンバーNORI(D)の加入がバンドに劇的な変化をもたらし、よりタフに、よりハードに生まれ変わったサウンドを提示。従来のポップ・センスはそのままに、さらなる攻撃性と毒がふんだんに盛り込まれた作品。

>>特集ページはこちら

LIVE SCHEDULE

2014年9月23(火)@京都MUSE
2014年9月24日(水)@大阪 阿倍野 ROCK TOWN
2014年9月25日(木)@兵庫 神戸VARIT
2014年9月26日(金)@大阪 南堀江Knave
2014年9月28日(日)@名古屋 SiX-DOG
2014年10月13日(月)@千葉 稲毛K's dream
2014年10月30日(木)@千葉LOOK
2014年11月5日(水)@渋谷 egg man
2014年11月14日(金)@渋谷 BURROW

花ト散るらんワンマンショー『S×M=LIVE』
2014年12月18日(木)@渋谷egg man

PROFILE

花ト散るらん

2008年に結成。夕美帆(ボーカル / ギター)、竹内コケシ(ギター)、柳山カルタ(ベース)、小林ロッシ(ドラム)による、和を核としたロックが魅力の日本のオルタナティブ・ロック・バンド。2010年の「エマージェンザ・ミュージック・フェスティバル」における日本優勝、世界優勝を皮切りに、ドイツ、フランス、イタリア、カナダへと確実に世界へ活動のフィールドを広げ、ワールド・ワイドにオーディエンスを熱狂させてきた。

花ト散るらん 公式HP

o

 
 

"Close Up"の最新アーカイヴ

スカート、初のシングル『静かな夜がいい』配信&澤部渡インタヴュー
[CLOSEUP]・2016年11月26日・これを出したらこれから何モノにもなれちゃうな──スカート、2017年への兆しとなる黄金シングル完成 春に発売された3rdアルバム『CALL』の大反響から、発売週に音楽番組「ミュージックステーション」へスピッツのバックとして出演し話題を呼び、さらには渋谷WWWでのワンマンライヴもソールドアウトと、勢いに乗る澤部渡のソロ・プロジェクト、スカートより初のシングルがリリースされた。寒空のなか街を歩く背中を押し進めてくれるような疾走感溢れるイントロのリフ、夜の情景が浮かぶ素晴らしい歌詞とさらに熟成されたアレンジで、間違いなくこれからのスカートの代表曲となるであろう「静かな夜がいい」をタイトル曲に、全4曲が収録。現在のサポート・メンバーである佐久間裕太(ex. 昆虫キッズ / ドラムズ)、清水瑶志郎(マンタ・レイ・バレエ / ベース)、佐藤優介(カメラ=万年筆 / キーボード)、シマダボーイ(NATURE DANGER GANG、フジロッ久(仮) / パーカッション)に加えて、トリプルファイヤーのギター、鳥居真道が参加。配信と共に、岡村詩野によるインタヴューにて、その制作背景と現在のモードを澤部渡に訊いた。 スカー
by ms.KITTEN
里咲りさ最新アルバム『売れるまで待てない』発売記念、大森靖子との対談実現!!
[CLOSEUP]・2016年12月03日・アイドル兼社長として一躍注目を集めた里咲りさ、ソロ・アーティストとして共鳴する大森靖子との相思相愛対談!! アイドル・グループ「少女閣下のインターナショナル」を立ち上げ、運営兼メンバーとして“しゃちょー”の愛称で親しまれていた里咲りさ。当時からソロ・アイドルとして、そしてシンガー・ソングライターとしても活動していたが、グループ休止後、自身の活動に専念。9月に待望のアルバム『売れるまで待てない』をリリースした。今作は里咲の思いつきからわずか制作期間2ヶ月で書き下ろしの新曲7曲を録音し、初期衝動全開の全曲A面を宣言した意欲作。楽曲の確かなクオリティにさらなる注目を集めた。そんな最新作を待望のハイレゾ配信!! 特典として「ディアティア」と「僕らの心電図」のアコースティックver.というボーナストラックも新たに収録されている。 つい先日の11月には、2017年9月22日に自身最大規模となるワンマン・ライヴを東京・Zepp Diver Cityで開催することを宣伝した里咲。彼女がこれまでのソロで行ったワンマンのなかでは渋谷MilkyWayが最大キャパだというのだから、とんでもない宣言だ。ただ、2013年にも自身の規
by 純三
【INTERVIEW】是よマネ×カワシマユカ 真空スペクトル突然の解散からの一歩
[CLOSEUP]・2016年12月02日・【INTERVIEW】THERAPY、ただの女の子。結成記念インタビュー INTERVIEW7月に初のワンマン・ライヴを終えたばかりのアイドル・グループ、真空スペクトルが9月に突然の解散。同じ事務所で活動をフォローアップしていたエムトピも5月に渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて行われた自主企画エムトピフェス以降、6月•7月と突然活動が止まった感があった。両グループの運営に関わっていたのが、これまでさまざまなタレントや女優やアイドルのマネージャーなどを行ってきたBYEマネことO氏である。(現在は是よマネと呼ばれている) 彼自身が夢を実現させるために始めたという真空スペクトル、そして順調に規模を拡大していたかに見えたエムトピがなぜ歩みを止めなければならなかったのか。その真相を語ってもらいつつ、彼がこの後スタートさせる新グループ、THERAPYについても訊いた。 さらにインタビューは、途中から真空スペクトルのリーダーでもあったカワシマユカ(ex.YUKACHI)が乱入するという、まさかの展開に。なんと彼女も新たなグループ「ただの女の子。」を立ち上げたとのこと。自他ともに「病みやすい」と認めるカワシマユ
中川大二朗(ex.宇宙コンビニ)新プロジェクトJYOCHO 期待の1st ミニ・アルバム『祈りでは届かない距離』をリリース&インタヴュー掲載
[CLOSEUP]・2016年11月30日・中川大二朗(ex.宇宙コンビニ)による新プロジェクト、JYOCHO始動! 期待の新作と始動経緯に迫る 2015年3月に惜しまれつつ解散した、京都発3ピース・プログレッシブ・ポップ・バンド、宇宙コンビニのリーダーとしてバンドを牽引してきた”だいじろー”こと中川大二朗が新プロジェクトJYOCHO(読み : じょうちょ)を始動し、記念すべき1stミニ・アルバム『祈りでは届かない距離』をリリース。プログレッシブ~ポップスなど様々なジャンルを通過した音楽性に、テクニカルなトラック、温かみ、激情をふんだんに盛り込んだ、まさに情緒感たっぷりな、だいじろーにしかできない独自の世界観を構築した7曲が完成。今作のメンバーにはドラムにhatch(ex DUG OUT)、ベースにシンディ(空きっ腹に酒、LOW-PASS)、ヴォーカルにrionosという彼が選りすぐった強力なメンバーが集結。彼の多様な知識と音楽性によって生み出された今作の制作意図、新プロジェクト始動の経緯について話を訊いた。 JYOCHO / 祈りでは届かない距離'【Track List】01. family02. 安い命03. furusato04. 故郷05.
Maison book girl、メジャー・デビュー作『river (cloudy irony)』をハイレゾ配信
[CLOSEUP]・2016年11月30日・Maison book girl、徳間ジャパンよりメジャー・デビュー!! 現代音楽とアイドル・ポップスの融合を聴け! コショージメグミ、矢川葵、井上唯、和田輪による4人組アイドル・グループ「Maison book girl」がシングル『river(cloudy irony)』にて、徳間ジャパンコミュニケーションズよりメジャー・デビュー。音楽家・サクライケンタが楽曲制作、総合プロデュースを行い、映画出演、ファッションブランドとのコラボレーションなど多岐にわたって活動を展開してきた彼女たちによる渾身のデビュー作。アイドルファンのみならず様々なジャンルのアーティスト、評論家からも支持を得ている現代音楽とアイドル・ポップスを融合させた独自の美学に貫かれた作品をハイレゾでお楽しみください。 メジャー・デビュー作をハイレゾ配信Maison book girl / river (cloudy irony)【Track List】1. cloudy irony2. karma3. 14days4. cloudy irony instrumental5. karma instrumental6. 14days instru
by 西澤 裕郎
【連載】タフな乙女のアパートメント〈花とポップス〉から4ヶ月連続リリース! 第3回座談会 つるうちはな × サトウトモミ × オガワマユ
[CLOSEUP]・2016年11月30日・〈花とポップス〉が呈する、純度が高く依存のないレーベルとは──連載最終回 エネルギーのベクトル異なる三者三様のSSW "タフな乙女のアパートメント"を掲げ、フリーランスの女性クリエイターが集まる、つるうちはな主宰のレーベル〈花とポップス〉。4ヶ月連続、計10タイトルのリリースに伴う連載の最終回となる第3回目は、10月、11月とミニ・アルバムをリリースしたサトウトモミ、そして11月30日にアルバムをリリースしたオガワマユと主宰のつるうちはなの3名の登場である。 同じピアノの弾き語りを主としながらも、圧倒的な陽のエネルギーで強い求心力を持つつるうちはなが「恋」が「愛」になるまでのものがたりを綴った2ndアルバムと、対照的に圧倒的な孤独を音楽に宿して人を惹きつけるオガワマユの3rdアルバム。そして打ち込みとベースの弾き語りという異色のライヴセットと澄んだ歌声を持つサトウトモミのコンセンプト2部作。計4作の配信と共に話を伺った。 第1回 : 「どんなに新人でも、母になっても──つるうちはな × あーた × イナダミホ × 青柳舞」 第2回 : 「音楽は宗教にも通ずる? 音楽と独自の思想で関係性を築く3人──つるう
【WiLL ソロ企画】第2弾、凪原亜季が日本酒を呑みながら、酒豪のグラドル、病ンドルと女子会をしてきた
[CLOSEUP]・2016年11月28日・【WiLL ソロ企画】第2弾、凪原亜季が日本酒を呑みながら、酒豪のグラドル、病ンドルと女子会をしてきた 「クール&ビューティー」をテーマに掲げ、2016年6月にデビューを果たしたガールズ・グループ、WiLL。ダンス・ミュージックをメインにした多彩な楽曲と切れのあるダンスが耳の早いリスナーの注目を集め、地方や台湾といった海外でのロック・イベントに呼ばれるなどアイドルという垣根を超えて活動中だ。12月8日にはTSUTAYA O-WESTで1stワンマンを行うことを発表している彼女たち。OTOTOYでは3ヶ月に渡りWiLLに迫る特集を展開。メンバー4人のソロ企画を4回に渡り掲載していく。第2弾はグループ1の酒豪・凪原亜季が、グラビア・アイドルの廣瀬聡子、病ンドルの陽菜菜々羽とともにお酒を飲みながら行った鼎談を掲載。凪原のWiLLにかける熱い想いをぜひお読みください。 WiLL 3ヶ月連続配信リリース、第2弾音源を配信開始 OTOTOY独占ハイレゾ配信スタートWiLL / fallin’(24bit/96kHz)【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/96kHz) / AAC【配信価格】単曲 200円
by 西澤 裕郎
【ハイレゾ配信開始】ディストピアのエレクトロニック・ソウル、yahyel
[CLOSEUP]・2016年11月16日・ディストピアに鳴り響く、モダン・マシン・ソウル、yahyel──ハイレゾ配信開始 アルバムに先行した500枚のシングルCDはほぼ即完状態、すでにライヴなどでも大きな評判を集めているyahyel。2015年3月に池貝峻、篠田ミル、杉本亘の3名によって結成(現在はさらにVJに山田健人、ドラマーに大井一彌がくわって5人)されて、活動2年弱で11月23日に1stアルバム『Flesh and Blood』をリリースする。池貝のエモーショナルなヴォーカルと、スペースを活かしたクールなエレクトロニック・トラックは、昨今のベース・ミュージックやビート・ミュージック以降のサウンドメイキングを備えたインディR&Bとシームレスに並ぶ感覚のものと言えるだろう。 アルバムには、昨年自主制作でリリースされた楽曲や新たにミックスされたアルバム・ヴァージョンとして収録されている。マスタリングは、エイフェックス・ツインやアルカ、ジェイムス・ブレイク、フォー・テット、FKAツイッグスなどを手がけるマット・コルトンが担当し、その鋭利なサウンドをより的確に鳴らしている。OTOTOYでは、本作のハイレゾ版の配信を開始。アルバム全体の予約購入で歌詞を
by 河村 祐介
筆者について
西澤 裕郎 (西澤 裕郎)

1982 年生まれ。ファンジン『StoryWriter』編集長。http://storywriter-magazine.com/

同じ筆者による他の記事