
スタンダード・ナンバーを演奏することの意味とは何だろう。いくつか理由はあるだろうが、「過去には未来に繋がるヒントがいくつも転がっているから」というのは的を得ている答えではないだろうか。芳垣安洋率いるOrquesta Libreのコンセプトは「さまざまなジャンルのスタンダード・ナンバーを片っ端からやってみる」ということ。ベルトルト・ブレヒトやバート・バカラックなど、今も歌い継がれている楽曲を、自分たちの解釈で実にのびのびと演奏している。そこから学ぶことや掬いとれることは本当に多い。
2012年4月17日、新宿PIT INNでOrquesta Libreのライヴが行われた。そのステージ中央にゲストで登場したのは、かつて、バンド“たま”でヴォーカル、ギター、キーボードを担当していた柳原陽一郎。2部構成で行われたライヴでは、人間の本質に迫るうたを歌った前半部、アメリカン・ポップスを軽やかに歌う後半部と、バラエティに富むライヴが繰り広げられた。OTOTOYではその様子を益子樹のレコーディングによる高音質音源でお送りする。このライヴから多くのことを感じとってほしい。そして、芳垣と柳原の対談を読んで、生きることの本質について考えてみてほしいと思う。
インタビュー&テキスト : 西澤裕郎

スタンダードを再定義するOrquesta Libre、ライヴ・シリーズ第2弾
Orquesta Libre with 柳原陽一郎 / Plays Standards vol.2 -LIVE at PIT INN 2012.04.17- (HQD ver.)
【配信形態】
HQD (24bit/48kHz WAV)
【価格】
1500円(まとめ購入のみ)
【Track List】
01. こうてい / 02. 墓穴からの叫び / 03. Alabama Song / 04. 三文オペラ第二のフィナーレ / 05. Good-bye Poke pie Hat / 06. 4in 1 / 07. 恋のおもかげThe Look Of Love / 08. Me Japanese Boy / 09. 夢であいましょうi’ll see you in my Dream / 10. Ev’ry Time we say goodbye
<Orquesta Libre>
青木 タイセイ / Taisei Aoki (Trombone、arrangement)
塩谷 博之 / Hiroyuki Shiotani (Clarinet、Soprano Saxophone)
藤原 大輔 / Daisuke Fujiwara (Tenor Saxophone)
渡辺 隆雄 / Takao Watanabe (Trumpet)
Gideon Juckes (Tuba)
高良 久美子 / Kumiko Takara (Vibraphone)
鈴木 正人 / Masato Suzuki (Bass、arrangement)
椎谷 求 / Motomu Shiiya (Guitar、Steel Guitar)
岡部 洋一 / Yoichi Okabe (Percussion)
芳垣 安洋 / Yasuhiro Yoshigaki (Drums、arrangement)
<Special Guest>
柳原陽一郎 / Youichirou Yanagihara (Vocal、Guitar)
Recorded,Mixed & Mastered by 益子樹 / Tatsuki Masuko (Float)
INTERVIEW 芳垣安洋 × 柳原陽一郎
——数いるアーティストの中から、芳垣さんが柳原さんをお誘いした理由を教えていただけますか。
芳垣安洋(以下、芳垣) : 僕は男性の歌が非常に好きなので、言葉の力を分かっている人で、なおかつ飾らないでまっすぐ歌える人とやりたいと思って、やなちゃん(柳原)に声をかけたんだよね。オリジナル曲以外にも、スタンダード曲を訳して歌っていることも知っていたから、いっぺん見に来てほしいってお願いして。ライヴを見てくれた後に、「わかった。芳垣さん、哀愁だよね」って(笑)。
柳原陽一郎(以下、柳原) : そう、昭和の哀愁(笑)。
芳垣 : まあ…そうかもね、みたいな会話があって、この企画はスタートしたんです。

——声をかけられた柳原さんは、どういう気持ちだったのでしょう。
柳原 : アメリカの歌を僕なりの言葉で訳して歌う『DRIVE THRU AMERICA』っていうアルバムが、2012年初頭に突然再発されたんですよね。そのアルバムの中で「Alabama Song」をカバーしてるんですけど、芳垣さんも「Alabama Song」をやってるって言うから、これは何かのご縁に違いないと思って。六本木SuperDeluxeにライヴを見に行ったとき、オープニング・アクトで鈴木大介さんが『ニュー・シネマ・パラダイス』の曲をやっていて。それを聴いて、芳垣さんのジャズ研の先輩の人いるじゃない? 泣いてんのよ、ポロっと(笑)。
芳垣 : (笑)。
柳原 : 何やってんだかな、と思ってさ(笑)。拍手なんかせずにさ、うなだれてるわけ、感動のあまり。そのあと芳垣さんはバカラックとかやるわけじゃない? なーんかさ、良い夜だなと思ってさ。昭和もいいじゃない、と思って(笑)。それでさ、ああ、このプロジェクトはきっと、なくしてしまった歌とかさ、なくされてしまった心情とかさ、今はもうないものに対する憧れの気持ちとかを表現するんだろうな、と勝手に解釈して。で、芳垣さんの家に行ったら「ブレヒトやんない? クルト・ワイルやんない? 」って言われたんだけど、『三文オペラ』ってまさしくそういうお芝居じゃない? 要するに男と女がいて、みんな欲望のままに生きて、みたいな。そういう人間の赤裸々な気持ちとか生き方みたいなことを、わたしがわたしの言葉で歌ってみるっていうのは、ひとつのチャレンジだし、良いきっかけを頂いたなと思って引き受けました。
芳垣 : やなちゃんにブレヒト・ソングを歌ってもらいたいっていうのがあって、『セプテンバー・ソングス 9月のクルト・ヴァイル』っていう映画を渡したんだよね。三文オペラの曲を遠くの方でずっと鳴らしながら、ウィリアム・バロウズが淡々と戯曲を読むシーンがあったりするんだけど。
柳原 : あれはいいシーンですね。
芳垣 : あれがメロディに聞こえてくるのがすごいよね。ただ喋ってるだけなのにリズムとかメロディが聞こえてくるんだよね。
柳原 : その話をしながら、芳垣さんが「朗読をしようよ、やなちゃん」って(笑)。
芳垣 : そう、やなちゃんなら絶対出来るなと思って。
柳原 : どこまでこの人は要求してくるんだと(笑)。
芳垣 : 僕がスゴく憧れてるドラマーで、フリー・ジャズ系なんだけど、ファンク・ロックも叩いちゃうようなロナルド・シャノン・ジャクソンって人がいて。彼が若い頃、ドラム・ソロをやりながらシェイクスピアを朗読しているんだけど、そういうのがやりたいなって気持ちが昔からずーっとあって。でも、自分じゃ戯曲を暗記することもできないし、歌とか声で表現する能力に関しては自分よりいい人が山ほどいる。そしたら、そういう人と一緒にやる方が僕の欲求は完全に満たされる訳で。
柳原 : その方がおもしろいしね。
芳垣 : 自分で全部コントロールしてしまったら、もう思ったところにしか行かない訳じゃない? でも、他の人と一緒にやると、アウト・オブ・コントロールな状態が常にあるし、自分が外から訴えかけられる状態が常にあるわけで。だったら、人とやる方が絶対に面白いんだよね。
——「三文オペラ第二のフィナーレ」はかなり演劇調の曲ですが、これも柳原さんが訳しているんですか?
柳原 : あれは、かなり意訳だよね。
芳垣 : ほとんど、やなちゃんの心情を語ってるんじゃないですか(笑)?

——あ、そうなんですね(笑)。
柳原 : 最近、人間は不公平だってことを歌う歌が減っているじゃないですか。タブー視されてるというか。僕は、そういうことを普段の活動で言うタイプではないんだけども、圧倒的な大恐慌の中で貧富の差が存在して、ブルジョワばかりが儲けていてっていうことを、ブレヒトもあの当時考えてた訳じゃないですか。今自分が置かれている状況と、ブレヒトさんが置かれていた状況がリンクする感じがあって、この歌を歌えるのは自分にとってすごく嬉しいことでしたね。
芳垣 : 元々は後半の部分は、その他大勢の人達が合唱しているんだけど、その中の一人が「じゃあ人間は何のために生きてるの!」って叫んで、バーッと歌って…みたいな曲なのね。そういう曲を、一人で朗々と歌ってもらうのもどうかなと思ったから、朗読はどうですか? っていう話になったんだけど。
柳原 : 思ったよりも、昭和のラジオドラマ風になってしまって(笑)。
芳垣 : もしくは落語的なね(笑)。
柳原 : 本人としては、いかがなものかと思ってるんですけど(笑)。
素晴らしい文化に触れるきっかけになれればいいなっていう思いがある
芳垣 : 文字だけで見るとかなり厳しいことを言ってるじゃない。だけど実際聞いてみると、オブラートに包んでいるわけではないのに丸く聞こえてくるというか。それが、やなちゃんのスゴい所だなと思って。僕が、海外の演劇作品ですごく好きなのは、ブレヒトとシェイクスピアなんだけど、どれだけ時代やシチュエーションがに変化しようが、これ絶対あるでしょ! ということがすごくクッキリ描かれていて。だから、今でも、彼らの作品は手を変え品を変え、毎年のようにやられる訳じゃない。それって、作品に普遍性があるからだと思うんだよね。二人の作品に出てくる言葉の切なさや、表現している内容の強さや激しさっていうのは、すごく強力なものであると同時に、受ける側がドキっとはするんだけど嫌にならないっていうか。丸く聞こえてくるっていうか、歌の中に含まれちゃってる。そういう魅力をこの人(柳原さん)は持ってる。
柳原 : 昔さ、ロックとか歌ってたこともあるわけよ。でもさ…怒ってるように聞こえないんだよね(笑)。
芳垣 : それはもう地なんだね(笑)。
柳原 : だから、どんなに過激な歌詞でも、怒ってるように聞こえないのかも(笑)。
芳垣 : どれだけ強い言葉を言っていても、そこに嫌悪感を与えないというは、凄い才能だと思うのよ。それで、この作品を聞いた若い人が、ブレヒトとかに興味を持ってくれたらすごくいいことだと思うんだよね。今回アルバムにコメントをお願いした巻上(公一)さんが言ってたんだけど、僕らが20代だった頃は、演劇のみならず文化的なものを共有している人のあいだで、ブレヒトというのはすごく意味合いのあるものだったと。でも今はそういうものは全くないし、知らない人も本当にたくさんいるし。だから、そういう人達に向けて、これって凄く意味のあるモノだから読んでごらんよとか、劇があるから行ってごらんよって紹介することで、素晴らしい文化に触れるきっかけになれればいいなっていう思いが根底にはすごくある。そういうモノに触れる手助けをやっぱり僕はしたくて。
——文化を伝えるための語り部として、柳原さんは選ばれたとも言い換えることができるわけですね。
柳原 : シンガー・ソング・ライターっていうのは、自分で自分のことを歌うじゃないですか。そうすると一つ罠があって、自分が好きならば、皆も好きだろうと思って作ってしまうことがあるんですよ。自分のことを歌う僕を皆さんに認めて欲しい、そうすれば僕たちはweになれます、usになれます、一つになれますって。でも、本当は「歌」ってそういうものじゃないんですよね。人と人との間に生まれる複雑なドラマとか、切なさとか、どうしても縮まらない溝だとか宿命とか、昔はそういうものを歌っていたんですよ。そこに歌のドラマがあった。それは、ブレヒトの曲を訳しても、「Ev'rytime We Say Goodbye」をやってもそう思います。僕は、幸か不幸かそういう歌をまだ知ってる世代なので、そういうことをOrquesta Libreでちょっとやれたらいいなと思ってますけどね。昔は歌はドラマだったはずなんですよ。
芳垣 : そうだね。
柳原 : 今は、「僕が頑張って、君も頑張ろう。友達だよね」みたいな歌ばっかりなので、いやそうじゃないよっていう気持ちは、僕個人の中にややアンチな気持ちとしてあるんですけどね。昔歌われてたもののことは、やっぱり忘れちゃいけないよね、っていう。

——朗読っていう形は一方的な表現になるのかと思いきや、逆に凄く想像が広がっていくんだなってビックリしたんです。それが僕はすごく面白いと思っていて。さっき芳垣さんが言っていた普遍的なものを忘れていたというか、表面上のものばかりに目がいっていたような気がして。今おっしゃられていたことが僕には、すごくダイレクトに伝わってきたんです。
芳垣 : 例えば今って、ゲームも3Dになって、メガネかけると立体的に見えますとかさ、映画もどんどんCGで作ってるけど、かえって想像力がかき立てられなくて面白くないんだよね。表面上は誰でもわかるように作られてるんだけど、芯にあるものを想像するところまで行く気になれないというか。やっぱり質感、空気感、一つの言葉、一つの文章から想起される色んなものをみんなが共有して、その体験を何回もくりかえしていくことで関係が広がっていったり、つながっていく状態になることが健全だと思うのね。僕たちが今やってる活動は、その方向だけは間違ってない気がしてるんです。
柳原 : さっきも芳垣さんがおっしゃってたことだけど、アウト・オブ・コントロールの大事さだよね。自分がコントロール出来なくなった時に、自分の殻に閉じこもって、お手上げ! となるんじゃなくて、そこに入っていく自分に対して、スリルを感じて、そこで何ができるのかを考えたりとか、考えた結果、何もしないってことを表明するとか。説明しきれない余地を残しておくとか。ブレヒトの訳だと、貧しき者達に食い物をとのたまってますが、それにしたってあれも冗談に聞こえるでしょ? 人間の悲しみとかって、貧しきものにパンを与えたくらいでは消えないですよ。軍隊に銃を持たせても解決しないのと同じで。そういうことが最終的にあぶりだせればなって気持ちは常に持ってますよね。そういう気持ちが、芳垣さんのやろうとしてることと、ちょうど重なったんだと思います。この年齢になってやっとできることというか、そういう時期の問題もあると思いますね。
アウト・オブ・コントロールはいくらでもあっていいと思う
——今だから表現出来る感情というのは、若い頃は持っていなかったのか、もともと持っていたものを今になって表現出来るようになったのか、どっちだと思いますか?
柳原 : 後者だと思います、多分。
芳垣 : うん。多分全く持ってなかった訳じゃないと思うんだけど、若かったころは、別のことの方が重要だと思ってたし、周りのシチュエーションに左右されやすくて、そんなことをしてる余裕もなかった。だから、変な言い方だけど、今僕らがやろうとしてることって、自分ができることに対して、ある程度の確信と信頼があるからこそできてることだと思うんだよね。それがないと、もっと難しいものになっちゃうんだと思う。
柳原 : そうそう、自分が出ちゃうからね。
芳垣 : だから今になってやっと、押し付けがましくなく、必要なんだよって人に言えるようになってきたんじゃないかな。それが自分でもわかるようになってきたから、やろうって思えたんじゃないかな。
柳原 : “たま”をやめたくらいの頃にインタビューで、「俺、音楽の為に音楽をやりたいんですよね」って言ったんですよ。そういうことがやっと叶うようになってきたんでしょうね。こんな素晴らしい世界があるってことを、自分というフィルター、ミュージシャンというフィルターを通してもう一回再生させて、世界に対して発信していくってことが、かなりナチュラルにできるようになったってことかな。「自分探し」じゃないから楽ですね。人に会うような感じですよ。「ああ、ブレヒトさんってのは偉いな、立派な方だわ…」みたいな(笑)。で、いま生きてらっしゃって、しかも日本人だったら多分こういう言い方をするんだろうな、と。そういうことを想像するのは楽しいですよね。
芳垣 : 聞いてる側もフラットに聞いてくれると嬉しいなと思います。
柳原 : でもフラットって実は大変みたいね、人は。
芳垣 : そうなんだよね。
柳原 : ほんとは適当でいいの! 悲しい曲で踊ってもいいし、素っ裸で踊ってもいいし。でも、今の若い人は難しいみたいね。僕はホント適当でいいと思う。酔っぱらってぶっ倒れようが。

——やっぱりそういう意味もOrquesta Libreというバンド名につながっているんですか?
芳垣 : うん、そうね。まあスペイン語ってみんなわかんないでしょ? もし日本語で「自由楽団」って書いたらさ、なんだお前ら?! みたいな話になるじゃん。芳垣アタマおかしくなったぞ、みたいな(笑)。
柳原 : 自由楽団も良いと思うけどね(笑)。
芳垣 : いや、さすがにそこまでは行けないからさ(笑)。ちょっといなしてスペイン語にしてるんです。これが英語で「オーケストラ・リバティー」ってするとかしこまりすぎちゃってるし、かっこ悪くて言えないじゃん。日本語も英語もダメだからスペイン語。
——芳垣さんの意思をうまいこと表しているバンド名なんですね。これから見るライヴや音源もますます楽しみになってきました。では最後に、お互いに対して期待することなどがあればお願いします。
芳垣 : 一緒にやってもらってることに対する感謝…かな。自分が思ってる以上の素晴らしいものを提供してもらってるので、これ以上求めるものはないっていうか。今でも十分だと思ってます。ただ、これからも多分百曲くらいはやってかなくちゃいけないので、それを続けるエネルギーだけキープしといてもらえれば。
柳原 : ものすごい要求じゃん(笑)! 自己管理徹底しとけよみたいな感じでしょ?
芳垣 : いやいや、 適当でいいんだよ(笑)。適当でいながらも、ずっとやり続けられる関係があればいいかなと思う。もちろんやってる途中で、形態や、やり方が変わっていく可能性もあるけど、そういうアウト・オブ・コントロールはいくらでもあっていいと思うので。まあ、ハプニングを経験しながら、やり続けられれば。飲み過ぎた翌日でも、ってくらいのことですかね。
柳原 : 一人の音楽ファンに戻って、この曲歌いたいなみたいな、そんな気持ちをいつまで持続できるかが、このユニットの勝負すべきとこだと思うんで。何でもありだと思いますよ。映画音楽で、あの監督の曲を全部やっちゃおうぜとか。
芳垣 : 例えば、モリコーネとこの監督が組んだやつ全部やろうぜ、みたいな感じになるかもしれないしね。
柳原 : そういう、アウト・オブ・コントロール・ノリはやっぱり大事にしたいです。
芳垣 : まあ、とにかく継続することが大事なので。
柳原 : 世界に目を広げると(やる曲は)無尽蔵だからね。アフリカやブラジルなんか行っちゃった日にゃ大騒ぎだよ。まあ…人生はアウト・オブ・コントロールってことだよ(笑)。
Orquesta Libre with おおはた雄一のライヴ音源はこちらから
「さまざまなジャンルのスタンダード・ナンバーを片っ端からやってみる」。そうしたコンセプトを掲げ自由でのびのびとした演奏を聴かせる大所帯バンド、Orquesta Libreが、2012年2月5日に新宿ピットインで、おおはた雄一を迎えてライヴを24bit/48kHzのHQDで配信中。ブルースやフォーク・ミュージックをルーツとするシンガー・ソングライターおおはた雄一と、芳垣安洋率いるOrquesta Libreが、スタンダード・ナンバーという一つの目的に向かって曲を奏でる緊張感溢れるライヴをお楽しみください。
Orquesta Libre with おおはた雄一 / Plays Standards vol.1 -LIVE at PIT INN 2012.02.05- (HQD ver.)
【配信形態】
HQD(24bit/48kHz WAV)
【価格】
各1500円(まとめ購入のみ)
<Track List>
01. Por Una Cabeza(首の差 ) / 02. Hello Dolly / 03. Ponta De Areia / 04. One Morning / 05. リリー・マルレーン / 06. ひとりにしてくれ / 07. オー・シャンゼリゼ / 08. Purple Haze / 09. ゴロワーズを吸ったことがあるかい / 10. Misterioso
芳垣安洋とおおはた雄一の2人だけのセッションを記録したDSDライヴ音源も配信中
数々のジャズ・ミュージシャンとのセッションをはじめ、ROVO、渋さ知らズ、さらには自身が率いるVincent Atmicus、Orquesta Nudge! Nudge! など、幅広いフィールドで活躍する芳垣安洋。毎年恒例となった新宿PIT INNでの芳垣安洋4DAYSの初日6/21(火)に、おおはた雄一が登場。何を演奏するかは本番まで全く決めず、おおはた雄一がその時のフィーリングによってギターを弾き始め、芳垣が即興で合わせていくというスペシャル・セッションをDSDで録音しました。その中からおおはた雄一が選んだ全13曲をOTOTOY独占配信中。
芳垣安洋×おおはた雄一 / LIVE at 新宿PIT INN 2011.06.21
【配信形態】
1) DSD+mp3(320kbps)
2) HQD(24bit/48kHz WAV)
【価格】
各1500円(まとめ購入のみ)
<Track List>
01. 不思議なくらい / 02. キリン / 03. Prayer / 04. きみはぼくのともだち / 05. 決別の旗 / 06. ゴロワーズを吸ったことがあるかい / 07. 旅の終わりに / 08. おだやかな暮らし / 09. Good night, Irene / 10. Canción Mixteca -encore 01- / 11. トラベリンマン -encore 02- / 12. He was a friend of mine -bonus track- / 13. サカナ -bonus track-
2012年も開催決定!! 芳垣安洋 4DAYS @新宿PIT INN
緊急指令発動!!!「Emergency!」
日程 : 2012年6月19(火)
open 19:30 / start 20:00
チケット : 前売¥3,000(1DRINK付)
芳垣安洋(DS)、 大友良英(G)、 斉藤”社長”良一(G)、 水谷浩章(B)
「オルケスタリブレと柳原陽一郎」
日程 : 2012年6月20日(水)
open 19:30 / start 20:00
チケット : 前売¥3,000(1DRINK付)
Guest : 柳原陽一郎(Vo. / Gutar / Pf.)
「オルケスタリブレとおおはた雄一」
日程 : 2012年6月21日(木)
open 19:30 / start 20:00
チケット : 前売¥3,000(1DRINK付)
Guest : おおはた雄一(Vo. / Gutar )
新宿2丁目ハーレム化計画=plays Duke!!
「オルケスタリブレとスガダイローとタップダンス」
日程 : 2012年6月22日(金)
open 19:30 / start 20:00
チケット : 前売¥3,000(1DRINK付)
Guest : スガダイロー(Pf)、浦上雄次(Tap Dance)、RON×II(Tap Dance)
INFORMATION
芳垣安洋 ライヴ・スケジュール
2012/06/01(金) @横浜Jazz Is
2012/06/03(日) @入谷なってるハウス
2012/06/05(火) @六本木SUPER DELUXE
2012/06/09(土) @心斎橋SUNHALL
2012/06/10(日) @今池TOKUZO
2012/06/11(月) @京都Metro
2012/06/14(木) @渋谷公園通りクラシックス
2012/06/17(日) @日比谷野外音楽堂
2012/06/25(月) @池袋アップルジャンプ
2012/06/29(金) @中野Sweet Rain
柳原陽一郎 ライヴ・スケジュール
2012/06/16(土) @西麻布 新世界 with Warehouse
2012/08/05(日) @渋谷 公園通りクラシックス Solo
2012/08/19(日) @大阪 ムジカジャポニカ 「ふちふなとそとやな」
PROFILE
芳垣安洋
関西のジャズ・エリアでキャリアをスタートさせ、モダン・チョキチョキズ、ベツニ・ナンモ・クレズマー・オーケストラ、渋さ知らズなどに参加後上京。渋谷毅、山下洋輔、坂田明、板橋文夫、梅津和時、片山広明、巻上公一、ホッピー神山、大島保克、菊地成孔、オオヤユウスケ、高田漣、ヤドランカ、酒井俊、長谷川きよし、カルメン・マキ、おおたか静流、小島真由実、浜田真理子、カヒミ・カリィ、UA、原田郁子、Jhon Zorn、Bill Laswellなど様々なミュージシャンと共演。現在、ROVO、大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラ、南博GO THERE、アルタード・ステイツや自己のバンドVincent Atmicus、Emergency!、Orquesta Nudge!Nudge!等のライヴ活動の他、蜷川幸雄や文学座などの演劇や、映画の音楽制作も手掛ける。メールス・ジャズ・フェスを始めとする欧米のジャズや現代音楽のフェスティバルへの出演や、来日するミュージシャンとの共演も多く、海外ではインプロヴァイザーとしての評価も高い。自身のレーベル「Glamorous」を主宰する。
芳垣安洋 official web
Orquesta Libre official facebook
柳原陽一郎
’84年“たま”を結成し、'90年「さよなら人類/らんちう」でメジャー・デビュー。その個性的な存在感と楽曲で世間の注目を浴びる。95年初のソロ・アルバム「ドライブ・スルー・アメリカ」を発表し、ソロ活動を開始。以降、人間の日々雑感を平たい目線で捉える歌作りとライヴを活動の主軸とし、ジャンルを問わないセッション、本人だけによる弾き語りライヴを現在まで継続中。人の心の機微をファンタジーや言葉遊びに仮託した歌詞世界は特にユニークで、おおらかでペーソス漂うボーカルとともに、各方面より賞賛されている。最新アルバム 「DREAMER'S HIGH」。