
Miila and the Geeks インタビュー
DIYという言葉は、一つの思想として考えられる節があるけれど、もともと「自分でやりたいようにやってしまおう」という、純粋な動機から始まっただけのことに過ぎないのではないかと思う。そういう意味で、Miila and the Geeksは、紅一点のmoeがやりたいことをやりたいようにやってきた結果、作り上げられたバンドに違いない。NYポスト・パンクやノー・ウェーヴ、ライオット・ガールなど、様々なキャッチを冠されるけれど、決してそれらを意識してやっているわけではない。意味を与えようとすればするほど、見事にそれは跳ね返される。それが明快で、音楽にもその爽快さは表れている。とにかく、やりたいことを自分の手でやってみる。そんなmoeに彼女の活動とバンドのことについて話を訊いた。
インタビュー&文 : 西澤裕郎
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程よい脱力感の中に潜む感性の塊。最高にクールな1st完成!
Miila and the Geeks / NEW AGE
LOVE AND HATESとしても活動するmoe率いる3ピース・バンドMiila and the Geeks。シンプルなようでひねりの利いたギターとドラムに、クレイジーなサックスが吹き荒れる。NYポスト・パンク/ノー・ウェーヴのクールさと90年代オルタナティヴのルーズさを受け継いだ、DIYを地でいくローファイなサウンドや空気感が詰まったファースト・アルバム。
1. Worst Words / 2. Want / 3. Cigarette and Water / 4. Superhero / 5. You Don't Liar / 6. Alphabed / 7. New Age / 8. Song for "K" / 9. No Need / 10. In / Out / 11. 31 / 12. World End / 13. Trouble / 14. Just Like Sound
やりたいことは自分たちでやろう
——Miila and the Geeksは、もともとmoeさんがソロで活動していたところに、ドラムとサックスの2人が加わったとのことですが、3人にはどういった共通項があるのでしょう。
共通項があるとすれば、タフなところかな。音楽性はバラバラなんです。ざっくりいうと、私は曲を聴いてもらった通り元々パンクとかが好きで、サックスの小森くん(Ryota Komori)はジャズ、ドラムのアジマくん(Kaoru Ajima)は青春時代にハードロックとかが好きだったみたいです。私は海外のインディー・ミュージックとかをすごい聴くけど、あとの2人はほとんど知らなかったりするので、バラバラですね。
——他のインタビューを読んでいると、好きな音楽として女性アーティストの名前がよく出てくるのですが、具体的にどのようなバンドをよく聴いていたのでしょう。
Holeはすごく聴きました。コートニー・ラブから入って、L7やPJハーヴェイを聴いたりしていました。ちょっとパンチのある人の方が好きですね。
——2000年代前半のガレージ・リバイバル、特にYeah Yeah Yeahsに近い印象を受けました。カレンOみたいな立ち位置だったり、音の感じなど、ガレージ・ロックっぽさの方が身近な感じがするというか。
私は洋楽を聞き出したのが遅くて、ちょうどYeah Yeah Yeahsが出てきたときがバンドをやり始めた頃だったので、影響はかなり受けていると思います。

——あと、ライオット・ガールと冠されることが多いですが、そのこと自体に対してはどう思いますか。
特にイヤだと思うこともないです。ただ、ライオット・ガールがどういうものか、あまり突き詰めて知っているわけではないので。
——Miila and the Geeksに強い思想があるわけではない?
メッセージ性について、自分で考えたり決めたりしたことがないんですけど、多少なりと通じるところはあるとは思います。まったく違うとは思わないですね。
——moeさんは、TWEE GRRRLS CLUBというDJチームにも所属していますが、これはどういったチームなんですか。
これは、5人の女の子のDJチームで、ファンジンを作ったり、自分たちでDJをオーガナイズしたりっていうチームです。
——この5人はどのように集まったんですか。
リーダーのSumireちゃんが、それぞれ個人的に繋がっていた友だちを集めて、みんなが友だちになったという感じですね。最初は「ファンジンを作りたい」っSumireちゃんが言っていて、私は原稿を書いたりしていました。ファンジンのリリース・パーティを開いて、そこでみんなでDJをしてっていう感じで広がっていきました。
——ファンジンの内容は、どういうものだったんですか。
海外のバンドへのインタビューが多いですね。毎回、アルファベットのABCDEF順にテーマがあって、「A」は Alice In Wonderland、「B」はBook、「C」はCover Artという風にテーマに沿ったものを自由に書いている感じです。まだ7インチでしか出ていなかったり、日本ではあまり知られていないバンドに、マイスペースでメールを送ってインタビューを取ったりしていました。
——基本的に音楽のジンなんですね。
でも、音楽誌にしたい訳ではないので、各々のコラムを書いたり、お菓子のレシピを載せたり、自分たちでファッション・ブランドをやっている人たちへインタビューを行ったりとかもしています。
——Grrrlと謳っているように、こちらは何かしらライオット・ガールの思想を受け継いでいるのでしょうか。
ライオット・ガールの思想をそのまま引き継ぐというより、自分たちなりの解釈というか、やりたいことは自分たちでやろうっていうことですね。自由に好きな事をやろうって。
——その中でLOVE AND HATESというヒップ・ホップ・ユニットも組んでいますが、これはどのように始まったのでしょう。
もともとミュージシャンをやっていたYuppaちゃん(HNC)とTwee Grrrls Clubで知り合って、遊びで一緒にカセットをリリースしたんです。そのときは、まだ1人でMiilaをやっていたんですけど、リリースという形でMiilaを出したくなって、自分で出来るのはカセットだなと思って、Yuppaちゃんもソロだったのでスプリットのカセットを出そうって私が言って作りました。カセットに時間の余白があったので、その部分に2人で作った曲を入れようよってとこから始まったんです。

特にDIYっていう意識はないですね
——ちなみに1人でMiilaをやっていたときは、どのような音楽を作っていたのでしょう。
その時は、打ち込みで作ったトラックを流して、ギターを弾きながら歌うってスタイルでした。今、残っている曲はあまりないですね。ちょうどダンス・ミュージックも聴くようになったり、ラップっぽいものも好きだったので、やりたいことがまとまらない感じで試行錯誤しました。
——まとまりが出てきたのは、いつ頃からなんですか。
今のメンバーに会ってからですね。
——かなり変な出会い方だったとインタビューで読んだのですが、どのようにして出会ったのでしょう。
ドラムのアジマくんは、変な人がいるって紹介されたのがきっかけですね(笑)。誰かと一緒にやりたい気持ちはあったんですけど、ドラムをやっている人が周りにいなかったので、やってみようかなって思ってスタジオに入ったんです。そこから何度か2人でライヴをしていたら、あるとき対バンだったサックスの人が、酔っぱらって、何の前触れもなく私たちのライヴに飛び込みで演奏し出したんです。それが小森くんです。その日以降、スタジオに入るわけでもないんですけど、次ライヴがあるので来ませんかみたいな感じで今にいたります。
——(笑)。ノー・ウェーヴのような音楽をしたくてサックスを選んだということではないんですね。
ノー・ウェーヴも好きなんですけど、それが好きだからサックスを入れようって感じでもなくて。自分でサックスを入れるって考えた事もなかったです。
——メンバーが増えて、曲作りに変化はありましたか。
多分、変わってはないと思いますね。こういう曲ではサックスが映えるなとか考えるけど、基本的には変わっていないです。
——PVを見たんですけど、一体いつサックスが入るのかと思ったら、最後の最後まで入ってこないですけど、あれもアドリブなんですね。
あれも一切打ち合わせしなくて、フリースタイルです(笑)。
——女性アーティストやバンドが好きということなので、女性同士でバンドを組もうとは思わなかったんですか。
もともと女性だけっていうのが、それほど得意ではないんですね。だから今まで女の子とバンドを組んだ事がなくて。Twee Grrrls Clubに入るときも、自分からではなく誘われたのがきっかけなので、自分から女の子で何かしようと思ったことは、それまではなかったですね。
——アルバム・ジャケット・デザインやファンジン作りなど、DIYが一つのキーワードだと思うのですが、誰かの影響を受けてのことですか。それとも、元々物作りが好きだったのでしょうか。
もともとです。そもそもDIYって言葉を知らなかったので。音楽もそうだし、料理や洋服を作ったり、フライヤーなどのデザインをすることも好きなので、その延長でやっているだけなんです。だから、特にDIYっていう意識はないですね。
——最初にものを作り始めたことを覚えていますか。

覚えてないですね。でも1人っ子で、昔から何をするのも1人だったので、必然的に遊びとしてやり始めて、今もその延長線ですね。ジャケットの中にいろいろ入れたりするのも遊びの感覚です。
——ある程度自分の理想像とかやりたい事があるのであれば、メンバー同士で意見が食い違ったりしませんか。
メンバーにも、こういうのをやりたいってことは、いちいち言わないんですよ。かなりワンマンですね。アルバムを作るときのミックスですら、全く確認を取らないで私が決めて、マスタリングも終わって入稿したあとに聞かせてって感じでした(笑)。
——美術大学とかに行っていて、その延長線でデザインなどしてらっしゃるのかと思ったのですが、そうではないんですね。
大学にも行ってないし、美術部にいたわけでもないんですよ。自分では音楽やデザインを、学校に行って学ぶってことが考えられなくて。元々持っている感性がないと出来ないんじゃないかなって思うんです。
——ちなみに、参考にしているアーティストとかはいますか。
Chicks On Speedは、すごく大好きです。もともと切り貼りとかが好きだったのもあるし、見たときにすごいなと思って。何かを作ろうとしたときに作品集を見て原動力にしたりします。あとはソニック・ユースの作品集を見たりすることもありますね。
自分の居場所といっていいのかわからないですけど、自分のためですね
——音楽に関しては、どういう曲を作りたいっていう理想像はありますか。
どういう音楽を作りたいってことをあまり考えたことがなくて、ライヴをやりたいがためにバンドを組んでいたくらいだったので、誰かに何かを伝えたいってわけでもないんですよね。
——では、自分が満足できるかって部分が強いんですか。
そこがやっぱり強いのかなとは思います。でも、今はお客さんを湧かせたいって欲も出てきています。見てくれるお客さんも増えてくると、そういう欲も出てきていますね。

——同世代でシンパシーを受けるバンドはいますか。
あまりいないです。音楽性は違いますけど、PILLS EMPIREが話していることを聞くと、結構納得できるというか、共感します。刺激ももらいますね。
——海外の音楽を自分たちのバンドにどう反映させることが出来るか、みたいな部分が一つの価値観として基準にされることがありますが、そういうことは意識しますか。
海外だからいいっていうことは考えたことがなくて、好きだから必然的に近くなることはあるかもしれないですけど。海外レベルでっていう言い方も好きじゃなくて、日本の中でもいいものはすごいいいと思うし。でも海外に目を向けたり、視野が広いってことは、すごくいいことだと思います。
——アメリカにツアーに行かれたのは、どのようなきっかけがあってのことなのでしょう。
SXSWが決まってですね。それも自分では応募しようと思っていなくて、わたしたちをNiw! Recordsに紹介してくれたチャーベさん(松田"CHABE"岳二)に「絶対応募したほうがいいよ!」って言われて応募しようと思ったんですけど、ちょうどその日で締め切りが終わっていて。それをtwitterでつぶやいたら、「アメリカ時間でまだ30分ある! 」って言われて、とりあえずメンバーの名前と曲だけをエントリーしたら決まっていたので、けっこう奇跡ですね(笑)。
——ギリギリだったんですね(笑)。向こうにいってライヴをしてみて、どういうことを感じましたか。
向こうのライヴのやり方でいいなと思ったのは、リハーサルはないけれど、なくてもちゃんと音をわかってくれるというか。こっちだとリハがあるから、逆リハで、トリだったらお昼とかすごく早くに行かなきゃいけなかったりするけど、向こうは自分たちの出番の前にパーっと行ってやるので、無理がない。音もちゃんと出してくれてすごくやりやすかったです。
——今までDIYでやってきたと思うのですが、今回はレーベルを通して流通もしてと、勝手が違ったことと思います。大変な部分もあったんじゃないですか。
今回は初めてレーベルとちゃんとやりとりをしたので、やりたいこととの予算の関係では結構苦戦しましたね。やっぱりやりたいことを全部やるには自分でやらなきゃなのかなあと思ったし、もともとそのへんに関しては完璧主義で、思い通りにいかないとダメな人なので(笑)。

——自分ですべてを出来るよさの反面、自分以外の人が関わることで意図しなかった方向におもしろいものが出来ることもあるんじゃないかとも思います。
ジャケットに関してはメールで全部やり取りをしていたんですね。紙質はこういうのがありますよって言われていたんですけど、イメージしていたものと出来上がったものが違ったんです。でも、自分の思い通りに思っていたよりも、こっちのほうがアルバムの音、イメージに合っているなって思いました。自分の理想だけではできなかったものが細かいところにたくさん出ていると思います。
——アルバム名にもなっている『NEW AGE』というタイトルはどのように決めたのでしょう。
これは、曲の名前でもあるけど、ライヴでも何回も演奏しているのに曲名は全然決まっていなくて。ドラム・パッドをたまに使うんですけど、そのパッドの設定に名前がついていて、この音がいいなって思ったものをぱっと見たら、NEW AGEって書いてあったんです(笑)。かっこいいなと思って、そのままタイトルにしたんです。アルバム・タイトルにしたのは、その曲に特別な思い入れがあるとか好きだからってわけでなく、何となく文字が気に入っていたのと、最初のアルバムの名前で『NEW AGE』ってのはいいなと思ったからですね。
——今回のアルバムは、デザインもそうですし、パッケージや特典まで、ほとんどmoeさんが手掛けていますが、そこまでmoeさんを突き動かす原動力はどういうものなんでしょう。
自分を表現したいってものだったり、自分の居場所といっていいのかわからないですけど、自分のためですね。自分の考えを形にしたいというか。あまり誰かに聞いてほしいからって感じではないですね。
——それで自分を出し尽くしたってことはないですか。
出し尽くした感はないですね。
——なるほど。今作は手に持っていたい感じがあるので、ぜひ一人でも多くの人に手にしてもらいたいですね。
やっぱり、作ったからには一人でも多くに人に買ってほしいですね。聞いてもらいたいのもありますけど、物自体にも全部思いを込めて作っているので、家に置いてもらえれば嬉しいです。
——そういえば、ジャケットの中に入っているライナーノートも全部手作りなんですよね。
そうなんです。ライナー分は自分で制作費を出してもやりたいって言って、1枚1枚切って折って、手作りで作りました。自分のやりたいことを、やらないと気がすまないんですよ。

——手書きのサインが入っている当たりもあるそうですね。ちなみに、当たりが出たら何かあるんですか。
ないです。もう当たっているんで(笑)。でも教えてほしいですね。サンプルになっていないことを祈ってます(笑)。
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MATG "New Age" Release Japan Tour
2011年9月20日(火) @渋谷 Club Asia "Release Party"
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2011年9月25日(日) @大阪 digmeout Art & Dinner "TONE FLAKES Vol,30"
w / 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION) / 木下理樹(ART-SCHOOL / Killing Boy) / Ropes / and 1 Secret Guest
2011年10月1日(土) @福島 Club SONIC Iwaki "The Sound Of Fury #3"
w / ATATA / 8otto / SAWAGI / uhnellys / LEF!!! CREW!!!
2011年10月8日(土) @名古屋 Live & Lounge VIO "Day In Day Out vol,3"
w / She Talks Silence / 世界的なバンド / SUMIRE(TWEE GRRRLS CLUB) / MOE(Miila and the Geeks / TWEE GRRRLS CLUB) / WSZ80(LEF!!! CREW!!!) / wizzjones / YAMADA(FILE-UNDER / KNEW NOISE RECORDINGS) / Y
2011年10月9日(日) @愛媛 BAR CAEZAR "ROCK TRIBE presents"
w / RADICAL FACE / COWBELLS / PSYCHO SISTER / WSZ80(LEF!!! CREW!!!) / NORI & aym(from ROCK TRIBE DJ's)
2011年10月22日(土) @大阪 NOON "ELELEL"
w / THE CREAMS / WSZ80(LEF!!! CREW!!!) / YOHEY YAMAMOTO / ATUSSY(FUNNYBOY) / SAKANA
2011年11月19日(土) @京都 CLUB METRO "Nur. -KYOTO-"
TBA
2011年11月20日(日) @長野 瓦レコード "Nur. -NAGANO-"
TBA
2011年11月22日(火) @福岡 KIETH FLACK 1F "SLOWLY MADNESS"
w / MONO SAFARI / MOE(Miila and the Geeks / TWEE GRRRLS CLUB) / WSZ80(LEF!!! CREW!!!) / JAPAN / YUKARI FRESH / KAZUO / SAVANNA / and more...
2011年11月26日(土) @横浜 JACK CAFE BASSMENT "reclash #33"
w / WSZ80(LEF!!! CREW!!! / reclash) / TWEE GRRRLS CLUB / ...and more
PROFILE
Miila and the Geeks
moe(vo, Gt, Ba)、Kaoru Ajima(drums)、Ryota Komori(sax)のスリー・ピースから成る、これぞNYポスト・パンク / ノー・ウェーヴのクールさ、90年代オルタナティヴのルーズさを受け継いだカジュアルな進行形サウンド! と称され、今、最高なライヴ・バンドのひとつであるMiila and the Geeksは、2010年末にNiw! Recordsよりリリースの1st e.p.&今夏に発表された2nd e.pをそれぞれ7inchのアナログ・リリースにて即完売させ、8月24日には待望の1st album『New Age』を発表したばかりの大注目なブランニュー・カマー。今年の3月には、アメリカはオースティンで開催された世界最大級の音楽見本市"SXSW Festival"にも出演し、初のアメリカ・ツアーを敢行し全米各地で数々の賞讃を得る。音楽のみならず、ミュージック・ビデオ、アートワークやマーチャンダイスに至るまで、確固たるDIYスタイルを地でいきながら、現在のジャパニーズ・ライオット・ガールの筆頭株と最高評価されるフロント・ウーマンのmoeのその枠にとらわれない数々の活動は、TWEE GRRRLS CLUBにも所属し、そこから生まれたガールズ・ヒップホップ・ユニットのLOVE AND HATESの活動などでも注目を集めている。今秋には、Miila and the Geeksの国内ツアーも敢行決定!!! 今、最も注目すべきバンドである。