OTOTOY×若者たちpresents「いま、一番面白い音楽を教えてください!! 」

OTOTOYの編集部には、日々、インターンやボランティア・スタッフとして音楽に対してビビットな感性をもった若者たちが集まってくる。

編集作業が一段落した、ある日のうららかな午後、何気なしに「最近どんな音楽を聴いてるの?」と尋ねたところ、いきなりショック! 彼らは口々に知らないアーティストの名前をぽんぽん、ぽんぽん、出してくる、出してくる…。そんな衝撃を受けたOTOTOY編集、西澤2080%、「インディ・シーンなら任せてくれ!! 」と自負していたプライドはズタズタのケチョンケチョンに。そしてショックでかけているメガネはずれっぱなし。「や、やばい、俺はいつの間にか、て、て、天狗になっていた……」と汗が滝のように脇の下を流れていく…これはまずいと思い、ここでメガネをなおし土下座せんばかりの勢いで、彼らにお願いした。

「いま、君たちが一番おもしろいと思う音楽を教えてください!! 」(またメガネがずれる)

……と、そんな単純なきっかけから本企画はスタートしました。若者たちの、音楽に対するどん欲なエネルギーは恐いものなし、その勢いはエヴァーグリーン!! これがOTOTOYに集う音楽好きな若者たちのリアルだ!! わくわくしませんか、ねえ?

序文 : 西澤2080%(OTOTOY編集部)
進行&文 : 前田将博

※本座談会で紹介しているアーティストの音源は配信交渉中!! 徐々に配信スタートしていきます!!

7人の若者による座談会を開催!!

左から、吉野敬一郎、中沢明里、竹島絵奈、前田将博、岩瀬知菜美、梶山春菜子、釘田沙來

ーーまずは順番に自己紹介していきましょう。前田将博、30歳で、ライターをやっています。若者ではないので僕が司会です。去年と一昨年は200本以上ライヴを観にいきました。行くライヴは大森靖子やうみのてみたいな東京のインディーズのバンドがメインです。でも、aikoやUVERworldみたいなメジャーのアーティストも好きですね。

岩瀬 : 岩瀬知菜美、21歳の大学4年生です。TOKYO NEW WAVEやNiw! Recordsのバンドなど、日本のインディーズのバンドが好きで、一番好きなのはQUATTROです。ライヴに行くのは月3~4回くらいかな。音楽業界に興味があるので、OTOTOYのインターンをやっています。

梶山 : 梶山春菜子、22歳です。メジャーやインディーズ関係なく、いろいろ聴いています。いまのオススメは大森靖子ですね。ライヴは、月に1回しか行かないときもあれば週に2~3回行くときもあります。いまはOTOTOYのインターンをしています。

釘田 : 釘田沙來、22歳の大学4年生です。高校の頃からuri gagarnが好きで、コピー・バンドもやっていました。最近はニューウェイヴがおもしろいなと思って聴いています。私もOTOTOYでインターンをやっています。いまはほどんどライヴには行ってないです。

中沢 : 中沢明里、広島出身、20歳の大学3年生です。一番好きなアーティストはクラムボンです。bonobosPredawnなどが好きなんですけど、oono yuukiトクマルシューゴ、チーナのようなお祭りみたいな音楽も大好きです。大学のサークルの影響でWarp Recordsのバンドや、プロディジーやファットボーイ・スリムなども好きになりました。カフェやレストランでやっているライヴに行くことが多いです。フェスが好きで、お金を貯めて毎年夏に必ず2つのフェスを選んで行くようにしています。しょうもにゅーすがきっかけでOTOTOYを知って、インターンに応募しました。

竹島 : 竹島絵奈、今年で21歳の大学3年生、ニール・ヤングが好きです。月に5回くらいライヴに行きます。私はOTOTOYの編集会議にお邪魔したり、インタヴューをさせてもらったりしています。最近では、『OTONARI』っていう『MUSICA』の増刊号の編集に携わったりもしました。

吉野 : 吉野敬一郎、25歳です。現在はタワーレコードで働きながら、OTOTOYで記事を書いています。僕はレディオヘッドにはまっていらい、洋楽が好きです。ライヴの頻度は月に1度、行くか行かないかですね。

情報の仕入れ方

ーーよろしくお願いします。僕はライヴの他に、OTOTOYやCINRA、ナタリーなどの音楽情報サイトで情報収集することが多いんですが、みなさんはどうやって音楽の情報を仕入れていますか?

釘田 : 知り合いのバンドの繋がりで、ライヴに行って発見することが多いかな。
中沢 : 私もライヴに行って、流れているSEから知ったりとか。
竹島 : Twitterが大きいんじゃないかな。好きなアーティストのツイートから新しいアーティストを知ったり。
岩瀬 : 高校のときは埼玉のMORTAR RECORDっていうレコード屋さんに通っていろいろと教えてもらったりしていました。いまは友達から教えてもらったり、好きなバンドと対バンしていて知ることが多いです。
梶山 : 最近は音楽ライターの方のブログを読んで知ることもあります。
竹島 : ブログだと、Hi-Hi-Whoopeeとかを読んでいます。国内外のインディーズ・バンドとかを紹介していて、すごく情報が早い。
梶山 : 知ってる!
岩瀬 : 私も見たことある。
吉野 : 僕はライヴに行くっていうよりかは、レコード屋ですかね。ディスクユニオンのインディーズ・コーナー的なところでは、全然聴かないでジャケ買いすることもありますね。
中沢 : あと、個人がやっているオンラインのCD屋さんってあるじゃないですか。ああいうのってジャンルに特化しているからわかりやすいし、ジャケ買いすることもあります。p*disっていうオンライン・ショップは、アンビエント、トイ・ポップなどのかわいい音楽に特化しているので、よく利用しています。pastel recordsSunrain Recordsとかもそうですね。
竹島 : オンラインはレビューと音源が付いてるから、聴いて良かったらそのまま買えるのがいいですね。店舗だと、ココナッツディスクの吉祥寺店やmona records、JET SETをよく利用してます。
釘田 : 店舗が新潟にある、SHE Ye,Yeっていうオンライン・ショップは気持ち悪い音楽ばかり扱っていて好きです。戦後のラジオみたいなやつとか、右と左のチャンネルでまったく違うものが鳴っているものとか。

ライヴがすごい!! バンド

ーー前衛的すぎる(笑)。ライヴを見て好きになったバンドだと、どんな人がいますか?

釘田 : 寺内将明(お米)はライヴが本当に楽しかった!!
岩瀬 : うん! めちゃくちゃ楽しいですよね。
釘田 : 仕事の愚痴とかを歌にぶつけているって聞いたような…。声が特徴的で、たまっぽいかな。
岩瀬 : エビタイガーも良いですね。ストレートで熱い日本語の青春パンクをやっているスリー・ピース・バンドです。すごい熱いことを歌っているんですけど、スッと入ってくるところが良いです。


寺内将明/たのしい

エビタイガー/大丈夫

梶山 : 私はフレデリックを音源から知ったんですけど、ライヴを見たらもっと好きになりました。
竹島 : このバンドってはじめから終わりまでライヴが徹底されていて、世界観が完璧ですよね。ベースの音がとにかく変態で最高!

ーーフレデリックは関西のバンドですよね。

梶山 : 神戸の人ですね。ヴォーカルとベースが双子で、イケメンでした(笑)。私は最初にYouTubeで「SPAM生活」のPVを見て知ったので、あの絵からシュールなイメージが強かったのですが、ライヴを観たらイメージよりずっと親しみやすかったですね。メロディがすごくキャッチ―で、乗りやすいグルーヴが出てるからお客さんもすごく楽しそうに踊っていて、MCもちょっとおもしろいというか… なんかかわいいけどあざとかったです(笑)。


フレデリック/SPAM生活

中沢 : ライヴが盛り上がる関西のバンドだと、ザ・たこさんっていう活動歴の長いバンドがあります。メンバーの年齢も高いから演奏がうまい。でもこのバンドの安藤というタコのようなヴォーカルの男の存在感がありすぎて、気がついたら観客が「なんだこれは」と夢中になってしまう。関西のこういう和気藹々としたノリを発見したバンドでした。
竹島 : 関西つながりで私はHomecomingsという京都の大学生のバンドを紹介します。シアトルのドリーム・ポップ・バンドであるSeaponyを初めて聴いたときの感覚と似ていたんですけど、キラキラしたローファイなサウンドを奏でる、胸がキュンとなるバンドなんです。音源はSXSW 2013にも出演したTeen RunningsとのスプリットEPを出しているんですけど、どこもソールド・アウトなので人気がうかがえます。
岩瀬 : 私も関西のバンドで、猿ダコンクリートっていう大阪のバンドを紹介したいです。ライヴが衝撃的にかっこよかった。演奏力がすごく高いんだけど、なによりメッセージ性が強い曲と、それを全身全霊で伝えるヴォーカルの力がすごいんです。本当に入り込んでしまって、いままでに観たライヴのなかで一番すごかったと言ってもいいくらいかもしれないなあ。


Homecomings/You Never Kiss

猿ダコンクリート/個性

キワモノ!? バンドが熱い?

ーーライヴの話に戻るけど、ヴォーカルなのにあまり歌わなかったり、楽器をなにも持っていなかったりする変なメンバーがいるバンドが好きですね。ザ・チャレンジっていうバンドは、ギターの人が歌も歌っているんだけど、それとは別にステージのセンターに金髪でグラサンをかけてたまにラップをして踊るっていう面白い人がいるんです。ライヴが踊れて楽しいし、MCもめっちゃおもしろい! 音源もキャッチーなギター・ロックでかっこいいんです。

釘田 : そういう感じでいうと、バロム☆ワンっていうバンドをライヴでみました。先日OTOTOYのノイズ対談にも出ていた、GOVERNMENT ALPHAの吉田恭淑さんもメンバーなんです。

ーーそのバンドもノイズ系なんですか?

釘田 : それが、このバンドはノイズ寄りじゃないんです。音源は、めちゃくちゃポップだと思ったら次の曲でいきなりノイズが入っているものもあるんですけど。ライヴには和傘を持って踊り狂う謎の女性がいて、彼女目当てで観にくる人もいるみたいです。
中沢 : 和傘の女はなにをしてるんですか?
釘田 : 彼女はひたすら踊り狂っています。

ーー他に変なバンドだと、THE VOTTONESっていうバンドを観てほしいです。

一同 : (THE VOTTONES「P.T.A」視聴中)…わ、ああー(苦笑)。
岩瀬 : 曲はストレートですね。

ーー青春パンクな感じですね。ダビデ・ヘドロっていうベースの人が、ヴォーカルの人にいつも蹴られるっていう。彼はもういるだけで、なにもしてないのにおもしろい。天性の才能じゃないかって思う。

岩瀬 : あと、▲s(ピラミッドス)ですかね。マケドニアの国営テレビでYouTubeの映像が流れたらしいです(笑)。で、再生回数がぐわーって伸びて、トルコとマケドニアとギリシャでツアーしたらしい。
一同 : へええー!
中沢 : なんでマケドニアなの!?
岩瀬 : なんか、バルカン半島とかの音楽をやってて、その辺のヒット曲をアレンジしてやってるんですよ。そっちの国でライヴしたら大合唱が巻き起こるらしい(笑)。


ザ・チャレンジ/お願いミュージック

▲s/mastika

竹島 : 本当だ、YouTubeすごい再生回数!!
岩瀬 : コメントのほとんどがよく分からない言葉で読めない(笑)。

一筋縄ではいかない癖になる音楽

ーー濃い人ばかりになってきました(笑)。もうちょっとスタンダードなバンド形態のアーティストはいますか?

竹島 : 失敗しない生き方というバンドをおすすめしたいです。名前を見た時に「失敗しない生き方」なんて、そんなのあったら教えてほしいわ! 」って、半ばキレぎみで買いました(笑)。

ーーこのバンドのヴォーカルは、ライヴ中にずっと昔のやくしまるえつこがつっぱったような表情をしていてぐっときましたね。

竹島 : 女性ヴォーカルがちょっと音を外して歌う感じとか、テナー・サックスの音が前面に出ている感じが私は好きです。彼らは自称「ベッドタウン・ポップ」って謳っているんです。
釘田 : 確かにどの曲も夜っぽくて、「ベッドタウン・ポップ」の呼び名も納得できますね。
吉野 : サックスがだいぶ主張しているんですね。
竹島 : 一筋縄ではいかない癖になる音楽です。
梶山 : でも、このままのほうがいいですよね。まろやかにならないほうがいいと思う。

ーーヴォーカルのふてぶてしい感じも特徴的だからずっと続けてほしいです。あのままやっていれば、そういうのを好きな男たちがいつか最前列を埋め尽くすようになります。

梶山 : 女の人がヴォーカルだと、そういうこともありますよね。
竹島 : 平賀さち枝現象!(笑)。でもこのバンドはそういう現象起きなそうだなあ… なんとなく。

失敗しない生き方

ーー僕はいつか平賀さち枝やふくろうずの最前列から、こっちに流れてくると信じています。吉野さんは、どんなバンドがおすすめですか?

吉野 : ペンネンネンネンネン・ネネムズとかですかね。ユニオンで見つけて、ジャケ買いというか、名前買いしました(笑)。
梶山 : 名前買いしがいがありますね。
吉野 : あとはノンブラリを推したいですね。
梶山 : 声が特徴的ですね。
竹島 : 夜聴いたら泣いちゃうやつですね、これ。
岩瀬 : おセンチになっちゃう(笑)。

ーーめちゃくちゃいい声ですね。これユニオンとかで売ってないんですか?

吉野 : 会場限定でデモを売ってるみたいですね。

ーーライヴ行って買います。他のバンドはありますか?

岩瀬 : では、明里ちゃんの故郷の広島のウサギバニーボーイを紹介します。メンバーが20人弱ぐらいいるんですけど、そのうちの4~6人ぐらいでライヴをしているらしいです。若くて勢いがあって、奇想天外な展開とかメロディがすごくいい。
中沢 : 音楽が好きな地元の子とかが、「広島から出てるとすれば、ウサギバニーボーイぐらいでしょ」って言っています。


ノンブラリ/やくそくの手紙

ウサギバニーボーイ/素敵な生活

ーー広島だと、ガール椿はどうでしょう。

中沢 : あ、そうだ! ガール椿は頑張ってくれてる。
竹島 : 広島ではないんですけど、yojikとwandaがすごく良いです。男女のデュオなんですけど、前作は二人で宅録していたのですが、今作はMC.sirafuとNRQの服部さんと吉田さん、トクマルシューゴバンドのイトケンさんが参加した、バンド編成の作品となってます。
中沢 : めっちゃ豪華や。
竹島 : そうなんです。音はアコースティック・ポップなんですけど、yojikさんとwandaさんの声が本当に良くて、歌声の中に柔らかい匂いと風景が感じられるんです。ギターと歌の響きがすごくマッチしてて踊りたくなります。「閉鎖されてた」っていう曲があるんですけど、wandaさんが働いていた工場に朝行ったら閉鎖されていたらしくて。普通に考えたらすごい絶望じゃないですか。なのにその「閉鎖」って言ってる声が、愉快な掛け声みたいになっているんです。

ーー絶望のあまりおかしくなっちゃったのか。

竹島 : いや、でも全く絶望じゃないんですよ。歌詞の中でも、「わけもなく なんだかなんだかなんだかうきうきする」って言ってるんです。でもなんかちょっとわかる気もします。いつも働いてた場所が朝行ったらないなんて、そんなヘンテコな話、なんだかうきうきして笑えてきちゃう。ライヴもすごくよくて超踊りたくなる。
釘田 : フェスとかでも聴きたいですよね。
竹島 : ビール飲みながらゆらゆらしたい。
中沢 : toconomaっていうおしゃれなバンドはどうでしょう? 踊れる系のインストなんですけど。


yojikとwanda/閉鎖されてた

toconoma/トコナッツ

ーー(toconoma「トコナッツ」視聴中)みんなめっちゃ踊っていますね。

中沢 : この人たちを観たのは兵庫のフェスなんですね。鉄骨でぽんって組まれたボロボロのでかいテントで、夜に観たんですよ。灯りが2個だけついてるみたいな感じで。真夏の暑い中で、みんなお酒飲んでべろんべろんになりながら砂埃に塗れて踊り狂ってるっていうのに感動しましたね。

ーーここまで出たは比較的にぎやかなパーティー系のバンドと、シティ・ポップ寄りのオシャレなサウンドのバンドが多かったかと思いますが、最近そのあたりがきてるんですかね? 釘田さんが言ってたお米くんみたいに、バンド以外で良いアーティストはいますか?

光るシンガー・ソング・ライター

釘田 : 石指拓朗っていうthe watterでベースやったりしてる人はどうでしょう。
中沢 : うずらの人?
釘田 : うずらではギターでした。

ーーうずらではギター、the watterではベースやってて、ソロでは歌っていると。

釘田 : 弾き語りです! 「あなたの悪口、言うのやまめす」っていう曲があるんですけど、彼氏にふられてひたすら悪口を言っている女の子の歌なんです。ちょうどこの曲を聴いたとき、私も彼氏にふられてすごい悪口を言ってました。でもこれを聴いて「あ、だめだ(笑)」と思って。だから、自分にとっての自己啓発ソングみたいになっています(笑)。
岩瀬 : QUATTROのギターの潮田雄一さんのソロもすばらしいです。すごく繊細な声とギターなのに、アコギにエグいエフェクターを噛ませていたりして面白い。音源を出してはいるんですけど、個人のレコード屋さんとか限られたところにしか置いてないので、配信したら喜ぶ人いっぱいいるかも。


石指拓朗/あなたの悪口、言うのやめます

潮田雄一/弦のあいだ

ーーオワリカラのタカハシヒョウリさんのソロも自主製作で手売り販売していますよね。

梶山 : 私、きのこ帝国のクガツハズカムとかもすごい好きです。
中沢 : でも、手売りばかりですよね。
岩瀬 : 絶対地方の人もほしいですよね。
釘田 : それでお米さんは配信が決まって歓喜してた。「地方の人にも届けられる!! 」って。

ーー進行方向別通行区分なんか、超有名なのに手売りでしかCD売ってないですからね。あれ、配信できないのかな。

中沢 : めっちゃプレミアついてますよね。
岩瀬 : 演奏力がべらぼうに高いですよね。それにこのアホな歌詞。

ーーもうこの際ジャンルも国も関係なくていいので、他におすすめしたいアーティストはいますか?

竹島 : スウェーデンに良いバンドがいます! Westkustっていうバンドで、ノイジー・ポップなんですけど、パンク、ガレージの匂いも感じます。スウェーデンのインディー・レーベルLuxury出身です。レコードを買おうとしたらどこも売り切れでした。

Westkust

梶山 : わ、アー写がかわいい。
竹島 : このアー写100点満点ですよね。CDはタワレコで日本独自企画盤を買えます。アナログはもう手に入らないんですが…。
岩瀬 : 最近はアナログ人気ですよね。
釘田 : バイトでレコード屋のレジ打ちやっていると、すごく思います。若い人がめっちゃレコードを買っていきます。
梶山 : そういえばこのアー写を見てて思ったんですけど、最近紅一点とか多くないですか? 一昨年ぐらいから女性アーティストがすごく出てきてるなと思って。

ーーメンバーに女の子がいるバンドは多いですよね。今日名前が出たバンドを見ても、女性がいるバンドは多い。

梶山 : 最近バンドの中に女の子が入ってないバンドが、あまりいない気がします。1人は女の子が入ってるっていうバンドがここ2、3年でいっぱい出てきたような。あと女性シンガー・ソングライターも最近すごく売れていますよね。青葉市子さんとかもそうなんですけど。

ーー大森靖子さんや平賀さち枝さんなんかもそうですね。

岩瀬 : あと、最近はまっているのが、吉澤嘉代子さん。ナイアガラ・サウンドのようなサウンドと歌詞が超いいですよ。
竹島 : 安藤明子さんっていうシンガー・ソングライターも良いです! 最近、yojikとwandaのwandaさんがプロデュースした『12』っていうCDを出しました。

ーーいまは女性アーティストがきてるということで、まとめましょうか。

釘田 : 海外のニューウェイヴの発掘音源とかでも、女性がヴォーカルのやつが結構ありますね。
梶山 : もしかして世界的な傾向なんですかね。
中沢 : Deerhoofとかもすごいですよね。アメリカのバンドだけど、ヴォーカルが日本人の女性っていう。

ーー国境も性別も壁がなくなってきてるっていうことですかね。なんかだいぶ壮大な話になりました(笑)。

座談会を終えて

若者たちによる座談会、どんな感想をお持ちになりましたか? 今年31歳になる西澤2080%は、若いときの気持ちを思い出しました。自らの感覚に従い、好きな音楽を追い続ける姿は、とても頼もしくみえました。

ただ、ここで語られている内容は、ほんの一部。ジャンルだけでなく、地域、そして年代まで、数えきれないほどのおもしろい音楽は生まれ続けています。ここに掲載されていない未知の音楽たちがあると思うと途方にくれてしまうかもしれませんが、裏を返せば、それだけたくさんの出会いも待っているということです。想像もしなかった音楽との出会い。それがあるから音楽はおもしろい!!

これをきっかけに、あなたのまわりにあるおもしろい音楽をぜひ教えてくださいね!! 新しい音楽との出会い、楽しみにしています!!(text by 西澤2080%)

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インタヴュー

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by 鈴木 雄希
筆者について
西澤 裕郎 (西澤 裕郎)

1982 年生まれ。ファンジン『StoryWriter』編集長。http://storywriter-magazine.com/

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