OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.344 すごいぞボーカロイド
OTOTOY編集者の週替わりプレイリOAスト&コラム(毎週金曜日更新)
すごいぞボーカロイド
最近、DECO*27の名曲「モニタリング」のリミックスがリリースされました。これを機にしっかり聴いてみると、やはりめちゃくちゃかっこいい。昔からかっこいいし、今聴いても心が震える楽曲はたくさんあるのだけれど、当時よりも複雑化した現代のシーンに適応した楽曲を聴くとすごく嬉しくなる。
ニコニコ動画を見る習慣はとっくになくなってしまい、ボカロを掘り下げる術がXしかないため、自分の弱いアンテナでキャッチできた楽曲を共有することにします。そして “Ribbon” はボイスロイドですが、入れざるを得ないほどカッコいいです。
どうやらポストロック、シューゲイザー、ドリームポップなど、今話題のジャンルはボカロ界でも賑わっているようです (昔からミクゲイザーなるものはありましたが)。女性ボーカルとも違う機械音の質感が、轟音や深いリバーヴと合わさるととても面白い化学反応が起こる。ソフトの進化もあり、調声が上手な人も増えましたが、各々が思う「良いボカロらしさ」を残しており、さすがだなと思いました。
また、“ワールド・コーリング”、“日本橋高架下R計画 ”はカゲロウプロジェクトでお馴染みのじん (自然の敵P) が手がけた楽曲。中学生の時にPS VITAで遊んでいたリズム・ゲーム「IA/VT -COLORFUL-」に収録されている、思い出の曲です。歌詞、メロディが秀逸なのはもちろん、当時気づかなかったとんでもないアレンジに脱帽します。
昔よく聴いていた曲を聴き直してみたい。そして、もう一度ボカロを追いかけたい…。
