2022/09/22 19:00

小さな成功が重なっていけば、まだこの道を歩きつづけられる

──"Like a long dream feat. 斎賀みつき"は、EPの中で唯一毒らしきものを一切感じない、素直にきれいな曲ですね。

山村:これはほぼ“D●ku D●ku”と同時進行みたいな感じで作りました。この曲のモチーフはゲーム中で島ごと街になってるみたいな場所なので、海の上でたゆたいながら白昼夢を見ているかのような抽象的な世界を描きたくて、あんまり深く考えないで浮かぶがままに歌詞を書いていった感じです。

──それで「何千年 何万年 化石になろう」と。

山村:その街に、旅の途中で手に入るポケモンの化石を復元してくれる場所があるんです。

──「天使の睫毛を探しに行こう」というのは?

山村:ミュウツーっていうポケモンがいるんですけど、ミュウツーは「遺伝子ポケモン」って言われていて、ミュウっていう幻のポケモンの睫毛の化石から復元されたんです。そのミュウの睫毛を研究してる施設がこの街にあるっていう。ちょっと不思議な感じが出るから、歌詞に盛り込んじゃおうと思って。オタク丸出しで申し訳ないんですけど(笑)、わたし、『ミュウツーの逆襲』っていうポケモンの1作目の劇場版が大好きで、ミュウとミュウツーの歌にできたらいいな、みたいな気持ちもありました。

──ゲストの斎賀みつきさんは、お恥ずかしいことに僕は山村さんのおかげで知ったんですが、すごく有名なベテランの声優さんですよね。

山村:大先輩なので、まさかこんな形でコラボできるとは思ってませんでした。歌詞を書いてる最中に、appleCiderさんと「これは誰かにゲストお願いしたいね」っていう話になったんです。男性にサビをオクターヴ下で歌ってもらったらめっちゃいいなって。でも、あんまり仲のいい男性声優さんがいないからどうしよう……ってなったときに「あ、斎賀みつきさん!」って思い出したんです。斎賀さんは女性ですが、低いお声がとても魅力的な声優さんで、多くの男性キャラをやられていたり男性と同じようなキーで歌を歌われたりしてるんですよ。斎賀さんとは『キラッとプリ☆チャン』っていう作品で、ソルルとルルナっていう太陽と月をモチーフとした対をなす役柄でご一緒させていただいて、その作品でもオクターヴ重ねで一緒に歌わせてもらったりしてたので。

──それで「月と太陽が仲良くしたっていいでしょ?」の一節が入ったんですね。

山村:そうなんです。去年、Twitterでわたしが自分の曲のことをつぶやいてたら、斎賀さんが「いつか私も山村さんのコーラス隊で良いので使ってください」ってリプしてくださって、恐縮してたんですけど、その後、本当に個人的にご連絡くださって「お手伝いできることがあったらやるから、お金のこととか気にせず何でも言って。山村さんの音楽、すごく好きだから」って言ってくださったんです。じゃあちょっとお願いしてみようかな、って思ってご相談してみたら、すぐ「やるー!」って返ってきて。

──それはうれしいですね。Twitterのホームを拝見すると、せっせと若手のツイートを紹介していて、山村さんのもリツイートされていました。優しい方なんですね。

山村:本当に天使のような、女神のような方です。声のインパクトは強いし、物言いもはっきりしてるので最初はちょっと構えちゃいますけど、本当に素敵な方で! 現場でもすごく気を遣ってくださるし、文字のやりとりもめちゃめちゃ優しいんですよ。

──斎賀さんは山村さんの曲をほめていらしたのをよく覚えています。

山村:この前現場でお会いしたときにCDをお渡ししようとしてたら忘れて来ちゃって。「ごめんなさい、今度持ってきます」って言ったら「大丈夫。実は買ってたんだ〜」って言って、CDの写真を見せてくださいました。

──本当にすてきな大先輩なんですね。

山村:わたしがちっちゃいころに『おはスタ』っていう番組に「麗人サイガー」っていうキャラクターで出演されていて、それも好きだったから、歌詞に「raging」とか「賽が投げられた」を入れたり、「YesかNoか? 答えはひとつ」っていう麗人サイガーの決めゼリフをもじって「Yes or No? 答えは一つなんて言えんの?」って入れたりとか。斎賀さんがやってくれるって決まってから、いろいろ盛り込みました。

──斎賀さん、喜んだでしょう。

山村:実はその辺については伝えてないんですよ。おこがましくて。

──この記事で伝わることを祈ります。最後にできたのが"Dear…"ですよね。この曲はポケモンの立場からマスターに向かって歌ったものかなと思ったんですが。

山村:ごめんなさい、違います(笑)。モチーフにしたのはゲームで最後に挑む街なんですけど、そこのリーダーが、実は悪の組織である「ロケット団」のボスなんですね。この「Boss」っていうのはその人のことで、サカキっていうキャラクターなんですけど、彼のことをいろんな角度から見て、いろんな立場の人から歌った曲にしたいなと思って。

──なるほど! 詳しくないのに推理は無謀でした(笑)。

山村:1番はロケット団の団員から見たサカキだから「Dear Boss」なんです。で、サカキにはのちの作品で息子がいることが明かされるんですけど、2番は「Dear My Sweet」で彼の妻、最後は「Dear Dad」で息子の立場から歌ってるんですよ。ひとつの曲の中で話者がコロコロ替わっていくのはよくないかなって思ったんですけど、わたしはサカキというキャラクターが大好きなんです。冷酷だけど、すごく人間っぽいところもあって、多面的ですてきなキャラだなって思ってて。いろんな立場から見た彼の魅力に、わたし自身の立場から自分にとって大事な人たちへの思いを重ねて作りました。

──曲のなかでは話者が替わっていって、パフォーマンスの次元では歌唱者がひとりで対象が替わっていくと。図式を入れ換えたとも解釈できますね。

山村:ちょうど制作中に父がけっこう大きな病気で入院してしまって、毎日病院に行きながらレコーディングしていたので、「Dear Dad」以下の歌詞が自分の中でさらに重みを持った気がしますね。父は幸い回復していまは元気なんですけど。あと、この曲のイントロには自分が住んでる街の環境音を録ってカットアップして入れてあるんです。ちょっとノスタルジックな雰囲気を出せたらいいなと思って。音が重なりすぎてて、あんまり聞こえないんですけど。

──そういえば"make a map"の話を最初にしたので触れませんでしたが、やはりポケモンの世界と重ねた曲なんですか?

山村:これは「ライバル」をモチーフにした曲です。ポケモンのアニメでいうとシゲル、ゲームでいうとグリーンですね。彼らはストーリー上でいつも少しだけ主人公の先を行ってるんですけど、最後の最後に主人公と戦って負けちゃうんですよ。物語において主人公のライバルって必ずそうなるものですけど、わたしは主人公よりもむしろそういうライバルたちに感情移入してしまうことのほうが多くて、自分自身と重なる部分もあって。ライバルの視点を主軸にした曲を自分と重ねて作りたい、という思いが最初にあってできた曲でした。

──それは大事なお話ですね。相変わらずのポケモン音痴で、満足に聞き手を務められた自信はありませんが、全収録曲についてたっぷり語っていただきました。僕はすばらしいEPだと思いますし、山村さんにとっても自信作じゃないですか?

山村:自信作です。1曲1曲「こういう曲を作りたい」っていう明確な気持ちがあったから、全部気合が入っちゃって、全部A面というか、ステーキ、寿司、ハンバーグみたいなメインディッシュだらけな感じになっちゃったなって思うんですけど(笑)、最初からそういうものを作りたかったので、まあこれはこれでいいかなって。去年9月に出した『town EP』から、今年4月に音系同人イベントのM3で頒布した"サイクル☆サイクル feat. 桐谷蝶々"のシングルを経て『map EP』まで、1年がかりでとりあえずやりたいと思っていた一連の作品を世に出せました。

──"サイクル☆サイクル"には『town』と『map』をつなぐ役割があるんですね。

山村:そうなんです。ゲームの中で街から次の街に行くときに「サイクリングロード」っていう道が出てきて、そこは自転車じゃないと通れないっていう設定の道なんです。自転車っていうのがモチーフとしてすてきだし、曲にしやすいなと思って。『map EP』へのつなぎじゃないけど、何かちょっと出したいなって思って作ってみました。友達の桐谷蝶々ちゃんっていう声優さんにお願いして、ゲスト・ヴォーカルをやってもらって。

山村 響「サイクル☆サイクル feat. 桐谷蝶々」「Rudder feat. 西山宏太朗 -Neko Hacker Remix-」
山村 響「サイクル☆サイクル feat. 桐谷蝶々」「Rudder feat. 西山宏太朗 -Neko Hacker Remix-」

──去年インタヴューしたときも感心しましたが、ここまで緻密な設計図を描いて作品を作っているのはすごいですよ。

山村:いやー、これはもうわたしの自己満っていうか、ただただポケモンが好きで、その街をモチーフにした曲を作りたいっていうだけの想いで作ったので、偉大なるポケモン様あっての二次創作みたいなものなんですけど(笑)。

──あらためてスタートを切れた充実感はあるんじゃないですか?

山村:そうですね。2020年の"Suki"のシングルのときはまだ手探りで、とにかくなにか作ろうと思って生まれた感じでしたけど、『town』と『map』は明確に「こういうのをやりたい」って思って作った作品なので、胸を張って「これがわたしの世界です」って自信を持って出せるというか。

──早くも今後が楽しみです。そういう意味では、今回もCDだけですが、最後の"make a map"のあとに入っているシークレット・トラックが、ひょっとしたらまた次の作品につながっていくのかな?とか……。

山村:ね。appleCiderさんと「前回やったから今回もそうしないと寂しいよね」みたいな話になって。ちょうどいいフレーズが浮かんだからiPhoneで録って、ちょっと加工しただけの本当にラフなものなんですけど。また実現したらいいなって思いながら。

お気に入りのポーチと1枚!

──最後に、山村さんから言っておきたいことがありましたら。

山村;昨年出した『town』、そして今回出した『map』。この2枚のEPを引っ提げて、10月にワンマン・ライヴをやります。“▶︎はじまりのまち”を作りはじめたときから密かに思い描いていた「自分だけの『タウンマップ』を作って、ライヴをやりたい」という構想が、やっと集大成を迎えるなって気持ちですね。自分の音楽活動って、受け取ってくれる人たちに自分の生きざまというか、人生を嘘偽りなく見せるみたいなつもりでやってるなぁ、って最近感じるんですよ。「命を燃やすライヴにしたい」ってずっと言ってるように、わたしの人生をみなさんにお見せするので、それを受け取りに……ってそんな重たい気持ちで来なくてもいいんですけど(笑)。観終わったときに「来てよかったな」「明日からもまた頑張ってみるか」って思ってもらえるようなライヴにしたいと心から思ってるので、少しでも気になった方は楽曲を聴いてみていただいて、ぜひ遊びに来ていただきたいですね。今回がダメだったら次はないかもしれないから、絶対に成功させたいです。

──「そんなこと言わないでまたやってよ」とも思いますが、次の機会が保障されているわけではないですものね。

山村:リリースもライヴも、いまは自分ひとりの活動なので、わたしが「もうやらない」ってなったらやらないし、やりたいと思っても環境的にやれないかもしれない。でも、自分の作ったものがひとつひとつ、少しずつでもいいから誰かの元に届いて、小さな成功が重なっていけば、なんとかまだこの道を歩きつづけられるかもしれない。日々そう思いながら命を燃やして音楽を作っています。重ねますが決してそのことを重たく受け止めてほしいわけじゃないですよ(笑)。でもこの記事を読んでくださっているあなたともせっかく出会えたご縁ですし、もし少しでも気になってくれたら、ぜひ「いま」を見届けにわたしの世界へ足を踏み入れていただければ、これほど幸せなことはないですね。

編集:梶野有希

新作『map EP』はこちらから


「サイクル☆サイクル」「Rudder (feat. 西山宏太朗) [-Neko Hacker Remix-]」も同日配信リリース!

山村響の過去作はこちら

LIVE INFORMATION

〈山村 響 LIVE 2022 “town map”〉

日時:2022年10月9日(日)18:00開場 19:00開演
場所:吉祥寺 Rock Joint GB

【出演】
山村 響(Vo)
桐谷蝶々(Guest Vo)
幡宮航太(Key)
山﨑浩二朗(Dr)
安島龍人(Gt)

【チケット】
会場チケット

配信チケット 2,000円/応援上乗せチケット 3,000円 (販売手数料別)

PROFILE:山村響

福岡県生まれ。声優・歌手。声優としての主な出演作はTVアニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』(ハルナ役)、『Go!プリンセスプリキュア』(天ノ川きらら/キュアトゥインクル役)、『キラッとプリ☆チャン』(ルルナ役)など。歌手としては、作詞・作曲・デザイン・CD販売・楽曲配信等すべてをセルフプロデュースし活動中。2021年9月にはEP『town』をリリースした。2022年8月に新作『map EP』をリリース。同年10月には、吉祥寺 Rock Joint GBにて、ワンマン・ライヴを開催予定。

■公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCTcDCHnXfQCI2Ct2tnFN7Zg
■公式Twitter:https://twitter.com/hibiku_yamamura

この記事の筆者
高岡 洋詞

フリー編集者/ライター。 近年はインタヴュー仕事が多いです。 https://www.tapiocahiroshi.com/

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この記事の編集者
梶野 有希

1998年生まれ。誕生日は徳川家康と一緒です。カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』でライター・編集を担当し、2021年1月よりOTOTOYに入社しました。インディーからメジャーまで邦ロックばかり聴いています。

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「この10年間でいま、いちばん音楽を楽しめている」──『モンスト』コラボレーションを経て実感したKANA-BOONの変化

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ともに変化を遂げるKeishi Tanaka × 松村拓 対談──ふたりが考えるソロ活動とは?

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TWEEDEES『World Record』を2名の評者が徹底レビュー!──メッセージ性や音質の違いに迫る

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世の中を静観し、様々な“世界”を旅したTWEEDEESが新作でみせたい夢

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TWEEDEES『World Record』総力特集!4年ぶりの新作の魅力をたっぷりとお届け!

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ライブ配信アプリ「17LIVE」でのユニークな音楽活動とは?MASUNARIのいまに迫る

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東京初期衝動のしーなちゃんが語る、初の“ビッグ・シングル”と好きなものへの向き合い方

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シューゲイザーの入口を作るべき──ハイブリッドなバンドを目指すクレナズムが紡ぐ多彩な新作

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一生を終えたあと、貴方のなかに残る音──死生観と向き合いながら、前進したmollyの現在地

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社会人になるタイミングで結成!多様な音楽を取り込む気鋭のバンド、Seukolって何者?

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SPiCYSOLのいまのベスト盤ともいえる新作──四季の巡りと時代の遷移を湘南サウンドへ

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直江晋太郎(Mercy Woodpecker)× シロナカムラ(ユレニワ)対談──新たな出会いへの期待を胸に挑む〈MASH A&R presents「Treasure Tour」〉

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ドレスコーズからすべての“頭の悪い”若者のために、愛を込めて──新作『戀愛大全』

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四方颯人 × 岩渕想太 対談──MASH A&R presents〈Treasure Tour〉で提示する現代のバンド像とは?

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”声優”ではなく、山村響という“人”が届ける音──メイン・ディッシュだらけの新作になった理由

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ロックの矛先はパラダイスではない──踊ってばかりの国の日常と精神性を映した新作EP

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どこでも踊ろう!──the telephonesを全員で見つめ、生まれた“極踊”な新作

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メロコア・シーンの希望、IF──期待の新バンドはなにを思い、なぜ動き出したのか

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谷口貴洋が考える、綺麗なだけではない美しさ──人間らしさを実直に描いた6年ぶりのアルバム

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変化しながらも、大切なものはなくさない──GLIM SPANKYの美学と挑戦を反映したアルバム

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インスト・ロック・バンド、johannが歩んだ15年間。そして新たに見つけた映像×音楽の可能性とは?

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バンド解散を乗り越え、ひとりで音楽と向き合うということ──歌心を愛おしむ、岩崎優也の初作

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これは、人生の副作用──“なにもない”現状を映した、illiomoteの新作EP

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さとうもかのポジティヴをあなたへ──素直になることで生まれたシングル「魔法」

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tacicaのサウンドメイクと歌詞世界を最速で探る──〈『singularity』先行試聴会〉イベント・レポート

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音楽と遊ぶバンド、Helsinki Lambda Club──気持ちいいサウンドを追求した、ミニ・アルバム

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もう『正気じゃいられない』! ── マハラージャンの様々な視点と発想が活きた、正直な新作

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経験と個性を活かす奇才ポップ集団、YAYYAY──セカンド・アルバムに向けて動き出した一歩

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優河 × 谷口雄(魔法バンド)× 笹倉慎介 ──バンド・サウンドでの表現と追加公演への展望を語らう

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ネクライトーキーが再び彩る石風呂楽曲──個々の成長が紡ぐ、愛あるセルフ・カヴァー集『MEMORIES2』

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音楽ライターがオススメする〈FRIENDSHIP.〉の注目作品(2022年3月〜5月)

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松本素生(GOING UNDER GROUND) × 半田修土(灰色ロジック) ── なぜ対バンすることになったのか。夢の共演へかける想い

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UlulUのファーストアルバム、ついに完成──ふたりの評者がそれぞれの視点で徹底レビュー

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KAGEROとILYOSSを手がける、白水悠────対照的なふたつのバンドの軌跡と可能性を語る

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これまでのイメージに囚われないで──“THEティバ”というなにかを目指す、ふたりの一歩

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SPiCYSOLが自由であり続けるために──2作品に込めたナチュラルな言葉とフリーな精神

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Emeraldの10年間を体現した初ワンマン〈TEN〉ライヴレポート

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歪でヘンテコな感性だって美しい──猫田ねたこがソロ活動を通してみつけた強さ

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視覚と聴覚を同時に刺激するバンド、the McFaddin──〈“Something is likely to happen”Release Party〉ライヴレポート

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詩に多種多様なキャラクターを宿して──“まなざし”を意識した、Predawnの新作

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SundayカミデによるWonderful Orchestra Band始動!──脳内トリップする新たなヒーリングミュージック

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デビュー25周年を迎えた岡本真夜──ベールに包まれたアーティスト像と人間性を探る

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「これがあるじゃん」の先は、それぞれで考えましょう──折坂悠太がたどり着いた『心理』

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前向きに解散をしたSUNNY CAR WASH ── 愛と敬意、軌跡を記録した最後のベスト作

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自分が聴きたい音楽を追求し続けていく──ロック・バンド、続きはらいせの美学を表現したファースト・EP

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イズミカワソラ×ニラジ・カジャンチ ── 新作『Continue』の意外な制作過程を語る

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ただ、承認されて自立していたい──励ましもせず、突き放しもしないステレオガールのアティテュード

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出発点である自分と向き合うきっかけに──ミクロを意識したJYOCHOの新作

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1万通りの1対1を大切にするpolly──つぶれかけていたロマンを再構築した新作

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理想郷は自分たちで作っていく──ひとつの“カルチャー”を目指すバンド、the McFaddinの新作EP

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これも、あれも、全部YAJICO GIRL──新作EPから聞こえる数々の好奇心

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音楽ライターがオススメする〈FRIENDSHIP.〉の注目作品(2021年10月〜12月)

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バンドサウンドの必然性を深く問う新作──étéが鳴らす、流行へのカウンター

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原動力は「なにかを壊したい」という気持ち── 光と影が交差する、イズミカワソラの歩み

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PEOPLE 1 『PEOPLE』クロスレビュー  ── 集団として闘い、大衆を救う決意

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余白を楽しみつつ、ストレートな表現へ──Helsinki Lambda Clubのリアルなモードに迫る

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The fin. 『Outer Ego』クロスレビュー  ── 主観と客観を行き来する、普遍的なポップ・ミュージック

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“あなた”がいるからこそ綴られた、足立佳奈の言葉

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初ミニ・アルバムのテーマは“脱出ゲーム”!? ── ポップで攻撃的な5人組、あるくとーーふの全貌

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ポップなPARIS on the City!が、泥臭いロック・サウンドに振り切るまでの歩み

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ギタリストではなく、ひとりのアーティストとしての表現──25曲で語るDURANの人間性と感受性

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BALLOND'ORの止まらぬ鼓動! ── 国内外から注目を集めるサウンドの生まれ方

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キュートだけじゃない! さとうもかの新作『WOOLLY』が描く、リアルでちょっとビターな共感

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京都から現れた、あえて言おう“すごいバンド“! WANG GUNG BAND!!!

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谷口貴洋はどのように育ったのか?ー自由で冷静な人間性の生まれ方

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ネクストモードなEmeraldが伝える制作の秘訣──10年間で培ったバンドサウンドの楽しみ方

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日米韓を跨ぐR&BシンガーソングライターVivaOla──シェイクスピアを参考にした初のフル・アルバムが描くストーリー

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謎多きアーティスト・マハラージャン──2つの新作から浮かび上がる人物像とは?

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Laura day romanceがたどり着いた新局面──対照的なふたつの新作から鳴る輝きと情緒

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自分のドキュメンタリーを音楽で表現する──新作『はためき』に込めたodolの祈り

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[インタヴュー] 山村響

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