2022/09/22 19:00

”声優”ではなく、山村響という“人”が届ける音──新作EPがメイン・ディッシュだらけになった理由

山村響

『蒼き鋼のアルペジオ』や『Go! プリンセスプリキュア』など多数のアニメ作品に参加している声優、山村響。2020年4月リリースの3曲入りシングル「Suki」を皮切りに、今回紹介する最新作まで作詞作曲を含む全てをセルフ・プロデュースするアーティストとしての顔も持つ。前作EP『town』のリリース以降も、桐谷蝶々をゲストボーカルに迎えた「サイクル☆サイクル」と、西山宏太朗をゲスト・ヴォーカルに迎えた楽曲「Rudder[-Neko Hacker Remix-]」など、声優とのコラボ作もコンスタントに発表するなど、精力的に活動中だ。今回のインタビューは、今年8月にリリースされた新作『map EP』の全貌について語ってもらっている。声優としてではなく、ひとりのアーティストとしての真摯な言葉を受け取ってもらいたい。

新作『map EP』はこちらから


INTERVIEW : 山村響

アニメや声優に詳しくないので山村響のことは知らなかった。昨年の9月はじめ、なんとなくYouTubeを見ていたら「おすすめ動画」にトキチアキのアニメをフィーチャーした"▶︎はじまりのまち"のMVがあり、「ぜったくんと同じだ」と思ってクリックしたのが出会いである。歌声とメロディと歌詞、それにappleCiderによるアレンジも気に入って、ちょうどリリース直後だった『town EP』を聴き、オトトイのレヴューで取り上げた。

その記述を本人が気に入ってくれてTwitterでつながり、11月のワンマン・ライヴのレポート、さらにFREENANCE MAG(キャリア全般について)CDジャーナルWeb(『town EP』について)でのインタヴュー記事に展開していった。余裕があれば目を通していただけるとありがたい。

『パリピ孔明』『うちの師匠はしっぽがない』など多くのアニメ作品で活躍する人気声優でありながら、音楽活動は所属事務所の管轄外で行っているのがユニークだし、それなりに経験を重ねた大人ならではの悲喜こもごもを『ポケットモンスター』の世界に重ねる手法も見事だ。次作を楽しみにしていたが、8月にコミケで先行販売された『map EP』はその期待を裏切らない出来。3度めのインタヴューを、最初に『town EP』のレヴューを書かせてもらったオトトイでやれるのは、ひときわ感慨深いものがある。

インタヴュー・文:高岡洋詞
写真:大橋祐希

声優の山村響ではなくて、山村響という人間がやってる音楽

──この記事で山村さんを知る人もいると思うので、簡単に紹介をおさらいさせてください。声優であり、歌手でもあり、音楽作品もたくさんありますが、2020年から完全に自作曲にシフトしているんですよね。

山村響 (以下、山村):はい。音楽活動をしている声優さんはたくさんいらっしゃいますけど、わたしの場合、事務所は声優活動だけマネジメントして、音楽は個人の活動として認めてもらってるっていう形なのが、ちょっと変わってるところかもしれないですね。

──それだけ音楽活動に強い思いがあるわけですね。

山村:物心がついたときから歌をうたうのは大好きでしたし、漫画を描いたり詩を書いたりするのも好きで、いま考えれば自分の思いを表現したい子どもだったと思うんです。だから自分が歌う曲を自分で作るっていう道に進んできたのは自然なことで。ただ最初は自分ではできないから曲を作っていただいて歌ってたんですけど、そうこうするうちにメジャーで出すお話をいただいて、大きなステージにも立たせてもらいましたし、たくさん貴重な経験を積むことができました。

──かつてはhibiku名義でリリースしてきましたし、声優ユニットのTridentでも活躍されていましたよね。

山村:そうしていろいろな活動をするなかで、自分が本当にやりたいことがようやくわかってきたんです。敷いてもらったレールの上をうまく歩けなくて、わたしはそういうタイプの人間ではないのかもしれない……って気づいて。いまは絶対にレコード会社に所属しないと音楽をやれないっていう時代じゃないし、とりあえず自分でできるところまでやってみよう、っていうところから始まったのが、2020年からの活動ですね。

──ある程度キャリアを積んで30代からのスタートは、世間的にはちょっと遅めということになるかもしれませんが……。

山村:自分でも遅いと思いますけど(笑)、わたしが生きてる世界線はこれしかないので、こうなる以外の道はなかったというか。30歳を超えて、いろいろ諦めるか諦めないかの決断を迫られてる感覚もありましたけど、「自分でやろうと思えば全部できるじゃん」って言ってくれた人もいて、じゃあもうちょっとだけやってみるか、って一念発起してやってみたんです。そしたらこういうものを作り出せたって感じですね。

──作り出せたものに関して自信はあると思うんですが、聴いてくれている手応えみたいなものもありますか?

山村:自信はとってもありますし、前作の『town EP』を作ったことによって、アニメとか声優のファンじゃない人たちからちょっとずつ「いい」っていう声が聞こえてきたのは、自分のなかではすごく大きな一歩だと思ってて。もっともっと聴いてほしいし、もっともっと気づいてもらいたいですね。

──「山村響としてお芝居をして、山村響として音楽を作っているので、声優が音楽を作っているわけでも、ミュージシャンが声優をやっているわけでもない」と前におっしゃっていましたよね。どちらも同じくらい大事だと。

山村:なかなか理解してもらうのが難しい感覚なんですけど、自分としてはそうです。声優の山村響がやってる音楽ではなくて、山村響という人間がやってる音楽。声優フィルターを通してもらわなくていいですし、いろんな人たちに届くよう願いながらやってます。さらに世界を広げたいけど、いまはとりあえずひとりで頑張ってみてるところですね。

──本題に入っていきますが、8月7日に『map EP』のリード曲"make a map"のMVを公開しましたよね。イントロとアウトロの「make a map, make a map, make a map, map,...」というリフレインが、去年の『town EP』のCDにだけ収録された隠しトラックからつながっていて驚きました。前から構想があったんですか?

山村:ポケモンの世界の街が裏テーマになっているので、ポケモンのアイテムである「タウンマップ」をモチーフにして『town』と『map』で対になる作品にしようと最初から思ってました。隠しトラックはCDを買ってくださる方へのちょっとしたお礼として入れたんですけど、次は『map』を出すってもう決めてたので、アレンジャーのappleCiderさんと一緒に「make a map, make a map, make a map, map」というフレーズを作ったんですね。で、いよいよ『map』の制作に取りかかって、まずは表題曲というか作品全体を表す曲を作ろうってなったときに「そうだ、あれを使っちゃおう」と。そこで「make a map」っていうフレーズからイメージを広げて"make a map"という曲ができました。

山村響「make a map」
山村響「make a map」

──ファンの方たちの感想はエモいものが多かったですよね。僕も去年、山村さんにお話を聞いていたこともあって、「けっこうぶっちゃけたな」と思いました。

山村:別にぶっちゃけてやろうと思ったわけではないんですけど、歌詞をはじめて見たら「お、おう」って思うだろうな、確かに……って、客観的に見て思いました(笑)。サビの「キミになりたくても キミにはなれないの」っていう言葉はちょっとネガティヴに聞こえるかもしれませんけど、この歌の主人公にとっては、自分のなかでひとつの答えが出たっていうストーリーなんです。ずっと誰かをうらやんで追いかけてきたけど、「結局、自分じゃない誰かにはなれないんだな」と思ってスッと腑に落ちたという。だからたどり着いた答えはあくまで前向きでポジティヴなんですよ。

──大サビで「キミにあってボクにはない ボクにあってキミにはない 宝物をひとつずつ拾い集めて」と視点が相対的になっているから、自分にとって大切なもの、目指すものが明確になって、コンプレックスを脱却できたわけですよね。

山村:聴く人の心情によっていろんな解釈ができる曲なのかなって思うし、どんな解釈も歓迎なんですけど、わたし自身としては自分のなかにあったものを素直に出しただけなんですよ。ひとと自分を比べてしまうことがすごく多くて、この人はこんなに頑張ってる、こんなにすごいのにわたしは……みたいな感じでずっと生きてきてるんで(笑)。だけどそうじゃないよね、生きるってことは、っていう思いを歌にできたらなって。

──若いうちはどうしても、ひとと自分を比べて「あいつはすごいな。それにひきかえ自分は……」と劣等感に苛まれがちですよね。山村さんの場合、いつごろからフラットな感じになってきましたか?

山村:いつだろうな……でもやっぱり、セルフ・プロデュースで活動しはじめたぐらいですかね。環境的にやりたいことをやれなかったりして、そのなかで苦しみながらやっていくのか、それともひとりで……ひとりでやるのも大変だけど、それでも自分のやりたいことを嘘をつかずにやっていくのか。そういうことを考えはじめてから、むかしは華々しいものに憧れたけど、別にそうじゃなくてもいいんじゃないか、って思うようになった気がします。わたしは自分の活動にちょっとでも納得できないところがあると、どうしても苦しくなっちゃうんですよね。そういう思いを抱えるぐらいだったら、たとえ地味であろうと納得のいくようにやったほうがいい、やりたい、やろう、って思うようになってから、だんだんと声優の仕事に関しても、「あの人はすごいけど、わたしは……」みたいに思わないようになれてきたかなと思います。

──本当にやりたいことが見つかったというか、明確になった感じですかね。

山村:そうですね。やりたいことが見つかった。

──経験が乏しいと、本当にやりたいことや気持ちのいいことがわからないから、派手さや名声やお金といったまぶしいものに目を奪われがちですよね。それはそれで欲しいものでもあるから、やりたいことと錯覚しちゃうこともあるかもしれない。

山村:うん、そうかもしれないです。それはめっちゃしっくりきたかも。

──声優として大きなステージでキャラクター・ソングを歌う機会もありますよね。

山村:そういうときは「アーティスト」という意識があんまりないんですよね。あくまでキャラクターの声を演じる者のひとりとして、作品の世界に貢献する心構えで臨むので、素直にうれしいし、全力で楽しめるんです。でも自分名義となると、キャラクターではない自分を出すことになるので、100パーセント納得した状態じゃないとと思っちゃうんですよね。そんなことはそもそも難しいと思うし、なにが自分にとっていいか悪いかっていう選択もその人次第だと思うんですけど。

──"make a map"が切実な感情を歌いながらも前向きでエンカレッジングなものになっているのは、山村さん自身の心が固まって迷いがなくなってきたことの表れなんですね。

山村:そうですね。聴いてくれたみなさんのご感想を見ていると「心をえぐられる」みたいな感じのが多いですけど、本当に明るい気持ちで歌詞も書いたので、ドロドロしたものは全然ここには乗ってない……はずです(笑)。わたしの活動とか紆余曲折をよく知ってるファンの方が見ると「ウッ」ってなっちゃうのかもしれないですね。「いま自分は最高だ、頂点だ」みたいに感じてる人って、きっとひとりもいないと思うんですよ。傍目には最高に見える人でも、なにかしら悩みを抱えてるんじゃないかと。そう考えると、いい歌になったのかもしれないなと思います。

この記事の筆者
高岡 洋詞

フリー編集者/ライター。 近年はインタヴュー仕事が多いです。 https://www.tapiocahiroshi.com/

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この記事の編集者
梶野 有希

1998年生まれ。誕生日は徳川家康と一緒です。カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』でライター・編集を担当し、2021年1月よりOTOTOYに入社しました。インディーからメジャーまで邦ロックばかり聴いています。

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フル・アルバムに映された、ニュートラルな阿部真央──「らしさ」を飛び越えた表現を語る

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ステージ上にはギターとマイク、iPhoneのみ──幽体コミュニケーションズの丹念な音設計に迫る

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“最恐“難易度の曲を収録した問題作、完成──だいじろー(JYOCHO)が語る、細かな音作りへのこだわり

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YAYYAYワールドをさらに広げていく──フリーダムな制作スタイルから生まれる世界観

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いい曲を作ることがいいライヴへ繋がる──神はサイコロを振らないがパフォーマンスへかける想い

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大柴広己が最終的に辿り着いた場所──ひとつのストーリーを締め括る『LOOP 8』から8年間の歩みを辿る

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「この10年間でいま、いちばん音楽を楽しめている」──『モンスト』コラボレーションを経て実感したKANA-BOONの変化

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ともに変化を遂げるKeishi Tanaka × 松村拓 対談──ふたりが考えるソロ活動とは?

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TWEEDEES『World Record』を2名の評者が徹底レビュー!──メッセージ性や音質の違いに迫る

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TWEEDEES『World Record』総力特集!4年ぶりの新作の魅力をたっぷりとお届け!

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世の中を静観し、様々な“世界”を旅したTWEEDEESが新作でみせたい夢

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ライブ配信アプリ「17LIVE」でのユニークな音楽活動とは?MASUNARIのいまに迫る

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東京初期衝動のしーなちゃんが語る、初の“ビッグ・シングル”と好きなものへの向き合い方

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シューゲイザーの入口を作るべき──ハイブリッドなバンドを目指すクレナズムが紡ぐ多彩な新作

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一生を終えたあと、貴方のなかに残る音──死生観と向き合いながら、前進したmollyの現在地

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社会人になるタイミングで結成!多様な音楽を取り込む気鋭のバンド、Seukolって何者?

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SPiCYSOLのいまのベスト盤ともいえる新作──四季の巡りと時代の遷移を湘南サウンドへ

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直江晋太郎(Mercy Woodpecker)× シロナカムラ(ユレニワ)対談──新たな出会いへの期待を胸に挑む〈MASH A&R presents「Treasure Tour」〉

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ドレスコーズからすべての“頭の悪い”若者のために、愛を込めて──新作『戀愛大全』

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四方颯人 × 岩渕想太 対談──MASH A&R presents〈Treasure Tour〉で提示する現代のバンド像とは?

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”声優”ではなく、山村響という“人”が届ける音──メイン・ディッシュだらけの新作になった理由

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ロックの矛先はパラダイスではない──踊ってばかりの国の日常と精神性を映した新作EP

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どこでも踊ろう!──the telephonesを全員で見つめ、生まれた“極踊”な新作

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メロコア・シーンの希望、IF──期待の新バンドはなにを思い、なぜ動き出したのか

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谷口貴洋が考える、綺麗なだけではない美しさ──人間らしさを実直に描いた6年ぶりのアルバム

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変化しながらも、大切なものはなくさない──GLIM SPANKYの美学と挑戦を反映したアルバム

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インスト・ロック・バンド、johannが歩んだ15年間。そして新たに見つけた映像×音楽の可能性とは?

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バンド解散を乗り越え、ひとりで音楽と向き合うということ──歌心を愛おしむ、岩崎優也の初作

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これは、人生の副作用──“なにもない”現状を映した、illiomoteの新作EP

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さとうもかのポジティヴをあなたへ──素直になることで生まれたシングル「魔法」

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tacicaのサウンドメイクと歌詞世界を最速で探る──〈『singularity』先行試聴会〉イベント・レポート

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音楽と遊ぶバンド、Helsinki Lambda Club──気持ちいいサウンドを追求した、ミニ・アルバム

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もう『正気じゃいられない』! ── マハラージャンの様々な視点と発想が活きた、正直な新作

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経験と個性を活かす奇才ポップ集団、YAYYAY──セカンド・アルバムに向けて動き出した一歩

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優河 × 谷口雄(魔法バンド)× 笹倉慎介 ──バンド・サウンドでの表現と追加公演への展望を語らう

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ネクライトーキーが再び彩る石風呂楽曲──個々の成長が紡ぐ、愛あるセルフ・カヴァー集『MEMORIES2』

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音楽ライターがオススメする〈FRIENDSHIP.〉の注目作品(2022年3月〜5月)

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松本素生(GOING UNDER GROUND) × 半田修土(灰色ロジック) ── なぜ対バンすることになったのか。夢の共演へかける想い

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UlulUのファーストアルバム、ついに完成──ふたりの評者がそれぞれの視点で徹底レビュー

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KAGEROとILYOSSを手がける、白水悠────対照的なふたつのバンドの軌跡と可能性を語る

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これまでのイメージに囚われないで──“THEティバ”というなにかを目指す、ふたりの一歩

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SPiCYSOLが自由であり続けるために──2作品に込めたナチュラルな言葉とフリーな精神

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Emeraldの10年間を体現した初ワンマン〈TEN〉ライヴレポート

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歪でヘンテコな感性だって美しい──猫田ねたこがソロ活動を通してみつけた強さ

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視覚と聴覚を同時に刺激するバンド、the McFaddin──〈“Something is likely to happen”Release Party〉ライヴレポート

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詩に多種多様なキャラクターを宿して──“まなざし”を意識した、Predawnの新作

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SundayカミデによるWonderful Orchestra Band始動!──脳内トリップする新たなヒーリングミュージック

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デビュー25周年を迎えた岡本真夜──ベールに包まれたアーティスト像と人間性を探る

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「これがあるじゃん」の先は、それぞれで考えましょう──折坂悠太がたどり着いた『心理』

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前向きに解散をしたSUNNY CAR WASH ── 愛と敬意、軌跡を記録した最後のベスト作

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自分が聴きたい音楽を追求し続けていく──ロック・バンド、続きはらいせの美学を表現したファースト・EP

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ただ、承認されて自立していたい──励ましもせず、突き放しもしないステレオガールのアティテュード

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イズミカワソラ×ニラジ・カジャンチ ── 新作『Continue』の意外な制作過程を語る

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出発点である自分と向き合うきっかけに──ミクロを意識したJYOCHOの新作

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1万通りの1対1を大切にするpolly──つぶれかけていたロマンを再構築した新作

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理想郷は自分たちで作っていく──ひとつの“カルチャー”を目指すバンド、the McFaddinの新作EP

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これも、あれも、全部YAJICO GIRL──新作EPから聞こえる数々の好奇心

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音楽ライターがオススメする〈FRIENDSHIP.〉の注目作品(2021年10月〜12月)

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バンドサウンドの必然性を深く問う新作──étéが鳴らす、流行へのカウンター

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原動力は「なにかを壊したい」という気持ち── 光と影が交差する、イズミカワソラの歩み

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PEOPLE 1 『PEOPLE』クロスレビュー  ── 集団として闘い、大衆を救う決意

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余白を楽しみつつ、ストレートな表現へ──Helsinki Lambda Clubのリアルなモードに迫る

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The fin. 『Outer Ego』クロスレビュー  ── 主観と客観を行き来する、普遍的なポップ・ミュージック

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“あなた”がいるからこそ綴られた、足立佳奈の言葉

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初ミニ・アルバムのテーマは“脱出ゲーム”!? ── ポップで攻撃的な5人組、あるくとーーふの全貌

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ポップなPARIS on the City!が、泥臭いロック・サウンドに振り切るまでの歩み

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ギタリストではなく、ひとりのアーティストとしての表現──25曲で語るDURANの人間性と感受性

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BALLOND'ORの止まらぬ鼓動! ── 国内外から注目を集めるサウンドの生まれ方

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キュートだけじゃない! さとうもかの新作『WOOLLY』が描く、リアルでちょっとビターな共感

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京都から現れた、あえて言おう“すごいバンド“! WANG GUNG BAND!!!

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谷口貴洋はどのように育ったのか?ー自由で冷静な人間性の生まれ方

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ネクストモードなEmeraldが伝える制作の秘訣──10年間で培ったバンドサウンドの楽しみ方

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日米韓を跨ぐR&BシンガーソングライターVivaOla──シェイクスピアを参考にした初のフル・アルバムが描くストーリー

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謎多きアーティスト・マハラージャン──2つの新作から浮かび上がる人物像とは?

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Laura day romanceがたどり着いた新局面──対照的なふたつの新作から鳴る輝きと情緒

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自分のドキュメンタリーを音楽で表現する──新作『はためき』に込めたodolの祈り

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[インタヴュー] 山村響

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