ライブ配信アプリ「17LIVE」でのユニークな音楽活動とは?MASUNARIのいまに迫る
イチナナの愛称で親しまれる、ライブ配信アプリ「17LIVE」。台湾で創業された後、2017年9月からは国内でもサービス提供を開始し、現在のユーザー数は全世界で5,000万以上を誇る大型プラットフォームである。17LIVE内では様々なイベントが頻繁に実施され、今年8月には、コンピレーションアルバムへの参加券をかけたオーディション〈MUSIC LIVER COMPILATION ALBUM Presented by 17LIVE 楽曲収録権争奪戦〉を開催。そして本日、勝ち抜いたライバー10組のオリジナル曲を収録したコンピレーションアルバム『MUSIC LIVER COMPILATION ALBUM presented by 17LIVE』がリリースされた。そのなかから収録曲“AI”を担当したMASUNARIを招き、ライバーとしての活動や同曲の制作過程、さらには12月10日に開催される発売記念インストアイベントについてきいた。
コンピレーション・アルバム『MUSIC LIVER COMPILATION ALBUM presented by 17LIVE』より
INTERVIEW : MASUNARI
ライブ配信アプリ・17LIVEによる、初の公認コンピレーション・アルバム『MUSIC LIVER COMPILATION ALBUM presented by 17LIVE』が、11月30日にリリースされる。この作品には今年8月に実施したアプリ内イベント〈MUSIC LIVER COMPILATION ALBUM presented by 17LIVE 楽曲収録権争奪戦〉を勝ち抜いた10名のライバー(ライブ配信者)のオリジナル楽曲を1人1曲ずつ収録。その結果、様々なジャンル、様々な活動形態のアーティストが集結するバラエティ豊かなCDとなった。
そのリリースを記念して、参加アーティストのひとりであるMASUNARIにインタビューを行った。17LIVEのオフラインリアル音楽イベントに最多出演を果たす彼は、どんな思いをもって17LIVEでの音楽活動と向き合っているのだろうか。音楽ライバー、そしてMASUNARIのいまに迫る。
インタヴュー・文 : 沖さやこ
写真 : 作永裕範
17LIVEは夢を現実にしてくれる場所
──17LIVEは音楽ライバーさんの認知向上の施策を取っていて、コンスタントに様々なコンテストが開催されているようですね。今回のコンピレーション・アルバムも、〈MUSIC LIVER COMPILATION ALBUM presented by 17LIVE 楽曲収録権争奪戦〉を勝ち抜いた音楽ライバーさんの楽曲のみが収録されています。
MASUNARI:リスナー(ライブ配信視聴者)さんやファンの皆さんから応援をいただいて、その応援のランキングで入賞した上位10組の楽曲がこのコンピレーション・アルバムには収録されています。日頃から毎日ライブ配信を続けて、ひとりでも多くの人に存在を知ってもらうようにしていますね。
──17LIVEのオフラインリアル音楽イベントに最多出演をなさっているMASUNARIさんですが、その参加権を勝ち取るために心掛けているのはどんなことでしょう?
MASUNARI:僕は歌を中心にした配信をしているので、画面の向こう側にいる人により届きやすい話し方にしたり、観に来てくださった方がどんな歌を聴きたいのかを想像しながら配信していますね。たとえば「今日仕事でこんな嫌なことがあったんだ」というコメントをもらったら、そんな気持ちにはこんな曲が合うかなと考えて選曲をしていて。「顔は見えなくてもあなたの気持ちは伝わってるよ」とちゃんと伝えられる配信を心掛けています。
──音楽ライバーさんやライブ配信アプリも増えていますが、17LIVEだからできる活動はあるのでしょうか。
MASUNARI:やっぱり17LIVEは規模がいちばん大きいライブ配信アプリなので、リスナーさんの人数も音楽ライバーの人数も多いんです。ライバー同士で切磋琢磨できるし、いろんな方々に観ていただけますね。あとリアルな音楽ライブの現場に行けるのも17LIVEならではだと思います。2019年にシンガポールのフェスに出演できたのも、17LIVEのオフィシャル・イベントのオーディションのおかげなんです。普通だったらできない経験をさせてもらえた。だから17LIVEは夢を現実にしてくれる場所なんですよね。
──なるほど。様々な夢が叶う場所。
MASUNARI:たとえば「歌ってみたいけど人前で歌うのは苦手だな。聴いてくれる人もいないだろうし」と、歌いたい気持ちを我慢している人も多いと思うんです。でも17LIVEを観ているとライバーさんやリスナーさんとの出会いを通じて「自分も歌ってみたい」と突き動かされると思うし、コロナ禍という制限の多いなかでも自分のやりたいことに向かって進んでいける場所だと思います。でも裏を返せば、自分から動かないとなかなか実にならない。
──気軽にはじめられて、ユーザーに広くリーチできるぶん、そこから先に行くのは自分の頑張り次第であると。
MASUNARI:そうですね。だから夢を叶えたい、なにかを実現したいと強く思ってる人、それをこつこつ行動に起こせる人はライブ配信に向いていると思います。