ステージに立つと、何をしても恥ずかしくない
──続いての“流星”は、かいなさんが作詞を担当しています。「星に願いを」というサビのフレーズが印象的ですね。
かいな: 私は「星」って「夢を願われる側」だなと思っているんです。だから「星自身の願いを叶えてあげられることって、ないのかな」って考えることがあって。そこから、もし星が何を願っているかを知ることができたら、その夢を叶えてあげられるかもしれないって思って歌詞を書きました。流れ星って自分たちに会いに来てくれる存在みたいなイメージがあると思うんですけど、これは逆で、自分たちから会いに行く、というイメージで書いています。
──かなりロマンチックな歌詞ですね。
ソナ:私はこの歌を見て「星になりたい」って思いました。星って、どこかアイドルみたいだなって思うんです。星って空にあるから、手が届かないじゃないですか。だから私も星のような存在としてもっと輝きたいし、夢を願われる立場でありたいと思いました。
かいな:意図してこの歌詞は抽象的に描いたから、いろんな解釈をしてもらえたらいいなと思います。


──続いても、かいなさん作詞の“きっと輝ける”です。
かいな:この歌詞のテーマとしては「生きづらさ」みたいなものがあります。私は「普通ってなんだろう」ってずっと思っていて。例えば「学校に朝から行ける」とか「会社に定時に出社できる」とかそういうことが世の中では普通とされているけど、それができない人もいるじゃないですか。そして、いわゆる普通とされることができないと、だんだん自分のことを好きじゃなくなっちゃうと思うんです。「自分を好きになりなさい」とか「もっと自分を愛そう」とかもよく言われるけど、それがすぐできるようになるわけじゃない。だからそういう普通のことができなくて、自分のことが愛せなくなっている人たちに向けて書きました。
──歌い出しの「8時の空が憎い」というフレーズは、朝起きてちゃんと行かなきゃいけないのに行けない人の気持ちなんですね。
かいな:私自身、朝がほんとに起きられないんですよ。普通だったらもっとちゃんとできるんだろうな、って思うけど、普通になるために何をすればいいかも分からない。でも今は「普通になる」より「自分らしくいる」ほうがいいってちゃんと思えるんです。だから今の自分から、あの時の自分に言うとしたら、という歌詞でもあります。
──こういう応援歌的な曲を他のメンバーはどのように受け取ったんですか?
マリン:私は「君の好きを聞かせて」っていうサビがすごく好きです。私は学生の頃、自分の「好き」を表現できなかったんですよ。「好きなものが普通じゃなかったら嫌われる」って思っていました。当時は周りに合わせて、みんなと違う答えを出さないように生きてたんです。それを今振り返って、こういう曲があったら私はもっと楽になったかなと思いました。
ソナ:「代わりがいてもいらない」っていう歌詞が本当に好きです。自分より能力がある人なんていくらでもいるし似た人もいるけど、それでも「あなたがいい」って言ってくれる、すごく素敵な歌詞だと思います。
かいな:私はどんなモノにも代わりって絶対いると思っているんです。BLUE GOATSの前にやっていたグループで、一番人気の子が急にいなくなったことがあったんですけど、それでもなんとかなっちゃったんですよ。だからそのときに「代わりはいる」って思ってしまって、それから「代わりはいないよ」って言われても響かなかったんです。そこでこの歌では「代わりがいてもいらない」という表現にしました。昔の自分みたいに、ひねくれた人にもちゃんと届く言葉にしたかったんです。


──4曲目は“印税558円”。かなり強烈なタイトルですよね。
かいな:自分の印税を見られるサイトがあるんですけど、それを見たら1年間の歌詞の印税の合計が558円だったんですよ。何十曲も書いて「えっ!?こんだけかよ」と思ったら、それがだんだん怒りに変わってきてその気持ちを書いた曲です。
──楽曲自体はかなりのショートチューンですね。
かいな:こういう短い曲をバーっとやって、パッと終わるのは痛快なんですよ。
チャンチー:「わー!」ってなった感情をそのまま文字にした感じがすごく好きですね。歌ってみて、すごく気持ちいいですね。
──ライブを見ていて思ったんですけど、チャンチーさんはステージの上では感情が爆発してますよね。
チャンチー:そうなんですよ。正直私は自分にあんまり自信がなくて、否定されたことのほうが頭に残っちゃうタイプなんです。でもステージに立つと、それが全部吹っ飛んで、何をしても恥ずかしくないです。そういう素直な自分でいられる場所がライブだし、アイドルをやってその気持ちを解放できるから、今の自分がいられるんだと思います。
















































































































































































































































































































































