22/7、第二章を締めくくる、多彩なアルバム「ABC予想」──新メンバーを迎えて進む、ナナニジの無限の可能性

2025/12/10 12:00

他のメンバーとの橋渡し役になってくれそう

──オーディションの様子を見ながら、ご自身が入る前の苦労を振り返ったりすることもありますか？

望月：初心を忘れないようにしています。私もこれまでたくさんオーディションを受けてきて、落ちてきたんです。だからナナニジのメンバーに選んでいただき、本当に感謝しています。オーディションも大変ですが、入った後のほうがもっと大変なので、入ってきた子には悩みがあったら、一緒に相談して乗り越えていこうという姿勢でいます。

天城：振り帰ると、初期のメンバーは本当に暗かったんですよ(笑)オーディションで密着カメラが回っていたんですけど、受かった子たちもカメラを避けるくらい静かでした。でも、今オーディションを受けている子たちは、人前に立つことに慣れている子たちだなと感じます。裏側のインタビューで、あんな大きなカメラの前でも答えられるのはすごいと思いました。

天城サリー

望月りの

──新メンバー加入はナナニジにとってどんな意味を持ちそうですか？

天城：ナナニジというグループが続いていく光のようになると思います。人間同じ人はいないので、今までのメンバーとキャラが被っても、どこか違うところはあると思うので、どう調和していくのか楽しみです。

──どういう風に接していきたいですか？

天城：今いる2期生のメンバーがたくましいので、きっと私よりガツガツいけると思うんですよ。だから私は良い感じに相談に乗れるようしようと思っています。自分の活動を見せて、背中で語るような存在になれたらいいなと思っています。

望月：みんなと良い関係を作りたいです。話しかけやすい雰囲気を出して、気軽に接してもらえるようにしたいです。

天城：でも実際りのち達が加入してきたとき、当時のメンバーは「みんなどうしよう」と思って心配してたんです。でもそんなとき、りのちがすごく明るい子だったから、間に置いて橋渡し的な感じでコミュニケーションを取ったりしてくれました。だから新メンバーが加入したときも、りのちが他のメンバーとの橋渡し役になってくれそうだなと思っています。

望月：じゃあ、橋渡し役として頑張ります!!!

22/7(左から、望月りの、天城サリー)

──今、ナナニジは変化の真っ最中です。変化していく部分もあるかと思うんですが、そんななかで変わらない部分ってどういうところだと思いますか？

天城：私的にはやっぱり、フェスとか出ると「ナナニジってナナニジだな」って思うんですよ。他のキラキラアイドルの中でも、遠足に来た子たちみたいな、キラキラしきれてない感じが(笑)。それがナナニジっぽい。私生活も全然アイドルっぽくないんですよ。卒業メンバーを含めても、未だにみんな同じような生活を送っているので、ずっと幼馴染の女の子たちみたいな感じです。アイドルになっても遠くに行って寂しい、ということが一切なく変わらない、そこがナナニジらしさかなと思います。

望月：楽曲の良さですかね。「あざす」とか「佐藤さん」とかみたいな明るい曲もある一方で、「理論物理学的　僕の推論」みたいな切なさや暗さのある曲があるのは、ずっと変わらないナナニジの良いところだと思います。

──では最後にこの記事を呼んでいる方に向けて、メッセージをお願いします。

天城：まず、皆さんのおかげでサード・アルバムを作れるほどの曲数をリリースできていることに、本当に感謝しています。ありきたりな言葉に聞こえるかもしれませんが、曲をリリースできること自体がすごいことだと思っています。初期は1年リリースがなかったこともありますので、これが当たり前だと思いたくはないですし、皆さんのおかげで、私たちの声で届けられるメッセージがあります。これからもいろんな表現をさせていただきたいので、ぜひついてきてくださったら嬉しいです。

望月：ファンの皆さんが私たちを愛し続けてくれる限り、私たちは存在し続けると思っています。サード・アルバムでは、ずっと愛してくれている方も、これから愛してくれる方も、たくさんの愛を重ねるアルバムにしたいと思います。皆さん、ぜひずっとついてきてください。