担当パートだけを切り抜いて、発声の練習をしている
──今はアイドルとして活動して3ヶ月くらいですね。活動してみて、いかがですか?
花⾕:すごく時間が経つのが早いです。楽しい反面、すごく難しい職業だなとも思っています。感情表現を出すのが苦手で、表情管理とかもまだまだです。リリースイベントやライブ映像を見て、夜に一人反省会をしています。
──プロフィールには「特技:モノマネ」と書いてありますね。
花⾕:短い時間で印象を残すには、モノマネが一番かなと思って。「あつまれ どうぶつの森」のキャラクターとか、キノピオとかをやっていました。
──デビューライブの時には「彩の国21世紀郷土かるた」を披露していらっしゃいましたよね?
花⾕:はい、読んでました。これは埼玉県のかるたなんです。
──ちなみに、そのカルタっていつからやってたんですか?
花⾕:小学生の時に、町内会でやってました。小1から小6までずっと。冬になるとやっていました。土日には練習もありました。毎週あって、友達と行ったり、一人で行ったりしてました。でも、大会が小学生までなんですよ。モノマネよりは、そっちのほうが得意ですね。
──他にもプロフィールには「アニメ鑑賞」とも書いてありますが、好きなアニメは?
花⾕:『ハイキュー!!』を観てます。でもまだ最後まで見てないです。
──『ハイキュー!!』で好きなキャラはいますか?
花⾕:青葉城西高校の国見(英)くんが好きです。でも青葉城西は及川(徹)くんとか、岩泉(一)くんが人気だから、ちょっと少数派かもしれないです。

──他に最近観てるアニメはありますか?
花⾕:『忘却バッテリー』や『葬送のフリーレン』、『SAKAMOTO DAYS』とか、あと『来世は他人がいい』も観てます。
──『来世は他人がいい』って、極道の家で生まれ育った高校生のラブコメディーですよね。そのなかだとちょっと異質だなと。
花⾕:そうなんです。実写系でいうと、『クローズ』とか『マジすか学園』とか、ああいうのも好きです。
──ヤンキー系も好きなんですか。
花⾕:そうなんです。兄が観ていて気になっていました。
──お兄さんの影響も大きいんですか?
花⾕:そうかもしれないです。お兄ちゃんが漫画とかたくさん持っていて。お兄ちゃんの影響でアニメや漫画を観るようになったかもしれないです。
──お兄さんはどんな方ですか?
花⾕:全然怒らないです(笑)。だから喧嘩もしないですね。兄も母もアイドル好きで。音楽番組とか一緒に観たりしてました。結構詳しい方だと思います。
──今は応援してくれてるんですか?
花⾕:はい。ただ、まだ友達には言ってないみたいです。ラウンドワンで紫陽花は降らないの映像を見かけたらしいんですが、友達がいたから動画は撮れなかったって(笑)。

──では、グループのお話もできればと思っています。最近グループで流行ってることはありますか?
花⾕:マーラータン(麻辣湯)が流行ってます。辛いのが好きな(郡⼭)あきかとか、(⼩河)⼼優とよく行ってます。
──辛いの苦手なメンバーも?
花⾕:(颯)詩⾳は辛いの苦手で、誘っても嫌がります(笑)。
──ちなみに花⾕さんは辛いのいけるタイプですか?
花⾕:ちょっとだけならいけます。でもすごく辛いのはダメです(笑)。
──今回からアイドルをはじめたのは、花⾕さん、⼩河さん、仲(ありす)さんの3人なんですよね。
花⾕:はい。メンバーカラーが、赤・黄・青で信号の色なんです(笑)。⼼優は妹的存在でいじられキャラ。でも裏表なく優しい子です。ありすはテンション高めでおもしろ担当。最近は「大阪でギャグをやる」って意気込んでます(笑)。


──アイドル経験者の颯さん、唐澤(ひかり)さん、郡⼭さんの3人を姿はどう見えていますか?
花⾕:すごく頼もしいです。背中がたくましいというか、この3人がいてくれるから心強いなって。あきかは、感情型のパフォーマンスで見せ方が上手いです。歌もダンスもできるし、頼れる存在です。ひかりはちょっとポンコツだけど、グループをまとめてくれるリーダー的存在です。MCでバトンを渡すのが上手です。誰が何を言うか忘れてしまっても、さりげなくフォローしてくれます。詩⾳はすごく個性的で、クールに見えるけど、実際は話すと優しくて、ギャップが魅力ですね。



──ライブ活動も始まってますが、どうですか?
花⾕:すごく楽しいです。3ヶ月経って、自分のことを見てくれる人が増えた気がして、嬉しいですね。黄色のペンライトが見えると、「応援されてるんだな」って感じます。
──特典会で印象に残っている言葉は?
花⾕:「パフォーマンスが好き」って言ってもらえたこと。すごく嬉しかったです。
──デビューライブの時と今とで、自分に対する見られ方は変わってきましたか?
花⾕:デビューライブのときはやっぱり元々アイドルをやっていた子のファンの方が多い印象があって。どこを向いても目線が合わなかったんです。でも最近は目が合う人が増えました。もっと注目してもらえるように頑張りたいです。
──ファンの心を掴むために、なにか努力していることや、意識していることはありますか?
花⾕:私自身すごく歌に苦手意識があるんです。なので最近は、曲の自分の担当パートだけを切り抜いて、毎日聴いて発声の練習をしています。
──そこだけを切り抜いて毎日聴いてるんですか? ストイックですね。
花⾕:はい。せっかく掴んだチャンスなので、やっぱりこのままじゃダメだなって思っていて。こんなに落ちてた私を選んでいただいたので、恩返しじゃないですけど、絶対に結果を残さなきゃって思ってます。
──ツアーはどうですか?
花⾕:この間の北海道が人生で初めて行った北海道だったので、空港からの移動とかがすごく大変でした。「こんなに広いんだ!」って驚きました。でも、普段リリースイベントに来てくださるファンの方が北海道まで来てくれたり、現地に住んでる方が気になって見に来てくれたり……すごく嬉しくて。「また大きくなって戻ってきたいな」って思いました。
