私たちも初心に帰れたツアー
——他のメンバーから見て、今回の合宿はどうでしたか?
ミユキ:とにかくナオが心配でした。気持ち的に負けちゃうんじゃないかと思っていたので毎日LINEして応援していました。でも日にちが経つにつれて顔色もよくなった気がする。
ナオ:途中から白塗りになったから、ずっと顔白かったけどね(笑)。
アイカ:でもスッキリしていたよね。
ハナエ:そうそう。吹っ切れた感じがして、違うナオが見られるようになりましたね。
ナオ:白塗りになったけど、帰ってきたとき一皮むけた感じがしました。行って良かったですね。

——そして3月はアイカさんが急性声帯炎のため、1ヶ月の活動休止をしていました。休止している間、他のメンバーはどう見えていましたか?
アイカ:活動休止の期間は、みんながライヴをしているのをお客さんとして観ていました。スタッフさんによく注意されることに対して「頑張っているのにな」と思っていても、観客としてみると納得できることもありました。
ナオ:アイカはライヴが終わった後、毎回アドバイスをしてくれていたんです。私たちには見えていない部分での視点だったので、すごく助かりました。
ミユキ:練習も来てくれていたし、毎日豆柴の曲紹介もしてくれていたので、そういうところで力になってくれました。グループとしても大事な期間だったなと思います。

——豆柴は4月〜7月にかけて、都内某所とのツーマンライヴツアー〈MONSTERS TOUR〉を回っていました。実際やってみていかがでしたか?
ナオ:モモチとレオナの成長を間近で感じられました。それに都内某所に負けたくないなという気持ちが芽生えたツアーでしたね。都内某所は成長速度がすごかったので、「かっこいいとこ見せないとやばい」と思いました。先輩グループとして、圧倒的なパフォーマンスを見せないといけないという気持ちでライヴに臨めましたね。
ミユキ:都内の子達から「MCどうしたらいいんだろう」とか「キャラが出せない」って悩みを訊いたりもしました。でもそれって豆柴も今まで悩んでいたことなんですよね。その相談に乗ることで、私たちも初心に帰れたツアーでした。
——ツアーを回っていくなかで感じることはありましたか?
ハナエ:今まではお客さんが踊っていないと盛り上がっていないという固定概念があったんです。でもこのツアーで、立っているだけでも楽しんでいるお客さんがいると気づけました。前よりもお客さんに寄り添うことができたツアーでしたね。
ナオ:手を上げる人は少ないけど、声を出す人が多い公演があったりしたんです。楽しみ方は人それぞれなんだと思いました。
アイカ:新メンバーが入ってから、振りを揃えようとする気持ちが強くなっていきました。パフォーマンス面もグループ全体で成長できたんじゃないかと思います。
ミユキ:私、ツアーの序盤の方で声帯に結節ができちゃって声が出せなくなっちゃったんですよ。だから歌割りとかパフォーマンスの位置とか全部変えてやってもらったんです。そういうことをやっていくうちに、さらにメンバーが頼りになることがわかったし、みんなのことが好きになりました。
——豆柴は〈豆柴の大群の道玄坂PARTY〉という対バン型の定期公演を開催しています。対バン相手もMAPA、NEO JAPONISM、クマリデパート、Devil ANTHEM.、FRUITS ZIPPER、高嶺のなでしこ、JamsCollection、Task have Funとジャンルもかなりバラエティーに富んでいます。
ハナエ:毎回毎回、負けたくないという気持ちが湧いて「絶対勝とうな」と裏では言っています(笑)。アイカは「FRUITS ZIPPERさんと共演したい」ってずっと言っていたよね。
アイカ:FRUITS ZIPPERさん大好きなんですよ。ザ・かわいい系アイドルじゃないですか。
