お客さんを前にするとちゃんとアイドルの顔でしたね
──それから、2022年12月11日~12月14日にかけて新メンバーオーディション合宿〈豆柴の大群なりの合宿〉が開催されました。実際に合宿に参加してみてどうでしたか?
ハナエ : 普段のWACK合宿のときは候補生がネガティブになることも多いので、先輩メンバーは「常にポジティブでいなきゃ」という気持ちでいくんです。でも今回は豆柴の大群のメンバーも審査される側ということもあってネガティブな雰囲気に飲み込まれそうな時もありました。
──最終的に「脱落者はなし」という結果になりましたが、現メンバーには1年間の猶予が与えられ、その期間で変化が見られなかった場合は脱退となることも伝えられました。この猶予についてはどのように受け止めていますか?
ハナエ : クロちゃんと渡辺さんが情の部分で私たちを残してくれたんだと思います。〈MUST CHANGE PROJECT〉は区切りとしては終わったんですけど、既存メンバー4人のなかでは期限に関係なくずっと続いているんです。私たちはこれからもずっと変わっていかなきゃいけないと思っています。
──合宿の3日後、ヒューリックホール東京にて5人体制最後のワンマンライヴ〈WE MUST CHANGE TOUR FiNAL〉が開催されましたね。
ハナエ : ライヴ中はずっと涙をこらえてパフォーマンスしていました。でも最後に披露した“りスタート”の前に、「あ、5人が終わっちゃう。カエデが最後だ。このあとに新メンバーが発表されて、新しい豆柴がはじまるんだ」って思ったら涙が溢れてきました。客席で泣いている豆粒もいて、この人たちを新しい豆柴の大群で笑顔にしてあげなきゃと思いました。
──この日は、カエデフェニックスさんのラストライヴでもありました。
ハナエ : カエデが脱退しなかったら「豆柴はどうなっていたんだろう」って考えることはありますし、カエデが映っている写真や映像を見ると恋しくなります。
──そして、豆柴にはふたりの新メンバーが入りました。レオナエンパイアさんの印象はどうですか?
ハナエ : レオナはパフォーマンススキルが高いので、加入してくれてかなり心強いですね。これから豆柴を引っ張ってくれる存在になるんじゃないかなと思います。
──モモチ・ンゲールさんはどうですか?
ハナエ : モモチは「どうやって看護師をやってたんだろう?」って思うぐらい変な子だけど、頭の回転は早いです。感情が豊かなので、曲にあった表情とか、歌詞に込めた思いを表現するのは得意なんじゃないかなと思います。
──先日1月6日には新体制お披露目ライヴ〈豆柴の大群のりりりスタート〉が行われましたが、こちらはどんなライヴでしたか?
ハナエ : 「これが新しい豆柴の大群の幕開けだ!」っていうワクワクした気持ちが強かったです。新メンバーのふたりが本番直前まで不安そうな顔をしていたんですけど、ステージに立ったら本当にキラキラしていました。お客さんを前にするとちゃんとアイドルの顔でしたね。これから伸びしろがあるふたりだなと思います。
──新体制お披露目ライヴでは、 “MUST CHANGE”の歌詞とアレンジを新たに作り直した新バージョン“MUST CHANGE -WE KEEP CHANGiNG-”を披露しました。ハナエさんはどの部分を作詞されたんですか?
ハナエ : 私は、「変わりたいって何度も言い続けてきたんだけど 簡単じゃない ねぇどうすればいい? じゃあやるしかないんだ」と「ほら 何度だって立ち上がって行くよ 諦めたくないな 今度こそ 夢叶えるんだ 共に歩んでいこう」と「行かなきゃあの未来まで」と最後の「変わり続けよう」です。
──サビの印象的なところを作詞されてるんですね。
ハナエ : 私は“MUST CHANGE”の印象を変えて、プラスなものにしたかったんです。ひとつの夢に向かって、新体制になっても変わらず挑戦していこうという気持ちを込めて書きました。