恥ずかしいことなんてこの世にはないからね!
──なるほど。先輩メンバーが新メンバーに伝えたい、エビ中のルールみたいなものはありますか?
星名 :「エビ中にはバカな曲もあるけど、そういう曲は真面目に思いっきりバカをやる」ということを最初に3人には伝えました。
小林 : 「恥じらいを捨てる」ですね。まだ9人ではライヴでやってないけど、“でかどんでん” みたいな曲は、私たちは本当に全力でバカやってるから。
真山 : 実現はしなかったけど、オーディションの合宿のときに「急に “でかどんでん” を踊ってもらおうよ」みたいなこといってたもんね。
星名 : そうそう。「“でかどんでん” をいちばん振り切ってやった子に入ってほしい」ってね。いまのエビ中は難しい楽曲だったり、凝った作品も多いんですけど、そのなかに本当にバカみたいに楽しい曲が混ざってくるのが自分たちの良さだと思っているので。そこは伝統文化として、受け継いでいただきたいです。
──新メンバーの3人は、おバカな曲はやれそうですか?
小久保 : どれがおバカみたいな感じの曲なのかわからないくらいには、全部やっています。
桜木 : お姉さんメンバーに、「ここは恥なんか捨てて振り切ってやって」っていわれたとき、まだ恥ずかしいときもあるんですけど、ライヴになったらここは逆に「全力でやらないと成立しないから」って思って全力でやるようにしてます。
風見 : “元気しかない!” という曲の「さっきまであったのに バナナが無い! ちゃんと名前かいてあったのにぃぃぃ!」っていう歌詞があるんですよ。本当にお家でも名前書いたのに食べられちゃうみたいなことが多くて、そのことを思い出して本当に「くそー!」っていう気持ちでやったり、表情も一緒にコミカルにしてます。
柏木 : レッスンをみんなでやってるとき、コミカルな振りになったら、彩花に「ちょっとお手本見せてもらっていい?」っていうんですよ。レッスンの段階で恥じらいがまだあると本番で振り切れなかったりするから。でも彩花は、レッスンからちゃんと振り切ってくれるので、お手本でやってもらってます。
安本 : 恥ずかしいことなんてこの世にはないからね!
一同 : (笑)。
──名言出ましたね! 見出しにさせていただきます。
安本 : ぜひ、お願いします(笑) 。
──新メンバーの皆さんは、エビ中に入ってびっくりしたことはありますか?
小久保 : 誰かひとりがおもしろいことをいったら、それに続いて他のメンバーが変なことをいい出して、それがずっと続いていくみたいなのはよくあります。
星名 : たしかに、その日だけで終わっちゃうトレンドがね。
小久保 : 急に動画録りだして、彩ちゃんと歌穂ちゃんが踊りだすとか(笑)。
中山 : 1回おもしろいことがあったら記録に残したくて、「もう1回やって、もう1回やって」って同じことをやらせるんですよ。
星名 : 莉子がいつも「もう1回やって、もう1回やって」っていうけど、やる方はしんどいよね(笑)。
真山 : それを新メンバーが入りたてのときに、そういうものだと思っていたら、乗れなくて困らせちゃって。「これはうちらだけのノリなんだな」って感じたよね。
安本 : たしかに。独特な空気感だったのかも。
真山 : ももクロ姉さんもその空気感はあるし、これはスタダあるあるなのかもしれないな(笑)。