自分から煽るだけじゃなくてお客さんに委ねたい
──3曲目の“TAIL OF DEMON BIRD”はどうですか?
逆にどう思いますか(笑)?
──おもしろい歌詞ですよね。
そうですよね。怪しげな曲です。でも木下さんらしいですね。この曲はデビルマンがモチーフになっているらしいです。
──なるほど。メロディーラインにGollipop Recordらしさが出ている印象を受けました。
たしかに、映画っぽさがありますよね。小さいデーモンの声も私が入れたんですよ。全編私の声です。でも歌詞もやっぱり面白いですよね。「We're gonna destroy you! and win!」って決起集会をしているような。けっこうおどろおどろしい雰囲気で、歌うというより語りを入れながら世界観を出していくようにしました。この間イベントで海外のお客さんに初めて聴いてもらったら、めっちゃ笑われました(笑)。 たぶん“Just Feel the extasy of wining!”とか言っているので(笑)。
──“PSYCHO SPEEDUMB”もROBINさんの楽曲ですね。
そうです。この曲はサイコビリー色が強いですよね。この曲も自分で作らないタイプなので、かっこいいなと。とんでもない曲をいただいたなと思います。この曲は、自分から煽るだけじゃなくてお客さんにフロアづくりを委ねたいです。身体を動かしたくなったら、自由に動いて欲しい曲です。
──そして最後、“GUN & ROSE”はどんな曲になりましたか。
“GUN & ROSE”はヒカリノ香車さんのカバーなんですよ。この曲は急遽採用されました。しかも元の曲がサブスクもないし、CDも出回っていないんです。だから木下さんに仮歌録ってもらってからレコーディングしました。“REINCARNATION”もそうですね。メロディーラインがなくて、「ゆふぃが思うように歌ってみてほしい」って言われて(笑)。で、こうかなと思って歌ったのが「良いね」って言われたり。そこから修正して作っていきました。
──歌詞はかなり硬派で男っぽい曲ですが、この歌詞を受け取ったときはどう思いましたか?
男らしいですよね。そしてちょっとエッチです。でも下ネタまではいかず、おしゃれというか。「薔薇の奥まで」って独特の含みを持った表現もありますし。自分の書く歌詞は、女性の嫌な部分を抽出したような歌詞だと思っていて。おしゃれな男性観で書いた歌詞は書けないから、普段歌わないような曲をいただいたと思いました。
──今作はタイアップだからできた楽曲ですよね。
サウンドも、アルバム全体を通してメタルだけじゃないというか。 いろんなジャンルのいいところを取り入れてもらえたなと思います。
──めろんのときと、歌い方も変わってきますか?
どちらかというと、めろん寄りかな。GARUDAでは、強さを押し出すんですけど、このアルバムはもう少し柔らかい感じですね。全部を強く歌いすぎても台無しになっちゃうなって。でも歌い慣れたら、オリジナルのGARUDA寄りになっていくのかもしれないです。
──4月3日にLOFTでのレコ発ワンマンがありますが、どんなライヴになりそうですか?
今回はストイックにやっていきたいですね。サポートしてもらっている感じを出すのではなく、GARUDAのバンドであることを打ち出せたらなと。アイドルのバンドセットって、いろんな意見があると思うんですけど、バンドメンバーの見せ場も作くりつつ、良いライヴを見せたいと思います。
今回のテーマは『もう一人のGARUDA』
LIVE INFORMATION
GARUDA✗GPR初タイアップリリース「PHOENIX OF RESURRECTION」レコ発ワンマン
2024年4月3日(水)新宿ロフト
OPEN18:00/START18:45
ADV/DOOR ￥3,000(+1D)
ACT：
GARUDA jr.
GARUDA -Band Set-
GARUDA -SPECIAL BAND-
DJ 甫
詳細はこちら
https://tiget.net/events/307038
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GARUDA ディスコグラフィー
PROFILE : GARUDA
日本発インダストリアル・メタル×アイドル。崎村ゆふぃによるセルフ・プロデュースのソロプロジェクト。あなたのしりこだまを喰いちぎり、全ての怒りと哀しみを浄化させるべく地上に舞い降りたGARUDA。その活動は日本のみならず、イギリス、オランダ、ドイツ、スウェーデンなどヨーロッパを拠点に海外にも広がりを見せている。
ペストマスク、ダークな翼を身にまとい、釘バットを激しく振り回すパフォーマンスは日本のアイドル界の中でも前例はなく、今もなおコアなファンを魅了し続けている。
GARUDA 公式Xアカウント
https://twitter.com/GARUDA_info
