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INTERVIEW : 上西怜、青原和花 (NMB48)
NMB48から渋谷凪咲が卒業する。いつかそんな日がくるんだろうなという予感はしていたものの、そのニュースには驚かされた。これからNMB48はどうなっていくのか。しかし、今回5期生の上西怜と9期研究生の青原和花に話を訊くと、本当にふたりとも希望に満ち溢れていて、そしてNMB48のことが本当に好きなんだなということが伝わってきた。今年13周年を迎えても、歩みをとめることなく進み続けるNMB48。渋谷凪咲から受け継いだ笑顔のように、その未来はきっと明るいのだ。
取材&文 : 西田健
写真 : 堀内彩香
いまが人生で1番サイコーです
——青原さんは今年から本格的に9期研究生として活動しています。加入してからこれまでの活動を振り返ってみて、いかがですか?
青原和花 (以下、青原):1年前の私では到底考えられないくらい、いろんな経験をさせていただきましたね。私、ずっとNMB48のファンで去年の10月くらいまで劇場公演を観に行っていたくらいなんです。まさかその年の12月にそのグループに合格できるなんて! いまが人生で1番サイコーです。
——人前で踊ったりする経験は、これまでもあったんですか?
青原:部活がダンス部だったので踊ることはあったんですけど、ステージの上でお客さんの前で歌って踊ったことはなかったです。いまは大きな会場でライヴをしたり、選抜メンバーとしてMV撮影をしたり、短い期間で凝縮された生活を送っています。
——はじめてお客さんでライヴしたときは、どういう気持ちだったんですか?
青原:「NMB48のメンバーは、ステージ上から客席がこういうふうに見えていたんだ」ということがわかりました。メンバーとしての自覚を持たないといけないんですけど、はじめのほうはファン目線でテンションが上がる気持ちもありましたね。アイドル側の視点で色々見えているのが楽しいです。
——加入当初は声出しが制限されていましたが、最近は声出し可でのライヴも行われていいますよね。
青原:加入したてのライヴではペンライトと拍手だけだったんです。コールのあるステージに立ったときの感動は忘れられないですね。コロナ禍前の劇場公演にも行っていたので、ファン目線でいうと懐かしい思いもありました。でも自分が「わかたん!」とコールされる側になって「嬉しい!」と思いましたね。
上西怜(以下、上西):コロナ前も全力でコールをしてくださったんですけど、できなかった期間を経てもっと声が大きくなった気がします。ファンのみなさんの声が聞こえるのは嬉しいですね。コロナ禍があったからこそ、手拍子という応援方法ができたと思うんです。いろんな応援の仕方が増えて嬉しいです。
——青原さんは何年くらいNMB48のファンなんですか?
青原:上西さんたち5期生さんが加入したあたりで好きになったので、8年くらいファンです。
——そんなに! NMB48を好きになった当時の推しメンは誰でしたか?
青原:もう卒業されたんですけど、5期生の山本彩加さんです。山本さんに一目惚れをしてNMBを好きになりました。
上西:正直私じゃなくて悔しいです(笑)。あーやん(山本彩加)が初センターのときにテレビで見て一目惚れをしたというのをさっき個人的に聞いたんです。これからの9期生で、一目惚れさせるくらいすごい子が出てきたら嬉しいですね。
——先輩の上西さんから見て9期生の皆さんの印象はいかがですか?
上西:全員が個性的ですね。9期生の劇場公演の初日を観に行ったんですけど、入ってまだ2ヶ月くらいでここまで仕上げてくるのはすごいなと思いました。今の状態でも十分観ている人を魅了できるメンバーなので、これからもっと成長していくと思うと楽しみです。
——上西さんからみた青原さんの印象はいかがですか?
上西:本当にしっかりしていますし、入って1年も経ってないのに選抜に入って、シングルの撮影とか振り入れにもついてきているのがすごいですね。スタッフさんにも絶賛されるくらい完璧でした。選抜に入ったことによってこれからどう成長していくのか楽しみです。
青原:嬉しいです。でも全然そんなことないです。失敗とかもしているんですけど、その分先輩方がフォローしてくださっています。この前もフェスに選抜メンバーとして出演させていただいたんですよ。でもお弁当が喉に通らないくらい本当に緊張していて。先輩方が背中を叩いてくださったり、目を合わせてくださったりして救われた部分も多かったですね。先輩がいるから活動に着いていけている状態です。