ファンの人にも「表情が変わったね」と言われた
──この舞台には、アイドルの皆さん以外にも役者さんも参加しています。役者さんとの関係はどうですか?
神楽 : 役者をメインの仕事にしている人の演技をみる機会があるのは、本当にありがたいです。間近で見ているだけで勉強になります。私たちの演技をしっかり引っ張っていってもらっていますね。
⻄野 : 役者さんは本当にお芝居が好きなんだなという気持ちが伝わってきます。そういう姿勢が素敵だなと思います。
──今回の舞台の稽古を通して、普段のアイドル活動に活かせそうな部分はありますか?
是枝 : 稽古に入る前にアップダンスのアイドルでワークショップをやって、元気で大きな声を出す練習をしたんです。こういうことは演技だけではなくて、アイドルのステージでも大事だなと思いましたね。普段からステージに上がったら、人を笑顔にできるようなアイドルになりたいと思いました。
西野:ワークショップで、感情を表に出す「感情解放」という稽古があったんですけど、すごく苦手意識がありました。でもある日、悲しい感情を解放するときに、感情を込めすぎて大号泣したんですよ。そのあとグループでの公演のときも自然と涙が出てきたので、感情を表現できるようになった気がします。
藤崎 : 私は大きい声を出すことや表情筋を使うことも得意ではないんですけど、ワークショップで大きい声を出さないといけなかったんです。この稽古を通して、普段のステージでもアイドルらしい振る舞いができるようになった気がします。ファンの人にも「表情が変わったね」と言われたんです。だんだん成長できる感じがして嬉しいですね。
神楽 : 表現すること自体は一緒なのに、アイドルでのステージとは伝え方が違うんですよね。この舞台への挑戦を経ていろんなことを学べています。
──この公演は『合唱だっつってんだ』というタイトルについている通り、合唱シーンがあるんですよね。
⻄野 : そうなんです。普段、アイドルとして出している声とは違う部分を使うので、そこが難しいんですよね。
神楽 : 合唱を中学生以来触れていなかったので久々だったし、中学のことを色々振り返ることが多かったです。どれも素敵な曲なので舞台で歌うのが楽しみです。
是枝 : 私は学生の頃からイベント事は全力でやるタイプだったので、合唱も「1人で声を出していたな」と思い出しながら練習しています。
藤崎 : 私はお話のなかで、ピアノを弾く役をやるんです。ピアノは小さい頃からやっていたし、いつかはピアノのお仕事もしたかったんですけど、こんなにすぐ人前で弾く機会があると思いませんでした。舞台だけでも嬉しいのに、ピアノを弾けると聞いて尚更嬉しかったです。いまは、すごく練習しています。