歌い出しはぜひ、ライヴで見て欲しいです
──12月20日には、最新アルバム『LIVE』がリリースされます。今回は、衣装がこれまでのグループカラーの青から赤を基調としたものに変わっていますね。
里菜 : これはファンの方の投票で色が決まりました。最初は見慣れないと思っていたのですが、意外としっくりきました。
雪月 : ジャケット撮影のとき、はじめてこの赤い衣装を着たのですが、自分が自分じゃないみたいな感じがしました。でも、ボタンとか髪飾りにグループカラーの青系統が入っているので、そこは安心です(笑)。
三田 : この衣装を着てライヴで“TO DO”を歌わせていただいた時に、かわいいだけじゃなくてかっこいい感じにも寄れて、すごく締まるように感じました。
──今回のアルバム『LIVE』は、タイトルの通りライヴを意識したような作品だなと感じました。
田中 : どの曲もクラポのライヴをしている情景が思い浮かぶような曲ばかりだなと思います。皆さんにも、五感で楽しみながら聴いてもらえると嬉しいです。
藤田 : 5人体制のものが収録されていて、歴史を感じますね。コロナ禍になって、“なりたいガール”を出したり、既発の曲も全部思い入れがあります。
雪月 : “OMD”は、私が少しお休みをしてた時期の後に出た曲で、みんなに助けてもらった時期でもあります。そういう風に一曲一曲に思い出があるし、新曲にも色々思い出が増えていくんだろうなと思うと、それがとても楽しみです。
──今作にはこれまでリリースされた表題曲も入っていますが、せっかくなので、新曲の話を聞いていきます。まずは、“たけのこにょっき”。これはライヴでも起爆剤となるような盛り上がる曲だなと思っています。
雪月 : 正直、“なりたいガール”が出た時、「マスクになりたいってどういうこと?」と思ったのですが、それ以上に「どういうこと?」と思いました(笑)。
三田 : ユニークな歌詞ではありますが、歌詞を見ていくと、実はメッセージ性があって、とてもいい曲だと思います。クラポは振りが難しいと言われることも多いのですが、今回は皆さんにもぜひやっていただきたいですし、ライヴでも楽しんでもらえると思います。
里菜 : 昔から知っている遊びが曲になったのが、キーポイントです。ライヴ中に一緒に踊るのも楽しいですし、ラップのようなところもあったり、楽しめると思います。 今回カミヤサキさんに振り付けをしてもらったのですが、それもまた新しい挑戦でした。カミヤさんは手をきれいに使うことを意識されていて、レッスンでも、手の角度について細かく教えてもらいました。簡単なフリだからこそちゃんとやるところをやるというメリハリが大事なんですよね。
──5曲目に収録されている“恋椿”はしっとりとしたラヴソングです。
田中 : それぞれに台詞があるところがいちばんのポイントです。ここはファンの皆さんにもキュンとしていただけるのではないかと思います。
三田 : 今までも恋愛ソングはあったのですが、これまでは背伸びしていた感じがしました。でも、今回の“恋椿”を聞いた時に、こういうしっとりとした曲でもひとりひとりの声が自然とすっと入ってくるようになったのを感じました。みんな全体的に大人になったのだと思います。あと、この曲は愛理の出だしにも注目です(笑)。
藤田 : ふふふ。歌い出しはぜひ、ライヴで見て欲しいです。
──8曲目の“DRINK TIME”は曲中に、なんと水分補給タイムがあるというユニークな曲です。
田中 : それぞれ歌詞のなかに「水飲んで」と言われるタイミングがあるので、ライヴでは、そこに合わせて水が飲める振りになっています。 いつもはMC中などに後ろを向いて水を飲むので、この曲ではみんなの前で水を飲むのが注目されて、そこはちょっと恥ずかしかったです。
藤田 : いつもは周りの状況を見つつ水を飲むことが多いのですが、この曲がセットリストに入っているときは、堂々と飲めます(笑)。 歌詞にも、水をテーマにたくさんの表現が詰まっています。“なりたいガール”もONIGAWARAさんに作ってもらったのですが、何かその一つのことを決めて一つのモノに意味を持たせる表現がとても上手で、気持ちも入りますし、大切に歌っていきたいと思いました。
──「美しさの秘訣は1日2リットル水飲んで」とか確かに歌詞もおもしろいですよね。
雪月 : この歌詞の通り、私も毎日2リットル飲もうと一時期頑張って飲んでたのですが、そもそも水があまり好きではなくて (笑)。だから、ライヴではお茶を飲んでいます(笑)。
──9曲目の“応援SONG”はタイトルの通りのストレートな曲ですね。
雪月 : ファンの方に向けて歌っているのですが、歌っている自分のことも励ましてる曲なのかなと思っています。これから先もみんなで一緒に頑張って行くんだという気持ちがうまく伝えられるような曲です。
田中 : 新曲の中で一番聴いています。本当に自分でも励まされます。
藤田 : 「頑張れ」って繰り返しているように見えて、「頑張れ」のなかには色々な意味があると思いますし、みんなが当てはめて聴ける曲なのかなと思います。バンド・サウンドなところも元気が出るし頑張ろうという気持ちになります。