“恋とテストと缶ジュース”は、みんなに恋してるみたいな気持ちになるんですよ
──2021年3月3日には〈神田明神ホール〉で、お披露目ライヴが行われましたよね。はじめてのライヴはどうでしたか?
豊田 :自分がマイクを持って歌って踊るのがはじめてだったので、曲を披露するのに精一杯でした。あのとき、よく踊れたなってくらい緊張しましたね。でも、めっちゃ楽しかった記憶もあるし、ステージからサイリウムを見るのもはじめてだったんです。「これがアイドルなんだ!」って気持ちになりました。自分のメンバーカラーのブルーのサイリウムが本当に綺麗で。いまでも、見るとモチベーション上がりますね(笑)。
──取材日の今日8月15日もZeppYokohamaでライヴだったんですよね?
豊田 : 私がコロナで活動休止していて、それが明けてから一発目のライヴだったんですけど、ほんとに楽しかったです! SEが鳴ってステージに出て、そこにお客さんみんなの顔があって、それだけで泣きそうになりました。メンバーに会えたのもめっちゃ嬉しかったです。
──休んでいた間もメンバーからは連絡来てましたか?
豊田 : そうですね。「元気?」って聞かれたり、逆にみんなに「元気?」って聞いたり。他のメンバーが体調不良になってないかなってことが心配でしたね。
──ライヴやる前は緊張してました?
豊田 : 緊張で緊張で、涙が出そうになりました。多分人生でいちばん緊張しました。立ち位置を自分が間違えたらみんなミスってなっちゃうし、歌も間違えないかとか、考えることがありすぎて大変でした。でも、お客さんから温かく見守ってもらえたので、元気にできました。感謝しかないですね。
──先日7月26日には、JamsCollectionの楽曲が一挙8曲、配信リリースされました。レコーディングはどうでしたか?
豊田 : 本当に毎回レコーディング泣きそうになりながら帰ってました(笑)。でも、レコーディングのスタッフさんは褒めてくれますね。褒めてくれるから、その時はすごい楽しくできたんですけど、やっぱり「大丈夫かな」って不安で。レコーディングはめっちゃ好きって風にはまだ言えないです(笑)。
──好きな曲を1曲あげるとすれば、どの曲ですか?
豊田 : “恋とテストと缶ジュース”は最近めっちゃ好きです。みんなに恋してるみたいな気持ちになるんですよ。JamsCollectionの曲って本当に歌詞が良いんですよね。 “恋とテストと缶ジュース”は「大好きの答え合わせをしたい」とか「答え合わせは怖いけどちゃんと想いを伝えたい」みたいな感じの曲なんですよね。特典会でファンの方と話しても、私、本当にみんなのこと好きなんですよ。でも、「好きだよ」って伝えても向こうは「どうせみんなに言ってんでしょ」みたいな感じで、伝わらないんですよ(笑)。だからこそ、「ほんとに好きなのになんで伝わらないんだろ・・・」って思って心に響きます。(笑)。ライヴが無くなって、みんなに会えないときには、ずっと“恋とテストと缶ジュース”を聴いてましたね。
──自分たちの曲もよく聴かれるんですか?
豊田 : 結構聴きます。朝起きてリビング行ったらお母さんがかけてるんです(笑)。今日も、車で送ってもらう時にお父さんが車の中でかけてたり。わざわざ自分でかけなくても日常的にずっと流れてます(笑)。自分でも電車のなかで聴いてます。最近は他のアイドルさんも色々知ろうと思って、26時のマスカレイドさんとか、まねきケチャさんとかを聴いてます。でもやっぱり最終的には自分たちの曲に落ち着いていますね(笑)。
──なるほど。振り付けを見て欲しい曲はありますか?
豊田 : “最先端フォーミュラー”は振りが細かくて「これ本当にお客さんみんな踊ってくれるのかな?」とか思ってたんですけど、今いちばんみんなが踊ってくれる曲ですね。はじめての会場でやっても、みんな「楽しかった」って言ってくれる。振りコピしやすいダンスなのかもしれないので、はじめて観る人にも、みんなに覚えて帰って欲しいですね(笑)。