暗いだけじゃなく、前向き
──3曲目の“Break out”は、ガール・クラッシュっぽい曲ですね。
モモチ:今までモンアイになかった曲です。私はK-POPのこういう曲調が大好きなので、こういうガルクラっぽい曲が歌えて嬉しいです。
ナオ:振り付けも4人組のK-POPグループを軸に作りました。ライヴでも“Hands up”っていう歌詞があるので、みんな手をあげてノってくれてますね。振り付けは全く別の動きなんですけど、皆が適応してくれてる感じが良いなと思いました。
──続く“LiGHTS CAMERA ACTiON”はUSのロックっぽいサウンドですね。
ナオ:縦ノリしちゃう感じですね。ロックなサウンドでBPMが高くて洋楽っぽい曲です。この曲はロンドンでのライヴ〈WACK in the U.K.〉でも披露したんですけど、すごく乗ってくれました。ノリって世界共通なんだって実感しました。海外のお客さんが手を上げてくれて嬉しかったです。
アイカ:Aメロで、はじめてトランジスタ・メガホンを使って歌いました。歌い終わりのキメにも注目してほしいです。大変だったけど、歌えると気持ちいいですね。
──次は雰囲気がガラッと変わり、TOKYO MXドラマ「恋学」オープニング・ソングの“イッキイチユウナイト”。ガッツリ恋愛曲ですね。
ナオ:これまでの恋愛の曲はかわいい系が多かったんですけど、今回は「大人の女性」に挑戦しました。「少女」の恋愛から「女性」の恋愛になったみたいな。
モモチ:ライヴであんまりできてないんですけど、“Hey!” で一緒に飛んでもらえたら嬉しいです。今は見てもらう系の曲なんですけど、ライヴ曲にもなり得る曲です。


──続いてアルバムのなかでもかなり異色な楽曲“それちょーだい♡”です。
アイカ:これは私がこういう曲を作ってほしいって伝えました!私はボカロみたいな中毒性のある繰り返しのフレーズを歌いたいなって思っていて、それが今回叶いました。
──確かに「最後の餃子もらってもいい?」というフレーズはかなり中毒性が高いですよね。
モモチ:そうなんです。“ポンポンがペコリン”とかかわいいワードがいっぱい入っているのが好きですね。いつもはこういう歌詞を当てたら可愛い曲に、クロちゃんのよくわからないワードが乗るので(笑)
一同:(笑)
アイカ:あとこの曲は「餃子」の部分を、ライヴの場所によって変えられるようと思っていて、ツアーではご当地の名産品をこの曲に入れて歌いたいです。
──8曲目の“現実逃避”は、クールなR&B調の楽曲ですね。
レオナ:これはperfumeさんみたいな曲が歌いたくて、私がお願いしました。モンアイの曲で、はじめてオートチューンを使った曲です。
モモチ:レオナのラップもかっこいいよね。
──レオナさんは次の“Make it blur”でもラップを披露していますよね。
レオナ:そうなんです。ラップは難しいんですけど、もっと勉強したくてラップ部分だけのレッスンを受けさせてもらったりしました。“Make it blur”は、「着飾ったけど無理だったね、仕方ないよ」という曲です。オシャレに魅せたい曲です。
──“AME”は少しダークな世界観の曲ですね。
モモチ:これは私のリクエストで作っていただいた曲です。私は欅坂46(現:櫻坂46)さんみたいなダークな雰囲気で自問自答をしている歌が好きなんです。“AME”も自分の世界と戦ってる感じがしててお気に入りですね。暗いだけじゃなくて前向きな歌詞も入っているのがポイントです。女性ファンの方にも「この曲好き」って言ってもらえることがあって、新しい層に届いてる感じがします。

