保育園で栄養士をしていたんですよ
──くまださんは、どういう流れでこのグループに入ったんでしょう?
くまだかなえ(以下、くまだ) : 前の事務所を辞めた発表をしてすぐに、いちほさんから突然、TwitterでDMが来たんですよ。内容は、いちほさんがやっている家虎っていうコンカフェのスカウトでした(笑)。私、昔よくいちほさんとよく対バンさせていただいていたんですけど、Twitterのタイムラインが埋もれるのが嫌いだから、いちほさんのことをミュートしていたんですよ(笑)。
白幡いちほ(以下、白幡) : え!ミュートされてたの、はじめて聞いた(笑)。
くまだ : もちろん、別にいちほさんが嫌いだったとかじゃないんですよ!!!(笑)。私もちょうど事務所を辞めて、心機一転違うことをしたかったので、「いいかも」って思って面接に行ったんですよ。その面接のときに、こういう人と一緒にいたら、自分も気持ちよくお仕事できるし成長できると思ったんです。そのときは別にアイドルの話はしていなかったんですけど、そのあとで、いちほさんが「これから新しくアイドルのプロデュースを始めます」っていうのを発表されたんですね。そこで、「だってアイドルなりたいの」を聴いたときに自分とすごくリンクして、涙が出るくらい刺さったんですよ。この人の書く歌詞でアイドルをやりたいって思って、オーディションを受けました。
──白幡さんはなぜ、くまださんをスカウトしたんですか?
白幡 : お誘いしたのは、IZANAGIの話とは全く別で、家虎のスタッフとしてだったんですけど、前のグループのとき、煽りもすごかったし、キャラも強かったから覚えていて。ちょうど、家虎をコンカフェにリニューアルしたばっかりだったので、そのタイミングでお誘いしました。
──いまも働いているんですか?
白幡 : そうです。他のIZANAGIのメンバーも働いているので、ぜひ遊びに来て欲しいです。
──最後は、ぬ。みるさん。不思議な名前ですね。
ぬ。みる(以下、ぬ。) : 「ぬ」から始まる名前ってなかなかないじゃないですか? 丸がいっぱいあるのもかわいいなあと思って、自分でつけました(笑)。
──なるほど(笑)。頭の緑のやつは、いったいなんですか?
ぬ。 : これは帽子です(笑)。アーティスト写真を撮るときに、スタジオに行ったらこれが用意されていました。前日に髪の毛を切って、カラーをしてきたんですけど、ほぼ隠れてしまってびっくりしました。なにより、髪を切ってくれた美容師さんが超びっくりしてました。でも、すごくかわいいし、デビュー・ライブでも「これにしか目が行かなかった」って言われるぐらいインパクトを与えてくれるので、すごく気に入っています。
──加入のきっかけは?
ぬ。 : 3年くらい保育園で栄養士をしていたんですよ。でも、あるとき、セカンドキャリアを考え始めて、なにかを発信していく人間になりたいと思ったんですね。そこで社会人をやりながら自己プロデュースでライブ配信をしていたんですよ。そこで、自分でも自己プロデュースが得意だなって思っていたので、それを生かせるんじゃないかと思って、最初はゴキ帝のオーディションを受けました。そのあとは他のみんなと同じように、IZANAGIが始動する話を聞いて、オーディションに参加しました。
──表舞台に立っていた経験はあるんですか?
ぬ。 : 実は以前、別のグループでアイドルをやっていました。前に入っていたグループは中高生がメインの、青春をテーマにした清純派のアイドルだったんですよ。でも、あんまり自分の殻が破れていなくて悩んでいたときに、ゴキ帝さんと一緒のイベントに出させてもらったんです。そのイベントのなかで、腰に万歩計つけて、歌って踊ったり腹筋したりする企画があって。万歩計の数字が低い子が、ダイエット効果のあるセンブリ茶を飲むみたいな感じだったんですけど、それがめちゃくちゃ楽しかったんです。その思い出があったから、そのときのことも、いちほさんのこともずっと覚えていました。
──すごい思い出(笑)。アイドルになる前は、どういう子だったんですか?
ぬ。 : 私、女子高育ちだったんですけど、女の子って群れると面倒くさいんですよ。だから、ここのグループとも、別のグループともしゃべれるみたいな「どこのグループにも属さない女」という立ち位置をずっとやってきました。だから、IZANAGIに入ってちゃんとなじめるか不安だったんですけど、全然そんな心配もないです。私がひとりでいたそうだったら、それを汲んでくれますし。いいグループですね。
──そういえば、みなさん血液型A型なんですね。
ぬ。 : そうなんですよ。ちょっとずつ似てるところがありつつ、ちょっとずつ違いますね。でも、すごくやりやすいです。