アニソン・シンガーを目指す"菜苗"と見る、2015年注目の夏アニメ!ーーおとといあにそん部 vol.11

日々アニメをチェックし、その内容はもちろんアニソンの素晴らしさについて語らりあう「おとといあにそん部」になんと新展開! まさかの新入部員登場(しかも女の子)!! アニソン歌手を目指して上京してきた彼女が、知識担当の副部長を超えるほどの豊富なアニメ愛&知識であにそん部に新風を巻き起こす!? もちろん2015年春アニメのおさらいや、今クールの注目作も紹介します。むしろこれまで以上の濃い内容で!! さあ、あにそん部 vol.11、はじまるよ〜!!
おとといあにそん部! vol.11
■おとといあにそん部とは?
OTOTOYには「おとといあにそん部」なる組織が密かに存在する。アニメ好きの有志が集い、日々語らうだけの組織だ。在籍しているのは、純愛系の学園ものを好む情熱の部長・じゅんを筆頭に、萌え系からメカ系までOK、幅広くアニメ文化に精通している知識の副部長・たくや。そんなふたりを時に冷ややかな目で眺める紅一点、サブカル少女・かじこ。そしてアニメに興味を持ちおとといあにそん部に訪れた永遠の新入部員・じんだ。

部長 じゅん
純愛系の学園ものを好む情熱家。

副部長 たくや
幅広くアニメ文化に精通している知識担当。

マネージャー かじこ
部長と副部長を時に冷ややかな目で眺める紅一点のサブカル少女。

部員 じん
アニメに興味を持ちおとといあにそん部に訪れた永遠の新入部員。
あにそん部にまさかの新入部員!? しかもアニソン歌手になりたい!?
じゅん : 突然だけど、今日から期待の新入部員が入ることになった。まずは自己紹介を。
菜苗 : アニソン歌手になりたくて福岡の田舎から出てきました、菜苗といいます。よろしくお願いします!
一同 : よろしくお願いしまーす!
菜苗
福岡県出身、アニソン系の楽曲を中心に歌うシンガー。合言葉は「はっぴぃとぅぎゃざー!」。
>>菜苗 Official HP
>>OTOTOY特別シングル「Re:LOOP」ハイレゾ無料配信&インタヴュー掲載中
じゅん : すでにライヴ活動をしたり、オリジナル曲をリリースしているんだよね。
菜苗 : ロック調の曲やバラードをメインに、パワフルにライヴしています! OTOTOYさんでも配信しているオリジナル2曲のほかに、LiSAさんや水樹奈々さんなどのカヴァーも歌わせていただいています。最近だと「アルスラーン戦記」のエンディング曲で藍井エイルさんの「ラピスラズリ」を歌いました。曲調ががっつりアニソンって感じではないので、アニソンに親しみがない方でも「良かったよ」って言ってくださる方が多いです。キーが高いので苦戦しましたけど…。
カヴァーソングをOTOTOY限定配信開始!!
ラピスラズリ arrange version
【配信形態】
24bit/48kHz(WAV / FLAC / ALAC) / AAC / MP3
【価格】
257円(税込)
藍井エイル「ラピスラズリ」(TVアニメ「アルスラーン戦記」のED曲)のアレンジ・カヴァー曲が配信開始! アレンジ編曲を手掛けたのは渡邉幸啓。菜苗さんver.の「ラピスラズリ」もぜひお聴きください!!
たくや : アニメもすごく好きみたいですね。
菜苗 : 大好きです!! 新番組がはじまったときは、1回は必ず観るようにしていますね。
じん : 期待の転校生ですね!
かじこ : はい!(挙手) 好きなジャンルを教えてください!
菜苗 : ゆるい感じの「けいおん!」みたいなものから、少年系の「弱虫ペダル」みたいなものまで観ますし、「ラブライブ!」みたいなかわいいものも好きです。特に好きな作品は「バクマン。」と「君と僕。」ですね。
じゅん : ジャンルも結構なんでもいけるみたいだね。じゃあさっそく、前期のおさらいをしようか。前回は「俺物語!!」「プラスティック・メモリーズ」「血界戦線」あたりの名前があがったよね。菜苗さんは「俺物語!!」も好きって言ってたよね。
菜苗 : とにかくみんなピュアなんですよね。主人公の猛男もそうだし、ヒロインの大和もすごくかわいいし。みんなに感情移入しちゃって愛情が湧くんです。最近の少女漫画って結構エグいことも描いてあったりするんですけど、このピュアさには癒されましたね。
2015年の春アニメは、あのバンドが歌うEDテーマが大ヒット!
じん : 僕は「血界戦線」をずっと観ていました。でも、最後までよくわからなかった(笑)。ただ、とにかく世界観がかっこいいんですよ。オープニングのBUMP OF CHICKENからはじまって、エンディングのUNISON SQUARE GARDENで終わる感じも最高です!
じゅん : ユニゾンの「シュガーソングとビターステップ」、すごい売れているみたいだよね。ユニゾンはインディーズ時代から大好きだから、売れてきてすごいうれしい。
菜苗 : ユニゾンいいですよね! 私は「桜のあと(all quartets lead to the?)」(アニメ「夜桜四重奏 ~ハナノウタ~」OPテーマ)が好きすぎて、はじめて聴いたときに震えちゃいました。好きなポイントをつきすぎてるって(笑)。「TIGER & BUNNY」で使われていた「オリオンをなぞる」とか「リニアブルーを聴きながら」とかも好きだし。「シュガーソングとビターステップ」も、本当にこのアニメのストーリーがあってこのエンディングっていう、作品の世界にすごく合ってるんですよね。
じん : もともと彼らはアニソンを歌っていたわけではないんですよね?
じゅん : でも、メインで曲を書いているベースの田淵(智也)さんはもともとアニメが好きだし、アニメにインスパイアされて曲を作ったりもしていたんだよね。だから、親和性は高かったと思う。ユニゾンがアニメのタイアップをやるのと前後して、田淵さんがアニメ系のアーティストや声優さんに曲を提供するようになったっていう流れもあって。
菜苗 : 田淵さんの曲はとにかくキャッチーなんですよね。LiSAさんに提供した曲も、CMで聴くだけでもメロディが残っちゃって頭から離れない。意識的に聴いていないくても、自然に入ってくるんですよ。
じゅん : アニメの話に戻るけど、「プラスティック・メモリーズ」はアニメ・ファンの間でかなり話題になっていた気がするけど、誰か見ていた人はいる?
菜苗 : はいっ! 春アニメで一番感動しましたね。未来のお話で、ギフティアっていうアンドロイドみたいなものが生活に溶け込んでいるんですけど、主人公の水柿ツカサはギフティアを回収する仕事をしているんです。ギフティアは寿命が短くて、暴走して人を傷つける可能性があるので回収しないといけない。ツカサもギフティアのアイラちゃんと組んで仕事をしているんですけど、最終的にはふたりに恋愛感情が芽生えるんです。でも、アイラちゃんにも寿命がある。それでもツカサは最後まで一緒にいたいと決めて。そのリミットが迫るなかで、もうせつなさしかないんですよ! 結末はぜひアニメを見てもらいたいんですけど、もう涙が止まらないですよ。
じん : これは感動ですね。なんだか「一週間フレンズ。」みたいです。
じゅん : アイラちゃんの声優さん、「一週間フレンズ。」のヒロインの藤宮さんと同じ雨宮天だしね。おれも断片的に見てたけど、もう最終話はすごい泣けた。せつなすぎて。
じゅん : 俺は「ラブライブ!」の2期かな。ついに劇場版も公開されたしね。まだ観てないけど…。
たくや : あれは早く観た方がいいですよ! 秋葉原に行くと、もういまはラブライブだらけじゃないですか。劇場版では、劇中がその状況に追いつくんですよね。アニメのなかでのμ'sの評価が。そのなかでいわゆる大人も出てきたりして、まわりの要望にどう応えていくかみたいな葛藤もある。個人的には、2期最終話の消化不良感が解消されて、すごく尊い気持ちになりましたね。
じゅん : 2期は思わせぶりな感じで終わったからね。
菜苗 : これは観にいかなきゃですね。
さて、2015年夏に注目のアニメは?
じゅん : じゃあ今期のアニメの話にいこうか。
菜苗 : 私、7月からはじまった「戦姫絶唱シンフォギアGX」のオープニングが水樹奈々さんの「Exterminate」なんですけど、放送開始の前にオケはギターだけで耳コピして弾いてもらいながら歌わせていただいた動画をYouTubeにアップしたら、ありがたいことに再生回数が1万回を突破しまして。でもアップした夜の第1話を見たらOP曲が流れないという(笑)。
じゅん : 初日で再生数が1000を超えたんだよね。菜苗さんの動画のなかでも、再生回数が群を抜いている。まだ、ほかでほとんど聴けない曲だったっていうのはあると思うけど、すごいよね。それだけ作品の注目度も高いのかもね。
菜苗 : 水樹奈々さんのお力を借りた感じですね。これも、地団駄するくらいの難しさでした…。
たくや : シンフォギアは、歌いながら戦うんですよね。だから、音楽とも密接に関わっている。バトルものは戦闘中の主題歌があると思うんですけど、そこからさらにつっこんでいる。歌詞も戦う気持ちみたいなものが大きく反映されていて、音楽ありきのアニメですよね。
菜苗 : このアニメは3期で、実は今回はじめて観たんですけど、本当にすべての中心に音楽が添えられた作品なんですよね。バック・ミュージックじゃなくて、音楽がセリフのひとつというか。アニメと音楽をつなぐ存在になりたい自分にとって、これは観るべき作品だなってすごく感じました。
じゅん : たくやくんの今期の注目はどれ?
たくや : 僕のイチ押しは「ミリオンドール」ですね。一部のアイドル・オタク界隈で話題の。これはもろに地下アイドルというか、昨今のライヴ・アイドルの様子を描いていて、現場派と在宅派の戦いを描いた作品なんです。アイマスとかよりも、もっと地下寄りで。あと、「それが声優!」にも注目しています。これは原作者の方が声優さんで、実際の声優さんのことを描いたもので、最初に現場に入るときにひとりひとりにあいさつしていくとか、突然振られたモブの役の声をうまくあてられなくてチャンスを逃したりとか、すごくリアルなんですよ。
じゅん : これは僕も観ましたね。絵もかわいくて、キャラも魅力的ですよね。
たくや : これからの展開もすごい楽しみです。あとはWHITE ASHが主題歌を歌っている「ガッチャマン クラウズ」もいいですね。1期からさらに新しくガッチャマンが誕生して、さらに宇宙人が突然やってきて、これからまた新しい物語がはじまる感じですね。
いろんな意味で「頭がおかしい」アニメはおもしろい!
たくや : これは、とにかく1回観た方がいいですね。
かじこ : そのシーンがめっちゃ怖いんですよ! 本当はほのぼのしてる世界なんてなかったんですよ… 世界は崩壊してるんです…。
たくや : 主人公と、ほかの人たちが観ている現実が違うんですよね。主人公だけが、現実を直視していないという。
菜苗 : 観ている側の精神がやられそうな感じですね…。
じん : 僕は「干物妹! うまるちゃん」を観ただけですね。あれも、頭おかしいですよ。
菜苗 : でも、平和なおかしさですよね(笑)。
じん : 外にいたら完璧な女の子なのに、家に帰ると3頭身になってお菓子食べているだけの堕落した人になるという。平和ですね(笑)。
菜苗 : 私のなかで、いまめっちゃ再加熱しているのは、3期がはじまった「WORKING!!!」ですね。
じゅん : 「WORKING!!!」いいよね! 俺もこれが一番好きかな。4コマが原作で、小さいものが好きな主人公の高校生がいて、その人が働いているファミレスが舞台で。そのファミレスや、そこで働いている人たちの日常を描いている作品なんだよね。で、そこに伊波ちゃんていう男嫌いの女の子が出てくるんだけど、その子がもうかわいすぎて毎回観ながら悶絶してるよね。男が触ろうとすると殴ってくる凶暴なところもあるんだけど、その男嫌いもピュアすぎるようにみえる瞬間があって、もう萌え狂い死にしそうだわ。
かじこ : ……。
菜苗 : 声優さんも魅力ですよね。女の子は阿澄佳奈さんとか、男性陣も小野大輔さんや神谷浩史が参加していて豪華で。だから、キャラソンもいっぱい出てますよね。
じゅん : 料理を食べるときのリアクションがなぜかエロいんだよね(笑)。
菜苗 : 父親と一緒に食堂系の仕事をしていた主人公の男の子が、父親から料理学校に行ってこいって言われてレベルの高い学校に行くんですよ。そこでレベルの高いライバルに立ち向かっていったり、課題に挑戦したりする話ですね。
じゅん : 春からやっていて2クール目なんだけど、7月からエンディングが大森靖子さんなんだよね。大森さんの曲は、少年ジャンプのアニメということで童貞的な気持ちを描いたらしいんだけど、それ以外にも大森さんがインディーズ時代からのライバルについての思いを込めたりもしていて。結構テンション高めなアニメの最後に、ほのぼのしたこの曲が流れると、暖かい気持ちになっちゃう。アニメもふくめて、ぜひ観てほしいね。
おとといあにそん部バックナンバー
- おとといあにそん部 vol.1――TVアニメ「のうりん」
- おとといあにそん部 vol.2――TVアニメ「ノブナガン」
- おとといあにそん部 vol.3――TVアニメ「てさぐれ! 部活もの あんこーる」
- おとといあにそん部 vol.4――TVアニメ「極黒のブリュンヒルデ」
- おとといあにそん部 vol.5――TVアニメ「ジョジョ」シリーズ&「神々の悪戯」
- おとといあにそん部 vol.6――TVアニメ「ぷちます!! -プチプチ・アイドルマスター-」
- おとといあにそん部 vol.7――TVアニメ「一週間フレンズ。」
- おとといあにそん部 vol.8――TVアニメ「人生」
- おとといあにそん部 vol.9――2015年冬アニメ・チェック!
- おとといあにそん部 vol.10――2015年春アニメ・チェック!
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