あなたの見逃しているOTOTOYがここにある!
「つ、つ、つ、ついに出会ってしまった!! 俺はおまえを探していたんだー!!!!!!!!!!!!!!」
サーバーに刺さったハード・ディスクの隙間から、夜な夜な聞こえる、聞こえるはずのない奇声…… それは膨大なOTOTOYのアーカイヴ・データのなかを己の本能と嗅覚だけを便りに駆け巡る、ライター前田の声にならない声であった!
前回よりはじまった本コーナー。2004年の設立より、サーバーにたまりにたまったOTOTOYの膨大な音源のなかから、ライター前田が必死の形相で集めた、名音源、珍音源をみなさんに、ど、どーんと紹介いたします。いまや、OTOTOY以外では入手困難なあの音源から、いまこそドンピシャなレア・グルーヴな音源まで、男、前田が、あなたに変わって見つけ、真心こめてご紹介します。
ちなみに、当コーナー、前田の趣味全開(ちなみに一番好きなのはaiko!)でお届けします。ネタが尽きたら終わりです。なので、ユーザーのみなさんのお力をぜひともお借りしたい! みなさんの発掘タレコミ、心よりお待ちしております!! (敬礼)
文 : 前田将博
第2回 オワリカラ『OWARIKARA 2009 DEMO CD 3rd』
オワリカラ / OWARIKARA 2009 DEMO CD 3rd
【配信価格】
mp3 単曲 100円 / まとめ購入 200円
【Track List】
1. ロング・グットバイ / 2. 泣かないで
、まさかのご本人さまにTwitterで拾っていただいたこともあり(おいたんさん、ありがとう!!)、予想以上の反響がありました。男、前田、大号泣の末、はれたまぶたのせいで目の前のPCのディスプレイがはっきりと見えません… そうです、なんと、いまだにOTOTOYホームのトップ・チャートにランク・インしています! ありがたや、ありがたや。
第2回にてご紹介するのは、東京カランコロンと同時期に、同じく新宿Motionを中心に活動していたバンド、オワリカラの『OWARIKARA 2009 DEMO CD 3rd』です! ところで、東京カランコロンとオワリカラに新宿Motionと言えば、「TOKYO NEW WAVE」を連想する人も多いのではないでしょうか? 2010年に新宿を中心に活動しているバンドを集め、「TOKYO NEW WAVE」という名を冠したコンピの発売やフェスの開催など、一大ムーヴメントとなりました。彼ら以外にも、本日、9月末の武道館公演をもって解散することを発表したandymoriや、いまをトキメク(?)シャムキャッツなども参加しており、ここから東京のインディー・シーンにどっぷりはまっていった方も多いのでは? ちなみに私もその1人であります。当時のバンド、みんな売れちゃったなー。活動休止したバンドもいるけど。ああ、懐かしい…。
オワリカラといえば、サイケデリックでアヴァンギャルドなサウンドに、メロディアスなヴォーカルを乗せた、新世代の日本語ロック。激しくエモーショナルなライヴ・パフォーマンスは強烈なインパクトがあり、先日渋谷で行われ大成功をおさめた主催フェス「」でのステージも記憶に新しい。『OWARIKARA 2009 DEMO CD 3rd』は、そんな彼らが2009年に発売した3枚目のデモ音源(発売当時の貴重なインタビューもあります! )。現在はもちろん廃盤となっており、聴けるのはOTOTOYだけ! CD盤は5曲収録されていましたが、こちらで配信されているのは残念ながら2曲のみ。しかし、「泣かないで」はここでしか聴けません! 「ロング・グッドバイ」も1stアルバム『』収録のものとはひと味違うアレンジで、よりサイケデリック色の強い初期のオワリカラのサウンドを味わうことができます。
そんなオワリカラは、6月と7月に「真昼の実験惑星」と題されたライヴを行います。こちらは、「真のマニアに贈る超実験的ワンマン・ライヴ」とアナウンスされている通り、先のデモ音源の曲も演奏されるかも?! 1曲100円、2曲でもたった200円!! とりあえず買っておいて損はないぞー!!
LIVE INFORMATION
オワリカラ presents 『真昼の実験惑星』vol.01
2013年6月2日(日)@下北沢CLUB Que
te’ presents 『虚無は際限なく至福を飲み込み、個と他、内と外を撹拌する。
その内的体験が表層に隆起する時、 人々の建設的知覚の階層は破砕され、
解き放たれた禁忌は共同体の深層で号哭する。』
2013年6月1日(土)@新代田FEVER
SAKAE SP-RING 2013
2013年6月9日(日)@愛知県 名古屋CLUB QUATTRO / OZON / MUJICA / ROXX / HOLIDAY NEXT NAGOYA / NAGOYA Blue Note / 栄 R.A.D / TIGHT ROPE / EDITS / CLUB ZION / 名古屋CLUB ROCK'N'ROLL / and more
グッドモーニングアメリカ企画フェス【あっ、良いライブここにあります。2013】
2013年6月15日(土)@大阪BIG CAT
2013年6月30日(日)@渋谷O-EAST
見放題2013
2013年7月6日(土)大阪アメリカ村
オワリカラ presents 『真昼の実験惑星』vol.01 関西編
2013年7月7日(日)@京都nano
ダイノジpresents「DRF2013 Nagoya」
2013年7月12日(金)@名古屋CLUB UPSET
GFB'13~つくばロックフェス~
2013年7月13日(土)、14(日)@茨城県つくば市豊里ゆかりの森野外ステージ
カラスは真っ白presents レコ発ライブ「~コウ企画vol.4~ぱちぱち大事件!」
2013年7月15日(月)@下北沢BASEMENT BAR
キュウソネコカミ「終電前には終わります」TOUR
2013年7月19日(金)@仙台CLUB JUNK BOX
PROFILE
カワノケンタ(dr) from 町田
ツダフミヒコ(ba) from 尼崎
タカハシヒョウリ(vo.gt) from 吉祥寺
カメダタク(key) from 札幌
日本語のロックと、Jロックの外からやってきた物体の混合された独特の世界観、各メンバーの個性が注目を呼び、ポップとアヴァンの彼方にきらめくニュー・スタンダードのロック・バンドとして、さらに広がりを見せる。
2008年春のライヴ活動開始以降、年間100本の強烈なライヴ・アクトで注目を集める。自主制作でリリースされたデモ・シリーズは、2000枚以上全てソールド・アウト。10日間のカナダ・ツアーでは海外でも反響を得る。2010年8月4日、初の公式盤1stアルバム『ドアたち』をリリース。初のワンマン・ライヴ(新宿MARZ)を皮切りに、12月3日のShibuya O-WESTツアー・ファイナル・ワンマンまで、4ヶ月にわたって全国50ヶ所の「ドアたち」ツアーを繰り広げる。2011年5月11日、前作からわずか9ヶ月で、2ndアルバム『イギー・ポップと讃美歌』をリリース。東京事変などのエンジニア、井上うにと作り上げたこのアルバムには、各方面から大きな反応が寄せられた。アルバムをひっさげて、全国を回る”イギーポップと讃美歌”ツアーをスタート。”ROCKS TOKYO2011″、”ARABAKI ROCK FEST.11″など各地のフェスにも多数出演。2011年9月23日。”イギーポップと讃美歌”ツアーのツアー・ファイナルとして、そしてこれまでのオワリカラの活動の集大成として、約10ヶ月ぶりのワンマン・ライヴを、東京、渋谷wwwにて行なう。2011年12月7日、初のワンコイン・シングル『シルバーの世界』 そして特典フリー・ワンマン「ぎっらぎらの一時間」も満員御礼。2011年の締め括りとして「COUNTDOWN JAPAN 11/12」に出演。2012年3月2日、ライヴ会場限定販売ep『さよなら女王陛下e.p.』発売。現在全国各地20箇所以上に及ぶリリース・ツアーを慣行。ゲストにHINTOを迎えて行なわれたツアー・ファイナルはソールド・アウト。
5月9日3rdアルバム『Q&A』を発売。三部作の集大成として全国30箇所を回る「Q&Aツアー」を慣行。大成功を収めた渋谷VISIONでのツアー・ファイナル・ワンマンは初のLIVE DVDとして映像化され、年末に掛けて休む間も無く行なわれた渋谷QUATTRO公演など、初の東名阪ワンマン・ライヴを含む全国ツアーの会場限定で販売され、見事完売! そして2013年、結成5周年を迎えるオワリカラの呼びかけで、今までに関わった最高の出演者が集い、4月20日(土)渋谷スペイン坂のライヴ・ハウス4会場を利用したサーキット・フェス「渋谷モンパルナス」開催!