風景、亡霊、エキゾ、ラテン、そして怪人──対談 : VIDEOTAPEMUSIC X 鶴岡龍(LUVRAW)

鶴岡龍(LUVRAW)、VIDEOTAPEMUSIC

『世界各国の夜』から2年、VIDEOTAPEMUSICが新たな景色をサウンドで描き出す。ニュー・アルバム『ON TH AIR』をここに完成させた。その名の通り、ビデオ・テープからのサンプリングと言う前人未到のサウンド・プロダクションに、レーベル・メイトとなった思い出野郎Aチームのメンバー、ceroの荒内佑、さらには本記事にて登場の鶴岡龍(LUVRAW)などを迎えた生楽器を加え、チルな空気を身にまとい、どこかノスタルジックでいながら、どこにもない風景を描き出している。また本作のジャケットは、映画『バンコクナイツ』のトリビュート作品12インチ・シリーズにて共演した、過去にMVの制作をVIDEOTAPEMUSICが行なっている坂本慎太郎直筆のイラストとなっている。OTOTOYでは本作を音源配信するととともに、前述のように鶴岡龍(LUVRAW)を迎えた対談をお届けしよう。


VIDEOTAPEMUSIC / ON THE AIR

【Track List】
01. On The Air
02. Sultry Night Slow
03. Ushihama
04. ポンティアナ
05. 密林の悪魔
06. 熱い砂のルンバ
07. モータープール
08. Her Favorite Song
09. Her Favorite Moments feat. NOPPAL
10. Fiction Romance
11. 煙突

【配信形態 / 価格】
16bit/44.1kHz WAV / ALAC / FLAC / AAC
単曲 257円(税込) / アルバムまとめ購入 2,057円(税込)

VIDEOTAPEMUSIC『ON THE AIR』特設ページ
http://kakubarhythm.com/special/ontheair/




対談 : VIDEOTAPEMUSIC X 鶴岡龍(LUVRAW)

思い描く景色は音楽が運んでくる。VIDEOTAPEMUSICの新作『ON THE AIR』はまさにどこか遠くて近い風景を映し出す。前作『世界各国の夜』で、まるで短波ラジオが捉える各国の景色をチャネリングした様な世界観を見せたが、本作『ON THE AIR』では遠くて近い、記憶のどこかの風景を呼び覚ます、そんな音楽を放送し続ける、そんな作品となっている。さて、この作品の世界観の謎解きのヒントに、彼の音楽に共振するもうひとりの音楽家を迎えての対談をお届けしよう。その相手とはLUVRAWという名でも知られるアーティスト、鶴岡龍だ。最近ではリーダー・プロジェクトである「鶴岡龍とマグネテックス」ではアルバムもリリース、その活動を活発化させているトークボックスの名手だ。前作『世界各国の夜』収録のDub Master X & ピアニカ前田「東京狼少女」のカヴァーにもフィーチャーされ、そして本作『ON THE AIR』でもMV曲となる「Fictions Romance」でもトークボックスで参加するなど、VIDEOTAPEMUSICの作品が映し出す風景のある部分を担っているアーティストでもあると言えるだろう。

取材 : 河村祐介
写真 : 沼田学

「なにか匂いだけかろうじて残っている」状態


──前作に続いてLUVRAWさんをフィーチャーされているんですが、今回は溶け込みかたがすごいというか。トークボックスってかなり存在感のある音だと思うんですけど、意識して聴かないとどこに入っているのかわからなかったぐらいで。

VIDEOTAPEMUSIC(以下、VIDEO) : 実はそれは狙い通りというか。そもそも今回はコーラスだけでトークボックスをやってもらいたいと言ったら、わりといまやりたい感じだって引き受けてくれた感じで。

──「Fiction Romance」はどうやってできあがった曲なんですか?

VIDEO : ライヴで地方とかに行ったら、その街を歩くのが結構好きで。もともとこれは高知の高松にライヴで行ったときに、港にあった落書きから作り始めた曲で。

鶴岡龍 / LUVRAW(以下、鶴岡) : 黒船屋?

VIDEO : そうです。その場所もすごいよくて、もともとは港の倉庫みたいなところを改装したところで。その場所の向こう側がちょっと出島みたいになってて、そこが風俗街になっているんです。夜になると風俗街の明かりがぼんやり見えて、なんとも言えない場所で。そこの古い波止場に「Ficiton Romance」って書いてあって、自分の音楽を表す言葉でもあるような気がして。「この名前の曲は絶対作ろう」と思ってて。高松の風景だけでなく、さらに映画とかいろいろなモチーフが重なっていて、さらに人間っぽい要素が欲しくなって。でもここに歌詞がある歌が入ると、この曲の意味が変わっちゃうからコーラスだけにしてもらおうと。それと人と機械の中間みたいなところで、トークボックスがはまりそうだったんでお願いして。最終的な曲のイメージとしては、物事の記憶、失恋したこととか、その相手の記憶とか、忘れさられているのに「なにか匂いだけかろうじて残っている」状態。そういう感覚を表現した曲にしたくて、その感じをLUVRAWさんに出してくださいってお願いして。高松の港とか街並みの風景は自分の方で表現できると思ったんですけど、LUVRAWさんににはさっき言った「ピンクの明かり」の方をお願いしようと。そのコンセプトを伝えて。

──ピンクの明かり役(笑)。その風景は共有してたってことですか?

鶴岡 : 俺が行ったときはすごい異常気象みたいな台風で、覚えている景色が暴風雨しかない(笑)。「匂いだけ残った」みたいなのは本当に超得意で。今回の感じとしては、「今自分は実らない恋で狂ってて」みたいところを妄想して、「そんな時にこのテーマで曲を作るのやだな」っていうところまで考えて(笑)。「匂いだけ残すも何も、そもそも終わらしたくない」っていう悲痛な気持ちも妄想としてはあって。

VIDEO : そう、歌詞がなくて「声にならない心の叫び」っていう、歌詞がないからこそ溢れ出る感情を表現できたという感じでばっちりでしたね。

今回のアルバムはなんか郊外感あるよね

──おふたりの音楽って、とてもなにか空気の匂いとか含めて、風景みたいなものがすごく浮かぶ音楽だなっていう感覚があって。なんとなく“風景をディグる”じゃないですけど、日頃から目に入れるものを音楽作りのトリガーみたいな意識してるとかありますか?

VIDEO : 風景を見つけるということに関しては、自分の場合、音楽をディグる感じと並列ぐらいの感覚があって。

鶴岡 : 風景に対して、自分のフェチ的な感覚はやっぱりあって、ライヴとかで地方に行っても必ず街は歩く。あと自分が好きな風景のなかで暮らしたいからっていうところで、いま住んでる元町・中華街周辺もそうだし。映画とか絵と同じ様に風景を入れ込む期間があって。曲を作る時に「これを必ずみてからやる」みたいなのはある。

──目から入ってくる情報って音楽を作る上で重要だったりしますか?

鶴岡 : 重要というか、きっかけになるっていう感じかな「あの木があって、あの光があって」というのをテーマに曲を作るのも楽しいかもしれないけど……結局、あんまり意味ないかも(笑)。でも、直接的じゃないけど、刷り込ませていく感じかな。

VIDEO : 感覚の奥底にね。

鶴岡 : そうそう。

──わざわざあたりをつけて風景探しに行くとかします?

VIDEO : 気になった場所とかは結構僕は調べますね。「ここにこれがあった」とか。そこれそ、本牧とかは調べていきました。横山剣さんの本(『夜のエアポケット』)とかを読んで。でも基本的には適当に行く方が好きっすね。

──どんなところが好きになりやすいですか?

VIDEO : いろんなものが混ざっている風景というか、ニュータウンっぽいフラットに統一されちゃったみたいな風景があって、そのなかに取り壊されずになにかが残っているみたいなところですね。郊外のなんでもない風景なんだけど、突如、外国人の方がやっているお店があるとか。観光地みたいな特殊な場所じゃなくて、日本の平均的な風景にちょっと奇妙なものがあるようなところに魅かれて、それを曲にするっていうか。

鶴岡 : 今回のアルバムはなんか郊外感あるよね。どのチャンネルで捉えるかだけど。郊外感で捉えた時に例えば横浜でいうとみなとみらいの辺りっていうイメージ。あそこはモロに観光地だけど、郊外として捉えて見るとすごく異様な空気感のある場所。埋め立て地感っていうか、純粋に元からある土地っていう感じじゃない。でもただただ人工的っていうのともちょっと違うし。

VIDEO : 人工的な景色のなかに亡霊というか、異物があるっていう。そこからなにか見つけてくるみたいなところはあると思う。樹海とかにある木じゃなくて、住宅街に突然あるやたらでかい木とか。

鶴岡 : 樹海じゃないよね。樹海じゃないところじゃないところに樹海を思うっていうか、そういう意味でエキゾだし。あとはそれが切なすぎるみたいな感覚もある。

──例えばビデオさんの新作、いわゆるなにかを平坦に写し込んだ音楽というよりももっとエモーショナルな感覚もそこにはありますよね。

VIDEO : そうですね(笑)。一見すると郊外のフラットなニュータウンなところも確実に歴史はあるわけで、その風景ができたことで無くなってしまった景色とかは絶対あるから。そのコンクリートの下から浮き上がってくる亡霊、埋立地の底からの亡霊を感じるというか、それを表現したくて。

鶴岡 : そこだよね。虐げられたものの感覚っていうかさ(笑)。それ、すごい感じるもん。もうね、亡霊だらけだよね。

VIDEO : 横浜とかはそういう積み重ねが直接的に見えるところがあって、すごいおもしろい。

鶴岡 : 俺は脳さんとケント(Pan Pacific Playa/Paisley Parks)と、そこの横浜のディグが激しすぎていろいろ感じすぎて「つれえ」って感じになってて。昔から横浜って「ブルースだ」とかあるけど「ブルースどころの騒ぎじゃないだろ」って感じで。明らかに色んなものがありすぎて混線しちゃってる感覚は前からずっとあって。戦争にまつわる諸々もあるけど、さらにもっと前みたいなところをディグりはじめてて、それが妄想と相まってちょっとすごい感じにいまはなってる。

VIDEO : 本牧の〈アポロ〉っていう老舗のバーがあるんですけど。〈アポロ〉にはジュークボックスがあるんですけど、そこで「本牧ベイサイド・ストリート」っていう曲に出会って。トワイライトゾーンっていう、おそらく当時のローカル・ディスコ・バンドみたいなアーティスト。その曲のなかに「昔はここも海だった」っていう歌詞があるんですけど、それを〈アポロ〉で聴いたときの、その一帯の“重み”みたいなものが一気に湧き上がってきて。

鶴岡 : それはすごい聴きたいな。本牧で潮干狩りしてたっていうからね。

ラテンに関する情報交換は会うたびにしてましたね

──あと風景みたいな部分にくわえて、今回ききたかったのは、おふたりの最近の表現としてラテンがありますよね。鶴岡龍とマグネティックスになってからのムードをひとつ表現するとやっぱりラテンというのがひとつトピックとしてあって。そして今回のビデオさんの「熱い砂のルンバ」とか、あとはもちろん前作の『世界各国の夜』もそうですがラテンをモチーフにされている部分が結構あって。『世界各国の夜』のインタヴュー時にラテン音楽の老若男女問わずのダンス・ミュージックとしての強さをおしゃってましたけど。

ラテンに関する発言はこちらのオフィシャル・インタヴューに詳しい
http://kakubarhythm.com/special/videotapemusic/

鶴岡 : 完全にそれは自分のムードとしてあって。自分のバンドをやる=自分のやりたいことを全部やるっていうところではじめて、ちゃんとメンバーにやりたいことを説明するために自分も覚えなきゃなと思って。俺は陽気なのはあんまり好きじゃないから、俺の好きなラテンの感じがなかなか伝わらなくてそれで一通りラテンのリズムを覚える為にちゃんと聴こうと思ったら完全にハマってたという(笑)。もうラテンを聴くこと以外は、数ヶ月ぐらいなにもできなくなるぐらい。サルサ聴いてコタツに入って時代劇をずっと観ている人になって。完全に頭狂ってたから「これはまずいまずい」ってなって(笑)。

VIDEO : サルサと時代劇の組み合わせは江利チエミにつながっていきますよね。民謡とラテンの組み合わせみたいな。

鶴岡 : そうそう。「歌謡曲だったり、演歌だったりとか、これは全部ラテンじゃないか……音楽は全部ラテンじゃないか」って、そういうのを一時期ビデオくんにも言ってたよね(笑)。

VIDEO : ラテンに関する情報交換は会うたびにしてましたね。「サイケデリック・サルサ、シンセの効いたサルサが」みたいなことは話してましたね。

鶴岡 : 日本人のラテンに関する刷り込みが、すごい偏ってて、全く間違っている感じがして。いわゆる明るい「太陽」「カリブ」みたいなラテンのイメージは好きじゃないというかもっと暗いのが好き。昔自分が最初に買ったラテンのレコードがだいぶダークでその印象が自分には強い。

VIDEO : そのラテンの感覚って80年代ぐらいで断絶してますね。ラテンが単に陽気な、ハッピーな音楽って感じになってて。

──結構、昔の歌謡曲だとブルージーな曲でも、バックがラテンっていうのは結構ありますよね。

鶴岡 : あるある。

──いまの話だと、ここ数年はふたりでラテンの情報交換しているという感じなんですね。

鶴岡 : そうそう、掘り下げて。

VIDEO : そういうときの集中力すごいですよね。僕はわりとのんびりっていう感じですけど。自分の新作もラテンの要素は入ってて、「熱い砂のルンバ」みたいなクラーベのリズムを入れたわかりやすいラテンの曲もあれば、例えば「ポンティアナ」とかはギロが入ったりとかラテンの要素を下地の部分で使ってて。前作でわりとラテンのことを考えたので、もうちょっとそれを下地の部分で生かして作った曲があって。まだ引き続き、ラテンは好きですね。

──断絶する前のラテン音楽の記憶みたいな部分って、こじつけ感ありますが、なんか最初の方で話した亡霊みたいな話にも近いというか。

VIDEO : 前のインタヴューでも言いましたけど、例えば、お年寄りには、その世代に刷り込まれたラテンのリズムがあって、それがその世代のダンス・ミュージック観としてあって。「Fiction Romance」のMVも社交ダンスクラブの年配の方々に踊ってもらって。「なんのリズムで踊るの? チャチャチャ? サルサ?」とか「この曲はリズムがレゲエだけど、メロディがサルサね」とか、普通に言ってて。そうやって会話が広がるのがすごい良くて。

鶴岡 : でもそれは自分たちだけじゃなくて、なんかそういうラテンのモードもあるのかなっていう気もしてます。トラップとか聴いてても、ラテンのサンプルとか聴くしね、自然につながっている感じがあって。情報が明らかに掘りやすくなったとかもあると思いますけど。

VIDEO : すごい大きなブームにはなってないと思うけど、ちょくちょくいるしね。民謡クルセイダースとかもそういう感覚があるんじゃないかと。

鶴岡 : サルサって言葉がまとってるイメージ的に、明らかにダサいものっていう感覚もあったんだけど、でもそのダサいものに魅かれる部分も実はあって(笑)。

怪人、そしてエキゾ

──そろそろ後半というか締め的な質問になりますが、VIDEOTAPEMUSICというアーティストはLUVRAWさんから見てどういうアーティストだって捉えてますか?

鶴岡 : すごい器用な人だなって思います…… ってどういうアーティストですかって難しい。「好き!」って感じ(笑)。俺の場合は考えるの好きなくせに勢いとか瞬間でばっといっちゃうところがあるんだけど、ビデオくんは熱量をしっかりキープして、的確に形にできるみたいなイメージがあって。ビデオくんに最初から最後まで介助してもらって一緒に何か作りたい笑

──逆にビデオさんから見たLUVRAWさんは?

VIDEO : すごい美学を持ったアーティストだなと。オリジナルな道を突き進むというか。ラテンに行ったときの集中力で一気にモノにしている感じとか。そのなかで気が狂ったりしてるんでしょうけど(笑)。

鶴岡 : アハハ(笑)。

VIDEO : 言葉使いもすごい独特で、その言葉を発したことによっていままで存在しなかったものが存在するようになるというか、そこに驚きがあるというか。

──おふたりの音楽って共通の質感ってあるような気がしているんですが、ひとつ妄想力というか。

鶴岡 : それは完全にありますね、妄想は。現実じゃないっていうか。ないものを作っていくっていうか。ビデオくんは明らかにそうだし。

VIDEO : そこでエキゾチックなものに魅かれるっていうのはありますね。

──でもファンタジーとも違うじゃないですか、どこか現実の残り香というか、冒頭の風景の話じゃないですけど、現実のなにかをトリガーにしてイマジネーションを広げるというか。

VIDEO : そのバランス感覚は、同じようなものを持っている感じはしますけどね。

鶴岡 : フォーカス力みたいな、捉え方とかね。

──幼少期とかの影響ってあると思います?

鶴岡 : 人のインタヴューとかみて自分で考えてみることあるけど「俺は無えな」っていう(笑)。

VIDEO : なんかの告知のときに、LUVRAWさんが仮面ライダーの怪人みたいなの写真であげてませんでした?

鶴岡 : バンドの集合写真撮る時間がなかったから、普通に家に飾ってある人形の数がちょうどメンバーの数と揃ってたから単純に撮っただけで(笑)。

(一同笑)

VIDEO : 僕は別のインタヴューで前に言ったんですけど、仮面ライダーの怪人がエキゾ原体験っていう感じがあって。

仮面ライダーの怪人に関する発言もこちらのオフィシャル・インタヴューに詳しい
http://kakubarhythm.com/special/videotapemusic/

鶴岡 : なるほどね。俺も前にちょうどEVIS PRESLEY BANDやってる時に「怪人エキゾすぎる」っていう話をして、もうただのブードゥー大会みたいになってて。それからフィギュア集めはじめて。でも本当異常だよね、怪人。あれをエキゾって言っちゃうのもヤバいんだけど(笑)。いまケーブル・テレビとかで「怪傑ライオン丸」とか見てるんだけど、えぐいえぐい。もうドキドキしちゃうもん。

VIDEO : 特撮ものの現場で作り出してきた異様な造形やばいっすよね。子供のころ、家の近くのビデオショップにある仮面ライダーとかは全部借りちゃって、新しい怪人見たさに隣町のレンタルビデオ店まで探しに行くような子供だったんで。それを次の町、次の町って続けていって。

鶴岡 : その体験、完全に“VIDEOTAPEMUSIC”産んでるでしょ。

VIDEO : でも僕らが好きな明るくないラテンだったり、エキゾチカっていうような音楽を聴くとその怪人の感覚を思い出す。

鶴岡 : それは合うよね。いまそれ言われてすごい納得できるもん。明らかに怪人と合うし、むしろそこしか合わないぐらい。「エキゾってコレなんです、怪人なんです」っていう。

VIDEO : そうなんですよ。

──ダークさとか悲しさみたいな部分は怪人のあの感じにもありますよね。

鶴岡 : まさにまさに。

VIDEO : でも毎週作ってたから適当なやつは適当だと思うんだけどね。毎週毎週、怪人を生み出すように、ああいう風に曲作りたいと思いますよ。

──次のアルバム、怪人大百科に…… 「ぼくのかんがえたかいじん」って感じの。

鶴岡 : ダハハ、やばいね。完全に子供の夏休みだよね。

VIDEO : いや、当時本当に考えてましたからね(笑)。

鶴岡 : 子供時代のビデオくんのために、そのフィギア作って欲しい。〈カクバリズム〉、その怪人、作ってくれるんじゃない! でも俺もいま、部屋にある怪人のフィギアとか無茶苦茶見て曲を作ってるから、色合いとか参考にしながら。

VIDEO : だから、あの集合写真は「おお」と思って。

鶴岡 : あ、やばいやばい、いま思い出したけど、子供のころ「怪獣のおじちゃん」っていうのがいて。うちの庭とかを全部やってくれるおじちゃんがいたんだけど、いつも怪獣のフィギュアを持ってきてくれて、当時ものすごい数持ってたを。それを3つぐらいいまだに持ってる。あ、俺もそういうのあるんじゃん。いま気付いちゃった。

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PROFILE

VIDEOTAPEMUSIC

映像ディレクター/ミュージシャン
VHSの映像とピアニカを使ってライブをするほか、MV制作、VJ、DJ、イベントのオーガナイズなど活動は様々。これまでにレコード、CD、CDRなどのメディアで様々な音源作品もリリースしている。主な作品は自主レーベル〈NEW VIDEO〉より発売したCD作品『7泊8日』(2012)、カクバリズムより発売した『世界各国の夜』(2015)など。
2014年2月に静岡県伊東市「ハトヤホテル」にて「ライヴ・イン・ハトヤ2014」を主催。
2016年7月「VIDEOTAPEMUSIC×cero」名義のバンド・セットで「フジロックフェスティバル」に出演。
ライブは、ソロやバンド・セットなど、場所やイベントに合わせて様々な形で行っている。
これまでにMVやVJなど映像で関わってきたアーティストは、cero、坂本慎太郎、サニーデイサービス、Gotch(ASIAN KUNG-FU GENARATION)、小島麻由美、片想い、KONCOS、やけのはら、Dorian、禁断の多数決、Alfred Beach Sandal、NRQ、odd eyes、Hi,how are you?など多数。
また、「菊池亜希子ムック マッシュ」(菊池亜希子)や「神戸、書いてどうなるのか」(安田謙一)などの書籍のCMも手がけている。

VIDEOTAPEMUSICオフィシャル・ページ


鶴岡龍(LUVRAW)

電子音で歌う鼻歌と溜め息は夜に響いて波に合う。
メロウな手口のシンセ歌手(トークボクサー)
横浜生まれのムードにこだわる音楽作家。
生きる快楽レイドバック研究家。DJ。
IMAGECLUV主催。
イメージする事を生業に猫と暮らす。

IMAGECLUVオフィシャル・ページ

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インタヴュー

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