エレクトロニック・ビーツ・ミュージックのバイブル第4弾を、HQDクオリティで先行配信!!
2000年のレーベル発足から快進撃を続けるPROGRESSIVE FOrMの40番目のカタログは、2010年以来4年振りとなるPROGRESSIVE FOrMの記念碑的コンピレーション・アルバム『Forma 4.14』。いつも時代の最先端を提示してきたシリーズの第4弾は、10年以上に渡りシーンを牽引しているベテラン、AOKI takamasa、no.9、Inner Scienceと、近年その評価が大きく増しているSeiho、Kan Sano、Kyoka、Fugenn & The White Elephants、Yosi Horikawa、LASTorder、34423、moshimossといった若手アーティスト達が参加しています。OTOTOYでは、24bit / 48kHzの高音質WAV音源での配信。正月モードのあたまのなかを、フレッシュな電子サウンドで心地よく耳を刺激し、活性化してみてはいかがだろうか?
V.A / Forma. 4.14
【配信価格】
アルバム購入 WAV(24bit / 48kHz) : 1,800円 / mp3 : 1,500円
単曲購入 WAV(24bit / 48kHz) : 200円 / mp3 : 150円
【Track List】
1. Cepelinai (Yosi Horikawa)
2. Beat a beat, Dream a dream. (Nyolfen)
3. RV2/2 (AOKI Takamasa)
4. ざくろと銀行員 (Seiho)
5. rythme du rhizome (Shohei Amimori)
6. Turn (Kyoka)
7. Japonica Innocence (Kan Sano)
8. Chrysanthemum (no.9)
9. Lacquer (Shotaro Hirata)
10. Melt Inclusion (INNER SCIENCE)
11. Valse (Notuv)
12. Alspacka (Fugenn & The White Elephants)
13. Lilith (LASTorder)
14. Curiosity (34423)
15. Step In The Lights (moshimoss)
2014年という今のシーンの最新部を反映した作品集
2000年代初頭のエレクトロニカ・ムーヴメントに端を発するレーベル〈PROGRESSIVEFOrM〉。2001年の設立から、すでに14年の月日が経過しようとしているが、40番目のカタログとして、コンピ・シリーズ『Forma』の第4弾が、ここにリリースされた。当初はいわゆるレーベル・コンピとしてはじまったシリーズだが、年々、その役割を変えている。さらに多様となった15アーティストが参加、いわゆるレーベルのスタート当初からの“エレクトロニカ・レーベル”というイメージを打破するような、そんな多様なアーティストたちだ。そのメンツには、最も古参のAOKI takamasaにはじまり、ベース・ミュージック系の新世代、Seiho、〈raster-noton〉からもリリースするKyokaといった、さきほどファーストをリリースした松浦俊夫 presents HEXやCharaの作品などにも参加しているSan Kano、幅広いアーティストがそろっている。
上記アーティストや、インナー・サイエンスやno.9などの、すでにベテランとも言えるアーティストたちの音源はもちろんだが、こうしたコンピの注目をポイントをひとつあげるとすれば、やはりその間でも輝く音源を示している、新たな世代の作品たちだろう。レッドブル・ミュージック・アカデミーにも選出されたYosi Horikawaの壮大なビーツ、電子音がカラフルに明滅するLASTorder、メランコリックなグリッジ・サウンドを聴かせる、34423。さらにはアコースティックな響きのチルアウト・トラックを聴かせているmoshimossあたりは、やはりそうしたアーティストと言えるだろう。こうしたアーティストたちがベテランとともに混在している感覚がやはりコンピとしてのおもしろさだ。また、それぞれのアーティストのバックグラウンドを考えると、さらにその先にネットワークがひろがっていく様が見れる。老舗だからこそできる、さまざまなネットワークをつなぎとめる“ハブ”としてのレーベルの存在感をしめしている。同時に、まさに2010年代中期に入った2014年という今のシーンの最新部を反映した作品集として、ぜひ体感して欲しい。(text by 河村祐介)
RECOMMEND
Pawn/Hideki Umezawa / Portrait Re:Sketch
国内外で作品を発表し続けている電子音楽家、梅沢英樹のプロジェクト、Pawn。PROGRESSIVE FOrMからリリースされた、6枚目のアルバム。本作は前作『Tone Sketch』の素材をベースに再構築した作品となっている。Dumb Type高谷史郎のプロジェクト・メンバーとして活動する原摩利彦や、2013年度の日本音楽コンクール1位を獲得した網守将平、lycoriscoris、Seiji Takahashiといった電子音楽家や、ヴォーカリストとしてCokiyu、Moskitoo、fraqsea(Shelling)、柳本奈都子(rimacona)という注目の女性アーティスト。海外からはIan Hawgood、K-conjogが参加しており、さらに世界的に活躍するVegpher、Avec Avec、Quarta 330、Simon Scottもリミキサーとして参加している。
Vegpher / PLUS (HQD VER.)
本作にも参加しているVegpher。ファースト・アルバム『Play』におけるダブステップや、テクノ / ハウス、ミニマル・ダブといったテイストを継承し、静と動、無機と有機という背反するコンテキストをまとめあげた世界観が、このアルバムでは雄弁に表現されている。まさに、ベッドルームとダンスフロアを繋ぐ、新たなアイデンティティーを高らかに宣言した作品。
Fugenn & The White Elephants / B A BEACON (HQD ver.)
通算4枚目のアルバム。流麗でありながらもスリリング、叙情的でありながらもドープ、Fugenn & The White Elephantsの世界観が全面に押し出された無限に広がるサウンドからなる本作のテーマは<光>。持ち味である疾走感溢れる流れるようなメランコリックなビートから、心地よいサウンド・スケープが広がるダウンビート・トラックまで、細部に渡り揺るぎのないプロダクションはワン & オンリーと言える。
PROFILE
PROGRESSIVE FOrM
2001年、青木孝允と高木正勝による伝説のユニットSILICOMのデビュー作『SILICOM』をリリース、以後半野喜弘やAmetsubらエレクトロニック・ミュージックを中心に良質な作品を送り出してきたレーベル。