soyuz projectは、P-MODEL(平沢進)、ヤプーズ(戸川純)といった著名ユニットのシンセサイザーとプログラムを歴任した福間創を中心として2001年に結成。自らのバック・ボーンである電子音楽をベースにフロア〜クラブ音楽に対応しつつ、決してそれだけに留まらないエレクトロ・サウンドを展開してきた。数多くのパーティーやライヴ・ハウスでの活動をこなし、04年に1st Albumをリリースながらもユニットとしてのsoyuz projectは一旦解体し、05年からは福間創のソロとして活動を再開した。その彼らが、12月5日に新作『perspective』をリリースする。OTOTOYでは、販売に先駆けて、1曲先行フリー配信開始!
スタジオ・アルバムとして5年振りの新作12月にリリース
soyuz project / perspective
【発売日】
12月5日(水)
【価格】
mp3 単曲 200円 / アルバム 1,400円
HQD 単曲 250円 / アルバム 1,800円
80年代〜00年代テクノ・ミュージックの躍動感とアンビエントにも通ずる清涼感を併せ持つサウンドは、フロアに対応しつつもリスニングにこそその真価を発揮。また、その繊細なシーケンス・パターンと相まって、昼夜、場所を問わずスペイシーな音像を浮かび上がらせる。
INTERVIEW : soyuz project
P-MODELやヤプーズといった日本を代表するようなニューウェーブ・バンドを渡り歩いてきたアーティスト、福間創。soyuz projectはそんな彼によるソロ・プロジェクトだ。そのサウンドは、テクノ・ポップの持つ電子音のシンプルでそれが故にかわいくタフでもあるという側面と、90年代にダンス・ミュージックとして花開いたテクノの持つ覚醒感やドライブ感を合わせ持っている。そして、そのsoyuz projectが5年ぶりのサード・アルバム『perspective』をリリースするのだ。ロシアの宇宙船ソユーズの名前を持つこのプロジェクトは、今度はどんな音の宇宙を航海するのか。インタビューを読んで欲しい。
インタビュー & 文 : 滝沢時朗
味わってもらうような質感になっている
——今までP-MODELやヤプーズにシンセサイザー担当として在籍してこられましたが、そこからsoyuz projectを始められた経緯を教えてください。
当時、とあるパソコン通信で遊んでいたら、ひょんなきっかけで小西(健司)さんと知り合い、その後P-MODELに入らないかと言われて(笑)、P-MODELに参加させてもらいました。P-MODEL脱退後は、当時の事務所などの関係でヤプーズに誘われて、加入しました。どちらもボーカリストがいるバンドに後から入るという形ですね。それで、ヤプーズをやめることになった時に、もっと自分のやりたいことをしたいなと思って2001年ぐらいからsoyuz projectを始めました。
——バンドをやりながら個人としての曲を作っていたりしたんですか?
僕はP-MODELとかヤプーズみたいなニュー・ウェーブも好きでしたけど、同時に90年代以降のハウス・ミュージック・ムーヴメントみたいなことも体感していました。バンド活動と並行してそういう方向のこともやりたいとは常に思っていて、スケッチ程度にデモは作っていましたね。
——自分の中にはあったけどもバンドで出していたなかった音楽をやりたいということで始められたんですね。
基本的にはそうですね。ただ、ニュアンスとしては、クラブ・テイストのノリをP-MODELとかヤプーズの曲に関しても反映させているつもりです。ただ、それは100%やりたいことではないですから。バンドの培ってきた歴史を踏まえつつ、これぐらいまでだったら許されるかなっていう駆け引きがあったので、soyuz projectでは、それを取り払って自分がやりたいことを本当にするということですね。
——ライヴのSEでLFO などを使われていましたが、WARP RECORDの影響が大きいのでしょうか?
大きいですね。 1989~91年くらいのWARP RECORDは特に好きでした。毎日新譜が入るわけでもないのに梅田のWAVEで毎日のように通って、WARPの棚を見てました。
——今もWARPをレーベル買いとかしますか。
昔ほどではないですけど、話題になっているレコードが出ればチェックしています。1986年~1988年頃って、僕の周りではテクノ・ポップを好きだった人たちがけっこうバカにされていたんですよ。YMOも含めて、いわゆるシンセ音楽みたいなものがダサいって言われていたんですね。でも、僕はその時にもコンピューターを使って作られた音楽が好きでした。それが突然、アシッド・ハウスとかシカゴ・ハウスとかTR-808を使っている音楽が流行りだして、シンセ音楽が再評価され始めたんですね。自分が好きで聞いてきたシンセ音楽がダンス・ミュージックとして生まれ変わったようですごくわくわくしました。そこから、イギリスのWARPとかその周辺の人たちが、突然、TR808とTB303で作った音楽を出し始めて、なおかつ808 Stateとかに代表されるマンチェスター・ムーブメントが起きて。そして、そのムーヴメントの中では、ロックがDJカルチャーを取り入れてバンド・サウンドに落とし込んだり、逆にテクノの人たちがそのバンド・サウンドの影響を受けて、自分たちの表現に取り入たりということがリアル・タイムでやられていてとても刺激的だったんですね。そういうことを体験したもので、影響は大きいと思います。
——今回リリースされる『perspective』は5年ぶりのアルバムですが、そのやりたいことについて5年間で色々と試行錯誤があったんでしょうか?
締切があって誰かが催促してくれないと作品として完成しないんですよ。スケッチ程度の曲を溜め込んでいましたが、並行して他にも活動をしていたので、5年空いてしまいました。
——スケッチの段階から曲は大きく変化しましたか?
しましたね。これはいい曲だなとなんとなく目星をつけて、そこからアルバムのコンセプトを考え出します。その曲をいじくりつつライヴでも演奏して、オーディエンスの反応をみて、また徐々に曲に肉付けしていきます。同時にコンセプトもまとめていって、じゃあ、これなら出せるかなという形になったのでリリースしました。
——サウンドは、前作の『bellissima』に比べて浮遊感のあるシンセの音が増えていますね。
そうですね。サウンド・コンセプトという意味合いでは、前作はアナログシンセのビキビキ感とか男らしいがっつりしたリズムや四つ打ちがあって、その上にブリブリしたベースが乗ってというサウンドを強調したかったんですね。今回はそれも踏まえつつ、化学調味料満載っていうよりは、するめイカ的なサウンドにしています。一発でこの味だっていうよりは、もうちょっと味わってもらってというような質感にはなっているかもしれないですね。
——バキバキにリズムがあって乗れるものというよりは、長い間聞いていって、違う世界に連れて行ってくれるようなサウンドですね。
そうですね。
——アルバム最後の曲の「Fairy Tail」は、最後に心臓がなるような音とどこかに通信するような音が残るところが印象的でした。
あれはうちの近所にある教会のオルガンの音を使っています。散歩していたら、オルガンの音が聞こえたので何だろうと思って近づいたら入って下さいって言われたので、お願いしてiPhoneで録音させてもらいました。これも何かのきっかけかなと思って、いろいろ変調したりしながら曲に使いました。
——アルバムの中心になっているような曲はありますか?
それは難しいですね。「Hysteresis」は今までとは全然違うカラーで出来たなと思います。「Motion」もそうですね。ファースト・アルバムの『Elettrico Strada』がけっこう歌っていて、セカンド・アルバムの『bellissima』はヴォコーダーをメインに使ったりしていましたが、今回は女性の生声を加工して素材として使っていて、それが一番いい感じで仕上がったのは今あげた2曲です。
クラブ・ミュージックとテクノの両方の良さを取り入れて表現したい
——以前、別のインタビューでヴォコーダーに思い入れがあるっておっしゃってましたよね。今はヴォコーダーだったりオートチューンだったり、ロボット・ボイスを使った曲が多いですが、どう思われますか?
オートチューンはあんまり好きじゃなくて、1回も使ったことがないんですよ。それはそれで機械っぽくておもしろいし、いいなと思う曲もありますけど、僕が自分の音楽を作る上での美学には反しています。ヴォコーダーに関しては、最初に衝撃を受けたのがYMOの「Behind The Mask」なんですよね。高度経済成長期に向かう感じで、SONY、ウォークマン、YMO、これが東京の音楽だ! ってわくわくしてました。当時は小学生くらいだったんですけど、これは凄いって思って。「Behind the Mask」のサビのヴォコーダー・ボイスには一番影響を受けましたね。今聞けば凄くヒューマンなんですけど、当時は背筋が凍るような、血の通っていない感じだと思って、そこからテクノにハマりました。オートチューンにしろヴォコーダーにしろ、不気味の谷みたいな気持ち悪い感じが魅力だと思っているので、ポップにしすぎないでくれよと思うんですよね。
——初音ミクとかボーカロイドはどうですか?
背筋がぞくっとなる感じが全くないので、魅力は感じません。みんながいいって言うから良さを探そうとは思うんですけど、よくわからないんですよね。
——初音ミクでニュー・ウェーブの曲をカバーするような企画もありますけど、どうですか?
YMOとかハルメンズの曲をカバーしたのがありますよね。ボーカロイドはサンプリング元の声優さんの顔が浮かんでしまって、自分が使おうとは思えないですね。仕事でやってくれと言われればやりますけど、やっぱり、背筋が凍る感じがしないです。でも、僕は音源として聴いてるからこう思うんでしょうね。ボーカロイドは物語的な背景とか二次創作的な文化が重要で素晴らしい部分だろうとは思うんですが、個人的にはいまいち響かないんですよね。
——福間さんの“背筋が凍る”という表現には、“怖い”っていう意味と“クールでかっこいい”っていう意味が混じっているんですか?
混ざってます。多分、その感覚の原点はKraftwerkの「Computer World」っていう曲です。小学校3、4年の時に、FMで宇江佐りえのウェザーリポートっていうコーナーがあって、そこで7時50分くらいに必ずかかっていたんですよね。学校が嫌いだったので、その時の憂鬱な感じとかヴォコーダーの気持ち悪い感じが相まって印象に残っていたんですよ。何とも言えないシンセ・サウンドと天気予報と学校に行きたくない気持ちが原体験として残っているんですよね。だから、ポップなだけとかただノれて楽しいぜっていうだけの音楽が嫌いなのは、そこが原点なんだと思います。でも、平沢(進)さんに言わせると「Computer World」でも明るすぎて、コミカルでふざけてるように思うみたいですね。やっぱり、そこは世代の差なのかもしれないです。僕の世代は歌謡曲も抵抗なく聴いてますから、僕らからすればKraftwerk にもプログレ的な魅力がありました。
——ヴォコーダーっていうのは背筋が凍ると同時に未来を見せてくれるみたいなところも感じられていましたか?
当時はそうでしたね。人間の声じゃないというのはアンドロイドとかロボットみたいですよね。そういう近未来的なイメージへのぞくぞくするような憧れはありました。宇宙戦艦ヤマトとか銀河鉄道999みたいな、当時の漫画やアニメの傾向とシンクロしたのかもしれないですね。でも、わくわくするけど、999の最後もちょっと怖いじゃないですか。テクノロジーで幸せを求めた結果、行き過ぎると最悪になるみたいな。そういう怖さを感じてたのかもしれないですよね。
——テクノロジーで言うと、ブログで機材について書かれていますよね。今回のアルバム制作で活躍した機材はありますか?
Teenage Engineering のOP1とDave Smith InstrumentsのProphet '08 っていう2台のシンセをたまたまアルバム制作前に購入したので、全曲まんべんなくその2台を使っています。OP1は、個人的にはここ10年くらいで一番ユニークなシンセサイザーだと思っていて、ずっと注目していたんですよ。NAMM Show で発表されて、スペックだけ見てもすごくおもしろそうだと思っていたんですけど、実際に手に入れると本当におもしろくて。例えば1980年代の日本の各楽器メーカーがシンセの名機を生み出していた勢いみたいなものを感じるシンセですね。ちょっとガレージ・メーカーっぽいんですけど、発想とかシンセサイザーに対しての愛が設計思想に現れていて、すごくユニークなんですね。かつ、今風にネットを通じてOSをダウンロードしたらエフェクターや新しい機能がどんどん追加されていくんですよ。クラシックなシンセサイザーを踏まえた上で、今の2010年代のシンセサイザーとしておもしろおかしいものを作れるんだなと思って、非常に共感を覚えました。Prophet '08 は1978年発売のProphet-5っていう名機の後継機ですね。Prophet-5の設計者の一人がProphet-5を現代風に蘇らせたようなシンセです。純粋にはアナログシンセではないんですけど、Prophet-5をシュミレートしつつ2000年代のシンセ・サウンドと機能を盛り込んで蘇らせているっていう設計の仕方をしていていいですね。Prophet-5 とは別ものだとは思うんですけど、車で例えると現行のミニクーパーみたいな感じです。こっちも現代のインフラに対応させた音源として蘇らせたあたりがおもしろいと思って使っています。
——歴史を踏まえつつ、今の環境に対応して現代性とか拡張性を持っている機材が生かされているんですね。soyuz projectの音楽にも、昔のテクノ・ポップなどの感触を踏まえながら今の電子音楽にまで拡張している感じがありますね。
ありがとうございます。ただ、僕は世代的に70年代生まれなんですけど、当時のテクノ・ポップとかニューウェーブは姉が家でその辺りの音楽をかけていた影響で、若干後追いで入ったんですね。それから、1980年後半にアシッド・ハウスとかブリープ・テクノが出てきて、クラブ・カルチャーっていうのも一応は通っています。だから、テクノ・ポップやニューウェーブとダンス・ミュージックとしてのテクノとの中間の世代だと思っています。だから、自然にどちらのよさも取り入れて表現できたらなとは常に思っています。
——ダンス・ミュージックの部分も重要なんですね。
基本的にはダンス・ミュージックなので、踊ってもらえたら嬉しいなというのはあります。どんなに静かな曲でも、実はこういうバランスにすれば踊れる曲だよっていうのを踏まえていますから。アンビエントっぽくても実はダンス・ミュージックとして機能するように考えて作っています。
いつパソコンやネットが無くなってもおもしろいことがしたい
——アルバム制作の話で、先ほどコンセプトという言葉が出ていましたが、それについて詳しく伺ってもいいですか?
去年にあった東日本大震災が衝撃で、意識的にも無意識的にも自分が変わった感じがあったんですね。東京に住んでいますから、そこまで意識はしてなかったんですけど、今振り返ってみるとあの出来事は自分の中で途轍もなく大きいです。だから、音楽を作るときも、震災以降を踏まえて乗り越えた表現をしないと、自分は次に行けないなという意識があったと思います。そこを別に売りにはしたくないですけど、作ってみると自然とそういう作品になりました。
ーー震災を受けてなにか大きい枠組みの社会的なメッセージを発するということではなくて、日常の連続として震災があったということを乗り越えたいということですね。
そうですね。東京でもそれなりに揺れがあったりして、その後すぐに津波の映像がNHKで流れたりしてましたよね。その時もやばいとは思いましたけど、時が経つにつれて強烈なことだったなと実感が湧いてきました。日常生活で街に出るのが怖いとか知らず知らずのうちに自分にも変化があって。元々ひきこもり気味なので、街に出るのはあんまり好きじゃないんですけど、街に出たらもう帰れないんじゃないかとか恐怖心がすごくあったんですね。それで、そういう変わってしまった日常は、曲を作るときにも無視できないことなんですよ。鍵盤を弾くときにも、メロディを作るときにも、そのことが頭の中にあったと思います。
——soyuz projectは、ライヴでKraftwerkの「RADIO-ACTIVIT」を一部福島に変えてカバーされていましたよね。
震災の10日後に1回だけやりましたね。本家もずいぶん遅れてやってました。やるって決めたのが2日前で、オリジナルの尺でBPMも同じだからって映像の人に頼んで、ぶっつけで合わせたんですよ。でも、あれは最初から一回限りだと思っていたので、今回のアルバムとシンクロさせてどうこうっていうことではないんです。今回のアルバムには原発に関することは全然入っていません。
——先ほどライヴから得た反応も曲作りに影響しているというお話がありましたが、soyuz projectのライヴはTwitterのbotを利用するなど実験的な試みをされていますよね。
FLOPPYっていうアーティストと一緒にツアーを回っていた時に使い始めたのが最初ですね。ほとんどFLOPPYのお客さんの中で僕はアウェーなので(笑)、Twitterの人たちに声援をもらおうと思ったんですよ。まず、soyuz_botをフォローしてもらうとフォローし返して、その状態でつぶやくとリアル・タイムにヴォコーダーで変換されて、その曲に合わせたキーでライヴで鳴らしたりとかされるんですね。ライヴをUstreamで中継もして、その映像を見ながらTwitterから声援をもらって、勇気を得ようと。ライヴを重ねるごとにプログラマーの人にも手伝ってもらって、音声プラスVJのテキスト・データにしてツイートを流しつつやったりとか色々やっています。自分のライヴでは開演前の30分間くらいでもBGMを作ってツイートとヴォコーダー・ヴォイスを流して、お客さんに楽しんでもらおうっていう実験をしたりもしています。会場にいる人にも、Ustreamで見ているオーディエンスの人にも結構ウケはいいんですよ。
——福間さんは元々ネット上でのコミュニケーションはよくされる方なんですか?
よくやってますね。元々僕が入った時のP-MODELはインターネットを使っておもしろいことをやろうっていうコンセプトで活動していましたから。僕自身も小学生の頃からやってはいました。親父が好きだったもので、小学3、4年くらいから家にパソコンがあったんですね。でも、僕は一方でどっぷりいけないところがあって、現実でもおもしろいことを取り入れないとと思うんですね。だから、基本的にはいつパソコンやネットが無くなってもおもしろいことがしたいし、できるようにしていたいっていう心構えはあるんです。
RECOMMEND
Jemapur / Empty
数々の名レーベルからリリースを続けてきた鬼才Jemapurが世を賑わす。JIMMY EDGERやRICHARD DEVINEなど、名だたるアーティストが名を連ね、世界中のファンから一目置かれるレーベルDetroit Undergroundから直々にオファーを受け、日本人では初となるリリースも決定している。
Vegpher / Play(HQD ver.)
Vegpher(ベグファー)とは、琴座のα星VEGA(ベガ)と「そよ風」を意味するZEPHYR(ゼファー)を組み合わせた造語。ハイブリッドなビート・ミュージック・プロジェクトVegpherは、リズムのインパクトと快楽的な低音のシークエンスに主眼を置いた、空間的でバウンシーなダンス・ミュージックを志向する。
Nyolfen / Pulse
2010年の2ndアルバム『As the earth dances』(Denryoku Label)から約2年、EP『fourpoles』を経ての待望の3rdアルバム。注目の本作では、Nyolfenらしい躍動的かつ緻密なビート・プロセスに更なるヴァリエーションが増し、耳に残るメロディーと流麗多彩なコード・ワークが浮遊感を伴った印象的なサウンド・スケープとなって高い精度を持つ非常に魅力的な広がりある楽曲として仕上げられている。
PROFILE
soyuz project
2001年ユニット結成。テクノ、ニューウェーブ、ハウスといったシンセサイザー主体のスタイルをベースに良質なテクノ・サウンドを追求。現在進行形のテクノ~エレクトロとして成立していながらも、テクノ・ポップ時代からの“ポップ”な遺伝子を引き継いだ、 新しくもあり、どこか懐かしさを感じさせるその独特の音楽性は各方面で高い評価を得ている。soyuz projectは、2005年メンバーの解体を経て、2006年より福間創のソロ・ユニットとして再始動。