ゲーム音楽が熱きバンド・サウンドに。伊藤賢治が手掛ける大人気ゲーム『サ・ガ』シリーズのバトル・アレンジ第2弾

「ファイナルファンタジー」、「ドラゴンクエスト」とともにスクウェア・エニックスが輩出した大人気ゲーム『ロマンシング サ・ガ』をはじめとする『サ・ガ』シリーズの楽曲がバトル・アレンジに!! 手掛けるはもちろん、現在圧倒的な人気を誇るアプリ『パズル&ドラゴンズ』の音楽を担当するなど、目覚ましい活動を続けるゲーム音楽作曲家、伊藤賢治。
2012年にリリースされた『Re:Birth II/ロマンシング サ・ガ バトル アレンジ』に続くバトル・アレンジ作第2弾となる今作は、ファン待望の「下水道」をはじめとする人気曲の新録、新アレンジが収録。音数が限られたいわゆるファミコン時代のピコピコとしたゲーム・サウンドは、ファンク、フュージョン、メタル… 幅広くリ・アレンジされた熱いバンド・サウンドに。ゲーム・ファンだけではなく、ジャンルの垣根を越えて音楽をたのしめること間違いなしのアルバムです。
>>『サ・ガ』シリーズについては前作の特集ページへ
>>2014年1月18日に行われた「One Night Re:Birth Again」のライヴ・レポートはこちら
伊藤賢治 / Re:BirthⅡ-閃- サガ バトルアレンジ
【配信価格】
mp3 単曲 200円 / まとめ購入 2,000円
【Track List】
01. Re:BirthⅡ-閃- 必殺の一撃 / 02. Re:BirthⅡ-閃- バトル2 / 03. Re:BirthⅡ-閃- 下水道 / 04. Re:BirthⅡ-閃- クジンシーとの戦い / 05. Re:BirthⅡ-閃- バトル#1 / 06. Re:BirthⅡ-閃- バトル#5 / 07. Re:BirthⅡ-閃- ラストバトル -アセルス- / 08. Re:Birth -閃- 呼び醒まされた記憶 / 09. Re:BirthⅡ-閃- 邪聖の旋律 / 10. Re:BirthⅡ-閃- 七英雄バトル
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INTERVIEW : 伊藤賢治
イトケンこと伊藤賢治はロマンチックな作曲家だと思う。彼がこれまで主に活躍してきたゲーム音楽は様々な曲調が要求される分野で、イトケンもそれに応え続けているが、どんな編曲のときでもメロディの根底にやさしさがあった。それが時には激情になり、時には憂愁になっていた。『Re:Birth II -閃- SaGa Battle Arrange』は、力強いバンド・サウンドであるだけに、そのことが際立つアルバムにもなっている。いまもなお、注目され続ける彼の音楽性がどのように作り上げられたのかをインタヴューで訊いた。
インタヴュー&文 : 滝沢時朗
いつか自分のコンサートで「ロマサガ」の曲をやってやる
――『Re:Birth II -閃- 』はバンド・サウンドが活きるようなアレンジで、それによって曲のエモーショナルな部分が強まったと感じました。アレンジをする上で最も重視したことはなんですか?
前作よりバラエティを持たせようと思って作りました。前はキーボード、ギター、ドラム、ベースで4ピース+αだったんですけど、今作ではヴァイオリンを加えました。クラシカルな部分を踏まえて、ロックのサウンドにゴシック的な色を加えられたと思います。
――伊藤さんの楽曲は「イトケン節」と言われるメロディが特徴的ですが、今回のアレンジでメロディをより印象的に聴かせる点は重視しましたか?
それもありますけど、意図的に各楽器のソロを入れたりして、また違った展開を聴かせようと思いました。そういう意味では、プレイヤーの演奏で特色を出してもいるので、バンドのメンバーを選ぶこともアレンジの工程のひとつだと思っています。
――バンドのメンバーの方々は伊藤さんから見て、どういうプレイヤーだと思われますか?
どんな形にも演奏を変化させて対応できる器用さがあり、だけども、サウンドは一貫して彼らのオリジナリティを主張するような頑固さもあります。そこは元々プレイヤーに期待していたもので、前作のときからはまっていると思っていました。なので、今回も同じスタイルで作っています。
――メンバーはどのように集めたんですか?
人からの紹介ですね。元々キーボードとギターの上倉(紀行)くんは、別の部分で制作を一緒にやっていました。いつか一緒に何かやろうっていうことで話を進めていました。それとは別に、もうひとりのギターの寺前(甲)くんが僕の曲をギターで弾いてくれた縁があったので、ふたりにバンドを集めてくれないかと頼みました。それで、寺前くんがベースの榎本(敦)くんとドラムの山内(優)くんを呼んできたというところで。上倉、寺前、榎本の3人は日本ファルコムさんのjdkBANDでやったりしていて、最初から安心感があるメンバーでしたね。

――伊藤さんは『Re:Birth』を作る前にバンドを組んでいたことはあったんですか?
人と組んでライヴをやりはじめたのはフリーになってからですね。スクウェアに在籍していたころに、「ゲーム音楽コンサート」(※1)という演奏会を、すぎやまこういち(※2)さん、羽田健太郎(※3)さん、服部克久(※4)さんの3人が中心になってやっていた時期があったんですよ。もちろん、「FINAL FANTASY」(以下、「FF」)の曲は演奏されていて、時期によって「聖剣伝説」や他のタイトルの演奏もあったんですけど、「ロマンシング サ・ガ」(以下、「ロマサガ」)は1回もなかったんですね。僕はなんで呼ばれないのかちょっと悔しくて(苦笑)。そこでいつか自分のコンサートで「ロマサガ」の曲をやってやるっていう思いがずっとあって、フリーになって初めてコンサートをやったときは感動しましたね。
※1 オーケストラ編成でゲーム音楽を演奏するコンサート。音源としては『“オーケストラによる"ゲーム音楽コンサート~ザ・ベスト・セレクション』がシリーズとして1~5(1991年~1996年)まで出ている。(現在は廃盤)また、同種のコンサートは海外でも行われており、ドイツの「シンフォニックゲームミュージックコンサート」が有名。(Wikipedia参照)
※2 国民的RPG「ドラゴンクエスト」の音楽を手がける作曲家。クラシック出身で、ゲームの他にも歌謡曲、アニメ、CM音楽の作曲をするなど、その活動は多岐に渡っている。
※3 映画「薔薇の標的」「復活の日」で第4回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞している作曲家。他にも多数のテレビドラマ、アニメなどに楽曲を提供している。ゲーム音楽では、RPGの古典『ウィザードリィ』シリーズの、ファミコンなどの家庭用ゲーム機への移植版や日本オリジナル・タイトルの音楽を手がけていることで有名。
※4 数多くのテレビや映画の音楽を作り、山下達郎やさだましの楽曲のストリングス・アレンジも手がけた作編曲家。息子の服部隆之とともに『交響組曲「ファイナルファンタジー」』(1994)のオーケストレーションを行なっている。
昔だったらジャム&ルイスとか、ベイビーフェイスとかとやってみたいんですね
――最初はどのような形のライヴだったんですか?
2009年に「gentle echo meeting」というイベント名で、200人規模ぐらいの内幸町ホールでやりました。自分の原点に帰ろうということで、アコースティックな編成でしたね。「gentle echo meeting 3」でバトル曲縛りを初めてやって、すごい反響がありました。やっぱり、自分が求められているのは激しいバトル曲なのかなと思い、いまの『Re:Birth II -閃- 』につながる活動は、そこからスタートしたという印象は強いですね。

生意気な言い方だけど、最初からゲーム音楽の友達とはあえてやるまいと思っていました。敬意は表するけど、彼らとはみんなライバルだから、あえて一緒にはやらない。自分のスキルを高めるには、自分と異なる分野でさらに上の技術がある人とやらないと先に進めない。そう考えて、第一線でやっているミュージシャンを集めてみて、自分が下手なのであればもう練習するしかないと、挑戦していきました。だから、最近ではそういうプレイができるんですよ。
――選曲はどのように行ったんですか?
まず「下水道」ありきですよね(笑)。そこは絶対外せなかったので、じゃあ、そこからどうしようかと。バンド・サウンドが前提なので、オーケストラの曲調でもバンド・サウンドに変化させることでよりかっこよくなる曲は何かなと探りながら選曲していきました。意外に選曲では悩みましたね。
――「下水道」はファンキーで跳ねたビートのサウンドで、意外に思いました。
まず、元々ファンクなギター・サウンドって結構好きなんですね。それをうまく展開するにはどうすればいいかなと考えて、「ロマンシング サガ -ミンストレルソング-」のときの「下水道」のフレーズを活かそうと思い、そのためにバッキングのフレーズをより生っぽい響きにして、あのスタイルになりました。
――ファンクな部分って伊藤さんの引き出しの中ではあまり見せていないところだと思うんですが、ブラック・ミュージックはよく聞かれるんですか?
結構好きですよ。日本だと山崎まさよしさんとか。「ロマンシング サガ -ミンストレルソング-」の主題歌をやってつながりもありますけど、元々彼の音楽は好きでした。
――海外ではどうですか? また、一緒にやってみたい方などいますか?
昔だったらジャム&ルイス(※5)とか、ベイビーフェイス(※6)とかとやってみたいんですね。絶対無理だろうけどね(笑)。もしやったら自分にとってすごく影響があるだろうし、スキルアップになるなと。今ならニーヨ(※7)とやりたいですね。調べたらすごく日本のアニメのファンで親日家らしいんですよ。他にはディスコ・ミュージックだとPWL(※8)が好きです。
――他に大きく変わった曲で言うと、「Last Battle -Asellus」はヴァイオリンとピアノのみのイントロから始まって、ぐっと掴まれるアレンジになりましたね。
最初はイントロからギターのコードを鳴らして思いっきり壮大にいこうと思っていたんですけど、あるとき、「ツィゴイネルワイゼン」(※9)のピアノとヴァイオリンでの演奏を聴いたんですね。それがすごく引っかかって、このスタイルを踏襲してやった方がいい曲になるだろうと考えました。「Last Battle -Asellus」も元々クラシカルな部分がありますし、ゴシック調で攻めたらおもしろいかなと。これに限らず、アレンジするときにはモデルケースをそれぞれ見つけて自分なりに咀嚼し、自分の曲に置き換え、イメージに近づけるために色々と楽器編成などを考えるという作業があります。
※5 ソウルやR&Bを中心に手がけるアメリカのプロデューサー・コンビ。80年代にジャネット・ジャクソンを手がけたことで一躍有名になった。
※6 ボーイズIIメンやTLCのヒットを手がけたアメリカのR&Bシンガー / プロデューサー。
※7 2000年代のアメリカのR&Bを代表するシンガー / プロデューサーのひとり。「ドラゴンボール」、「NARUTO」、「DEATH NOTE」などが好きとインタビューで語っている。(参照 : MSN BEAT CULTURE)
※8 ユーロビートを中心にリリースしているイギリスのレーベル。カイリー・ミノーグなどが在籍していた。
※9 スペインのヴァイオリン奏者サラサーテが1878年に作曲したヴァイオリン曲。
アニソン・シンガーや声優さんのレベルや意識がすごく高くなってきた

どちらもやっていないです。まず、元々作曲するときに、少ない資料でも頭の中でイメージしまくるんですね。自分の頭の中で完全にテレビアニメみたいな感じで人物が動いてるんですよ。ゲームの画面ではなくて。アセルスも普通にアニメーションで動いて、声優さんが喋っているところまでイメージがありました。曲のこのフレーズで剣を振るとか、このフレーズで魔法を使うというところまでシミュレーションして、アレンジをするときもよくあります。そういう頭の中でできたドラマを組み込んでいるので、基本的に忘れることはないです。
――かなり客観的に楽曲を捉えてアレンジされるんですね。元曲を作曲する際も、同じように冷静にやられるんですか?
ジングルのような短い曲でも勢いで作ったことはないですよ。産みの苦しみはいっぱいあります。自分は音大に行って勉強したということではなくて、感覚100%で作曲しているので、音楽理論からの裏打ちがゼロなんですね。でも、自分の曲で喜んでもらっている人もいっぱいいるので、やってきたことは間違っていないという自信はあるし、不規則な部分も含めてのオリジナリティだと思ってはいます。
――ご自分で楽曲構造などをかなり研究されたんですか?
ゲーム音楽で用いるオーケストレーションは知識がないとできないことなんですね。でも、何度も自分の耳で聴いて、反芻して、理解するしかなかった。元々ピアノを弾いていて、中学と高校がブラスバンド部で生楽器の響きは知っていたので、それは役に立ちました。本当に耳が全てでした。
――かなりの努力をされたんですね。
初めてオーケストレーションをやったのは「チョコボの不思議なダンジョン2」で、そのときに録音するスタジオに行ったんですけど、緊張しすぎて吐きそうになりました(笑)。ストリングス・チームは、篠崎正嗣(※10)ストリングスからはじまって、そこには自分が学生のころに聴いていた一流の演奏家たちがいたわけですよ。そこで、「自分の曲なんだから自分で指揮を振って」と言われたときに、もう何を言ってるんだと(笑)。ガチガチに震えてしまって、自分のテンポに合わせられなくて。それで、篠崎さんが自分たちでやりますからどうぞ休んでくださいと言ってくださって(笑)。いまでこそ、篠崎さんとはたまにお話をさせていただいているけど、まあ、夢のまた夢の出来事でしたね。
――ゲーム音楽を作る上で、本当に色々な引き出しが必要だと思いますが、常に多くの音楽を聴いて勉強されているんですか?
意識はしていますね。音楽番組に限らず、テレビやラジオで流れていて引っかかるものがあれば、何の曲なのかネットで調べたりはしてますね。
――元々歌謡曲が好きだということを前々から言われていますが、最近、歌もので引っかかった曲ってありますか?
自分が昔に聞いていた歌謡曲という形は、いまの世の中ではほとんど消滅してしまったようなものですね。いまはアニメ・ソングが近い存在だと思います。10年前だとすごく拒否反応があって、聴きもしなかったんですけど、アニソン・シンガーや声優さんのレベルや意識がすごく高くなってきたと思うんですよ。水樹奈々さんであるとか、キャラクター・ソングやオリジナルの歌でアーティストとして引っ張っていく感じが段々増えてきました。サウンドにしてもアニメの作品を反映しての音作りだったり、視聴者に対して楽しませる方法がバラエティに富んでいて、当時のごった煮感覚のある歌謡曲に似てるなと。
――声優の上坂すみれさんに「我旗の元へと集いたまえ」と「真・革命伝説」の2曲を作曲されてますよね。「ロマンシング サ・ガ2」の帝国のイメージが元にあるように思ったんですが、そういうオーダーだったんですか?
意識してないんですけどね。僕が作るとイコール「ロマサガ」みたいな印象がどうも強いようで(笑)。「我旗の元へと集いたまえ」はバトル曲のイメージで作ってくださいというオファーがまずあったので、ああいう曲になりました。「真・革命伝説」は、本当はもっと違って、最初は「サガ・フロンティア」のアルカイザーみたいな変身ヒーローもののイメージで作ってほしいって言われたんです。だけど、自分の中でしっくり来なかったんですね。それよりは、アセルスの「ベルサイユのばら」みたいなイメージの曲を歌わせたいんですけどって、プロデューサーにゴネまして(笑)。最初は難色を示していたんですけど、どこかで納得してくれたのか、ちょっとやらせてみましょうかという話になってできました。僕としては「ベルばら」みたいなことをして、次にやるのが熱血ヒーローものの曲だなと思っているので、またやらせてもらえるのであれば挑戦したいですね。
※10 様々な映画、ドラマ、アニメ、ポップスに参加しているヴァイオリニスト / 作編曲家。「FF」シリーズにも多く参加している。
「FF」との差別化も果たそうということで、ずっと愚直にやっていました
――様々な音楽ジャンルの要素を駆使して世界観を表すという部分で言うと、映画音楽もそうだと思うのですが、映画音楽を参考にすることはありますか?
ありますけど、古い映画が中心ですね。例えば「ローマの休日」などのオードリー・ヘップバーンの出演作とか。作曲家だとヘンリー・マンシーニ(※11)が好きです。自分が子供のときにすごく流行っていた古き良きものを、今風にして自分がやれればいいなとは思ってますね。
――やはり、映画音楽からも影響を受けているんですね。
「聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~」が最初に自分がメインで担当してアルバムになった作品だったんですが、オリジナル・サウンドトラックと同時に、そのオーケストラ・アレンジをした「想いは調べにのせて」というアルバムも出したんですよ。「想いは調べにのせて」は音楽を映画的なものにしたいと思って作りました。当時は自分でオーケストラ・アレンジをするスキルがなかったので、誰に頼むかという話になり、候補を3人に絞りました。日本だったら服部隆之(※12)さん、海外ならデヴィッド・フォスター(※13)かポール・モーリア(※14)。ポール・モーリアはバカンス中でとても仕事の話には乗れないという情報があり、デヴィッド・フォスターは天文学的なギャラになってしまうという話がありました。そのなかで服部隆之さんにとお願いすることになりました。大ファンだったので緊張したという思い出がありますね。あれは楽しかったな。
――映画音楽とゲーム音楽の違いはどういう点にあると思いますか?
映画は見るだけの単方向的なジャンルじゃないですか。ゲームは双方向のジャンルなんですね。その違いを含めて似て非なるものだと思います。

――RPGの主人公はプレイヤーの分身であるために、映画などと違ってセリフが少なかったり、そもそもセリフではなくて単純な選択肢があるだけだったりしますよね。「ロマンシング サ・ガ」の音楽は、その主人公の感情を音楽という言葉ではないところから表してくれているように思っていました。
「FINAL FANTASY Ⅶ」がプレイステーションでリリースされ、スーパーファミコンに比べると段違いにアニメーションが増え、キャラクターの表情が多くなりました。植松(伸夫)さんは、そこでいままでの曲よりメロディを強くするとうるさすぎるんじゃないかと思っていらっしゃったようで、「FINAL FANTASY Ⅶ」はそこをなるべくメロディを立たせないように、でも、印象の強いものにしようということで、かなり実験色の強い音楽を作っていました。でも、僕はあえてそこにはいきませんでした。やっぱり、メロディあっての曲だし、そこで「FF」との差別化も果たそうということで、ずっと愚直にやっていました。
――そういった姿勢で伊藤さんの音楽性を作り上げてきたんですね。『Re:Birth』シリーズの次回作の構想はありますか?
ネットの書き込みとかの反応を見ていて、やっぱり、バラードも聞きたいよねっていうのもいくつかありました。もし次があるなら、静かめのヒーリング的なアルバムもいいかなと思っています。
※11 複数のアカデミー作曲賞受賞経験のあるアメリカの作曲家。映画やドラマの音楽を中心に手がけ、代表作は「ティファニーで朝食を」など。
※12 作曲家の服部克久の息子であり、同じく作編曲家。映画、ドラマ、アニメ、ゲーム、ポップスなど幅広い分野で活躍している。
※13 グラミー賞を多く受賞しているアメリカの作曲家、プロデューサー。ポップスから映画音楽まで作り、セリーヌ・ディオンやマイケル・ジャクソンのプロデュースなどを行なっている。
※14 イージーリスニングの代表的なアーティストの1人。代表曲は「恋はみずいろ」など。
『サ・ガ』シリーズのバトル・アレンジ作第1弾
伊藤賢治 / Re:Birth II/ロマンシング サ・ガ バトル アレンジ
ゲーム音楽作曲家、伊藤賢治が手がける「Re:Birth」シリーズの第2弾。第1弾の『Re:Birth/聖剣伝説アレンジアルバム』に続き、第2弾は『ロマンシング サ・ガ』シリーズの楽曲を本人の手によってバトル・アレンジ。テンポを落として聞かせるフュージョン的なアレンジになったM3「術戦車バトル」、M4「玄城バトル」や、ヘヴィ・メタル的な側面が強調されたアレンジのM5「四魔貴族バトルメドレー」など、『サ・ガ』シリーズの新たな一面に触れる1枚。
PROFILE
伊藤賢治
作曲家 / gentle echo主宰
1990年に株式会社スクウェア (現 : 株式会社スクウェア・エニックス)入社。同社のゲーム作品の音楽担当としての活動を開始、代表作に『ファイナルファンタジー外伝 聖剣伝説』、『ロマンシング サ・ガ』シリーズ、『サガ フロンティア』等、数多くのゲーム作品の音楽を担当する。2001年にフリーの作曲家として独立後、現在に至るまで、ゲーム作品を始め、舞台・TVアニメ等の劇伴、シンガーへの楽曲提供及びアレンジ、各種プロデュース等、幅広い分野で活動中。
>>gentle echo(伊藤賢治 Official HP)