応援されるのは苦手というか、照れくさい
──原曲はSNSを中心に大ヒット中の楽曲ですが、どういう風にカバーを制作していったんですか?
ゆうちゃみ : HIPPYさんのオリジナルの歌詞を女子目線で届けたいという想いがあったので、HIPPYさんと相談しながら私らしい表現をいれてリメイクさせてもらいました。原曲は“君に捧げる応援歌” なんですけど、君というより、女性目線も含めて曲タイトルは“あなたに捧げる応援歌”にしました。HIPPYさんははじめ怖い人かなって思てたんですけど、めっちゃ優しい良い人でした。
──第一印象は怖かったんですね。
ゆうちゃみ : 結構いかつくて、ちょっとビビってました(笑)。でもお会いしたらめっちゃ優しくて、抱擁力系の方で助かりました。HIPPYさんにも喜んでいただけて良かったです。いままで歌を歌ってきたわけじゃないし、これでいいのかな…って思ったんですけど「そんな関係ないよ、気持ちやから」って言ってくれて超嬉しかったです。
──バイブスが高かったんですね。
ゆうちゃみ : バイブス高かったです。HIPPYさんもギャル・マインドでした(笑)。
──聴いてほしいポイントはありますか?
ゆうちゃみ : この曲は応援歌なので、どんだけ気持ちを歌に乗せれるか、すごく苦戦しました。今は週一でボイトレに通ってるんですけど、まだまだ課題だらけです。
──週1でボイトレに。
ゆうちゃみ : そうなんです。時間を見つけて行ってるんですけど、毎回めちゃくちゃ大変です。でも自分のやりたかったことなんで楽しいです。自分の歌が上手くなっていくのをみんなに届けられたら嬉しいです。
──楽曲には、どのような想いを込めたんですか?
ゆうちゃみ : この曲は自分への応援歌でもあるなって思っていて。「やめんな チャンスが君を待ってんだから」とか、めっちゃ良い歌詞やなと思うんです。あとは「笑われている気がする まわりの目 気になっていく」の後にくる「そんなの気にしないで 主役はお前さ」にめっちゃ共感しました。もうバッチリ自分に刺さるなっていう。「あなたに捧げる」だけど、自分が応援されちゃうなって思いました。
──この曲は、どんな人に届いてほしいですか?
ゆうちゃみ : 仕事で行き詰まってる人とか、恋愛で悩んでいる人とか、苦労してる人を元気づけれたらなと思いますね。
──MVには、原曲を歌っている、HIPPYさんのほか、パリ五輪柔道女子48kg級金メダリストの角田夏実選手や、K-1女子選手の松谷綺選手、そして妹のゆいちゃみさんも登場します。MVが完成してみての聞かせてください。
ゆーちゃみ:マジ泣けますね。みんな演技が上手すぎてびっくりしました。マジ泣けるMVです。初めて見た時、私ポロッと泣いちゃったんですよ。ほんまにみんなに届いてほしいなって思います。路上ライブのシーンでも、HIPPYさんがすごくいい顔されてて。こうやって頑張ってきたんだなみたいなストーリーがみんなひとりずつ見えて、すごく好きなMVですね。
──妹のゆいちゃみさんの出演シーンも良いですよね。
ゆうちゃみ : そうですね、エモい。妹も頑張ってるけどうまくいかへんことが多くて、よく泣いてたりするんですよ。今回のMVにはぴったりやなと思いました。
──普段から応援する側ですか?
ゆうちゃみ : 私はよく妹を応援しますね。同じ職業でまだ19歳やし。大人の世界で頑張ってるところを見るとお姉ちゃんとしては応援してあげたいです。
──妹さんから応援されることもありますか?
ゆうちゃみ : されることもあります。でも応援されても「ありがとう」だけです(笑)。応援されるのは苦手というか、照れくさいんです。だから私は応援したい。基本的に、私は誰かに応援されるより、応援したい人ですね。