
祝!!『Brand-new idol Society』配信開始!
透明少女だったプー・ルイがOTOTOY編集部に来て「アイドルになりたい」と呟いた。そこからこのアイドル・グループ構成員増殖計画が始まった。オーディションを開き、その中から三人の少女が選ばれ、新たにBiSとして生まれ変わった。BiSとはBrand-new idol Society=新生アイドル研究会の頭文字を取ったグループ名である。日々自分達の思い描く理想のアイドル像を追い求め、彼女達は遂に一つの答えにたどり着いたのだ。それがこの『Brand-new idol Society』。自らのグループ名を取ったこのアルバムが、今の彼女達の答えであり、BiSのアイドル伝説の幕開けなのだ。
BiS / 『Brand-new idol Society』
ソロ・アイドルだったプー・ルイからアイドル・グループBisへと変貌を遂げた彼女等が、初のレコーディング作品『Brand-new idol Society』を遂にリリース! OTOTOYで配信開始致します!!
サウンド・トータル・プロデューサーとして柴咲コウや中川翔子への楽曲提供で知られる松隈ケンタ氏が参加。現在活動休止中のcuneから生熊耕治氏、小林公一氏(ex.超飛行少年)が楽曲提供をする等、豪華な参加陣。
収録曲 : one day、太陽のじゅもん、パプリカ、レリビ、ティーンネイヂフレイバ、BiS、nerve、Four dimention、他
特典: BiSアーティスト・フォト・ブックレット

クロス・レビュー
アイドル戦国時代になんかやらかしそうなBisの最初の一歩(text by 滝沢時朗)
ついにOTOTOY発のアイドルBiSのファースト・アルバム『Brand-new idol Society』がリリースされました! 最初の企画の段階から今まで横で見てきたけど、ハラハラドッキドキでしたよ! マジで! ジーマーで!! もうだってなんのノウハウもないOTOTOYが新人のアイドル・グループの舵取りをするっていう時点で、お茶を飲むよりa・chi-a・chiアドベンチャーだしさあ! 毎日自分なりにがんばるBiSのみんな。そして、それをやさしくリードしてレポートするライターの渡辺くん。もう、心配で胸が張り裂けそうだったね。張り裂けなかったけどね。俺もがんばったからね。いや、俺の話はどうでもいい!
でもね。これって考えると貴重なことだと思うんですよ。だって、今のアイドルってプロデューサーが何を仕掛けてるのかわかりやすくばらして、アイドルの子達はプロフェッショナルにやるのが定番でしょう。楽しむポイントが仕掛けとプロ根性なわけですよ。それがBiSは本人達にある程度活動経験はあるけど、やっぱり、この世界で本格的にやるのは初めてだし、OTOTOYもこの世界で本格的にやるのははじめてだし。バックにつばさレコーズとか松隈ケンタさんがいるとはいえ、中心はほぼ100%素人。そして、そのフレッシュぶりったらないよね!!
で、肝心のアルバムの話だけども、まずBiSのみんなの初々しくもたどたどしい感じの声を残してるのがいいね。レコーディングの処理でアイドルっぽい棒歌いにすることもできたんだろうけど、そうしないことで加工されてないフレッシュさが引き出されてますよ。それで、音楽として特徴的なのは、前半にロックの一ジャンルであるエモを採用してるんだよね。せつなさとつんのめり感全開ですよ。特に4曲目「nerve」のはっきりしない男に「カッコつけてるつもり? 」「勇気がないの? 」って詰め寄る歌詞はなんか刺さりました。なんかごめんなさい。そして、後半はちょっと内向的でおしゃれな曲が出てくるのがいいですね。特に「ライ麦畑でつかまえて」みたいな感じの語りが入る「ティーンネイヂフレイバ」はいい曲。ヒラノノゾミことのんちゃんの語り方が本当によくて文化系女子に弱い人はノック・アウトですよ。
うん。色々言いたいこと言ったけど、要はこのアイドル戦国時代になんかやらかしそうなBiSの最初の一歩を今体験できるチャンスってことなんだよね。みんな『Brand-new idol Society』を聞いてね!

アイドルなのに土臭いところが好きなんだ! (text by 水嶋美和)
昨年末の某パーティで初めて4人に会った時、「若いって、光るんだ!! 」と衝撃を受けました。同時に、あまりに個々のキャラクターが強烈で、「この4人でまとまるのか…? 」とも、正直思っておりました。申し訳ない! すごいアルバムが出ましたね!!!
どの曲もそのままアニメのテーマ・ソングに起用されそうなくらい、メロ・サビ・ブリッジがはっきりとあって単純明快で分かりやすい(個人的にはOPに「BiS」、EDに「太陽のじゅもん」がいいな。もうアニメ化したらいいよ、BiS! )。かつ、スパイス程度の切なさも持っている。しゃれた音に乗る、少し不器用そうな声。少年のような快活さと、少女のような儚さ。はじけ飛ぶ若さと時折見せる艶っぽさ。アイドルがヒットするのに必要な条件がこの一枚のアルバムにしっかりと集約されている。
だけど、私がBiSを応援したい気持ちは、完成されたアイドル像の中にはない。私はBiSのアイドルなのに土臭いところが好きなんだ! D.I.Y.アイドルである彼女たちの活動報告は本サイトで定期的に更新されている。アイドルという枠を抜きにしても、それぞれ個性が強い今どきの4人の女の子が集まり、少しずつ関係が構築されている様を見ているだけでも十分に面白い。自らライヴ会場にブッキングの電話をかけまくるユケの健気な姿や、オーディションでは「早く帰りたい」オーラ全開だったノンちゃんが他の3人に心を開いていく様子など、よく報告を読んではホロリとさせられている。

裏に大きな存在(AKB48なら秋元康。モーニング娘。ならつんく。)が居ないからか、コンセプチュアルにならないところもいい。かっこつけてもかっこつかないところも実に愛らしい。偶像に徹さず、あくまでも生々しく。けれど、アイドルのコアな部分はしっかりと押さえている。一枚目にしては意外なほどに完成度が高くなってしまったこの『Brand-new idol Society』。二枚目に向けてこれからどう動くのか、これから更新される活動報告を読みながら観察しようと思う。
そして彼女は間違いなくきれいになった(Text by 飯田仁一郎)
プー・ルイがOTOTOYを訪れたのは、2010年の6月だったように記憶している。売り出し文句は『透明少女』。良くも悪くも「主張がない」ことを意味していた。そんな彼女が絞り出すように呟いた「私、アイドルになりたい...」。そんな言葉から始まったアイドル・グループ構成員増殖計画。アイドルへの転身なんて、「大人の事情だね」や「そんな甘いもんじゃないよ」とか色々言われながらも頑張った。多くの大人の助けも借りながら、アイドル・グループを結成した。新しい仲間は、ナカヤマユキコ、ヨコヤマリナ、ヒラノノゾミ。バラバラな個性を持つただアイドルになりたい4人組、その名もBiS。そんな彼女達から届いた1st albumは、『Brand-new idol Society』! 。まとまりがなくて、無秩序で、ど派手! なのにとてもキラキラしていて、初々しい。1st albumが絶対的に必要な条件を全て満たしていた。プー・ルイとしては2度目なのに、こんなに1st albumらしい1st albumを出せるなんて、何を言われたって頑張ったかいがあるってもんだ。10ヶ月前から一番変わったのは、プー・ルイが『透明少女』ではなく、『意志を持つ少女』になったこと。そして彼女は、間違いなくきれいになった! 最後に、僕も参加させてもらったサウンド・ミーティングで難航した彼女達のサウンドの方向性を、想像以上の音楽作品に仕上げた松隈ケンタは、Perfumeを世に広めた中田ヤスタカと同等のプロデュース能力を持っていると確信している。多くの人を巻き込んで、まずは目指せ! リキッドルーム!

BiSプロフィール
2010 年アルバム『みんなのプー・ルイ』でデビューした、新世代アイコン「プー・ルイ」がアイドルを研究する、アイドルになりたい4人組のアイドル・グループBiS-新生アイドル研究会-なって再始動! サウンド は今回も中川翔子なども手掛ける売れっ子プロデューサー松隈ケンタ氏が担当し、よりパワフルでチャーミングなアイドル・ポップが堪能できる! 遂にデビューアルバム『Brand-new idol Society』発売!
プー・ルイの最後の作品がリリース!
プー・ルイのラスト・シングルは、なんとSpank Happyのカバー「エレガントの怪物」。
■まだ誰もやってこなかった、Spank Happyをカバー!!
90年代を代表するサブ・カルチャー・ユニット、菊地成孔と岩澤瞳からなるSpank Happyの「エレガントの怪物」をカバー。今回のカバーに至ったいきさつとしては、プー・ルイ本人がライブ・パフォーマンスの参考にと、担当ディレクターから教えられ、Spank Happyのライブ映像を見るうちに岩澤瞳に自分を投影しはじめたことがきっかけとなった。Spank Happyカバーのニュース・リリースでは、Twitter等で300件以上のリツイート、コメントが書き込まれた。
■楽曲は2バージョンを用意!!
エレクトロを意識したPink ver.とミドル・スクールhip hopを意識したwhite ver.の2パターンのカバーver.が用意されている。どちらも原曲とはかなり違ったアレンジが施されている。Pink ver.ではシンセを前面に押し出し、心地よく突き刺さるビートが気持ちよい楽曲となっている。white ver.ではホーン隊とピアノが前面にフィーチャーされ、スモーキーで叙情的な楽曲となっている。
ソロだったプー・ルイを聴いてみよう!
第4回レコチョク新人杯にデビュー曲「限られた時間の中で☆」がノミネートされ、デビュー。 中川翔子「フライングヒューマノイド」柴咲コウ「ラバソー〜lover soul」やAimmy「end of the world」の作曲で注目されている松隈ケンタ氏(Buzz72+、The tod-mats)をサウンド・プロデューサーに迎え、強力タッグでJ-POPにロック・サウンドをミックスした新しい音楽の形を表現した。2010年6月23日にリリースされたデビュー・ミニ・アルバム「みんなのプー・ルイ」はタワーレコード・オンライン・セールス1位を記録MySpaceランキング2位、アメリカからのドキュメンタリー取材やフランスTV局でPVがOAされるなど、デビュー時から話題を欠くことはない。
BACK NUMBER
vol.1 アイドル・グループになりたかったプー・ルイ
アイドル・グループ・プー・ルイを結成する前代未聞のプロジェクトがついにスタート!
vol.2 アイドル・グループになりたかったプー・ルイ
プー・ルイとオトトイのアイドル・グループ構成員増殖計画 vol.2 - オーディション -
vol.3 アイドル・グループになりたかったプー・ルイ
プー・ルイとオトトイのアイドル・グループ構成員増殖計画 vol.3 - ナカヤマユキコ編 -
vol.4 アイドル・グループになりたかったプー・ルイ
プー・ルイとオトトイのアイドル・グループ構成員増殖計画 vol.4 - ヨコヤマリナ編 -
vol.5 アイドル・グループになりたかったプー・ルイ
プー・ルイとオトトイのアイドル・グループ構成員増殖計画 vol.5 - メンバー全員決定 -
vol.6 アイドル・グループになりたかったプー・ルイ
プー・ルイとオトトイのアイドル・グループ構成員増殖計画 vol.6 - 初お披露目。そして、グループ名は? -
vol.7 アイドル・グループになりたかったプー・ルイ
プー・ルイとオトトイのアイドル・グループ構成員増殖計画 vol.7 -『エレガントの怪物』-
vol.8 アイドル・グループになりたかったプー・ルイ
プー・ルイとオトトイのアイドル・グループ構成員増殖計画 vol.8 -初レコーディング作品フリー・ダウンロード開始!
vol.9 アイドル・グループになりたかったプー・ルイ
プー・ルイとオトトイのアイドル・グループ構成員増殖計画 vol.9 -BiS初のフル・アルバムが、2011年3月23日発売決定!-
vol.10 アイドル・グループになりたかったプー・ルイ
プー・ルイとオトトイのアイドル・グループ構成員増殖計画 vol.10 -1st フル・アルバム『Brand-new idol Society』先行配信開始!-