world's end girl friends主宰Virgin Babylon Records、5周年記念コンピを限定サンプラーとともにリリース! &全曲フル試聴

world's end girl friends(以下 WEG)主催のVirgin Babylon Records。これまであらゆるミュージシャンによって、独創的世界観をレーベルとして提示してきた。そして、このたび設立5周年を記念してコンピレーション『ONE MINUTE OLDER』をリリース。アルバム購入者には、限定特典『Virgin Babylon Special Sampler』(全14曲)をプレゼント! しかも2週間のフル試聴も実施中なので、まずはユーモア溢れる作品群に触れていただきたい。

Virgin Babylon Recordsからはもちろん、DE DE MOUSE、Serph、あらかじめ決められた恋人たちへ等のWEGと交流の深いアーティスト、さらには公募含め、総勢50組のアーティストが参加。そして特筆すべきは、今作に収録されている楽曲が「45秒以上90秒以内」という条件のもと制作されていることである。この縛りを設けた真意はいかに! またWEG、Virgin Babylon Recordsが表現するものとは? WEGへのインタヴューでその核心に迫る。

『ONE MINUTE OLDER』アルバム・フル試聴実施中!! (2015年7月28日(火)24:00まで)

レーベル Virgin Babylon Records  発売日 2015/07/14

※ 曲名をクリックすると試聴できます。

アルバムのご購入はこちらから

アルバム購入者特典として、限定特典『Virgin Babylon Records Sampler 2015』(全14曲)が付属します!!

V.A. / ONE MINUTE OLDER

【Track List】
01. Unus -- Go-qualia
02. ceil -- Mulllr
03. FOOL'S MATE -- world's end girlfriend
04. 60秒で○チャ○チャしたい -- でんの子P
05. made-mada -- FilFla
06. YahiroHole -- COM.A
07. 惑星再編のための電子草案 [e-draft for regrouping planets] -- canooooopy
08. scumtopia -- Joseph Nothing
09. break time let's faces before -- suppa micro pamchopp
10. virgin steps -- DE DE MOUSE
その他全50曲

【配信形式】
WAV / ALAC / FLAC / AAC / mp3

【配信価格】
単曲 162円(税込) / まとめ購入 1,620円(税込)



まとめ購入いただくと、限定特典『Virgin Babylon Records Sampler 2015』が付きます

『Virgin Babylon Records Sampler 2015』ジャケット


【Track List】
01. world's end girlfriend / Bohemian Purgatory Part.2 (N.S.K.G ver)
02. Joseph Nothing / Wizard of Star Woz
03. BOOL / ロペリリ
04. Vampillia / hiuta
05. canooooopy / 夢見騒がしの望郷者 [too long way home]
06. matryoshka / Hallucinatory Halo
07. Go-qualia / Xeno
08. N-qia / shootingstar
09. about tess / prism
10. bronbaba / ラジオ
11. Ryoma Maeda / Roll Over Beethoveeeen
12. KASHIWA Daisuke / Jazz pour une infante défunte
13. world's end girlfriend / Girls (short edit)
14. Vampillia / 宿酔 instrumental (short edit)

INTERVIEW : world's end girlfriend

world's end girlfriendは、時代を冷静に見つめ、いち早く面白いことを仕掛ける術をもっている。思えば、ハイレゾもフリー・ダウンロードもフル試聴も、WEGはとても早かったな。そして今度は、約1分の曲を、50組のアーティストが制作するという、壮大なWEG流のコンピレーション・アルバム『ONE MINUTE OLDER』を創ったのだ。この作品を売りたいと思った。コンピは売れないって昨今言われているけど、それはそのコンピの企画力が足らないからじゃないか? と、常日頃思っていたから。

インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 中村純

名前見なくてもこの人だなってわかる人たち

——今回の『One Minute Older』は最初からコンセプトが何かあったのですか?

最初はレーベル5周年だから何かやろうと思いレーベル所属のアーティストを集めてコンピを作ろうかなと。だけど、普通にコンピを作ってもあまり面白くないので、何かしらコンセプトの中でやってもらった方が面白いなと思い、1分曲でやろうと。でも、レーベル・アーティストだけだと短い作品になっちゃうんで友人知人や周辺に良い音楽つくってる人がいっぱいいるから、あえて国内アーティストに絞って声をかけてみた。そしたら、皆やるっていってくれて。それで5周年だから50組にしようと思って声をかけはじめて46組集まったところで、あとの4組は一般公募をして50組にしようかなと。

——あの公募はどのくらい集まったのですか?

予想よりたくさん集まって(笑)。300ちかく。最初はもしかしたら全然良いのが集まらないないかもなとも思ってたけど、そんなことはなくて最終選考の時点で26組残って。アルバム収録の4組に選ばれなかった曲もこのまま埋もれるのはもったいないのでレーベルのBandcampでフリー配信させてもらいました。

——それだけ集まったのはなぜだと思いますか?

1分の曲だから気楽に作れるってのもあるけど、やはり多くは自分の作品を外に向けたいってのがあるとおもいます。

——楽曲を45秒から90秒以内に限定した理由とは?

音楽の聴き方の変化というかレコードからCD、データからYouTube、ストリーミングになって膨大な音楽を聴けるようになり、より断片で音楽を聴くようになった、どんどん曲を聴いて断片で判断していく。その中であえて試聴と同じくらいの時間で完結する音楽でアルバム作ったら面白いなと思って。また、普段みんなもっと長い尺でやっているから単純に1分という足かせを付けたらどうなるのかなというのもあるし、それぞれのやり方でどうにかしていくことで面白いカタチになればとも思ったしね。

——正直、world's end girlfriendのアルバムですって聴かされたら、わかんなかったかもしれないです(笑)。

1分くらいのパーツが全部で50にもなると、曲順や曲間、流れをしっかり創ると色々な曲調があっても編集の仕方次第で1つの作品として強度は高めれるなと。

——でも、このコンピを聴いてて、この曲は絶対world's end girlfriendだと思ってクレジット見たらやっぱりworld's end girlfriendの曲でした(笑)。

名前見なくても音聴いてこの人だなってわかる人たちも多いとおもう。先に誰がどの曲かは記載せずにダイジェストは公開したんだけど、誰かわかるって声は多くて。それはとても良いなと思った。


Album Preview Part.1, V.A / ONE MINUTE OLDER

——みんなが挙げてきた曲はどんな風に思いましたか?

自分の音をちゃんとその時間内に凝縮させたものは良いなとおもいました。また、時間が制限されることで普段隠れてた側面がみえてる作品もいいですね。

——この作品を通して表現してみたかったことはありましたか?

最終的には一つの大きな音楽の流れが出来れば良いなと思ってて。映画で言うと1カットずつを別監督が担当するような感じで、それを編集によって一つの物語に作り上げる。それによって狙いでは作れない新たな音楽流れやコンピとしても新たな形ができたとおもいます。あと、今作は国内インディペンデント・シーンにしぼってメンバーを揃えたけど、国内だけでもこんなに面白いアーティストがいて、最高だなとおもいました。

かつて小説とかに流れていた才能が漫画に集まっている

——国内アーティストのどういうところが面白いと思っていますか? 言葉にするのは難しいところですが…。もちろんアメリカにもヨーロッパなどにも面白いアーティストはいっぱいいますが、なんというか、正統派なものも前衛なものもちゃんと歴史を汲んでるというか、それが強みや良さでもあるんですが。日本の音楽の面白さは、元の根がないというか、そのせいでより様々なものが混在してたり、気楽に混ぜちゃうおもしろさというか。そのせいでの軽さっていうのもあるんだけど、逆にそれが面白いと思う。

——軽さとは?

歴史が無い強みというか、歴史を無視できる強みというか。音楽に限らずインターネットによって国や歴史による差異はどんどん小さくなっていくから、そういう軽さ。日本の音楽がコピーを繰り返すうちにいつのまにか他にない歪な物や独自なものになってしまうってのはとても現代的なことだとおもいます。

——WEGさんは、今回のような活動など、聴いたことのないような「アガるモノ」を追い求めているのでしょうか?

自分がいってる「アガる」ってのはアッパーになるってことじゃなくて、感覚とか感情とか自分が今まで触れたことのない知らないところまで到達しているモノに出会うこと。映画でも音楽でも小説でも人でも何でも良いけど、そういう感覚に出会うために毎日いろんなことやっている。

——最近アガったジャンルやアーティストはいますか?

音楽はこれまでたくさん聴き過ぎてるのでなかなか強烈なのに出会えませんが、最近は音楽より映画の方がアガる率が高いかも、あと漫画(笑)!

——意外です(笑)! アニメとかではなく、漫画でしょうか?

アニメはあまり観れてなくて。かつては小説とかに流れていた才能が今は漫画に集まっているのかなと思う程、漫画はやっぱり面白いの多いですね。

——具体的な作品は?

最近面白かったのは『ムシヌユン』。まだ2巻までしか出版されてないけど。あとは、『千年万年りんごの子』。それから新井英樹の『空也上人がいた』かな。

——また新しい一面です(笑)。クラブ・ミュージックに関して、昨年、一昨年頃からのジュークなどの流れ、アルカなどの新しいスターが出てきたりとシーンとして面白い動きがあるように思いますが、その辺りに関してはどのように思いますか?

ジュークは面白いと思う。ダンス・ミュージックとしてちゃんと新しい音楽のカタチで成り立っているというか。リズムの組み方も違う。そしてちゃんと1つのスタイルになっている。今後、より様々なバリエーションが増えてく可能性も秘めてるし。

——他に何かエレクトロやクラブ・ミュージックで注目していることはありますか?

あとは今回コンピに参加してるKazuki Koga君とhanaliさんがやってるゴルジェかな。タムの気持ち良さって普遍的なものあると思う。

——レーベルの活動に話が移りますが、リスナーがCDやダウンロードで「買う」という意味について、どのようにお考えでしょうか?

正直、買わなくても音楽を十分に楽しめる時代は良いとおもっちゃいますね。最近、Apple Musicはじめたけどこれが最高すぎて…。これまでも音楽たくさん聴く生活だったけどより長く音楽を聴くようになったし、より楽しんでる。

——レーベル、ミュージシャンとして聴かれただけで終わるのは困る訳じゃないですか?

買ってくれた方がもちろん嬉しいし、レーベルとしても良いけれど、音楽を作る時に願うことは第一に「良い音楽を創ること」、その次に「多くの人に聴いてもらうこと」。でその次が「買ってもらうこと」。なので「買う」「買わない」については聴いてもらった上で判断は任せるしかないですね。

前にフザケて称してたのは「闇の放課後クラブ」(笑)

—— 今回の作品に参加したアーティストとはどのように繋がっていったのでしょうか?

元々友達だったり、SoundCloudやTwitterとかで誰かがお薦めしているのを聴いて知ったりとか。レーベルにデモ送ってきて知った人もいるけど、ほぼネットで知る感じかな。

——クラブ・シーンの人たちは独自の進化をしているなとすごく思います。特に「聴かす」という事に関してはどう考えているのでしょうか? 例えばフリー・ダウンロードもあれば全曲フル試聴とかもあると思いますが、その中でWEGさんとしてはどんどん聴かせていくという考えなのでしょうか?

昔はアルバム・フル試聴やフリー・ダウンロードってインパクトがあったけど、いまは全然普通なことだし、ストリーミング・サービスではアルバム・フル試聴は当たり前なので、逆に発売前は特にアルバム・フル試聴はやらなくてもよいかなと今はおもいます。買った時の楽しみとっとくというか、アルバムの一部をセレクトして聴かせた方がすんなり聴けて、買う買わないの判断はつくだろうし。

——もうすでにVirgin Babylon Recordsではそのような取り組みはしているのでしょうか?

レーベルBandCampとかでは、聴かせる曲もアルバムの半分くらいという感じです。けど今作のコンピはアニバーサリーものだし若手の参加も多いのでアルバム・フル試聴はやりますが。

——今回のプロモーションの曲と曲が繋がっている映像もすごいと思いました。この映像WEGさんが創ったのですか?

そうそう。YouTubeから抜いてくると画質がバラバラになってしまうからパソコンの画面をビデオ・カメラで録ってそれを繋げていく。そうしたら全部質感が落ちて常に揺れてるから、後から入れた名前だけがはっきり出るように。


『ONE MINUTE OLDER』参加アーティスト紹介

——まさかそのようにアナログな仕事で創っているとは(笑)。『One Minute Older』は外部の人の手を借りたのはジャケットだけなのでしょうか?

そうだね。その他にデザインとかはスタッフに手伝ってもらったりしたけどね。マスタリングは各自やってきたもので、他曲とのバランスで音量的に修正が必要なのとかは俺が微調整したり。基本Virgin Babylon Recordsは最小人数でやってるよ。

——Virgin Babylon Recordsの動きとしてもやはりWEGさんの耳に適う人が集まる共同体ということなのでしょうか?

前にフザケて称してたのは「闇の放課後クラブ」(笑)。まあ、皆が自由に遊べるといいなというか、最初に自由にできる場を作って後は勝手に自然発生的に音楽が産まれて、おもしろいことが増えると良いなって感じ。ちゃんと売れるとお金もいくし、権利も自分で持てるっていう。

——5年前にインタヴューさせてもらった時はミュージシャンのためのレーベルであれば良いとおっしゃっていて、そういうことは大分実現されているし変わっていないということでしょうか?

うん。だから、やりやすいと思うよ。

——この5年間はどういった感覚だったのでしょうか?

いやあ、面白かった、レーベルやってて良かったなあっていう。

——Virgin Babylon Recordsで表現したいということはありますか?

レーベル・コンセプトでも使っているんだけど「抵抗」と「祝福」かな。「抵抗」と「祝福」が一体となっているモノが自分にとっては音楽。


world's end girlfriend - Birthday Resistance Parade

——それはworld's end girlfriendの音楽に当てはまるということですよね?

そうです。

——world's end girlfriendも新しいステージに入ろうとしているのでしょうか?

また何かしら変わったものにはなると思うよ。

インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 中村純

その他のVirgin Babylon Records作品はこちら

world's end girlfriendの作品はこちら

PROFILE

world's end girlfriend

1975年11月1日 かつて多くの隠れキリシタン達が潜伏した長崎県の「五島列島」に生まれ10歳の時に聴いたベートーヴェンに衝撃を受け音楽 / 作曲をはじめる。2000年デビュー。アジア、EU、USツアーなどを行い『ATP』『Sonar』など各国フェスにも出演。映画「空気人形」の音楽を担当し2009年カンヌ映画祭や世界中で公開された。2010年『Virgin Babylon Records』を設立し「SEVEN IDIOTS」をワールドワイド・リリース。圧倒的世界観を提示しつづけている。

>>Virgin Babylon Records Official HP

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インタヴュー

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筆者について
J J (JJ)

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyのチーフ・プロデューサー。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。ototoyでは、リミエキのJJとして喋っている時は、JJ(Limited Express (has gone?))と記載しています。

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