ストリートが本拠地。横田寛之ETHNIC MINORITY!

ジャズ、ロック、果てはクラブ・ミュージック・リスナーまでをも唸らせる脅威のインストゥルメタル・バンド「横田寛之ETHNIC MINORITY」が、ewe recordsからデビューする。OTOTOYでは、彼らのデビューに先駆けて、東京ザヴィヌルバッハ with ヨスヴァニーテリーのオープニング・アクトを務めた日のライヴ音源を独占配信。更に、収録曲の中から「Times Square」をフリー・ダウンロードでお届け。咆哮するスピリチュアルなサックス、ファンク・ビートから4ビートまで強靭且つ正確なグルーヴを生み出すベース、超絶テクニックをもって繊細に乱れ打ちツーバスでたたみ掛けるドラムのトリオによるハイテンション・インストゥルメンタル・ミュージックを堪能あれ。

>>>「Times Square」のフリー・ダウンロードはこちらから(期間 : 1/24 24:00まで)

横田寛之ETHNIC MINORITY / Introducing ETHNIC MINORITY live at Yoyogi

【Track List】
01. Minority D-
02. Times Square
03. Upper Summer Love
04. Smells Like Teen Spirit
05. Always There

【配信形態/価格】
1) DSD+mp3 >>>DSDの聴き方がこちらから
2) HQD(24bit/48kHz WAV)

各500円(まとめ購入のみ)

Mixed & Mastering by 高橋健太郎 at Memory Lab
Recorded & Mastering by KORG MR-2000S DSD recorder

ストリートで培われた技術力

横田寛之ETHNIC MINORITYを初めて聴いた時、サックス、ウッド・ベース、ドラムと言うとてもジャズなスリー・ピースなのに、ストリートで鍛え上げた肉体的な(ROCK的な)エネルギーを持ち、且つ実験的なサウンドが、藤原大輔率いるphatを彷彿とさせた。SAXの横田寛之は、LINE6やBOSS製のLOOP STATIONを用いて音響効果を生み出す。ベースのサトウヒロも、さまざまなギター・エフェクターを使用し、ドラム島野和樹はカホン+ツイン・ペダルで、4つ打ち~ラテン~ファンク・ビートまでをも聴かせる。このリズム隊は、とにかくエンジンをかける時の瞬発力、そして最高潮時の持続力が強度だ。PHATの名曲「異常繁殖因子」を聞いた時の驚きを、その強度が如実に現れているキラー・ソング「Minority D」から感じた。

本作『Introducing ETHNIC MINORITY live at Yoyogi』は、2011年12月10日に彼らが東京ザヴィヌルバッハ with ヨスヴァニーテリーのオープニング・アクトを務めた時のもの。1曲目の「Minority D-」で疾走し、オーネット・コールマンのマーキュリー時代の名曲「Times Square」を驚きのLOOP STATIONでカヴァーし、一気にETHNIC MINORITYの世界へ誘う。と思いきや、次曲「Upper Summer Love」では、シンセサイザーのmicro KORGを使用し会場を沸かす。そしてまさかのニルバーナのカヴァー「Smells Like Teen Spirit」(笑)。ラストは、ハチャメチャなRonnie Lawsのカヴァー「Always There」。たった20分で駆け抜けた圧巻のライヴ。この日のお客さんは、決して多くはなかったけれど、それでも100%のお客さんが、彼らの演奏に惹き込まれてしまったのは間違いない。「Smells Like Teen Spirit」は、渋谷の路上ではワン・フレーズを演奏するだけで、100人を集めてしまうそうだ。ディープ・パープルの名曲「Black Night」等もカヴァーしてしまうそのポップ・センスや、「Always There」のやってしまえ感は、往年の音楽ファンをも唸らすだろうし、そのやってのける技術力は、まさにストリートならではである。

2011年、Open Reel Ensembleの和田永の登場は、とてもセンセーショナルだった。レイハラカミがなくなり、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENがメジャーに再進出する中で、お洒落でアカデミックなシーンの新しいスターの登場であった。さて、PHATの名盤『タユタフ』から約10年。PE'Zや勝手にしやがれ、そしてPHAT等が台頭してきた時期に比べると元気がなく感じてしまう昨今のJAZZシーンにも、2012年初頭、横田寛之ETHNIC MINORITYというスターが登場する。このライヴ版を制作したのは、PHATをストリートから引っ張り上げた高橋健太郎。そして2012年1月25日新作『Startin'』は、名門JAZZレーベルEAST WORKSからのリリースだ。(text by 飯田仁一郎)

1月25日には、ewe recordsから『Startin'』をリリース! ototoyでも配信!

2012年1月25日に、ewe recordsからスタジオ版をリリースする横田寛之ETHNIC MINORITY。オリジナル楽曲は、サックスのリフが印象的なBPMが速めで疾走感のある「Minority D-」、4つ打ちと速い4ビートを繰り返しながら徐々に熱を帯びてゆくダンス系キラーチューン「Dr. Wild」、シンセサイザーmicro KORGを使用し80年代往年のフュージョン・サウンドを現代風に見事にアレンジしたナンバー「Upper Summer Love」などが聴きどころ。また、強靭なファンク・ネスでグルーヴを生むリズム隊に乗って、サックスがループを用いながら歌心溢れるファンキー・フレーズを連発しているオーネット・コールマンのマーキュリー時代の名曲「Times Square」のカバーは必聴です。

〈Track List〉
1. Minority D-(横田寛之 ETHNIC MINORITY) / 2. Times Square(Ornette Coleman) / 3. Dr. Wild(横田寛之) / 4. Upper Summer Love(横田寛之) / 5. Black Night(Deep Purple) / 6. Minority C-(横田寛之 ETHNIC MINORITY) / 7. Always There(W. Jeffrey/R. Laws) / 8. BITMAP

PROFILE

横田寛之ETHNIC MINORITY
横田寛之(saxophone、sound effect)
サトウヒロ(bass)
島野和樹(cajon、drums.)

2009年10月、リーダー横田寛之の呼びかけで始まった横田寛之ETHNIC MINORITY。メンバーは横田寛之(saxophone)、サトウヒロ(bass)、島野和樹(cajon)のスリーピース。ETHNIC MINORITYは英語で「少数民族」の意味。世界中を旅しながら生活し、ロマンティックで美しい芸術を生む移動民族と、ストリート・ライヴ、ジャズ、ロックのイメージを重ね合わせて名付けられた。主な活動場所を渋谷路上とし、元々は広告、生活費目的で始まった。長時間の路上ライヴに耐えられるよう、当初はサックス、アコースティックベース、カホンという小音量でミニマルな編成・音楽を志向していたが、島野和樹がカホンを改造、バスドラムに代えてオリジナル・ドラムを開発して以来、ロック、ファンク、グランジなどを取り入れたアバンギャルドなジャズを演奏するようになった。サトウヒロと横田寛之は早稲田大学ハイソサエティオーケストラの同期。2004年の卒業後、しばらく一緒に演奏する機会はなかったが、サトウヒロのポップス・バンド「Summer Soft」のサポートとして横田寛之、島野和樹が出会い、ETHNIC MINORITYの構想が生まれる。
毎晩のように行うストリート・ライヴが数多くのクリエイタ—、イベント・オーガナイザの注目を集め、さまざまなクラブ・イベントにて演奏を始める。渋谷・吉祥寺などのストリートでは100~200人の聴衆を熱狂させるようになり、2011年3月、本格的にバンドとして始動。2011年12月、東京ザヴィヌルバッハ with ヨスヴァニーテリー ライブのオープニング・アクトを務めた。2012年1月25日、East Works Entertainmentより1stアルバム『Startin'』リリース予定。また月に一回、インターネットTV"SPOTMOTION.JP"にて、横田寛之によるテレビ番組「ゴーシュダビンチTV」に出演している。

横田寛之ETHNIC MINORITY official website

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レヴュー

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筆者について
J J (JJ)

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyのチーフ・プロデューサー。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。ototoyでは、リミエキのJJとして喋っている時は、JJ(Limited Express (has gone?))と記載しています。

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